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仕事のサボり癖は病気が原因なのでしょうか?
最近、仕事でのサボり癖が目立ち、自分の怠けではなく、もしかしたら病気が原因なのではないかと不安です。
やるべきことがあるのに体が動かなかったり、集中力が続かずすぐに休憩してしまったりすることが多く、成果にも影響が出ています。以前はこんなことはなかったため、うつ病やADHDなど何かの病気が関係しているのではないかと、インターネットで調べてさらに焦ってしまいました。
もし病気がかかわっている場合でも、仕事を続けることは可能なのでしょうか。
キャリアコンサルタントの視点から、仕事のサボり癖と病気の関連性の考え方や、不安を抱える状態でまず取るべき行動について具体的なアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
仕事のサボり癖が必ずしも病気が原因とは限らない
「仕事に集中できない」「体が動かない」というのは、サボり癖とは異なると考えます。
サボるというのは意図的な手抜きであって、英語の「Violation(バイオレーション)」に近いニュアンスです。
病気を疑う前に仕事の構造を見直すことが重要
病気を疑う前に、その仕事のやり方がよくわからない、やる意味がわからない、やりたい仕事ではない、などの可能性はないでしょうか?
職場によっては裁量権の無い仕事を丸投げされたり、やり方を教えてくれずにただ「やれ」と言われたりする場合もあるでしょう。
「やらされ仕事」になっていないかどうかをまず考えてみてください。
やり方もわかっていて、やるべきだと理解し、さらに能力的にもできる状態であって、それでも動けない場合に初めて病気の可能性を考えるのが一般的です。
何でもかんでも安易に病気のせいにしてしまうと、問題の本質を見誤ってしまいます。
病院で診察を受けて何らかの病気が発覚した場合は、会社に報告して業務内容の見直しや、休職して治療するなどの選択肢も検討していきます。
また、社員の健康管理の一環としてメンタルヘルス対策も企業の法的義務に含まれます。企業が対応策を持っていることも多いため、一人で悩まずに会社の担当部署に相談してみることも検討してください。
仕事のサボり癖を安易に病気と結びつけるべきではない
確かに病気や生まれつきの形質が影響している可能性もあるでしょう。しかし、私個人としては、仕事のサボりグセと病気は必ずしも相関関係にあるとは言えないと考えます。
仮に現在、本当に病気や特性が仕事の不出来に影響している人がいたとしても、環境が変わることでまったく問題なく仕事に打ち込めるようになることがあるからです。
このような場合に非常に重要なのは「自分が病気である」ということを認識してしまう悪影響が、どれほどあるかです。
人は誰でも弱いもので、「今回は大目に見てもらえる」と感じると、その状況に甘えてしまいがちです。
たとえば、「病気なのだから、少しくらいサボっても仕方がない」と考えてしまうことも否定できません。
原因の切り分けと今後の働き方を考えることが重要
仮にあなたが、何らかの治せない疾患や特性を持っていたと判明したとして、それが原因で今の仕事をサボりがちだったとして、あなたが将来ありたい姿はどのようなものでしょうか。
周囲からサボりを大目に見られ、重要な仕事を任されなくなったり、最終的には職を失ってしまうような姿が、望ましい未来だとは思えません。
まず取るべき行動は、自分に本当に何らかの疾患や不調があるのかを確認することです。
もし病名が判明した場合、その原因を特定するよう努めるとともに、「今の職場・今の働き方では十分に力を発揮できない」ということを正直に伝え、今後の働き方や転職の可能性について、職場の担当者に相談しましょう。
一方、病気ではなかった場合は、仕事にやりがいを感じられずサボってしまっている可能性があります。
ただし、その場合でも取るべき行動は大きく変わりません。今後の働き方や転職の可能性について、やはり職場の担当者に相談することが大切です。
サボってしまう原因が何であれ、自分がどのような形で社会と関わっていれば幸せなのかという根本的な問いについて、あらためて深く考えてみることをおすすめします。
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