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最終面接で気を付けるべきことについて教えてください。

今度、第一志望の企業の最終面接に進むことになりました。内定まであと一歩ということで嬉しい反面、役員との最終面接が待ち構えているのでこれまで以上に緊張しています。絶対に内定を獲得したいので、最終面接で特に気を付けることについて教えてください。

最終面接は、これまでの面接と比べて、どのような点が異なるのでしょうか? 役員クラスの方々が面接に参加されるということは、それだけ見られているポイントも変わってくるのではないかと思っています。

入社に対する熱意や覚悟をどう伝えるかが重要だと思っていますが、そうした思いをしっかり言葉にして届けるためには、どのような準備や心構えが効果的でしょうか?

また、面接の最後にある「逆質問」の場面でも、どのような質問をすれば好印象を持っていただけるのか、教えていただけると嬉しいです。

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あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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最終面接は企業が応募者とのマッチ度を特に重視して確認する場

最終面接に進めるとのこと、まずはおめでとうございます。

私がこれまで多くの企業の採用選考を見てきた経験上、最終面接は落とすための面接というよりは、むしろ最終確認をする場であるととらえています。

企業側としては、応募者が企業文化に馴染む人物かどうか、一緒に働きたいと思える人間性かどうか、そして長期間にわたって企業で活躍してくれるかどうか、といった点を重視していることが多いです。

緊張するとどうしても早口になってしまう人が多いですが、ゆっくりと安定したトーンで話すことを意識して臨みましょう。

「なぜこの会社に入りたいのか」という志望動機については、要点を押さえてきちんと伝えられるように、事前にしっかりと準備しておくことが大切だと私は思います。

一文一文が長くなりすぎないように、要点を押さえて簡潔に伝えることを意識しましょう。

逆質問では役員の視点を掘り下げる質問で向上心をアピールしよう

逆質問の場面ですが、私としては、これは役員クラスの人と直接お話しできる貴重な機会だと考えています。

「若手に期待していること」や「貴社で成長している人の共通点」など、役員の人の人柄や考えがわかるような質問をすることで、自身の向上心や素直さをアピールできるのです。

また、役員の人の思いを知るという意味でも、非常に有意義な時間になると思います。

一方で、私がいつも注意を促しているのは、企業のWebサイトなどで少し調べればわかるような質問は避けるべきだということです。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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最終面接では経営視点と具体性で内定を掴もう!

私のこれまでの経験から、最終面接ではそのほかの面接と比べて「経営視点での判断材料」がより重視される傾向があるといえると思います。

たとえば私は以前、大手自動車部品メーカーの営業職を志望していた学生に最終面接対策をおこないました。

自動車部品業界は、電動化(EV化)やCO₂排出規制、リサイクル規制などの環境規制への対応や、グローバルな市場変化への適応が急務となっています。そのため、企業側は応募者に対しても「市場動向を踏まえた提案力」や「中長期的なキャリア設計」といった視点を求めている可能性があるのです。

そこで私がこの学生に対しておこなったのは、まず業界の直近のトレンド資料を読み込んでもらい、面接官が興味を持ちそうな事業課題を自身の言葉で要約してもらうことでした。

そして、私と一緒に「入社後3年でどのようなスキルを身に付け、5年後にどのようなポジションで会社に貢献したいか」というロードマップを現実的な範囲で、具体的な数値やプロジェクト名を交えながらストーリー化した結果、役員面接で「目標達成に向けた道筋が明確だ」と高く評価されたという事例があります。

3つのポイントを押さえた事前準備で印象に残る逆質問をしよう

私が考える準備のポイントは、おもに以下の3点です。

一つ目は業界・企業の中長期戦略をしっかりと押さえ、自身の志望動機や自己PRと紐づけることが挙げられます。そして、自身のエピソードをもとに「なぜ自分がこの企業の成長に貢献できるのか」を結論ファーストで語ることが次に大切なポイントです。

最後に関連資料を読み込み、想定される質問を洗い出したうえで、短時間で論点を整理し、的確に答えられるよう訓練を重ねることが重要になります。

逆質問の場面で私がおすすめするのは、「現在最も注力されている新規事業の課題は何だとお考えですか」や「若手に期待する役割や成長支援策についてお聞かせいただけますでしょうか」といった、経営視点と自身のキャリアビジョンが重なるようなテーマの質問をすることです。これにより、より強い印象を残せると私は思います。

ただし、注意点としては、企業の公式情報やIR資料などで既に公開されている内容については事前にしっかりと確認し、質問が重複しないよう工夫することも忘れないでください。

選考に関わらず、面接で気を付けることはこちらの記事で解説しています。最低限意識しておくべき心得を押さえて内定率を高めていきましょう。

最終面接でよく聞かれる質問への回答のコツは、こちらの記事を参考にしてみてください。逆質問の例も解説しています。

こちらの記事でも最終面接の逆質問を詳しく解説しています。併せてチェックしておきましょう。

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