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ガクチカと自己PRが両方聞かれるのってどうしてですか?
面接で、企業によってはガクチカと自己PRの両方を聞かれることがあると思います。そもそもなぜ両方聞かれるのでしょうか? 答える内容も結局ほぼ一緒な気がしているので、どちらかで良いのではないかと思ってしまいます。
実際、それぞれの質問で企業が見ている点は違うのでしょうか? 大半の企業でガクチカも自己PRも聞かれることが普通なのかも気になります。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ガクチカと自己PRでは聞きたい内容が違う
企業は面接を通して、応募者の人柄や将来の伸びしろを判断したいと考えていると感じます。そのうえで、ガクチカと自己PRでは、企業が質問する目的が異なります。
たとえばガクチカの場合、その目的は、応募者の過去の経験から価値観や行動特性を判断することにあります。企業はガクチカの回答から、自社の社風に合う人材かどうかを見極めようとしているのです。
一方で自己PRの目的は、応募者が入社後にどのように活躍してくれるかを判断することです。自己PRの回答から、応募者の強みが何で、それがどんな場面で発揮されたのか、そして入社後にその強みが再現できる可能性があるかどうかを、企業は見極めようとしています。
プロセスと自分の特性のどちらに焦点を当てるかが答え方の違い
ガクチカと自己PRで同じエピソードを話す場合でも、ガクチカでは「どんな経験をして、そのときどう考え、結果としてどう行動したか」というプロセスに焦点を当てて答えるよう指導しています。
一方、自己PRでは、「自分自身の強みは何で、それを裏付ける具体的なエピソードは何か、そしてその強みをどう企業で活かせるか」という点に焦点を当てて答えることが重要だと考えています。
この2つの質問の違いを理解していないと、面接官にまったく同じ話を繰り返しているような印象を与えてしまい、お互いに気まずい思いをしてしまう可能性があります。それぞれの質問の目的を意識し、話す内容を切り分けて答えることが、面接を成功させるためには非常に大切だと考えています。
採用は大きな投資になるからこそ複数の切り口で質問がされる
「自己PR」や「ガクチカ」は応募者の人物を知るための定番の切り口ですが、それ以外にもさまざまな切り口があると私は考えています。企業指定のエントリーシート(ES)フォーマットや面接質問例を検索すれば、ほかにも多くの切り口をみつけることができます。
企業は応募者を多角的に知りたいと考えています。サラリーマンの生涯年収は一般的に2億円とも言われていて、定年まで勤めるとすれば企業にとっては給与だけでなく諸経費も含め、2億円以上の投資になるのです。
だからこそ、「ガクチカか自己PRのどちらかがわかれば十分」というわけにはいきません。話せるエピソードが一つの切り口しかないと、面接で話が続かなくなります。
自分から用意して話さないことには魅力は伝えられない
実際、模擬面接でもいくつかの質問を重ねるうちに「しまった、準備してなかった……」と困る学生はよくいます。多角的な質問の意図は、「応募者はどのような人物か」「当社社員としてふさわしいか」をみきわめるためです。
面接官も超能力者ではありません。自分で話してくれないかぎり、どんな人物かわからないのです。だからこそ、さまざまな場面での自分自身を自ら話せるよう、準備をしっかりしておきましょうと私はアドバイスしています。
こちらの記事では、ガクチカと自己PRの違いを詳しく解説しています。例文で比較しながらわかりやすく解説しているので、チェックしてみてください。
自己PRがないと頭を悩ませている人は、こちらの記事も参考にしてみてください。自己PRの見つけ方を詳しく解説しています。
自己PRとガクチカで同じテーマとしたときの内容の差別化については、こちらの記事で詳しく解説しています。例文も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
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