この記事のまとめ
- 就活に疲れた人が押さえるべき大前提
- 就活に疲れた際は原因を分析すれば解決策が見えてくる
- 正しいメンタルケアをすれば前向きに就活に臨むことが可能
「就活に疲れた……」と思わず声に出してしまうことがありませんか。「就活に疲れたから、もう就活をやめたい」「就活に疲れたけど休むのはちょっと気が引ける」などと多くの悩みの声が学生から寄せられます。
就活は長期戦になりがちです。終わりが見えなかったり、やることが多かったり、思うように選考を通過できないなど、さまざまな要因が就活への疲れを増幅させてしまいます。就活に疲れたときのメンタルケア方法や具体的になにをおこなうべきかを押さえて、うまく就活と付き合っていきましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの柴田さん、上原さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ解説します。就活に疲れた人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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就活に疲れた際はリフレッシュしつつ自分のペースで対策を進めることが大切!
就活に疲れると、就活全体がつらいものとなってきてしまいがちです。また、自分を追い込んでしまい、余計につかれるという負のスパイラルに陥ってしまうかもしれません。しかし、疲れたときこそ焦らずに休憩をはさみ、自分のペースを保つことが大切となってきます。
記事では、就活で疲れる11個の原因を解説するので、自分は何に疲れを感じているのかを分析していきましょう。これを踏まえて、就活に疲れたときに絶対にやってはいけない4つのことを紹介するため、自分は当てはまっていないか考えてみてくださいね。
さらに、就活に疲れたときのメンタルケア方法や就活との向き合い方も解説。自分の気持ちを労わり、ゆっくり自分のペースで就活と向き合っていきましょう。疲れたときこそ気持ちを落ち着けることで、希望の内定が近付いてくるものです。
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就活に疲れた人が押さえるべき大前提
就活に疲れた人が押さえるべき大前提
- 就活がうまくいかなくてもあなたが否定されているわけではない
- 深く考えずに行動をやめてはいけない
- 就活のゴールは早く内定を得ることではない
- 就活がうまくいかなくても最後は内定をつかむ人が多い
就活に疲れると、自己否定や自己嫌悪をしてしまう学生が少なくありません。また将来に対して悲観的になってしまうこともあるでしょう。しかし、就活に疲れたと感じる感情はごく自然なものです。
就活という、自分が試される場に身を置くというのはなかなかつらいものですよね。それが長く続くと疲れてしまうのは当然です。
そんなときに大切なのは、疲れている自分を受け止めることです。「内定を取るまで疲れてなんていられない」などと考えず「そりゃ疲れもするよね」と自分をいたわってあげましょう。
ここでは、就活に疲れた人が押さえるべき大前提を解説します。疲れているとマイナスな感情が湧きあがりやすいですが、この大前提を押さえて、少しでもポジティブな気持ちになってくださいね。
就活がうまくいかなくてもあなたが否定されているわけではない
自分が企業から否定され続けているような気がして、就活に疲れてしまう人も多いです。しかし、就活の選考などがうまく突破できなくても、あなた自身の人間性や過去の経験が否定されているわけではありません。
単にアピールのちょっとしたコツが押さえられていなかったり、企業の風土とマッチしていないため採用が見送られるということも往々にしてあります。もしも企業の風土とマッチしていないにもかかわらず、採用されてしまったら、入社後に悪いギャップが生まれ早期離職の原因ともなりえます。
また就活で選考を受けると、どうしても学生が企業から優劣をつけられて選ばれているという感情になりがちかもしれません。しかし、就活では企業と学生は対等な立場であり、お互いがお互いを選び合う、マッチングの場です。就活がうまくいかなくても相性が合わなかっただけということで、あなたそのものが否定されているわけではありませんよ。
そうはいっても、就活がうまくいかないのはつらいですよね。以下の記事ではうまくいかないときの対処法を解説しているので、悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
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就活の選考については、「企業が求める人材」と「就職活動をする自分」の二軸が存在します。
学生が優秀かどうかというよりも企業と学生の相性が大切です。この二軸の相性がマッチしないと不合格になることはよく起こり得ます。
深く考えずに行動をやめてはいけない
多くの学生にとって就活は初めての経験であり、当然疲れがともなうものです。そのため、少し疲れたからといって安易に就活を休止しないようにしてください。
もちろん、精神的にひどく疲れた際には休息が最重要です。しかし、何のために就活をやめるのか、どれくらい休憩をするのかなどを考えずに行動を止めてしまうと、後々より大きな問題が生じて疲れが増してしまうこともあります。
就活に疲れたと感じ、即座に何もしていない状態になるのは危険ともいえます。就活を今後続ける場合も続けない場合も、どちらのケースでも考え続けることをやめないでくださいね。何か新しい行動を起こすことで、現状が改善されて疲れが軽減されることもあるものです。
採用活動は止まることなく進んでいます。うまくいっていないと就活をストップしたくなる学生も多いですが、周りはどんどん進んでいます。
思いどおり就活を進めている人は目立ちますが一握りです。大半の人は苦労の連続と言えます。大変ですが、後伸ばしにするほど更に辛くなるのも事実ですよ。
とはいえ、就活がつらくてやめたいと感じるときもありますよね。就活をやめたいと感じる人は、以下の記事で対処法を確認してみてください。
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就活のゴールは早く内定を得ることではない
近年は就活の早期化が進み、早い人では3年生から内々定を持っている学生もいます。そういった人を見ると就活に焦りを感じて、疲れてしまうこともありますよね。
しかし、就活のゴールは早く内定を得るのではなく、入社後にいきいきと働くことです。就活をしていると「早く内定が欲しい」「人気企業の内定が欲しい」「内定を多く勝ち取りたい」と思ってしまいがちですが、自分に合っていない企業に入社をしてしまうと早期離職をしてしまう確率が高まり、入社後の自分が後悔することになります。
自分はなんのために就活をしているのか、就活が終わった後どのようになっていたいのか、社会人ではどのように働きたいのかを考えてみましょう。繰り返しますが、就活のゴールは内定ではなく、もっと先にあります。
就活に対して焦りを感じている人は、こちらの記事を参考にしましょう。焦りを軽減する考え方を解説しています。
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就活がうまくいかなくても最後は内定をつかむ人が多い

リクルートの就活みらい研究所就活プロセス調査2025年卒では、3月卒業時点での就職内定率は2023年卒・2024年卒の学生ともに96.8%と示されています。つまり、卒業時点ではほとんどの学生が内定を獲得しているということです。
就活は、長期間にわたります。慣れない活動を日々続けることになるため、就活がうまくいかずに疲れを感じるのは当たり前であり、内定を得られないと焦りを感じるのも当たり前です。
内定が取れない焦りから身体的・精神的な疲労が引き起こされると、モチベーションが低下したりベストパフォーマンスを発揮するのは難しくなってしまいます。就活がうまくいかないと感じても、最後は多くの人が内定を得られるため、まずは気持ちを落ち着けることが大切です。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る就活に疲れたときこそ改善と切り替えを意識しよう
疲れるほど就活をしていて、それでもなお内定がもらえないとなると、本当に落ち込みますよね。ついつい自分はダメだ、何をやってもうまくいかないと自分で自分を追い詰めてしまいます。
しかし、その次の面接に行ってもネガティブなオーラをまとい、自信のなさそうな受け答えをしていると、ますます内定は遠のきます。そこで、就活に疲れた時ほど以下2点を心がけておきましょう。
①今回の面接のどこが良くなかったのか、客観的に問題を洗い出し、改善策を考える
②①が終わったら改善策以外は全部忘れる
結果そのものにこだわるのは意味がない
①が大切なのは皆さんよく理解しているでしょう。できていなかったことをできるようにし、明日につなげるのは当然のことです。過去の失敗から学び、成功の要素として昇華し、今後の内定に向けた準備のための材料として活用しましょう。
しかし、面接に落ちた、内定を貰えなかったことそのものにこだわるのは全く意味がありません。以前の経験からアウトプットを得たら、その面接の結果などさっさと忘れて、気持ちを切り替えるようにしましょう。
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就活で疲れる11個の原因
就活で疲れる11個の原因
- 就活の独特のルールなどに違和感を抱いている
- 人事や面接官など社会人が怖い
- 今まで自分をプレゼンする機会がなかった
- 自分を取り繕っている
- 就活の正解がわからない
- 選考対策が多すぎる
- 選考が連日続いている
- 面接での質問数が多かった
- 不合格や不採用が続いている
- 本命企業に落ちた
- 周囲の就活状況と自分を比較しすぎている
「なんとなく就活に疲れた……」と感じる人は多いもの。いったい自分は就活の何に疲れているのか、疲れる原因をあなたは押さえられていますか。
就活に疲れる原因がわかることで、どのように対処するべきなのかが見えてきます。今から解説する就活で疲れる11個の原因を参考に、自分の疲れの原因を探っていきましょう。
①就活の独特のルールなどに違和感を抱いている
多くの学生にとって就活は初めての経験であり、右も左もわからない状態だといえます。普段の生活では、かかわることのない社会人を相手にするだけでなく、就活独自の細かなルールやマナーなども押さえなければならないこともありますね。
志望度の高くない企業への志望動機を考えたり、常に笑顔であいづちを打ったり、髪型に必要以上に気を配ったりなど、就活の独特のルールやマナーに違和感を抱くことが、就活に疲れる原因になることがあります。
就活のマナーがわからずストレスを感じている人は、以下の記事で確認しておきましょう。面接時のマナーについて解説しています。
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面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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②人事や面接官など社会人が怖い
就活において企業と学生は対等の立場であり、お互いをお互いが選び合っています。しかし、書類選考や面接など合否がつく場面では、つい企業の人事や面接官などが自分と周囲の学生との優劣をつける怖い存在に見えてしまうこともあります。
また基本的に学生は社会人経験がなく、あってもアルバイト経験のため、社会人と話す機会は少ない傾向にあります。そのため就活で慣れない社会人と接することで、社会人が怖いと感じ就活に疲れる原因ともなりえます。
採用担当者も人間です。大人を怖いと感じている学生に対し、頭ごなしに「そんな奴はダメだ」とは考えておらず、たいていが「自分も昔はそうだったよな」などと温かい目を向けているものです。
むしろそういう学生には「頑張って」と心の中でエールを送っていたりします。そのため、必要以上に恐れる必要は何もありません。
面接が怖いと感じている人は以下の記事を参考にしましょう。少しのコツや考え方の違いで恐怖心を和らげることができます。
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③今まで自分をプレゼンする機会がなかった
多くの日本の大学では、講義を受けて勉強し、テスト受験やレポート提出である一定の成績を出せば卒業できる仕組みとなっています。
ゼミや課外活動などで自主的に自己発信をする機会を得ようとしない限り、自分をプレゼンする機会はほとんどなかったという人も少なくありません。
就活では自分を積極的に企業アピールする必要があり、今までの講義を受けるスタイルや学習スタイルとのギャップに悩み疲れが生じることもあります。
④自分を取り繕っている
就活では必ずしも本当の自分で就活をすることは難しいかもしれません。企業に少しでも良い自分を見せようと、思ってもいないことを言ったり、自分の考えとは異なる行動をするなど自分を取り繕ってしまう場面もあるはずです。
このように自分を取り繕って就活を続けると、企業にアピールしている自分は本当の自分ではないことから負い目を感じてしまったりします。
また、取り繕っていることが企業にばれてしまうのではないかと不安になってしまうことから疲れを感じることにつながります。
⑤就活の正解がわからない
就活では企業によって評価ポイントが異なり、人によってアピールポイントが異なるため正解が決まっているとはいえません。そんな正解が定まっていない就活において、「正解」や「完璧」を求めてしまうと、疲れてしまいます。
正解を求めてしまうと、「ある企業ではこのアピールで良かったのに、この企業では通用しない」といった場面で困惑してしまいます。
また就活は受験などとは違い、合格日がいつやってくるのかが明確ではありません。そのため、存在しない就活の正解を求めて、就活の終わりがなかなか見えないことから疲れを感じてしまいます。
就活の正解とは、入社後その企業で実際に働いてみて初めて正解であったか否かがわかるといえます。
そのため、就職活動の段階では自分の中で納得いく選択ができているかどうかを重視した方が良いでしょう。
「就職する意味って?」と悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。複数の視点から意味を解説し、自分なりの答えの見つけ方を紹介しています。
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⑥選考対策が多すぎる
就活はルールやマナー、自己分析、業界・企業研究、インターンシップ、書類選考対策、グループディスカッション、適性検査対策、面接対策など非常にやることが多いです。
「あれもやらなければいけないのに、これができていない」など、自分が思う通りに対策が進まないことも多く、疲れを感じてしまいます。
また選考対策に取り組んでいる際にも、「はたしてこのやり方で合っているのだろうか」「これで選考を突破できるのか」と不安を感じやすく、気持ちが焦ってしまうことから心労が増してくるといえますよ。
選考対策を面倒に感じている人は、以下の記事も参考にしましょう。面倒な気持ちを軽減させる就活の進め方を解説しています。
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⑦選考が連日続いている
就活は企業によって選考日程が異なるため、当然選考が連日続くことやかぶることもあります。書類締切日が続いて書類作成に追われたり、1日2社以上の面接があると精神的にも肉体的にも疲れる原因となります。
1日に複数社をまとめて面接をする場合、移動時間に提出した書類内容の確認や面接の対策をしなければならないなど、朝から晩まで休む暇なく活動することもあります。
最近はオンライン面接も増えてきていますが、対面面接が続いた場合は移動距離が増えて体力的につらいと感じることも増えます。また、真夏の暑い時期や真冬の寒い時期なども体力を消耗しやすく、疲れやすくなりますよ。
- 持ち駒がなくなるのは不安なので、連日選考を受けるのは仕方がないと思います。そんな状況でも疲れを軽減させるコツがあれば教えてください。
自分で自分を疲れさせていないか見つめ直してみよう
疲れてしまう原因は、第一に体力的な負担、第二に精神的な負担でしょう。また学生がやりがちなパターンとして、応募先を増やしすぎていることも挙げられます。
内定が取れず焦ってしまい、視野を広げすぎたり就活の軸から外れていたり、行きたいと思えない企業へのエントリーを無理矢理増やしてしまったりしていることで悪循環に陥っているかもしれません。
焦る気持ちはよくわかりますが、自分で自分を疲れさせていないか見つめ直してみましょう。どんな企業が自分にふさわしいのか、キャリアセンターで相談してみるのも一手です。
⑧面接での質問数が多かった
よくある質問をされるオーソドックスな面接も疲れますが、想定外の質問がきたり、質問の数そのものが多いと、疲れたと感じることが多くなります。質問に対する回答をその場で考えることや、正しく答えられているかが不安になり、深く考え込むことになるからです。
面接時の質問が多いと、面接時間が長い傾向があり、面接中ずっと気を張っているためストレスを感じる人は多いです。
また面接を通じて疲れを感じる要因には「あの回答で良かったのだろうか」「面接官の意図をくみ取れたか」など、自分自身の言動に対して不安を抱くケースもあります。
面接の質問を事前に押さえておけば、質問数に疲れてしまうことが減るかもしれません。以下の記事では150の質問を解説しています。
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面接の質問に回答するためには、事前準備が重要です。面接でよく聞かれる質問と回答例に加えて、質問に答えられない時の対処法についてもキャリアコンサルタントが解説します。伝え方を意識して、面接の質問対策をしましょう。
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面接への苦手意識が強い人はこちらの記事を参考にしましょう。苦手を払拭する方法を解説しています。
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⑨不合格や不採用が続いている
受かったと思っていた企業から不合格通知がきてショックを受けた、という経験は多くの人があるのではないでしょうか。書類選考や面接に不合格となってしまい、いくら受けても内定が取れない状況や、希望の内定が取れない状況になると精神的に疲れやすくなります。
受け取った不合格通知が1社であっても複数社であっても、精神的に疲れてしまうことはよくあります。
不合格や不採用が続いたからといって、あなた自身の人間性や過去の経験が否定されているわけではないため、悲観的にならないでくださいね。
内定が取れずに焦っている人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。内定が取れない人の特徴と対策をまとめています。
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すでにエントリーした企業全てに落ちてしまった人は、以下の記事も参考にしましょう。今からでも挽回する方法を解説しています。
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仕事が決まらないと焦りや不安を感じますよね。以下の記事では仕事が決まらない場合の糸口を解説しているので参考にしてみてください。
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⑩本命企業に落ちた
前述したとおり、不合格や不採用が続いていると就活に疲れたと感じやすくなります。数ある不合格通知の中でも自分が第一志望にしている本命企業からの不合格通知は就活で最も疲れたと感じる瞬間ではないでしょうか。
第一志望企業の内定を目指して、力を入れて対策を重ね、自分が入社することをイメージした企業だからこそ、その企業からの不合格通知は自分の精神的に大きな影響を与えます。
本命企業に落ちてしまったり内定がなかなか取れなかったりと、就活がつらいと感じる人は、こちらの記事を参考に原因を押さえて不安を解消しましょう。
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就活がつらいときは、まずその気持ちを受け入れましょう。そして、就活がつらいと感じる原因に向き合い、正しく対処することが大切です。この記事ではポジティブになれる行動などをキャリアコンサルタントと解説します。
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アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る不合格は企業からのアドバイスと捉えよう
本命企業に落ちてしまうと気持ちが落ち込むのも当然です。しかし、それを引きずっていても新しい道は開けません。
会社は入社してみなければわからない面が多くあります。採用の専門家である人事や現場社員があなたを見て、この会社には合わないと判断したと考えれば、むしろ有難いくらいですよね。入社した後に悩んでしまうのでは手遅れです。「うちの会社に入っても楽しくないよ」とアドバイスを貰えたと捉えましょう。
今のままの自分を歓迎する会社は多くある
企業側は、採用してうまくいかなかった学生の過去の事例を多く経験しています。そのため、そのようなミスマッチが起きないように細心の注意を払っています。お互いにとって不幸な結果にならないようにしているのです。たとえば企業風土や価値観の不一致は、学生の側からはわかりにくい点でしょう。
今のままの自分を大歓迎する会社は多くあります。落ち込む必要などありません。まだ出会えていないそんな会社を探しましょう。
本命企業からのアドバイスを参考にすると、この業界が合わない可能性はあります。そのため、これを機に少し視野を広げた業界探索や企業探索をしてみることをおすすめします。
選考に落ちてしまい、就職が決まらないと感じている人はぜひ次の記事を読んでみてくださいね。こちらでは、選考別に対策を紹介しています。
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就職が決まらないと焦る人に向けて、原因と打開策を解説しています。就職が決まらないと感じる要因として原因の見つけづらさがあります。記事ではフローチャートに沿って落ちた選考の原因を分析し、キャリアコンサルタントのアドバイスも合わせて、選考別の対策を紹介しています。
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⑪周囲の就活状況と自分を比較しすぎている
就活中は内定を早期に獲得した人や、内定数多い人の方が人間的に優れているように見えることもあるかもしれません。しかし、繰り返しになりますが就活は内定がゴールではなく、入社後にいきいきと働くことがゴールです。
周囲の就活進捗状況と自分を比較しすぎると、焦りや不安が生じやすくなり疲れる原因となってしまいますよ。周囲と自分を比較しても良いことはありません。自分のペースを保つためにも、無意味な周囲との比較はただ疲弊することにしかなりません。
就活に対する不安は内定に限った話ではありません。以下の記事では就活で不安に感じたときの対処法を状況別に解説しているので参考にしてみてください。
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就活の不安は3つに分類することができます。不安の根本原因を解説するので、自分の不安の正体を見つけていきましょう。不安が分類できたら、キャリアコンサルタントの解説もついた解消方法を実践していくことで不安を軽減していくことができます。また、就活の不安を増幅しないために、見直すべき行動と考え方も取り上げるので、自分にあった就活のやり方を見つけていきましょう。
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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。自己PR作成ツールなら、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、分かりやすいテンプレであなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。
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就活で疲れが引き起こす悪影響
就活中は多くの学生が疲れたと感じるものですが、疲れを甘く考えてはいけません。就活による疲れは、心身へさまざまな悪影響を及ぼします。
疲れが知らず知らずのうちに溜まってしまうと、就活がうまくいかなくなるだけでなく私生活もマイナスな方向へ進んでしまう危険性があります。今から解説する就活で疲れが引き起こす悪影響を押さえて、どんな対策が取れそうか考えてみてくださいね。
精神への影響
就活で精神的に疲れてしまうと、気持ちが晴れない日が続き、イライラしやすくなったり集中力が低下してしまうといった悪影響につながります。
書類選考や面接対策をしようとしても内容が整理できない、業界分析のために本や新聞を読んでも内容が頭に入ってこないなんてことも起こってきてしまいます。
精神的な疲れがひどくなると、気分が優れないばかりか、頭痛など痛みをともなったりすることもあります。 また、精神的な疲れは、この後に解説する身体への影響とも深く関連していますよ。
身体への影響
就活では対策をするために寝る時間が短くなってしまったり、移動があったり、慣れないスーツなどで肉体的にも疲れが溜まるものです。
さらに、就活中は就活が優先となり運動をする機会なども減るため、動かないことがもっと疲れやすい身体を作ってしまっています。
身体が疲れてしまうと、ひどい肩こりが続いたり、目がかすんだり、いつもたまらなく眠いと感じたりしてしまいます。精神的疲労とあいまって、面接中にどんよりとした表情が出てしまうこともありますよ。
疲れると無意識なうちに、体全身から疲れがあふれ出てしまい他人に気づかれてしまいます。覇気がなくなり明るさが消えてしまうということです。
そんな自分を見て、企業に合否を判断してもらいたくはありませんよね。面接はコンディションを整えて臨みましょう。
こちらのQ&Aでは就活ノイローゼについてキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
就活で疲れやすい人の特徴
就活で疲れやすい人の特徴
- 選考結果に一喜一憂しすぎる人
- 就活を苦行だと思っている人
- 自分の将来のビジョンが定まっていない人
感情の大小の差はあれど、就活では多くの学生が「つらい、疲れた、やめたい」と感じるものです。
今から就活で疲れやすい人の特徴を解説するため、自分が当てはまっていないか確かめてくださいね。
選考結果に一喜一憂しすぎる人
就活では複数企業の選考が複数回あるため、「A社の書類選考、B社の書類選考、C社のグループディスカッション、D社の一次面接の結果……」などと選考結果は何回も受けることになります。
一つひとつの選考の結果を気にしすぎる人は、就活で疲れやすいです。確かに、不合格通知を受け取ったら「なぜ落ちてしまったのだろう」「どこがいたらなかったのだろう」と、どうしても考えてしまうものです。
しかし就活では落ちる理由を明確に知ることはできません。アピールが面接官にひびかなかった、社風に合わないと判断された、相対的にほかの学生が評価されたなど状況によって理由は異なります。選考結果に一喜一憂しすぎてしまわないよう、不合格だった際にはすぐに次の選考に気持ちを切り替える意識を持ちましょう。
- 不合格になるととても悲しくなります……。どうすれば選考結果に一喜一憂しないで済むのでしょうか?
感情の変化を把握しておくことで、次第に客観的に捉えられるようになる
不合格の連絡がくると、悲しくなるや虚無感を覚えるなどといった感情がでてくるのは当然です。
まずはその負の感情を認めてあげましょう。
自分の感情の変化を認識することは悪いことではありません。その感情が起こりえる状況や場面を把握しておくことで、気持ちの浮き沈みの波を徐々に小さい波として客観的に捉えることができるようになります。
就活を苦行だと思っている人
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、就活を楽しんでやることによって事がうまく運びやすくなったりします。しかし、就活を楽しめていない、就活が苦痛だと思っている学生は少なくありません。
就活を苦行だと思っていると、準備や対策をするのもつらいと感じて疲れを感じやすくなってしまいます。
新卒就活は、世の中を知るためのまたとない機会です。もしもあなたが就職後に、ほかの業界や企業のことを知りたいと考えても、企業説明会やインターン、OB・OG訪問などはめったにできません。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る就活は自分と社会への理解が深まるチャンス
就活をおこなうメリットとしては、就活に取り組むことで必ずおこなうといえる「自己分析」と「業界・企業分析」ができるという点が挙げられます。「自己分析」は今までの自分自身の振り返りをおこなうことができますね。
自分の強みや弱み、自分の性格というものがどのように構成されているのかなどを考えることで、客観的に自分自身を分析することができ、改めて「今の自分を知る」ということができます。
また、「業界・企業分析」をすることで社会にはどのような仕事があるか、どのような仕組みで動いているのかを知ることができます。
就活への見方を変えれば前向きに臨めるようになる
「自己分析」・「業界・企業分析」は普段からおこなっているわけではないため、「自分を知る」「社会を知る」という観点から、就活はあなたにとって貴重な機会になると思われます。
もし就活という大きな枠組みで大変だなと感じる場合は、「自分を知る」という視点から自己分析に取り組んでみることをおすすめします。自分の考えている就活という概念が変わるかもしれません。
自分の将来のビジョンが定まっていない人
自分の目指すべきキャリアが定まっていない人は、就活で進むべき方向性がわからなくなり疲れを感じやすくなってしまいます。
自分の将来のビジョンがしっかりと定まっていれば、入社をしたい業界や企業が定まってくるものです。しかし、将来のビジョンが定まっていないと自分にとって良い業界や企業がわからずに、選考を受ける数が多くなるなどが原因で疲れてしまいます。
自分の将来のビジョンがあいまいな状態では就活に対するモチベーションが保ちづらく、目の前の選考の結果にばかり気を取られてしまい、ひどく疲れてしまいますよ。
入社後にやりたいことが具体的に決まっていない人は、以下の記事を参考にしてくださいね。
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就活に疲れたときに絶対にやってはいけない4つのこと
就活に疲れたときに絶対にやってはいけない4つのこと
- 過剰に周囲と比べる
- 自己否定をする
- 視野や選択肢を狭めすぎる
- 完璧や正解を目指す
就活の疲れが溜まると、思考力が低下したり、悲観的になってしまうことが多いです。そしてどんどんマイナスに働く考え方をしてしまい、自分を苦しめることにつながります。
ここでは、就活に疲れたときに絶対にやってはいけない4つのことを解説するため、今の自分に当てはまっていないか考えてみてくださいね。
①過剰に周囲と比べる
周囲の友人や知人が、自分より早く内定が決まれば誰でも焦ってしまうものです。また「羨ましい」「なんであの人が内定を取れるの」と周囲に対する妬みや恨みつらみの感情が増幅されるかもしれませんね。
しかし、周囲と自分を過剰に比べたとしても良いことはありません。「他人は他人、自分は自分」と割り切って考えることが大切です。
自分と周囲の人とでは、選考を受けた業界も企業も異なり選考基準も異なります。自分の選考に集中することが、疲れを感じにくくしますよ。
②自己否定をする
就活が何かしらうまくいかないために、自分は企業から必要とされていないのではないかと感じたり、自分の人間性や過去の経験が評価できるものではないと考え、疲れたと感じる人が多いです。
しかし、決してそんなことはありません。あなたはあなただけの価値があります。決して、自分を否定しないでくださいね。ちょっとしたアピールのコツを押さえられていなかったり、自分に合った企業とまだ出会っていないだけともいえます。
自分のことを評価するのが企業と感じるかもしれませんが、企業と学生は対等であることを忘れてはいけません。そして、自分の価値を決めることができるのは自分だけです。自分の価値を認めて、そんな自分に見合う企業とこれから出会うという気持ちで前向きに行動してください。めぐり合わせに期待して前を向いていきましょう。
よく言われることですが、就職活動は優秀だからと言って内定がたくさんもらえるわけではありません。華やかな人材を好む会社もあれば、地味で愚直な人を求める会社もあります。
要は「相性の良しあし」で決まることがほとんどです。内定が出ないのは、ぴったりの企業に出会っていないだけだと考え、決して「自分はダメ」と思わないようにしましょう。
③視野や選択肢を狭めすぎる
「こんなに疲れたと感じる就活を続けるからには、絶対に〇〇業界か△△企業に入社をするんだ」と視野や選択肢を狭めすぎると自分を追い込んでしまうことにつながります。
自分がやりたいことや目標を明確に定め、それを達成するために努力するのは重要です。しかしあまりに選択を狭めすぎると、思い悩んで余計に疲れてしまいます。
業界や企業、職種などを絞りすぎてしまうと、目の前にあるチャンスを逃してしまい、なかなか内定をもらえない可能性も出てきてしまいますよ。就活で行き詰って疲れたときこそ、視野を広げてほかの業界についても調べてみましょう。
あなたの業界の絞り方はもしかしたら視野が狭いかもしれません。以下の記事で業界の絞り方を詳しく解説しているため、参考にしてくださいね。
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- 行きたい企業はすでに決まっています。どうやったら視野や選択肢を広げることができますか?
友人とお互いにアドバイスし合ってみよう
洋服を買うとき、いつも自分で選んでいると、似たような形や服ばかりがクローゼットに並ぶようになります。
しかし、お店の人に選んでもらうと自分ではまず手に取らない色やデザインを勧められたりします。
もしもう少し選択肢を広げたいと思うのであれば、友人とお互いにアドバイスし合ってみてはどうでしょうか。相手にあいそうな企業や職種をピックアップし、伝え合うのです。
他人から見た自分の適性なども垣間見え、これまでになかった会社に目を向けることができます。
④完璧や正解を目指す
就活ではさまざまな企業があり、それぞれ選考基準が異なるといえます。たとえば求める人材として、A社ではフットワークが軽く、新しいことに次々と挑戦できる人を求めていて、B社では一つのことにコツコツと愚直に取り組み続けることのできる人を求めているなど、企業によって大きく異なります。
そのため就活には完璧や正解が明確になく、完璧や正解を目指してしまうと終わりがないです。その結果、無駄な対策が増えたり、本当に自分がなりたい姿から遠ざかってしまうなどで疲れやすくなってしまいますよ。
就活そのものに正解を求めるのではなく、自分が選んだ道を正解にしていくことが大切ということを忘れてはいけません。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る就活に疲れたときはSNSから離れることがおすすめ
就活でうまく結果が出ず内定には程遠い現状に対して、不安な気持ちをなんとかしようとついやってしまうのが、TwitterなどのSNSで同じような人を探すことです。できれば就活の期間、しかも疲れが出てきた頃にはいったんSNSから離れたほうがよいでしょう。
確かに同じような人とコミュニケーションを取れば、自分だけが就活に苦心し疲れているのではないとわかり安心します。しかしそれはごく一時的な気休めで、一人また一人と内定を出した人がそのような話題から脱落していくと、余計不安が募ります。
SNSは就活疲れを加速させる
また、SNSに書かれていることはたいていが個人の感想でしかなく、専門的な知識や詳細な分析がなされているわけではありません。
ときには参考になることもあるかもしれませんが、たいていの場合試験や面接に落ちた人はどうしても本質に向き合えずにいます。試験の内容が適切ではないとか、面接で対応が悪かったなど、ネガティブな要素を探し、SNSでそれを列挙する傾向があります。
こうした情報に振り回されてしまうと、就活疲れがさらに加速化するだけでなく、さらに内定が遠のきます。必要最低限の情報収集以外でSNSを多用するのはしばらく控えておきましょう。
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就活に疲れたときのメンタルケアの方法8選

就活と疲れは切っても切り離せない関係ともいえます。そのため、疲れとうまく向き合っていく必要がありますよ。
今から解説する就活に疲れたときのメンタルケアの方法8選を参考に、自分はどのように疲れと向き合い、就活を進めていくべきか考えてみてくださいね。
①期間を決めて休息を取る
就活に疲れた際は、一休みして気分転換をしたり、日々の生活の中でお風呂にゆっくり浸かるなどしてみましょう。1日のスケジュールを見直して、睡眠や食事なども確保することが、精神の安定につながります。無理をせず就活を進めることで、かえって効率が良くなることもあります。
就活は長期戦であり、ずっと緊張感を持って就活に取り組むというのには精神的に限界がきます。必ずどこかでリフレッシュすることが必要です。慣れない活動をするのが就活のため、自分をリラックスさせる時間を取ってくださいね。
ここで大切なことは期間や時間を決めることです。就活のオンとオフを切り分けることで、活力が湧き、就活にメリハリをつけて取り組めるようになります。期間を決めないと、「本当に今休息を取っていて良いのだろうか」と不安になりますが、期間を決めていれば「今は休むとき」と割り切ることもできますよ。
- 就活に疲れたため、しばらく休息を取りたいのですが、どのくらいの期間休息をとっても良いのかわかりません……。
選考スケジュールを考慮して休息を取ろう
選考スケジュールに影響の出ない範囲で休息を取りたいものです。面接がある場合には、思い切って練習の場だと割り切って出かけてみるのもいいかもしれませんね。
緊張する必要などありません。「もうどうなっても良い」と開き直って面接を使っていくとリフレッシュできますよ。
言いたいことを面接で言い切って、結果がどうだか楽しんでみるのもいい機会になるかもしれません。
②趣味や娯楽に費やす日を作る
就活以外のことにもトライして、気分をリフレッシュしましょう。旅行に出かけたり、音楽を聴くなど趣味や娯楽に費やす日を作ってみてくださいね。
内定を早く取りたくて焦ってしまう気持ちもあるかもしれませんが、趣味の時間を完全になくしてしまっては、精神的に疲れてしまい長期戦である就活を乗り切ることが難しくなってしまうものです。
趣味や娯楽に費やす日を作るときに大切なのは、その日は就活について深く考えないことです。一日就活をしなくなったからといって、就活で大きく遅れを取るわけではありません。安心して、頭の中から就活を消し、心の底から思い切り楽しんで気分転換をしてくださいね。
③卒論に取り組む
休息を取ったり、趣味や娯楽に費やす日を作ることでメンタルケアをしようと解説してきましたが、真面目な人にとっては不安が募ったり、休めた気がしないなんてこともあるかもしれませんね。
そんな人におすすめなことが、卒論に取り組むことです。就活を忘れて就活に関係ないことをするのは罪悪感や焦燥感があるかもしれませんが、卒論であれば学業であり必ずやらなければならないことですよね。
無理に何もしない日や考えないようにするよりは、やらなければならない卒論に没頭してみましょう。何か没頭できるものに取り組めば、就活の悩みやストレスを忘れることができるだけでなく、後々卒論を完成させるために焦ることも減りますよ。
④体を動かす
日ごろから運動習慣があまりない人も、就活になり運動する時間があまり取れない人も、疲れた今だからこそ体を動かしてみましょう。1日15分だけでも体を動かすと、体も気分もスッキリできるのでおすすめです。
ランニングなど激しい運動でなく、散歩やウォーキングなど無理のない範囲で適度に体を動かしてみてください。
就活中は慣れないパソコンでの作業が続くなど、集中力が長持ちしないこともあるかもしれませんね。就活の合間に過度に負荷をかける運動ではなく、心地良いくらいの運動にすることで集中力がアップしてきますよ。
⑤同じ状況の人と気持ちを共有する
就活中は周囲の学生をライバルだと感じてしまい、情報交換をしづらいという人もいるかもしれません。そんな人は一人で就活を続けてしまうことも多く、「もしかして、疲れたと感じるのは自分だけなのではないか」と不安になってくることもあります。
しかし周囲の学生は必ずしも敵とは限らないのです。ときには同じく就活をしている人と気持ちを共有してみてください。自分の気持ちに共感してもらえることや、自分のことを一緒に考えてくれていることで、安心やうれしさを感じられます。
周囲の人と気持ちを共有するだけでなく、Web上の口コミサイトなどで就活での悩みなどを読んでみるのも良いですね。就活疲れをしているのは自分だけじゃないと思うことで、もう少し就活を頑張ってみようと思えますよ。
就活の口コミサイトを利用すると、情報収集や相談することができるため非常にメリットは大きいです。
しかし、口コミサイトという性質上誰が記載しているのかわからないという点に留意しなければなりません。記載されている内容を信用しすぎないことが必要です。
⑥就活に関係のない人と会う
就活中の友人と会うのも良い気晴らしになるかもしれません。しかし、どうしても就活の話が話題にあがってきてしまうことも否定できません。
就活を考えたくないがために、周囲の人と関係を絶ち、人と話さなくなってしまうと無意識にストレスが溜まり、疲れやすくなりますよ。
就活に疲れて就活の話はあまりしたくないときは、バイト先や趣味仲間など就活に関係のない人と会って、いったん就活を忘れてリフレッシュしましょう。
⑦信頼のできる第三者に話す
就活に疲れて精神的に疲弊してしまったとき、自分一人で抱え込みすぎるのはよくありません。家族や先輩、友人など信頼のできる第三者に相談してみましょう。第三者に相談する際は、就活を経験したことのある人がアドバイスなどもしてもらいやすいためおすすめです。
より的確な就活のアドバイスが欲しい人は、大学のキャリアセンターや就職エージェント、キャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。
また精神的な疲れがひどいときは大学の心理カウンセラーに相談してみるのも一つのメンタルケア方法です。心の悩みにおいてプロに相談することにより、自分の中で探し続けてきた悩みが解決しやすくなります。
大学のキャリアセンターやキャリアコンサルタントは、面接の専門家としてトレーニングを受けています。
そのためこのようなプロに就活の相談をする際は問題ないと思いますが、友達や身近な人の話は信用しすぎないことが大切です。
あなたにとって役に立ち、正しい情報ばかりとは限りませんよ。
⑧将来の夢を考えてみる
「就活をする時期になったから」「みんなが就活をやっているから」となんとなく就活を始めた人も多いかもしれません。また就活を続けるうちに、最初に抱いていた目標や夢を見失ってしまうこともあります。
最終的な目標や夢が明確になっていないと、書類選考に通過したなど小さな成功はそのときだけのものとして捉えてしまい、自分がどんな成長をしているか理解できず、不満や疲れが募りやすくなります。
自分にとって就活のゴールとはどんなものか、目標や夢を考えてみてください。この記事で繰り返し伝えているように、就活のゴールは入社後にいきいきと働くことです。どんな環境であれば自分がいきいきと働けるのか、何のために働きたいのかを考えてみてください。
自分の理想の生き方を長期的に、そして広い範囲で考えてみましょう。20年後どのような働き方をして、何を手に入れていれば「自分の人生も悪くないな」と思えるのか、漠然としたものでよいのでイメージを思い描きます。
そしてそのような生き方をするには、何を成し遂げていればよいのかを考えると、自然と目標や夢が描けます。
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疲れたときの就活との向き合い方
疲れたときの就活との向き合い方
- 適切な情報を入手して自分のペースを崩さない
- 不合格を気にするよりも改善するべきことを洗い出す
- 自分の就活軸を明確にする
- 企業へのエントリー数や選考の数を減らす
- 書類や面接での回答をブラッシュアップする
- ありのままで選考に臨んでみる
就活に疲れた際は、メンタルをケアするために休息を取ることが大切です。しかし、現実問題として多くの学生は就活を長い間休むことは難しいと感じるかもしれませんね。
そんな人は、疲れたときに就活とどのように向き合っていくべきかを押さえていきましょう。
①適切な情報を入手して自分のペースを崩さない
就活で疲れたと感じると、同時に焦りも感じるものです。焦ると周囲の就活状況が過度に気になったり、根拠のない噂に耳を傾けてしまうこともあるかもしれません。しかし疲れたときこそ、適切な情報を入手して自分のペースを崩さないようにしましょう。
適切な情報としては、企業の公式ホームページの情報や厚生労働省などの公的機関が出している統計などです。なるべく一次情報を確認するようにしましょう。
自分のペースを崩して就活に取り組むというのには限界がきます。普段慣れていない活動をするのが就活のため、落ち着いて自分が無理のない範囲で行動ができるようにしてください。
- 自分のペースを崩さないといっても、周囲の状況や情報が気になってしまいます。どうしたら良いのでしょうか?
就活を「見える化」して、進捗管理をおこなう意識を持とう
就活期間中は大学の同級生と交わす会話の中心が就活の話題になってしまいますよね。そのため、気にしないということはまず無理だと思います。
このような場合は、自分の就活を工程表のように客観的に「見える化」をしておき、進捗管理としてとらえることがおすすめです。
そうすることで、周囲との比較というよりも、自分の進捗がどの時点かというように捉えることができるようになります。その結果、他人との比較をすることを避けられるはずです。
②不合格を気にするよりも改善するべきことを洗い出す
就活がうまくいかないと疲れたと感じることも増えてきます。そんなときは、「次の選考でも不合格になったらどうしよう」などと弱気になったり、不合格になることばかりを気にするよりも、改善するべきことを洗い出してみましょう。
不安は漠然とした特定できない曖昧な脅威を察知したときに、感じやすい感情です。そのため、具体的に選考を突破するためには何をおこなうべきかを考えることで不安を和らげ、疲れにくい就活をすることができます。
不合格になった原因を明確化して、原因の改善を意識してください。原因と改善に注力することで合格・不合格といった結果自体を気にしづらくなり、就活を前向きに捉えることができます。
たとえば書類選考で落ちてしまう人は以下の記事を参考に、なぜ落ちてしまうのか原因を探ってみてくださいね。
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書類選考で落ちる確率は10%~60%と幅広いです。この記事では書類選考で落ちないための基本ポイントと通過率アップのための差別化のコツをキャリアコンサルタントがプロの現場目線で解説します。基本と差別化を押さえて書類選考を通過しましょう。
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改善するべきことを洗い出す具体的な方法としては、書類選考や面接のフェーズなどで、どの段階で不合格となったかを把握することがおすすめです。
面接の場合は自分でミスしたと思った点を書き留めておくと、問題点が一目瞭然となりますよ。
③自分の就活軸を明確にする
周囲と自分を過度に比較してプレッシャーを感じ、就活に疲れたと感じる人が多くいます。周囲と比べている人は、「あの企業は大企業」「あの企業は人気が高い」など、社会・他人が決めた軸で就活していることが多いです。
しかし、周囲と自分を比べたところで自分は幸せにはなれません。なぜなら、人それぞれ就活の軸が異なり、その人に合った企業が異なるからです。あの人にとっては良い企業であっても、あなたに合っているとは限りません。
企業の社風やワークスタイルが自分と合っているか、自分の仕事に対するキャパシティはどれくらいかなどを押さえるために、自分の就活軸を明確にしてください。就活の軸を考えるためには、自分史がおすすめですよ。

自分史の作り方
①ノートとペン、もしくはwordなどまとめられるものを用意する
②以下の内容を参考に小学校から現在までの出来事を年代別に洗い出していく
一番頑張ったこと
一番辛かったこと
一番うれしかったこと
当時、熱中していたこと
大きな失敗や挫折
困難を乗り越えたこと
自分から率先しておこなったこと
③過去の経験を喜怒哀楽などで考え方が似ているエピソードをまとめる
④まとめた内容が自分の価値観を表す
自分史などの自己分析のやり方を詳しく押さえたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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④企業へのエントリー数や選考の数を減らす
「就活に疲れたけど、就活を続けたい」と頑張りたい気持ちはあるものの、これ以上疲れたら続けられる気がしないと不安になっている人もいるかもしれませんね。そんなときは、企業へのエントリー数や選考の数を減らしてみましょう。
もちろん極端に視野を狭めすぎて、たとえば1業界3社しか選考を受けないとするのは危険です。あくまでも、今選考を予定している企業へのエントリー数や選考の数を減らすという意識を持ちましょう。志望業界や企業、職種を見直してください。
就活のスケジュールが密になりすぎて余裕がない状態が続くからこそ、疲れたと感じてしまいます。できる限り多くの企業を受けたい気持ちもわかりますが、受ける企業を減らして選考の回数を減らして、一社ごとの精度をあげて、まずは内定を獲得することを意識してみましょう。
就活のエントリー数をどのように絞るべきかわからない人は、以下の記事を参考にしてくださいね。
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ただし、むやみにエントリー数を絞ることはおすすめしません。
エントリー数を削減するリスクは、落ちた場合に替えが効かないことです。そして企業がエントリーを締め切ってしまうと、二度とエントリーできなくなるということがあります。
企業は、初期にエントリーしてきた学生の選考を優先的に進めます。大手企業や知っている企業ばかりにエントリーするのではなく、少しでも事業内容や職種に興味を持った企業にまずはエントリーしておき、実際の選考に移る際に選別していくのがコツですよ。
⑤書類や面接での回答をブラッシュアップする
就活に疲れて、惰性でなんとなく続けてしまうと、受かるはずの選考も落ちてしまうことがあります。就活に疲れたときこそ、書類や面接での回答をブラッシュアップしましょう。
必ずといって良いほど求められる自己PRや学生時代に力を入れたこと、志望動機を重点的にブラッシュアップすることがおすすめです。ブラッシュアップの方法としては、自分の回答に「なぜ」を繰り返してみましょう。
「なぜ」 を繰り返すことで自分の価値観や無意識にする行動の原理などが分析できるようになります。感情の本質や問題をあぶり出し、具体化することでどのように回答すると良いイメージにつながるのかに気付くことができますよ。
「なぜ」を繰り返す例
- 私の強みは主体性です
↓なぜ - アルバイト先のカフェで売上を伸ばすために提案をおこなったから
↓なぜ - アルバイトとしてお金をもらう以上は成果を出したいから
↓なぜ - 成果を出すことが好きだから
自分ではよくできた回答だと思っていても、初めて聞いた第三者にとっては理解できないことがよくあります。そのため、第三者に回答を読んでもらったり聞いてもらう方法もおすすめです。
意外と書類の基礎的なマナーやルールが押さえられていない人は多いです。こちらの記事で今一度自分はマナーを守れているか確認してみましょう。
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新卒の履歴書は、必要な項目を見落としていたり、マナーが守られていなかったりと、細かな部分のミスが多いです。事前準備をしっかりとおこないつつ、履歴書の書き方をマスターしましょう。この記事では、履歴書の書き方から採用担当者に渡すまでのマナー、失敗パターンなどをキャリアコンサルタントと解説します。
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面接はフェーズごとに重視すべき対策が異なります。ある程度の面接対策はできているという人も、以下の記事を参考に対策のレベルを上げてみましょう。
一次面接
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二次面接
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最終面接
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⑥ありのままで選考に臨んでみる
自分を取り繕って企業にアピールをして、疲れたと感じる人も少なくありません。自分を取り繕っていては、回答に矛盾が生じて選考に落ちる可能性があがったり、嘘をついているような気分になり就活で消耗してしまいます。
取り繕った自分で就活を続けていると就活自体が嫌になってしまっては元も子もありません。また内定を得ても、入社後に悪いギャップが生まれて早期離職の原因になります。
そのため、思い切ってありのままの自分で選考に臨んでみましょう。もちろん、対策や準備をせずに選考に臨むということではありません。あくまでも企業を調べて、自分をアピールする準備をしたうえで、ありのままの自分を伝えるということですよ。素の自分を受け入れてくれた企業が、入社後にあなたが活躍しやすい環境であり、働きやすい環境です。
疲れたときこそ実践しよう! 就活を効率化する方法4選
疲れたときこそ実践しよう! 就活を効率化する方法4選
- やるべきことに優先順位をつける
- 自己分析は自己分析ツールを使う
- 大学のキャリアセンターや就職エージェントに相談する
- スカウトサイトを利用する
就活中はさまざまな準備や対策、選考があるため疲れたと感じやすいものです。少しでも疲れを削減するためには、効率的に物事を進める必要があります。
疲れたときこそ、今から解説する就活を効率化する方法4選を参考にしてくださいね。
- 就活に疲れてしまいました……。完璧な企業はないと割り切って就活を終わらせるか、納得するまで就活を続けるかどちらが良いのでしょうか?
今後の人生はいくらでも変えられることを念頭に判断しよう
どちらが良いかは人それぞれなので断定することはできません。しかし、一つ言えるのは「新卒での就活はこれで終わりでも、自分の生きる道はこれからいくらでも変えられる」ということです。
たとえ新卒で意に沿わない会社に入ったとしても、社会人としての基本を身に付けた後に転職するという手もあります。企業や職種によっては新卒よりも経験者採用を優先する場合もありますから、今は納得のいく仕事が見つからなくても、就職してから目指す方法はいくらでもあるということを覚えておいてください。
それを念頭に置いて今は妥協するのか、それでも納得いくまで頑張るのかを決めると良いでしょう。
①やるべきことに優先順位をつける
就活中はやるべきことが膨大で、突き詰めて対策をしようとすれば終わりは見えてきません。そのためやるべきことに優先順位をつけて、何から手を付けるべきか、どれくらいやるべきか、何をやらないのかを決めましょう。
優先のつけ方としては、まずやることをメモに書き出します。そして自分なりに「重要度が高いもの」「緊急性が高いもの」をチェックしましょう。そして重要度・緊急性が高いものが優先的にやるべきことです。
柔軟に対応するために、スケジュールには余裕を持たせておくことがおすすめです。このとき、工程が多く長期的に進めるものは早めに取り掛かるようにしましょう。「やることが多くて就活に疲れてしまった」という人は、応募した企業に優先順位をつけ力を入れるものと入れないものにわけることで、効率的に就活を進めることができます。
優先順位を決めるときは頭の中で考えず、必ず文字に起こすなどして「見える化」することをおすすめします。
頭の中で考えているうちは、どうしても主観的になりがちで考えも整理できません。しかし可視化することで情報を俯瞰できるため、優先順位がつけやすくなります。
優先順位の「見える化」には就活ノートを活用することもおすすめです。以下の記事では就活ノートの使い方を解説しているので参考にしましょう。
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就活ノートとは? まとめ方を工夫して選考の心強い味方にしよう
就活ノートを作成すると、情報を整理できたり、自己分析がはかどったりと選考対策がかなり進みやすくなります。この記事では、就活ノートの作成方法や、差をつけられるまとめ方について、キャリアコンサルタントと解説します。おすすめの文房具も紹介しているので参考にしてください。
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②自己分析は自己分析ツールを使う
おすすめの診断ツール
- My analytics
→36問の質問に答えるだけで強みと適職を簡単に診断できる - 16Personalities
→60問の質問から自分の性格を8種類の性格タイプに分類することができる - エムグラム
→108問の質問に答えることで自分を構成する8性格や4つの特異性が診断できる - VIA
→120問の質問から自分を特徴づける強みを診断できる - エニアグラム
→120問の質問から自分の性格構造のメカニズムが見えるようになる
疲れているときはなかなか思考が回らなかったり、就活そのものをしたくないと感じることも多いです。自己分析がはかどらなくて疲れたり、自己分析が億劫で疲れるという人も多いです。しかし、就活において自分を適切にアピールするためには自己分析は重要であり、必要不可欠ともいえます。
そのため、就活に疲れて自己分析をやる気が起きないときは自己分析ツールを使うことで効率的に進めてみましょう。自己分析ツールとは質問に答えるだけで仕事で使える自分の強みや弱み、企業選びの軸、自分の性格や考え方などを言語化することができるツールです。
就活をしていると時間に余裕がなくなってきます。なるべく有効に時間を活用するために使っておいて損はないツールですよ。
- 就活に疲れたため、自己分析ツールで効率的に進めたいと思います。でも本当に自己分析ツールで自分が分析できるのでしょうか?
自分の大まかな傾向を把握することができる
自己分析ツールを使うと自分の大まかな傾向が出てきます。自分が感じている自分自身の姿を裏付けてくれるということです。
大まかな目星をつけることはできるため、その結果を使うことで自分自身を表現しやすくなります。しかし自分自身で自己分析を深めようにも負担感だけが募り、どうして良いのかわからずになかなか進まないことはよくあることです。
そんなときは、キャリアセンターやキャリアコンサルタントに自己分析ツールの結果を見てもらい、自己の言語化を一緒に進めてみることをおすすめします。
③大学のキャリアセンターや就職エージェントに相談する
「就活に疲れたときのメンタルケアの方法8選」でも信頼のできる第三者に相談するのがおすすめと解説してきましたが、メンタルケアのみならず効率化といった面でも大学のキャリアセンターや就職エージェント、キャリアアドバイザーに相談することがおすすめです。
大学のキャリアセンターや就職エージェント、キャリアアドバイザーは就活のプロであり、長年多くの学生の就活を支援してきています。そのため、書類の添削や面接対策はもちろん、現状のあなたの就活の進め方についてもアドバイスをしてくれます。
自分の課題点を客観的な視点で教えてくれるため、就活のレベルアップを期待できます。そのため、就活に疲れている人はモチベーションがアップする可能性が高いです。一人で悩まず、気軽に相談してみましょう。
就活のプロに相談するメリットとしては、就活についての数多くの経験とネットワークを持っているキャリアアドバイザーに直接アドバイスがもらえる点です。
また就活のプロであるため、より客観的で正確なアドバイスがもらえますよ。
就活のプロ以外にも、就活でおすすめの相談先は数多くあります。以下で詳しく解説しているので、誰に相談すべきかわからない人は参考にしましょう。
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就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説
就活の相談をするときは、相手を見極めることが大切です。この記事では、状況別におすすめの相談先や、相談方法などについてキャリアコンサルタントと解説します。また、相談する前に解決できるよう、よくある相談と回答も紹介しているので参考にしてください。
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④スカウトサイトを利用する
就活はマッチングの場のため、学生側が企業を良いと思っても企業側が自社に合わない学生と判断することも少なくありません。このようにうまくマッチングできないことが、就活に疲れたと感じる大きな要因ともなっています。
しかしスカウトサイトを利用すれば、自分の情報を公開することで企業側からアプローチをしてくれます。
スカウトサイトとは?
Web上に登録した学生の経歴を見たエージェントや企業から、選考などへの「スカウトメール」が受け取れるサービスサイト
そのため、自分のことを自社に合うと思ってくれている企業と出会えることはもちろん、 自分で求人を検索しているときには気付かなかった魅力的な企業から、説明会や面接希望の連絡が来ることもありますよ。
もちろん、何も準備をせずに良いアピールができない状態で待っているだけでは、企業からスカウトがくることは少ないです。どんなアピールであれば、自分が魅力的に見えるのかを考えて自分の情報を開示しましょう。登録しておいて損はないサービスですよ。
スカウトサイトを利用するメリット
- スカウトされると、選考における特典が受けられる可能性がある
- 学生と企業のどちらもお互いにある程度希望がマッチしているという認識でやりとりできる
- 自分のアピールポイントのどこに魅力を感じたのか企業から教えてもらえることがある
就活に疲れたら就職以外の選択肢もあることを押さえよう
就活に疲れたら就職以外の選択肢もあることを押さえよう
- 進学・留学
- フリーター
- 1人で働く
「内定が取れずに就職できなかったらどうしよう」と悩むことから、就活に対する疲れが増幅されている人もいるかもしれませんね。
就職は自分の理想の未来を叶えるための手段であり、大学を卒業したからといってかならずしも企業に就職しなければならないということでもありません。今から就職以外の選択肢を解説するため、自分にはさまざまな道があることを押さえましょう。
就職以外の選択肢を選ぶときにチェックしたいのが「その進路を消去法で選んでいないか」ということです。
就活をする中で自分のやりたいことが他に見いだせたのであれば、大手を振ってその道に進むと良いでしょう。
しかし「あれがダメだったからこっち」という決め方をしていると、自分の求めるものを得られず、満足できない人生を送ってしまいます。
進学・留学
就職する以外にも、大学院や専門学校に進学することや海外へ留学をすることもできます。就職まで猶予期間が生まれ、専門分野を極めたり、語学力を高めるメリットが期待できる選択です。
数年後に就職をしようと思った際には、就職の幅が広がる可能性も十分あります。また大学院に進学した場合は、学部卒より高い給与を狙える傾向です。また、就職までの空白期間について企業からたずねられた際にもポジティブな印象になりやすいといえます。
一方で、金銭的負担が大きいことや、専門性を高めるための専門学校に通ったとしても資格によっては年齢制限があること、短期留学では企業からの評価が期待できないなどのデメリットもありますよ。
フリーター
フリーターは特にスキルがなくても働けることが多く、勤務日や勤務時間が比較的柔軟であることから気軽に収入を得ることができます。フリーターであっても若いうちは、新卒の正社員とそれほど変わらない月収がもらえることも多いです。
しかし、30代になると収入に大きな差が生まれてきてしまうともいえます。また雇用が安定しにくいというデメリットもあります。
就職せずにフリーターになるという選択肢も元気に健康で働けるうちは良いかもしれませんが、将来自分はどのように働きたいかをしっかりと考えたうえで選択してくださいね。
1人で働く
1人で働く例
- フリーランスになる
- 起業をする
- 投資家になる
1人で働くということは、フリーランスになったり起業をしたり個人投資家になるということです。企業に属さず雇用されない形態であるため、、自分の裁量で働くことができます。場所や人にとらわれることも少なく、人間関係の悩みが比較的少ないというメリットがあります。
ただし、収入が安定しない可能性や、稼げるようになるまで時間がかかるデメリットを踏まえたうえで判断しましょう。
スキルがなくフリーランスを選択しようとしている学生は、一度立ち止まって第三者から客観的に自分を評価してもらいましょう。
「自分は何ができて、何ができないか」を鑑みることができます。
そして「フリーランスを選択する」ということが、現実問題どういうことかを事前に調査しておくことが必要です。
就職以外の選択肢については、こちらの記事で詳しく解説しています。就職したくないという人は参考にしてくださいね。
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就職したくないときは自分の感情やメリットデメリットと向き合うことが重要です。まずは就職したくないと感じる理由を理解し、自分に合った選択を考えましょう。この記事では就職したくない時の対処法についてキャリアコンサルタントが解説します。
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就活に失敗し、人生終了……と感じている人もいるかもしれませんが、ここから挽回可能なので、ぜひこちらの記事をチェックし行動してみてください。
就活に疲れたときこそ気持ちを落ち着けて希望の内定をつかもう!
ここまで解説してきたとおり、就活に疲れたと感じる人は多く、疲れたというのは当然の感情だともいえます。就活は長期戦であり、就活のゴールは入社後にいきいきと働くことであることを忘れてはいけません。
就活に疲れた際には、まずは疲れの原因を分析しつつ、不安や焦りを抑えて落ち着いた行動ができるようにしましょう。そして、適切なメンタルケアをしたり、就活との向き合い方を考えていきましょう。
今回解説した就活に疲れた人向けの対策を実践して、少しでも疲れを和らげ、就活とうまく付き合い、希望の内定を目指しましょう。
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る就活は疲れて当たり前だからこそ楽しく乗り切る意識を持とう
就活では慣れないスーツを着て、朝から会社を歩き回り、慣れない多くの人々と話をしなくてはなりません。社会人経験のない学生は、緊張することは当然であり、気を使わなければならないため気疲れもします。また「合否」という結果も伴うため、疲れ切ってしまって当然です。
就活は企業への理解を深められる貴重な機会
就活は、今まで学生がおこなってきた活動とは一線を画すため、本当に大変な活動といえます。その半面、新卒で就活ができるのは一生で一度のことであり、非常に貴重な機会です。
就活は、説明会や選考などを通じて気になる会社の情報や内情を深掘りできます。会社側は普段絶対に見せないところまでさまざまな情報を提供してくれて、実際に社員に会うことも可能です。相当な時間と労力、お金を就活生に投資していることになります。就活生自身も、自分自身を見つめなおし将来の姿を思い描くまたとない機会にあるわけです。
疲れ切った心身をどうにか労わりながら就活を進めてください。また周りには、皆さんをサポートできる多くの人たちが見守っていることを忘れないでください。そして、どんなことでも恥ずかしがらずに第三者を頼ってください。一緒に就活を楽しく乗り切っていきましょう。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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