Q
大学3年生
男性
面接での「御社」という言い方は正しいですか?
現在就職活動中の大学生です。
面接では企業名ではなく「御社(おんしゃ)」を使うのが正しい敬語だとはわかっているのですが、いざ本番で「御社」と言うとなんだかしっくりこず、毎回言い方に自信が持てません。
正しいアクセントやイントネーション、あるいは話の流れの中で「御社」を自然に、自信を持って言うためのコツはありますか?
また、企業によっては「貴社」を使うべき業界や、あえて企業名を言った方が熱意が伝わるようなケースもあるのでしょうか?
面接での「御社」の正しい使い方や、就活生が自信を持って発言するための具体的なアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接では御社! 書面との違いを意識して慣れよう
「御社(おんしゃ)」と「貴社(きしゃ)」は普段使わない言葉なので、言いづらいかもしれませんが、慣れるしかないというのが現状です。
自分でも理解していると思いますが、面接など口頭で話す際は「御」を付けます。
書類、書面の場合は「貴」を付けます。法人の場合、面接では「御法人」書面では「貴法人」となります。
面接では「御社」であって「貴社」は間違いです。社会人のマナーとして覚えましょう。
誤用に注意! 強調したいときは企業名も活用しよう
実際の面接の場で、誤って「貴社」と言ってしまう応募者もいます。その言い間違いだけでマイナスにはなりませんが、根本的に誤った認識をしている場合は減点になる可能性があります。
また、応募書類に御社と書くのは誤りです。誤ってそのまま送ってしまった場合は、マイナスの印象になります。書類を送る前に確認をしていると防ぐことができるため、言い間違いと同様に扱われることはないと理解しておきましょう。
一方で、企業への意欲を強調したい場合に、あえて企業名を使っても良いと思います。たとえば、『入社後は〇〇株式会社の顔となれるよう尽力します。』とアピールできます。
面接、書類どちらの場合でも同様のことが言えます。基本の「御社」「貴社」と使い分けてアピールできるよう、文章に書き出してみると可視化できて良いと思います。頑張ってください。
面接時は御社を使って書面では貴社と記そう
基本的に、対面面接の場で相手の会社は「御社」と表現することが正解です。
「貴社」は履歴書やエントリーシート(ES)、お礼状などの書類上で相手の会社を表現するときに用いる言葉のため、これを混同しないようにしてください。
アクセントは「おんしゃ」の「お」に入れますが、そこまで強く入れず、全体としては平板に発音するのが良いでしょう。
また、言葉自体は会話文の最初に入れていくのが普通です。もちろん、会話の流れによっては文章の間に言葉を入れてもまったく失礼ではありません。
繰り返し練習して自然に言えるようになろう
例外的に、「御社」でなく、会社の正式名称を使うべき場面もあるでしょう。具体的には、その会社ならではのサービスや商品の素晴らしさを特に強調したいときなどです。
ただしこれは、商品の話や具体的なプロジェクトの話に限定し、志望動機を話す時や一般的な会話の際は「御社」を使うのが安全だといえます。
模擬面接を繰り返していく際、自分の発音をしっかり録音して確認し、繰り返し練習することで自然な発声ができるようにしてください。
「面接の際どのようなマナーがあるのかわからない」と疑問を持つ人もいると思います。以下の記事では面接時のマナーを解説しているので、事前にチェックして失礼のない行動を取れるようにしておきましょう。
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