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転職の面接で気を付けることは何ですか?

現在転職活動を進めており、これから面接を受ける予定なのですが、新卒以来の面接で不安です。転職の面接で気を付けるべき点について教えてください。

職務経歴やこれまでの実績をどのように話せば効果的に伝わるのか、退職理由を正直に話しつつもネガティブな印象を与えないようにするにはどうすれば良いかなどに悩んでいます。

また社会人経験をしていることから、ビジネスマナーや言葉遣い、面接時の振る舞い方など気を付けることは多いのではないかなと思っています。

転職の面接において、採用担当者はどのような点を見ていて、何に気を付けるべきなのでしょうか。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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転職面接は経験が重視されるため即戦力アピールが鍵!

まず私が考える新卒面接と転職面接の主な違いは、新卒面接が応募者の潜在能力や人間性を重視するのに対し、転職面接では実務経験や能力がより重視されるという点です。

転職の場合は特定の職種に対する募集が一般的なため、企業が求める人材のスキルをしっかりと見極め、自身が即戦力として貢献できることをアピールすることが重要になってきます。

たとえ未経験の職種であっても、「教えてください」や「入社後に学びます」といった受身の姿勢ではなく、自ら積極的に学び、短期間で戦力となる意欲を示すことが求められるのです。

採用担当者の人達からは、過去の職務経験から自社でどのような貢献ができるかを評価しているという話をよく聞きます。そのため、応募企業で活かせる経験を強調し、具体的な能力を伝えることが非常に重要となるのです。

また、退職理由については、たとえ労働環境や待遇に対する不満が本音であったとしても、それをそのまま伝えるのではなく、応募企業で実現したいことやポジティブな動機に焦点を当てて伝えるべきだとアドバイスをしています。

志望動機については、応募企業で実現したいことや、その企業に感じる魅力、そして自身が発揮したい能力などを具体的に伝えることで、より印象的なものになるでしょう。

そして自己PRでは、応募企業で発揮できる職務能力について、私が効果的だと考えるPREP法(結論、理由、エピソード、結論の順で話す手法)などを用いて、論理的に回答することをお勧めします。

入社時期は明確に伝えることで採用に結びつく可能性がある

私の経験上、転職の場合は欠員補充や増員のための募集がほとんどです。そのため、入社日が明確に指定されていない場合であっても、企業側としては内定後 1~2カ月程度で入社できる人材を求めているケースが非常に多くあります。

転職時期について質問された際に、「上司と相談してからでないと……」や「まだ具体的にはわかりません」といった曖昧な回答は、採用になかなか結びつかない原因となり得るため、目安の時期を答えるようにしましょう。

転職活動では、第一志望の企業だけに絞るのではなく、求人情報を見て、これまでの自身の職務経験を活かして活躍できるイメージが持てる企業があれば、積極的に応募し複数の企業を比較検討することをお勧めします。

キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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具体的な実績を伝えることで即戦力になれるアピールをしよう

社会人経験がどの程度かによっても状況は異なってきますが、私のこれまでの調査による分析によると、基本的に転職の場合は「即戦力を採用したい」というのが企業側の主な意向です。

そのため、私がいつもアドバイスするのは、自身の経歴や実績を伝える際には、なるべく具体的に、可能であれば数字も交えながらお話しして欲しい、ということです。ただし、同業他社へ転職される場合は、守秘義務に反しないよう十分に注意してくださいね。

異業種へ転職される場合に私が効果的だと考えるのは、新しい仕事にも通用するスキルにつながるような自身の経験を探し出し、そのエピソードを用いることで、入社後も活躍できるイメージを採用担当者に持ってもらうということです。

これも重要なポイントだと私は思います。

言葉遣いやマナーより対話を重視することが大切

マナーや言葉遣いについては、これまでの社会人経験のなかで特に問題として指摘されたことがないのであれば、それほど過度に気にする必要はないというのが私の基本的な考えです。

自然な対話ができれば、多少の言葉遣いの違いは大きな問題にはなりません。

むしろ私が懸念するのは、神経質になりすぎるあまり、本来の自然なコミュニケーションが取れなくなってしまうことです。こちらの方がより大きな問題だと私はとらえています。

また、私が採用担当者の人達からよく聞く面接官が気にする点としては、応募者が前の会社の慣習や仕事の進め方、いわゆる「癖」のようなものを引きずっていないか、という点です。

スカウトなどのケースでは、前の会社でのノウハウを活かしてほしいと期待されることもありますが、私の知る限りでは、特に若手の人の転職においては、そうしたことはあまり期待されないことが多いと言えるでしょう。

これまでの経験は具体的に伝えつつも、新しい職場と仕事に対しては、過去のやり方にとらわれることなく柔軟に適応できるという点をしっかりとPRすることが、私としては非常に重要だと考えています。

こちらは新卒向けの記事ですが、面接で気をつけることを網羅的に解説しています。参考にして面接の基本を押さえておきましょう。

転職と新卒採用の面接の違いはこちらの記事でも詳しく解説しています。中途採用の面接に不安を感じている人はこちらも確認してみてください。

転職理由の伝え方で悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。企業に好印象を持ってもらうコツを例文を交えて解説しています。

中途採用の最終面接でどのような逆質問をしたらよいのか? と疑問を持つ人は、こちらのQ&Aもチェックにしてみてください。

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