Q
大学3年生
女性
公認会計士試験と並行で就活するのは無謀ですか?
現在、公認会計士試験の勉強をしながら、一般企業への就職活動も進めています。
ただ、周囲の会計士志望の友人たちは試験勉強に専念しており、就活を並行している人はほとんどいません。そのため「どちらも中途半端になってしまうのでは」「試験にも落ちて就活もうまくいかないのでは」と不安や焦りを感じています。
一方で、「もし試験に落ちたら既卒での就活は不利になる」と聞いたこともあり、保険の意味で一般就活も進めています。
このような進め方は間違っているのでしょうか?
キャリアコンサルタントの方に、公認会計士試験と一般就活を並行する際の注意点や優先順位のつけ方、両立の考え方などを伺いたいです。もし実際にうまく両立した方の事例などがあれば、あわせて教えていただけるとうれしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
並行は無謀ではない! 軸を決め数社に絞って効率よく進めよう
公認会計士試験と就活の並行が不安になる背景には、試験の長期戦と不合格リスクを避けたいという思いがあると考えます。これは、対策すれば十分回避可能です。
大切なのは、どちらを軸にするかを決めることです。会計士を第一志望にするなら、優先順位は試験を第一にしましょう。そのうえで、会計士一本では不安な場合に、数社に絞って最低限の就活をするのが現実的です。
会計士志望に理解がある企業を受けるのも戦略の一つ
実際にうまくいった学生は、業界を2~3つに絞り、エントリーシート(ES)をテンプレート化して負荷を下げていました。また、面接は午前か午後にまとめて、勉強時間を確保していたようです。
さらに、会計士志望であることを企業側に正直に伝え、理解がある企業を優先して進める工夫もしていました。
企業側も会計知識や論理的思考力を評価項目にしています。企業を選べば、無理に完璧に就活をこなす必要がなくなります。
不安だからこそ保険をかけるのは賢い選択です。ただ、両方やってどちらも中途半端になるよりは、しっかりと戦略を決めて自信を持って進めていくほうが良い結果がもたらされます。
無謀ではない! 優先順位を明確にしスケジュールの調整を
無謀ではないものの、両立させようとすると中途半端になってしまうリスクがあるため、戦略的に進めることが大切です。
まずは、合格最優先なのか、就活を最小限にするのかなど、優先順位を明確にしてください。それによって、どこに比重を置くかが変わってきます。
加えて、どちらも全力で取り組むのは難しいので、面接の日程や勉強のヤマ場を把握し、スケジュールを調整する必要があります。企業への応募は興味の高い業界に絞る工夫も必要です。
試験勉強のプロセスを言語化できれば企業に評価されることもある
一般企業の選考を受ける際には、「本当に就職したいのか」「どんな軸で企業を選んでいるのか」を問われる可能性があります。正直な気持ちを企業が納得できる言葉にしておきましょう。
もし試験に一発で合格できなかったとしても、目指していることや努力のプロセスが高く評価される可能性があります。試験への取り組みや工夫、結果を言語化しておくことも選考対策の一つです。
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