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「もう学生じゃないんだから」といわれることに納得できません。遠回しな指摘をする人の意図を教えてください。
就職活動を始めたり社会人になると何かと「もう学生じゃないんだから」「いつまでも学生気分でいるな」と指摘を受けますが、このようにいわれることに納得できないでいます。
もちろん、社会人として働くにあたって少しずつ意識を変えていく必要があるとはわかっています。ですが、社会人としての経験が浅ければどうしても学生としての経験をベースに物事を考えてしまうことは仕方のないことではないかと感じます。
また、学生には学生なりの苦労などがあるのに、社会人からは学生は下に見られているというような気持ちになります。そして「あなたたちだってかつては学生だったのに……」とも思ってしまいます。
至らない点があったのであれば具体的に指摘してもらいたいと思うのですが、「学生じゃないんだから」などと遠回しな指摘をする人々の意図はどういったものなのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
相手の立場から考えてみることで言葉の意図を汲み取ることができる
まずは質問者さんが自分自身の「納得できない」という気持ちをきちんと言語化し、さらに「何に対して納得できないのか」ということも客観的に表現できているということ自体が非常に素晴らしいと感じます。
さらに「至らない点があれば具体的に指摘してもらいたい」と、自分自身を改善しようとする姿勢も持ち合わせていますね。そうした姿勢を持っているからこそ「学生じゃないんだから」という指摘が、さまざまな学生をひと括りにして否定するような言い方に聞こえてしまうかもしれませんね。
そのうえで「学生じゃないんだから」と指摘する人々の意図はどのようなものがあるかということを考えてみましょう。今後仕事をしていくなかで、上司や同僚、顧客などさまざまな立場の人たちと接するなかで「どうしてこんなことを言うんだろう」という場面に直面することが多々あるかと思います。
その際「相手の立場から考えてみる」というスキルを身に付けておくと、理解し難い相手の言動への対応方法を見つけることができますよ。今回のケースで言うと、社会人から見た際に「そのままでは良くない」と感じる言動が見え、「社会人としての振る舞いや視点を意識してほしい」という意図があったのではないかと思います。
とはいえ、社会人を経験していない以上「仕方のないこと」と感じるのも理解できます。質問者さんが書いているように具体的なフィードバックがあれば、もう少しポジティブに相手の言葉も受け止めやすいでしょう。ここから見えてくることは「こちら(学生)側」にも改善すべき部分がある可能性があり、それを「伝える(社会人)側」の伝え方も適切ではないかもしれないということです。
相手を変えようとするのではなく自分自身を成長させることに目を向けよう
ぜひ覚えておいてほしいことは、自分に対して何かを伝えてくる人のコミュニケーション能力はさまざまであり、たとえ指摘する「内容」はもっともだとしても、伝え方が適切でないということは往々にしてあるということです。そのような時、相手を変えようとすると思ったとおりにならず、非常にストレスを感じます。
ここで自分ができることは「自分自身を成長させること」です。相手の指摘から自分の改善ポイントを見つけ、そこを伸ばしていくことで、自分自身を成長させることができます。そして、自分が後輩や部下を持った時に、相手がモヤモヤを感じず、素直に自分の改善点に目を向けられるような、素敵なフィードバックができる人になっていけると良いのではないでしょうか。
もちろん、非人間的な、人格を否定するような言い方はハラスメントになる可能性もあるので、そのような場合は然るべきところに相談するようにしましょう。
もしハラスメントと感じるようなことがあれば、こちらの記事をチェックしてみてください。職場いじめの具体例や乗り越え方を解説しています。
育成担当者もどのように伝えるべきか迷っている場合もあるため、汲み取る努力も必要
「学生じゃないんだから」という遠回しな指摘はどんな意図なんでしょう」という悩みを抱えているのですね。おそらく育成担当者も指導方法がよくわからなくて、表現に困ってるのかもしれません。育成担当者は、自分の業務の合間に新人指導をせねばならず、指導法についても具体的にわかっていないこともよくあります。
学校の先生のように、教え育てることが本業ではないのです。だからといって「育成担当者を替えてください」というわけにもいきません。そのため、育てられる新入社員側にも工夫や努力が必要です。
相手からの言葉を待つのではなく自分から考え行動してみよう
自身で記述しているように「至らない点がありました。具体的にはどうしたら良いか、相談に乗ってください」と申し出てみるのも良いでしょう。「自分なりにこのように調べ、考えてみたのですが、どうでしょうか?」とまずは自分でやってみて、フィードバックをもらう形でも良いですね。
社会人になると、意外なほどこの世はちゃんとしていないことに気づきます。ちゃんとした新人育成方法は確立されてはいないのです。
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