Q
大学4年生
男性
働きたいけど面接は受けたくないです。
今、就職活動中の大学4年生です。卒業後はちゃんと働きたいという気持ちは強くあるのですが、面接を受けるのがすごく苦手で、できることなら受けたくありません。
自己PRや志望動機を話すのが恥ずかしいし、面接官の厳しい視線が怖いです。突飛な質問をされたらどうしようと考えると、応募する一歩が踏み出せず、このままではまずいと焦っています。
友人達は内定をもらい始めていて、ますます劣等感を感じています。「働きたい」という気持ちがあるのに「面接を受けたくない」という今の状況を、どうにかしたいです。
私のような「面接恐怖症」の就活生が、この状況を乗り越えて内定を獲得するために、まず最初に取り組むべきことや、面接を避けて通る方法など、何か具体的なアドバイスをいただけますでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接は誰しも不安! 徹底的な準備で安心感を得よう
採用として携わり、その後キャリア支援をするなかで、面接が得意という人に出会ったことがなく苦手という人がほとんどです。みんな苦手なんです。自身だけではないので、まずは安心してください。
苦手という人の多くは何を質問されるか分からないから不安、答えられないかもしれないから不安、人前で話せないから不安と不安が原因です。であれば、その不安材料を一つずつ潰していってはいかがでしょうか。
それはこれ以上準備することはないというほど、入念に準備をすることです。
準備は理解していると思いますが、自己分析、企業研究です。
自分のことを知り、応募先のことを知り、そこで何をやりたいのか、将来どのようになりたいのかを考えてみましょう。
内定をもらっている人はこの準備を徹底して実行しているはずです。どのような準備をしているのか、尋ねてみてはいかがでしょうか。
また大学のキャリアセンターに相談しても良いですね。
あなたも会社を評価する側として考えて準備しよう
面接というのは相手から評価されるのはもちろんですが、逆に応募者が企業を評価していることを忘れないでください。
「この会社に入って頑張れるか、大丈夫か」と、最後に内定が出た企業の中から選ぶのは自分なのです。そう考えると必要以上に怯えなくなると思います。事前にできる限りの準備をして臨んでくださいね。
安心して入社するためには面接は避けられない
「圧迫面接」という言葉もあるように、面接官からの厳しい視線や質問を受けることを想像すると、恐怖を感じるのは無理はありません。
しかし、就職するにあたって、面接を避けて通ることはほぼ不可能です。書類選考だけで内定をもらうほうが怖くありませんか。
今後一緒に働く人や会社の雰囲気を知らずに入った後に、ミスマッチが非常に起こりやすくなります。
克服できる! 3ステップで面接の不安を乗り越えよう
この面接恐怖症を乗り越え、内定を獲得するために、以下の意識改革と具体的なステップに取り組みましょう。
1つ目は、意識の転換です。評価される場からお互いが知り合う場と考えてみましょう。
面接は、合否を出す企業側が評価する場=就活生は立場が弱いと考えがちですが、面接を受ける側も企業をジャッジする場でもあります。
それ以前に、面接はお互いが知り合う場ととらえることもできます。評価されるのではなく、自分自身を知ってもらうと捉えると、気持ちが楽になると思います。
2つ目は、自己理解と自分の言葉への書き換えです。
大事なことはズバリ自己理解です。自分のことをよく知り、どうしたら伝わるかを考え、面接で話しましょう。
自己PRや志望動機を話すのが恥ずかしいのは、用意しているものがまだ自分の言葉になっていない=渡された台本のような状態だからではないでしょうか。
これについても、「自己理解」を深めることで、自分の強みや価値観に確信が持てるようになると、恥ずかしさはなくなります。
自分自身を知ってもらうためならむしろ堂々と話せます。自己理解を深め、自分自身の言葉に書き換えていき、心の籠った自己PRや志望動機を用意しましょう。
3つ目は、面接に慣れることです。
大学のキャリアセンターや私たちキャリアコンサルタントとの模擬面接から始め、言葉に出す練習を重ね、恐怖心や恥じらいを徐々に慣らしていくことが大切です。
「働きたい」という意欲はとても素晴らしく、尊敬に値するので、まずは一歩を踏み出してください。
面接本番前の方へ
39点以下は要注意!面接力を診断してください
内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?
少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”と“改善点”が明確になります。
もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。
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