Q
大学3年生
女性
面接で合否のサインを見極める方法はありますか?
今、選考を受けている企業の面接が終わり、結果待ちでとても不安な気持ちでいっぱいです。面接官の表情や、面接の最後に聞かれた質問などから、合否のサインのようなものを読み取れたりするものなのでしょうか?
特に、面接時間が予定より長かったり、「入社したら〇〇な仕事をしてほしい」といった具体的な話が出たりすると、「これは合格なのでは? 」と期待してしまいますが、それは単なる気のせいなのか知りたいです。
また、逆に「脈なし」と判断できるような具体的なサインがあれば教えていただけますか? もし不合格の可能性が高いサインを見つけたら、すぐに気持ちを切り替えて次の企業の対策に集中したいと思っています。
面接中に見られる面接官の行動や発言で、合否を判断する際の目安となるようなアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
表情や雑談から合否のサインを見極めるのは難しい
面接後の待機時間は、どうしても「今の反応って合格っぽい? 」と考えてしまいますよね。気持ちはよくわかります。
ただ、キャリア支援のなかで多くの企業とかかわってきた経験から言うと、表情や雑談の雰囲気だけで合否を判断するのはとても難しいのが実情です。
というのも、面接官はどの候補者にも丁寧に対応するよう教育されており、好意的な態度が評価の高さとイコールではないことが意外と多いからです。
よくあるサインとして、面接が予定より長引く、具体的な業務内容まで踏み込んだ説明がある。これらは確かにプラスの可能性はあります。
ただ同時に、単にあなたの経験を深掘りしたいだけだったり、他候補者と比較するための情報収集の場合も多いのです。つまり、「長時間=合格」とは限りません。
どんな面接後であっても、結果が出るまでは次の準備に集中しよう
一方で、合否に関係なく覚えておきたい傾向はあります。
たとえば、あなたの話がほとんど深掘りされない、逆質問の時間を極端に短く切り上げる、今後の選考フローの説明が一切出ないなどです。こうしたサインはやや慎重にとらえておくと良いかもしれません。
ただし、どのサインもあくまで可能性の話です。確実な判断は企業だけが持っています。
不安になる気持ちは自然ですが、結果が出るまでの時間を次の準備に集中する時間ととらえ直すと、気持ちが少し軽くなりますよ。あなたの努力は必ず次につながります。応援しています。
合否サインを読み取るのは難しいから一喜一憂しなくて良い
面接結果を待つ時間はとても不安になりますし、「今日の面接官の態度はどういう意味だったんだろう……」と何度も頭のなかで再生してしまう気持ちもよくわかります。
実際、面接官の表情や質問の仕方から合否を完全に読み取ることは難しいのですが、それでも良いサインととらえても良い場面はいくつかあります。
それは、あなたの経験を具体的な業務に結び付けて話してくれたり、採用を前提とした質問や説明・入社後の働き方に触れたりしてくれたりした場合です。
たとえば、「入社後は〇〇のプロジェクトにかかわってもらう可能性があります」「あなたの経験なら△△のポジションも合うと思います」などの発言は、前向きに受け止めている証拠の可能性があります。
また、面接が自然と予定時間より長くなった場合も、あなたにもっと興味を持ちたいという姿勢の表れかもしれません。
深掘りがないのは興味が薄いかもしれないが、一概には言えない
反対に、マイナスのサインは質問が浅い、こちらからの逆質問に対してすぐ回答が終わる、面接官が終始興味のない態度というものがあります。
特に、こちらの強みや志望動機に対して深掘りされない場合、選考を通す意図が弱いのかもしれません。
ただし、面接官の性格・仕事状況・社内フローによって態度が変わる場合もあり、サインだけで合否を決めつけるのは危険です。
どの学生にも同様に接することをガイドラインとする企業もある
昨今は、面接での企業側の姿勢がSNSなどで拡散することもあるため、不合格とすることを念頭に置いている場合でも、合格とする学生と同じように接することをガイドラインにしている企業もあります。
従って、合否のサインはあくまで可能性の傾向にすぎず、そのサインで判断をすることはむしろリスクです。
結果が出るまでの間は、次の企業の面接対策を進めたり、今回の面接で良かった点を振り返ったりと、建設的な行動に意識を向けていくことをおすすめします。
以下の記事では、採用担当者のどのような行動が面接の合格フラグであるのか、それをどう見極めるべきかなどを解説しています。面接後に「合格かどうか不安」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
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