Q

大学3年生
女性

就活生の私に前向きになれる励ましの言葉がほしいです。もうつらくて心が折れそうです。

就職活動が本格化し、毎日のように面接や選考が続いていて心身ともに疲れています。特に、続けて不採用が続いたことで自信を失い、「自分は社会に必要とされていないのでは」と感じてしまうこともあります。

周りの友人が次々と内定をもらっている姿を見ると、焦りや劣等感ばかりが募り、エントリーシートを書く手も止まってしまいます。面接に行く気力もわかず、どう立ち直ればいいのかわかりません。

キャリアコンサルタントの方から、就活で落ち込んだときに前向きになれるような「励ましの言葉」をいただきたいです。

また、心が折れそうなときにどんな考え方を持つと楽になるのか、モチベーションを保つための工夫や、就活のつらい時期を乗り越えた人の考え方なども教えていただけるとうれしいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

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国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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就活は運や縁も大きく影響する! 人生の成長イベントととらえよう

一つ重要なことをお伝えしますが、ペーパーテストの受験や資格試験などと違い、就職活動では絶対的に点数が高い人から順番に採用されるのではありません。

そのタイミングで、その企業で働けば企業に利益をもたらせると、採用担当者の感覚で判断された候補者が採用されるのです。

まだ受けていない99.9%の会社にあなたを必要とする人がいる

あり体にいってしまえば就活は実力のようなものよりも、運や縁といった、あいまいで常に変化しやすいものが大きく影響してしまうのです。

これまで運や縁のめぐり合わせが悪かっただけで、「自分が社会に求められていない」とまで考えてしまうのは、あまりにも大げさに過ぎます。

仮にあなたが大企業100社にエントリーし、すべてから採用されなかったとしても、それは日本に存在する大企業(約12,000社)の1%未満と縁がなかったに過ぎません。

中小企業(約420万社)まで含めれば、あなたは日本の会社のうち0.0024%未満にしかエントリーをしていない状態なのです。 残りの99.9976%の会社に、あなたを必要としている企業は必ずあります。

キャリアはさまざま! 正社員として働くとも限らない

そしてなにより、今後のあなたのキャリアは「どこかの組織に就職して、正社員として働かなければいけない」と法律で定められているわけではありません。

アルバイトから叩き上げて社員になったり、起業をしたり、私のように大組織(公務員)を40代で抜けて個人事業主になった人もいます。しかもこうしたキャリアはさらに増えていくはずです。

就活は会社員になるためのイベントでもありますが、活動を通して自分を客観視し、会社と社会の仕組みを知り、自分を大きく成長させられるイベントでもあります。

そのように就活をとらえ直して、明るく前向きに人生(キャリア)を楽しんでもらいたいです。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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就活がつらいと感じるのはあなたが本気で向き合っている証拠

就職活動はとても大変な時期で、心が折れそうになるのはよくあることです。

多くの学生が「つらい」「もう無理かもしれない」と悩みを抱えながらも前に進んでいます。

今感じている苦しさは、あなたが本気で向き合っている証拠であり、自分の価値がないわけではありません。努力しているからこそ、つらさも感じるのです。

不採用は否定ではなく相性の良い企業に出会う過程

まず覚えておいてほしいのは、不採用=人格否定ではないということです。企業が求める条件やタイミングの問題で、不採用になる場合がほとんどであり、あなたの人間性とは無関係です。

たとえ何社か落ちても、必ずしも未来が決まるわけではありません。多くの人が10社落ちてもいつか自分に合う企業に出会い、内定を得ています。

また、友人が早く内定をもらったからといって、自分が劣っているわけではありません。就活は順番や相性が大きく影響するため、焦らず自分のペースを大切にしてください。

焦りを感じるときは、「自分のペースで良いんだ」と静かに言い聞かせることが効果的です。

気力がないときは無理に走る必要はありません。今日できることを小さく一つだけ決める、それがエントリーシート(ES)の一行を書くことや企業を一社だけ調べることでも十分です。

小さな一歩が積み重なり、やがてまた動き出せる日が訪れます。

誰かに話せた時点で再スタートが始まっている

そして、あなたはすでに頑張っています。

つらいと感じたときに誰かに話をすることで、再スタートは始まっています。あなたの未来は誰にも奪えません。どうか自分を責めずに、少しずつでいいので進んでください。必ず立ち直れると信じています。

必要なら、家族や友人、大学のキャリアセンターなどで相談し、専門家の助けを借りるのも良いですよ。メンタルケアを大切にしながら就活を進めてください。

就活に取り組むなかで疲れを感じている人も少なくないと思います。以下の記事では就活に疲れた人向けの休息の手引きを紹介しています。疲れを感じた人は目を通してみてください。

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