Q
大学4年生
男性
就活で、大学で学んだことをどう伝えるべきですか?
現在、選考が進んでおり「大学で何を学んだか」という質問への答え方に悩んでいる大学4年生です。
正直に言うと、専門分野の知識そのものが志望する業界や職種に直接的に役立つとは言い難いです。そのためただ授業内容や成績について話すだけでは、面接官に響かないのではないかと不安を感じています。
実際のところ企業はこの質問で、学生の何を知りたいのでしょうか? 学問的な内容ではなくゼミでの研究の進め方や、サークル活動を通じて得た人間関係の構築など「学業以外」の学びについても言及して良いものですか?
プロの方から見て就活において「大学で学んだこと」を効果的にアピールするための具体的な構成や視点について、アドバイスやご意見をいただけますでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
専門知識を仕事で活かせる能力に抽象化しよう
専門的な話をそのまま伝えると、どうしてもマニアックになりすぎて伝わらないことがあります。
そんな時は、経験を少し「抽象化」してみてください。 たとえば、ゼミでの活動や論文執筆の経験は、「リサーチ力」「文章構成力」「スケジュール管理能力」といった言葉に言い換えられます。
「他大学や外部組織に教えを乞うた」という経験なら、「行動力」や「巻き込む力」と言えますよね。 専門知識そのものは補足程度にとどめ、こうした「仕事で使える能力」をメインに伝えると、面接官にも響きやすくなります。
学業以外の学びも積極的にPRしよう
学業以外の学びについても、ぜひ積極的にアピールしてください。
そして学業の話をする際も、単なる知識の披露で終わらせず、「この経験で培った力が、御社の仕事にどう役立つか」という視点でまとめることが大切です。
企業が知りたいのは、大学で学んだ知識そのものよりも、その知識を得る過程であなたが獲得した「汎用的なスキル」です。 「過程」と「仕事」をリンクさせることで、あなたの価値はぐっと伝わりやすくなります。
知識よりも学びの姿勢をアピールしよう!
専門分野が志望する会社に直結しない場合は、学ぶ姿勢や努力の仕方が会社でどんな風に再現性があるかという点を伝えてください。
たとえば大学での学びを自分の確かな事実にしていくために、スケジュールを立てて学習プランを作ったことや、興味関心から知識を広げていくことができたことなど、どこでも使える一般論としての頑張ったことをアピールすると良いでしょう。
企業が知りたいのは単に知識を頭に入れたかだけでなく、学び方(スタディスキル)を覚えているかどうかです。
データをどこから取るか、PCの使い方、分析手法など仕事のタスク処理の仕方にも通じるスキルです。
学ぶことに価値を見出しているならそれも伝えよう
あるいはテクニカルな部分だけでなく、その人が学ぶことに対して価値を見出しているかどうかも重要です。
右から左に言われたから学ぶのではなくちゃんと自分の学ぶことに価値を見出し、そこから意味を見い出しているのかという点をアピールできると良いでしょう。
面接で大学で学んだことを質問された際の面接官に刺さる回答方法については以下の記事で解説しています。「大学で何を学んだかわからない」と悩みを抱えている人はぜひ参考にしてください。
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