Q

大学3年生
男性

HSPで就活がつらいのですが、このまま動けないのはまずいでしょうか?

自分はHSP(繊細で刺激に敏感な気質)で、人よりも緊張しやすく疲れやすいタイプです。就職活動を始めてから、「自分には就活が向いていないのでは」と感じることが増えました。

周りの友人はインターンや説明会に積極的に参加しているのに、私は説明会に出るだけでエネルギーを使い果たしてしまい、面接対策まで手が回りません。このままでは内定を取れないのではと不安でいっぱいです。

HSPでも無理せず就活を進める方法や、HSPの特性を理解してくれる企業の探し方が知りたいです。また、今のように「就活ができない」と感じるときにどう心を立て直せばいいか、専門家のアドバイスをいただけると助かります。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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あなたのペースで進めよう! 合理的配慮を求めよう

あなたと同じ特性を持つ先輩や知り合いなどがいるのであれば、ぜひインタビューしてみてください。配慮をしてくれたうえで就業できる企業や、支援してくれる団体などとつながっているかもしれません。

近年は、HSPに限らず何らかの特性を持つ従業員に対して合理的配慮をすることが、大企業を中心として当たり前になっています。

ちなみに、合理的配慮とは、なんらかの障がい・特性のある人が社会生活において直面する障壁を取り除くために、負担が重すぎない範囲で必要とされる調整や変更を企業側がおこなうことです。

特性が就活に影響するとしても、決して自分の状況を偽らず、場合によっては診断書などを事前に企業へ渡すなどしてください。あなたの置かれた状況を十分に理解したうえで、あなたを受け入れてくれる会社は必ず存在するはずです。

特性とどう向き合うかがHSPの就活成功の鍵

生まれ持った特性は、それがつらくても、認めるほかにありません。

そのうえで、今後のキャリアで、どのように特性と付き合い活動していくのか方向性を定めます。そして、どのような配慮がされれば比較的円滑に働けるのかを考え続け、就職希望先に相談しましょう。

あなたができないのは、周りの人たちのペースに合わせた就活であって、就活そのものではありません。周囲と比べることは決してせずに、あなたらしいスタイルでの就活について考え、行動をこつこつ続けてください。

キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士

木原 渚

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動き方を工夫しよう! 繊細さや共感力は強みになる

HSPは刺激に敏感で、人間関係や環境変化に強い負荷を感じやすいため、疲れやすい傾向にあります。

就活は初対面の連続で、緊張、選択の多さなど刺激が多い活動です。そのため、「みんなのように動けない」「向いていない」と感じるのは自然な反応で、決して弱さではありません。

むしろHSPの繊細さや共感力は、職場では大きな強みとして評価されます。大切にすべきは、量よりも継続できるペースを守ることです。

HSPは丁寧な育成と穏やかな環境の企業との相性が良いことも

具体的には、オンライン説明会を中心にして刺激を下げる、1日の予定を1つにして回復時間を確保する、静かな場所で自己分析をする、といった方法が効果的です。

企業選びでは、落ち着いた雰囲気、丁寧な育成、社員が穏やかに働いている企業と相性が良い傾向があります。

また、動けない時期は心が疲れているサインであり、数日休む、不安を書き出す、友人と比較しない、といった心のケアが必要です。

自分の特性を理解し、無理のないペースと環境を選ぶことが、納得のいく就活につながります。あなたの強みを活かせる場所を探すことに注力しましょう。

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