Q
大学院2年生
女性
学芸員の資格だけで就活するのは厳しいですか?
大学院で学芸員資格を取得しました。しかし、博物館や美術館の正規職員の採用枠が非常に限られているため、一般企業への就職に切り替えるか迷っています。
学芸員として働くことが最終目標ですが、現実的に倍率が高く採用枠も少ないことを考えると、一般企業で経験を積みながらチャンスを待つほうが現実的なのではないかと不安があります。
しかし、専門的な勉強に集中してきたため、一般企業で求められるビジネススキルや経験に自信がなく、ほかの就活生と比べて不利にならないか心配です。
学芸員資格を持つ学生が一般企業に就職活動をする際のメリット・デメリットや、学芸員課程で培った知識・経験を選考でどうアピールすれば良いか、具体的にアドバイスをいただきたいです。
また、学芸員一本で就活を進めるべきか、一般企業と並行するべきかについても、客観的な意見を伺いたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
学芸員資格だけに絞った就活は現実的には厳しい
学芸員の採用は、募集が少ない・倍率が高いという点で、資格だけで職を得るのは確かに狭き門です。
多くの人が非常勤や契約職員から経験を積んで正規を目指すため、一般企業と並行して就活するのは、現実的で賢い選択だといえます。
一般企業へのアピールに学芸員課程での経験を用いる
一方で、学芸員課程で身に付けた調査力・文章力・企画力・資料整理の正確性・専門知識を一般向けにわかりやすく伝える力は、企業でも高く評価される強みです。
アピールの際は、以下のように経験をビジネススキルに翻訳して伝えると評価が上がります。
・展示企画やレポート作成を「情報整理・構成力」
・調査やフィールドワークを「粘り強さ・仮説検証力」
・博物館実習を「来館者への説明・接客力」
セカンドキャリアとして学芸員を選ぶ決断で可能性を広げよう
また、一般企業で広報・営業・企画職などを経験した後、学芸員に戻るキャリアも増えています。遠回りに見えても、実務経験がある人のほうが採用されやすいという現実もあります。
結論としては、学芸員一本に絞るより、一般企業と並行しながらチャンスを探す方が選択肢が広がり、将来の学芸員としての強みも増えるというのが専門家としての意見です。
焦らず、今持っている経験を言語化して両方に挑戦してみてください。
学芸員就活は狭き門! 専門スキルは一般企業でも有利に働く
博物館・美術館の正規採用は年に数名ということも珍しくなく、学芸員資格だけで就活を進めるのは確かに狭き門です。
ただ、その一方で、学芸員課程で培った経験は一般企業でも十分評価される力につながっています。
たとえば、展示企画の立案や調査研究、資料整理のプロセスは、情報を集めて分析し、相手に伝わる形にまとめる力が問われます。これは、企画職・事務職・広報・教育関連など、多くの企業で重視されるスキルです。
実務経験が未来の学芸員採用に活きることもある
一般企業に挑戦するメリットは、働きながら社会人としての基礎スキルを磨けることです。そして、将来学芸員として応募する際にも「実務経験がある」ことが評価されやすくなる点です。
一方で、一般企業に進むと学芸員採用と情報の距離が生まれるというデメリットはあります。ただ、並行して求人を追い続けている人も多く、どちらか一方だけと決める必要はありません。
進路に迷うと、「自分はどちらにも向いていないのでは」と不安になるものですが、学芸員課程で積み上げてきた学びは必ず武器になります。
専門性を活かしつつ、選択肢を広げる働き方も十分現実的です。焦らず、あなたの将来像に合う進め方を選んでいきましょう。
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