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転職サイトに登録した情報にプラスして、履歴書などの書類を提出しないといけないのはなぜですか?
転職サイトにて経歴や自己PRを登録した状態で企業に応募したところ、「書類選考に通過したため次のステップ(面接)に進みます」というお返事がありました。そのなかで「面接の際に履歴書と職務経歴書を持参してください」という依頼がありました。
今回通過した書類選考では、サイトに登録した情報が「書類」と見なされ、それらで判断されたのかと思っていたのですが、面接でもう一度履歴書などを用意しなければならないことを不思議に感じています。
せっかく面接に進むことができたため依頼通りに書類を準備しましたが、サイトに登録している情報で事足りるのであれば履歴書などの作成に時間を割きたくないというのが本音でした。
このように履歴書や職務経歴書、それらに準じた情報書類を複数回提出させる企業の意図として、どのようなものがあるのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
企業によってはサイト上の情報は書類と見なさない場合がある
転職サイト上で登録した情報があったとしても、面接の際に履歴書や職務経歴書の提出を求められるのは珍しいことではありません。会社側の意図はいくつか考えられます。
質問者さんは「サイト上に登録した情報が書類として見なされたと思っていた」とのことですが、その会社では、サイトに登録されているのはあくまで「Web上のプロフィール」であり、採用選考に必要な「書類」ではないと考えているのでしょう。
紙ベースの書類を扱う文化が根強いのかもしれませんね。企業としては、見慣れた「職務経歴書」という形で確認したいということも考えられます。
また、応募者の情報を社内で共有する際、サイトのURLを展開したりプロフィール画面を印刷することも考えられますが、会社の代表や役職上位者にそのような形では「応募書類」として渡せないと判断する場合もあるでしょう。
転職活動の際はサイトへの登録と併せて提出用の書類を準備しておこう
書類上で「改めてここを見たい」という明確な意図があるとは限りませんが、職務経歴書で「詳細を確認したい」ということはありえます。企業によってはサイト上のプロフィールだけで良いとする会社もありますが、今回のように改めて書類提出を求められることはよくあります。
転職の際は転職サイトに載せる情報と一緒に、あらかじめ履歴書と職務経歴書を両方用意しておくとスムーズに対応できますよ。一度用意しておけば、変更があっても追記すれば良いので、さほど手間はかかりません。
こちらのQ&Aでは、市販の職務経歴書の書き方をキャリアアドバイザーが解説しています。併せてチェックしてみましょう。
入社の意欲や能力をより知りたいため提出を求められる
履歴書や職務経歴書は、採用後企業で保管します。そのため、求人サイトの登録フォームでは、保管がしづらかったり、登録フォームを印刷すれば相当な枚数になり、複数の面接官が面接で共有するのが難しかったりするため、履歴書や職務経歴書の提出を求めます。
また求人サイトの登録フォームでは、企業への応募だけでなく企業からのスカウトで利用されることもあるので、応募企業向けに作成したものではなく、これまでの職務経験をベースに作成している求職者もいます。
面接に進んでいますので、求人サイトに登録されている情報から、職務経験や職務能力など一定の評価をしていますが、面接ではより自社に向けた入社意欲や職務能力のアピールを求めています。こういった理由から、面接時に、履歴書、職務経歴書の提出を求めます。
新しく作成する際は企業の求める人材に合わせて志望動機や自己PRを記載しよう
新たに履歴書、職務経歴書を作成する場合は、求人サイトに登録されている内容の大幅な修正はすべきではありませんが、企業が求めている人材を見極めて、応募企業で活かせる職務経験を強調し、応募企業向けの志望動機や自己PRを記載しましょう。また職務経歴書は、多くても3枚に程度まとめて、読みやすい書類を作成してください。
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