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会社員で夢がないのは大丈夫でしょうか?

現在、特に大きな不満もなく会社員として働いています。ただ、「将来こうなりたい」といった明確な夢やキャリアの目標がなく、日々の業務をこなすだけの状態です。

周りの同僚が「この資格を取りたい」「いつか独立したい」と語る姿を見ると、自分だけ取り残されているようで焦りを感じます。

よく「夢や目標がないと成長できない」「モチベーションを保てない」と言われますが、実際のところ、夢がないまま会社員として働き続けても問題はないのでしょうか? また、何を目標にすれば良いのかもわからず、漠然とした不安があります。

夢や目標がない会社員が、今の仕事を前向きに続けるためには、どんな考え方や工夫が必要なのでしょうか?

また、将来の方向性を見つけるための具体的なステップについてもアドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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夢はなくても問題ない! 日々の積み重ねを大事にしよう!

「将来の夢」や「明確にやりたいこと」を持って仕事をしている人は、実際にはほんの一握りに過ぎません。

その数少ない理想を叶えられている人はさらに限られていて、多くの人は夢がない状態でキャリアを歩んでいます。そのため、現時点で明確な目標がないことを否定的に捉える必要はまったくありません。

むしろ大切なのは、目の前の日常や業務を実直に積み重ねていくことです。一見、単調でつまらないと感じる毎日であっても、10年後の自分を形作る不可欠な要素になっていることがあります。

何気なくこなしている日々の仕事が、後になって思いもよらない場面で活きてくることがあるのです。そうした「日々の積み重ね」こそが、何よりも素晴らしい生き方だといえます。

流れに身を任せてOK! 経験が将来の目標になる!

自分は何が得意で、何を避けたいのかという自己理解は、さまざまな経験を積み重ねるプロセスのなかで、自然と輪郭がはっきりしてくるものです。その延長線上で「これが得意だから、この方向へ進もう」「この資格を取ってみよう」といった次のアクションが見えてきます。

私自身、かつては営業職でしたが、異動で採用人事を担当したことが大きな転換点となりました。当時は最初から強いやりがいがあったわけではありません。

しかし、目の前の業務を続けるうちに「自分に合っている」という実感が芽生え、そこからキャリアコンサルタントの資格取得や、現在のフリーランスとしての活動へと道が広がっていきました。

まずは流れに身を任せ、目の前のことに丁寧に取り組んでみてください。日々の変化を恐れず過ごしていくなかで、自分なりの目標は後から自然と付いてくるものです。

国家資格キャリアコンサルタント/国際コーチング連盟(ICF)ACC

五十嵐 篤

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夢の有無より「貢献」でキャリアを築こう!

会社員として働くうえで「夢がない」ことを不安に思う必要はありません。人生において夢があれば楽しいかもしれませんが、キャリアにおいて企業側が最も重視しているのは、夢の有無ではなく「仕事を通じていかに貢献できるか」という点だからです。

会社が対価を支払うのは、あくまで個人のパフォーマンスに対してです。円滑なコミュニケーションが取れるか、良い成果を出し続ける習慣があるか、といった実務的な信頼こそが重要であり、夢があるかどうかはあくまで本人次第の領域といえます。

特に現代のように変化が激しい時代では、あらかじめ決めた夢に固執するよりも、状況に適応しながら自分を変化させていく柔軟さが求められます。キャリア理論においても、偶然訪れた機会を活かしてキャリアを切り拓く考え方は非常に有効です。

「夢ではないけれど、面白そうな仕事が来たから飛び込んでみる」といった偶然を味方にする姿勢が、結果として良いキャリアに繋がることも少なくありません。

目の前の仕事に励めば夢は後からついてくる

しかし、周りに夢を語る人がいると、自分だけ何もないように感じて焦ることもあるでしょう。ただし、それは他人と比較してしまっているだけで、今の仕事に面白みを感じ、目の前の業務を続けていきたいと思うこと自体が、立派な姿勢なのです。

「やってみなければ分からない」のが仕事の本質です。

「夢ではないから」と可能性を狭めてしまうのではなく、周囲の役に立ち、会社から求められる成果を出す。他人ができないことを自分が代わりに行う。それだけで、社会に対する立派な貢献です。

焦らずに目の前の仕事に取り組む中で、一生懸命取り組んできたことが得意になり、後から自然と「これがやりたかったことだ」と夢が見つかることも十分にあると覚えておきましょう。

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