Q
その他
男性
コンサル転職で希望年収をいくらにすべきですか?
現在、コンサルティング業界への転職を考えており、選考を進めているところです。しかし、希望年収を提示する際、どの程度の金額にすべきかわからず悩んでいます。
コンサル業界は他業種に比べ給与水準が高いと聞きますが、現職の年収からどれくらいアップを目安にすればよいのかイメージできません。低めに提示すると損をしてしまいそうですし、高すぎると選考で不利になるのではないかと不安です。
私は異業種での実績が中心で、コンサル未経験の状態での転職です。この場合、現職の年収にどのくらい上乗せするのが妥当なのか、相場感を知りたいです。
コンサル未経験者が希望年収を提示する際の考え方や、年収交渉を成功させるためのポイントについて、キャリアコンサルタントの方から具体的なアドバイスをいただけますでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
前職基準で考えないで! 会社にもたらす利益以上はもらえない
私の個人的な感覚ですが、「前の業界で稼いでいた年収額を基準にして、転職後の別業界での給与を提示する」ということ自体がナンセンスです。
「現職の年収にいくら上乗せするか」という考え方はまさにそれで、おすすめできません。 業界や働き方、企業文化が異なれば、それぞれの会社が従業員へ支払える給与額はまったく異なるからです。
根本的なことですが、自分を含めた社員全員が会社にもたらした利益額以上に、給与(人件費)をもらえる民間会社は存在しないという点は、社会人として重く認識してください。
あり体にいってしまえば、基本的にあなたが転職後の企業で1年間働いたとして、会社にもたらすことのできる全利益額が、あなたにかけられる人件費の上限です。
未経験者や学生の場合は、今後の成長ポテンシャルを考えて、短期間ならば利益額以上の給与をお情けで支払ってくれる企業もあります。
粗利益の目標から給与額を提示する
あなたが転職するコンサル会社では、職員1人で1年あたりどれほど稼げるのか、そしてその会社の労働分配率(人件費÷付加価値(売上総利益・粗利益)×100)はどれくらいなのかを調べてみましょう。
そして、あなたは転職後に1年間でどれくらいの稼ぎ(粗利益)を会社にもたらせるのか目標を立て、そこにその会社の労働分配率をかけて、希望給与額を堂々と提示してみてください。
これが最も説得力を持った希望給与額の提示方法だと私は考えています。
10~15%程度上乗せするのが目安
いくらにするかはケースバイケースですが、相場と照らし合わせつつ、根拠を明確に伝えることが大切です。
多くの場合、転職先では年収を上げたいと考えられています。少なくとも、給与を減らしたいと思う人はいないはずです。そのため、10~15%ほど上乗せするのがわかりやすい指標となるかもしれません。
自分のスキルと相場を意識して提案しよう
どの業界からの転職なのかも考慮に入れる必要があります。もしまったく違う業界からの転職なら強めにいっても問題ありません。
企業側にも、「未経験」「未経験だがポテンシャルがある」「経験者」などに応じた一定の給与レンジがあるはずです。自分の市場価値を測りつつ希望を提示する姿勢が求められます。
以下の記事では転職の際の給与交渉を成功させるための方法を解説しています。転職の際に給与を上げたいと考えている人は、成功率を高めるためにもチェックしておきましょう。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
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