Q
大学3年生
女性
面接で採用担当者は学生の何を見ていますか?
現在就職活動中の大学3年生です。企業によって質問内容や雰囲気が違うため、毎回手探りの状態で面接を受けています。
採用担当者の方は、面接で話している内容だけではなく、学生のどのような部分を具体的に見て評価しているのでしょうか?
たとえば、話し方や態度、入退室のマナーといった表面的な部分と、志望度や入社意欲といった内面的な部分では、どちらが重要視されるのでしょうか? また、面接官が質問の裏側で本当に確認したいと思っている意図が知りたいです。
面接で企業側が「合否」を判断するためにチェックしている具体的な評価ポイントや、学生が意識すべき行動や考え方についてアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接で採用担当者が見ているのはマナーよりもその人の中身
企業は表面的な振る舞いと内面的な要素のどちらも見ています。ただし、比重は中身が圧倒的に大きいというのが実感です。
たとえば、入退室のマナーや姿勢、話し方が大きく減点につながることはほとんどありません。それよりも、質問に対してどのように考え、どんな価値観で行動してきた人なのかを丁寧に確かめようとしています。
企業が本当に知りたいのは以下の点です。
・困難にどう向き合う人か
・協働するときの姿勢はどうか
・仕事に対する価値観が社風と合うか
・再現性のある行動ができるか
思考のプロセスや価値観が企業との相性を判断する材料になる
また、質問の裏側には必ず意図があります。たとえば学生時代に頑張ったことを聞くのは、成果の大きさではなく、課題をどうとらえ、どう工夫し、どう乗り越えたかという思考プロセスを見たいからです。
「なぜ当社なのか」は、志望度の高さよりも、あなたが大切にしたい軸と会社の方向性が一致しているかを確認しています。
面接は完璧なマナーを競う場ではなく、あなたという人を知る場です。取り繕う必要はありません。これまでの経験を丁寧に振り返り、自分の言葉で語れれば、それが一番の評価につながりますよ。
新卒面接では能力よりも一緒に働けるかどうかが見られている
面接で企業側が合否を判断するためにチェックしている具体的な評価ポイント
は、おもに次の7つです。それぞれ見ていきましょう。
・態度
清潔感ある服装、礼儀正しい挨拶、背筋が伸びた姿勢は基本です。
・コミュニケーション能力
話す力だけでなく、面接官の質問を理解し、的確に答える能力は高く評価されます。
・志望動機と企業理解
「なぜこの会社で働きたいのか」を説明でき、企業の事業やビジョンを理解していることは重要な評価ポイントです。
・自己分析の深さ
自分の強み・弱みを言語化できるか、過去の経験から学んだものは何かを説明できるかが求められます。
・実行力
困難を乗り越えた経験や、自分で考えて行動したエピソードが評価されます。
・成長意欲
新卒学生については、完璧さよりも学びながら成長できる人材か否かが見られます。
・社風との相性
「この人と一緒に働きたいと思えるか」という観点で、雰囲気や価値観の一致が重視されます。
あなたの特性を企業の特徴と具体的に結び付ける意識を持とう
就活に挑む際は、以下の行動や考え方を意識するのが良いです。
・面接では正解探しではなく自分らしさを伝える
面接は知識テストではなく、あなたの人柄や考え方を知る場です。
・具体的なエピソードで語る
抽象的な強みよりも「アルバイトでこう工夫した」「ゼミでこう役割を果たした」といった事例が面接官に響きます。
・企業研究を深める
事業内容や社風を理解し、「自分の強みがどう活かせるか」と結び付けて話してください。
・素直さと前向きさを示す
完璧な回答よりも「学びたい」「挑戦したい」という姿勢が好印象を残します。
・面接官を味方と考える
面接は自分を知ってもらう機会ととらえると自然な会話ができます。
面接本番前の方へ
39点以下は要注意!面接力を診断してください
内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?
少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”と“改善点”が明確になります。
もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人





