この記事のまとめ
- 面接の手応えがわからない理由は2つある
- 面接の手応えがわからないときは12の基準で一定の判断が可能
- 面接の手応えを意識するより次の選考の準備をすることが大切
- 面接力診断ツール
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面接後はうまくいったかどうか不安を感じてしまいますよね。「面接官の質問にしっかり答えられたかな」「思ったよりうまく話せなかったな」、などいろいろと考えてしまうものです。
面接は採用活動の一環としておこなわれるものであるため、面接の評価ポイントについて理解しておき、手応えを感じられる状態にするのは大切です。しかし、評価の判断基準は企業によって異なり、「〇〇をしたら絶対合格できる」というものはないため、手応えを気にしすぎるのも良くありません。
この記事では、キャリアアドバイザーの谷所さん、渡部さん、田邉さんと一緒に、面接の手応えを測る判断基準について解説します。面接の手応えがわからない人はこの記事を参考にして、就活に活かしていきましょう。
面接の手応えがわからないときは12の基準で一定の判断が可能
面接を受けた後「うまくいった気がする」「落ちたかもしれない……」などとさまざまな感情を抱くと思いますが、「うまくいったのかどうか自分で判断できない」と悩む人も多いと思います。
この記事では、面接の手応えがわからないときの判断方法について、12の基準から細かく解説していきます。面接がうまくいったと言えるのか、参考にして考えてみましょう。
とはいえ、手応えとは不確かなものであり振り回されるべきではありません。そこで記事の後半では、手応えを気にしすぎないための心構えや面接後にやるべきことを解説するので、参考にして不安要素をなくし就活を乗り切りましょう。
そもそも面接で感じる手応えとは
面接の手応えとは、面接官の反応や雰囲気、態度などから合否について考えられるもので、「合格フラグ」「不合格フラグ」といった言葉で表現するケースもあります。
ただ、企業によって面接の評価ポイントも変わってくるため、自分の手応えで良し悪しを判断するのは難しく、また手応えの感じ方も人それぞれであるため、定義が曖昧と言えるでしょう。
たとえば、数学の筆記試験であれば答えが決まっているため、自己採点で何点取れたのかある程度予想がつき、そこから手応えを感じやすいと言えます。しかし、面接には明確な答えがないため、必ずしも手応え通りに結果が出るわけではありません。
そのため、面接の手応えというのは参考程度に考えるべきであり、完全に信じてはいけないと言えます。
面接の手応えばかり気にすると、面接官の顔色や言動が気になってしまい、積極的なアピールができなくなるリスクがあります。
また手応えがあったと感じていた企業が不採用になることで、何が正しいのかわからなくなり気持ちが落ち込み、就活に集中して取り組めなくなるリスクもあるでしょう。
あなたが面接の手応えがわからないと感じる理由
友人や先輩が面接の手応えについて話しているのに、自分は面接の手応えがどういうものなのかわからないという状態は焦ってしまうものですよね。
面接の手応えで合否が正確にわかるわけではないものの、企業が面接で評価するポイントについて理解しておき、手応えを感じられるような状態にしておいた方が面接後の反省にも活かせます。
ここからは、なぜあなたが面接の手応えがわからないのかを解説するので、参考にしてみてください。
面接で評価されるポイントを知らないから
採用面接は、企業が学生を見て採用するかどうかを判断するものであるため、判断基準は企業ごとに必ず存在します。
つまり、どの部分を面接で見られているかをわかっていないと、評価されるポイントがどこなのかもわかりません。当然評価される判断基準がわからなければ、手応えは感じられないでしょう。
面接の評価ポイントは企業によって細かく違いますが、どこも入社後に活躍できる人材かどうか見極めたいと考え、見ているポイントはそこまで大きく変わるわけではありません。そのため、一般的に面接で評価されるポイントについて理解しておけば、面接で手応えを感じやすくなります。
面接で評価される一般的なポイント
- 企業への理解度
→企業理念や募集職種の仕事内容についてしっかり理解しているか - 将来性
→学生時代のエピソードなどから、将来的に活躍できる人か - 清潔感
→スーツやネクタイ、靴などがキレイになっているか - 話し方
→結論から質問に答えられているか - 声のトーン
→聞きやすい声量、テンポで話せているか
基本的に多くの企業はこれらの要素を総合的に見て合否を判断しています。ここの要素を意識しておけば、判断基準が備わり手応えを感じられるようになりますよ。
上記の5つに加えて、「意欲」も最終的に好感度に反映されていきます。いくら有能に見えても自社に興味がないと思われると敬遠されるからです。
また、これらは絶対評価ではなく相対評価であることにも注意しましょう。
就職活動の面接をまだ経験したことがない人は、こちらの記事を見てどのような手順で進むのか理解しておきましょう。
直前でも間に合う! 面接の流れを頻出質問6例文付きで徹底解説
面接で評価されるポイントを詳しく知りたい人は、こちらの記事で詳しく解説しているので、これから面接に臨む人は参考にしてみてください。
面接のコツ|通過率を飛躍的に上げる初心者必見の対策を解説
面接の細かいルールについてはこちらで解説をしています。マナー違反をしてしまうと選考突破は難しくなるので、気になる人はこちらを参考にしてください。
絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
採用面接の経験がまだ浅いから
まだ面接経験が浅く、選考に通ったことや落ちてしまった経験がない場合は、面接の手応えを感じるのは難しいでしょう。なぜなら、人は実際に経験をしてみないとその場の雰囲気がわからないからです。
たとえば、運動部の試合で何回も対戦したことがある相手と初めて対戦する相手だったら、前者の方がどんな試合スタイルなのかイメージがつきやすいですよね。面接も同じで、何回も経験する中で、採用面接の傾向などが見えてくるわけです。
「選考に通るときはこういうパターンが多いな」「落ちるときはこんな雰囲気になるな」など、過去の経験から手応えの判断ができるようになります。
面接で手応えがあると判断できる基準7選
面接で手応えがあると判断できる基準7選
- 質問をたくさんされた
- 自分の受け答えを褒めてもらえた
- 面接官がたくさんメモをしていた
- 次の選考案内があった
- 他社の選考状況を聞かれた
- 入社後のことについて話をされた
- 自社の魅力についてアピールされた
実際に手応えがあると判断できる面接とはどういったものなのか、気になる人も多いと思います。そんな人に向けて、面接で手応えを感じられるポイントを7つに分けて紹介していくので参考にしてみてください。
ただ、ここから話す内容はあくまで傾向であるため、確実に受かる指標とはならないので注意しましょう。
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①質問をたくさんされた
多くの質問をされるのは、あなたを知りたいという面接官の意図がある可能性があります。特に一つひとつ質問を深掘りしてくる場合は、企業が学生に強く関心を持っている証拠といえるでしょう。
ここで、質問に対してしっかり答えられていれば、面接官の印象に強く残る面接となり、選考突破の可能性が高くなります。
一方、深掘り質問に対して正確に答えられるだけで評価が上がらないことも多くあります。
質問への受け答えが抽象的だと印象に残らず、マイナス評価にすらなります。
いずれにせよ、しっかり答えることは評価を得るために必要なことなので、選考前にしっかり準備しましょう。
また、集団面接(グループ面接)の場合は、ほかの学生と一緒に受けることになり、一人ひとりの回答時間が少なくなるため、質問を深掘りされるケースは少なくなります。
集団面接
主に選考序盤に取り入れられるもので、2〜6人程度の複数の学生が同時に受ける面接である。学生全員に対して同じ質問をされるケースが多く、自己PRや学生時代に頑張ったことなど定番の質問が多い傾向にある
就活の面接でどんな質問をされるのか気になる人は、こちらの記事でよくされる質問と回答例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
就活の面接の質問70選! 完全攻略できる準備や回答方法を解説
集団面接と個人面接の違いが気になる人は、以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
グループ面接を確実に攻略する8つの極意! 陥りがちな失敗も解説
②自分の受け答えを褒めてもらえた
就活は企業が学生を採用する場でもありますが、一方で学生が就職先を選ぶ場でもあります。自社に対して良いイメージを持ってくれれば、入社してくれる可能性が高くなるため、採用したいと感じた学生を褒めるケースは多くあります。
具体的には、学生時代の取り組みを評価するような姿勢を見せたり、前向きな言葉を多くかけたりして、「あなたが必要ですよ」というアピールをしてくることがあります。
- 面接官が自分の意見を肯定してくれました。高く評価してもらえたのでしょうか?
高い評価を得られたとは言い切れない
面接官は基本的に学生の意見をまず聴くものなので、それだけで高い評価かどうかはわかりませんが、少なくともその面接で指摘されるような問題点はなかった、と考えて良いと思います。
ただ話し方も重要で、きちんと掘り下げられた対話ができていたかどうか、面接官の口調や態度に違和感がなかったかどうかを振り返ってみてください。
意見をすべて肯定されても落ちる場合、例外なくその話は表面的なことに終始しているはずです。
質問されたり面接官側から意見が出たりする場合は、話し合うことに価値があるわけですが、すでに内心で評価が低い場合は、話を深めたり掘り下げるのは時間のムダなので、一般論を肯定されて当たり障りのない結論で終わってしまいます。
面接官に前向きな言葉をかけられたからといって、確実に良い結果になるとは限りません。次の記事では、面接官が「前向きに検討します」と言う意図について詳しく解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
「前向きに検討する」は合格の合図? 採用経験者が語る真相とは
③面接官がたくさんメモをしていた
面接官が学生の話を聞いてメモをたくさん取っている時は、その学生の採用を前向きに考えている一つのサインと言えるでしょう。なぜなら、それだけ学生の話している内容に興味を持っていて、詳細を忘れないようにしたいと考えている可能性が高いからです。
面接官は面接後に、学生の情報をほかの人事担当者や次の選考を担当する面接官に報告をしています。
面接官が「この学生を採用にしたい」と考える場合、メモの内容を充実させることでその応募者がこの企業になぜ必要なのかを論理的に説明できるため、気になる人材に対しては細かくメモを取ることがあります。
面接官がメモしている内容はさまざまで、第一印象、身だしなみで気になる点、入社意欲、ESに書かれていない経験、自社で活かせる適性、他社の応募状況、総合的な評価などについて、メモをして公平な選考に役立てています。
④次の選考案内があった
優秀な学生を囲い込もうと、企業側は良いと思った学生には早めに次回の選考の案内をするケースが多くあります。
次の選考についてすべての学生に話すわけではなく、企業にマッチする学生にだけに話すケースがほとんどです。
このような背景から、面接中に次の案内が来たら「自分に強い興味を持ってくれている」と考え、手応えを感じても良いでしょう。
面接中に次の選考案内をされて落ちるケースはほぼないと言いたいところですが、絶対ないと断定はできません。
採用面接は段階的に進められていて常に需給バランスが流動的です。
高評価であっても、何らかの理由で募集人数が充足してしまったり、あなたの面接後に良い人材がたくさん来て不合格になることも考えられます。
選考案内をされた時に、次の面接についてアドバイスがある場合は、選考突破の可能性はさらに上がると考えて良いでしょう。
次の選考に向けたアドバイス例
- 次はもう少し志望動機を深めましょう
- 自己PRはここについて強調すると良いですね
- 長所についてもっと詳細を話せると良いですね
このようなアドバイスをしてくれるということは、面接官があなたを気にかけ、内定を取ってほしいと感じているからと考えられます。
⑤他社の選考状況を聞かれた
企業からすると就活は自社にマッチする学生の取り合いといえます。そのため、学生の選考状況は気になるものです。このような背景から、企業が学生に選考状況を聞くのは、あなたに興味を示しているというサインだと考えられます。
現時点で内定をもらっているもしくは選考中の企業を聞けば、その企業と自社を比較することができます。そして、学生が受けている企業の傾向から、内定を出したときに辞退されるリスクがあるかどうかが判断できるのです。
また、学生が受けている企業が競合他社であれば、その会社よりも優れている点などをPRできるため、学生への有効なアプローチにもつなげられます。
- 面接で「他社の選考を断ったら内定を出す」と言われました。こんなときはどのような対応をすれば良いですか?
興味のある企業であれば一旦承諾しよう
内定と引き換えに他社の選考を断るように要求する行為は、ハラスメントに該当する可能性があります。
入社する意思が全くない企業でなければ、原則としてその場では承諾したほうがいいでしょう。他社の選考を継続したいと言って申し出を断れば、内定をもらえない可能性があります。
職業選択の自由があり、内定後でも辞退はできるので、承諾をして内定をもらったうえで、就活を継続することもできます。
ただし企業と学校の関係があるので、キャリアセンターに事情を説明し相談をしてみると良いでしょう。
次の記事では、他社での選考状況について聞かれたときの答え方についてより詳しく解説しています。ぜひこちらも併せて読んでみてくださいね。
例文付き! 面接で他社の選考状況を質問されたときの答え方
内定承諾後に辞退をするにはリスクが発生することもあります。内定承諾後の辞退のリスクや辞退する方法は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
内定承諾後の辞退で大惨事? 断り例文付きで不安別の対処法を解説
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⑥入社後のことについて話をされた
職務内容の具体的な説明や希望勤務地などを聞かれる場合は、企業が学生に対して興味を持っているケースがあります。入社後を見すえた質問をするのは、面接官がその学生を採用する前提で話している可能性が高いからです。
不合格の人に入社後の活躍を連想させるような言葉をかけるメリットは企業にはないので、このような質問をされたら手応えがあると考えても良いでしょう。
入社後のキャリアに関する話の例
- 〇〇さんには営業部で活躍してほしいです。
- 勤務地の希望はありますか?
- 〇〇さんの人柄なら弊社で必ず活躍できますよ。
⑦自社の魅力についてアピールされた
企業側からすると、自社にマッチする人材を見つけたら入社してほしいと思うのは自然なことです。もし面接中に企業のことについて多くアピールされたら、あなたに入社をしてほしいと遠まわしに伝えている可能性があります。
特に逆質問をした際に、面接官から企業のアピールをされたら手応えがあるといえます。なぜなら、逆質問は学生のニーズや悩みに直接答えるものであり、そのニーズや悩みを満たすような回答ができれば良いアピールになるからです。
企業は入社してほしいと考えている学生の不安をなるべく取り除きたいと考えています。そのため、興味のある学生の逆質問には丁寧に回答して、自社の魅力をさらにアピールする傾向にあるのです。
逆質問からアピールされる例
- いろいろな仕事に挑戦したいのですが、部署異動は多くあるのでしょうか?
→部署異動は活発におこなわれています。1年に1度異動希望を出せる機会があるため、〇〇さんのようにいろいろな挑戦をしたい人が活躍できる環境が整っていますよ。 - 御社で評価されている人はどのような人ですか?
→弊社では〇〇さんのように、自ら動いて行動できる人が評価される傾向にあります。早い段階から仕事を任せてもらえるので、やりがいを感じられると思いますよ。
企業が逆質問をする理由や、逆質問の方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
面接で「質問はありますか」と聞かれたら? 回答例66選を大公開
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る入社後のキャリアの話をされたら内定に近いといえる
学生の中には、すでに面接を受けていて記事で解説されている手応えを感じたものの、残念ながら内定を獲得できなかった人がいるかもしれません。
たしかに、紹介されている「面接で手応えがあると判断できる7つの基準」は内定の確率が高いものの、必ずしも内定を得られるわけではないので注意してください。
このように感じている学生は、7つの基準の中で「入社後のことについて話された」は内定に近いことを覚えておきましょう。
企業は内定を出す学生の志望度を上げることを意識して接するようになります。その方法の一つとして、入社したらどのようなキャリアが歩めるのかを提示することがありますよ。
学生の立場として、自分が憧れるキャリアを企業から提示されたら志望度が上がりますよね。
評価が低い学生に内定後の話をするとリスクになる
一方で、選考落ちの学生に対して志望度を上げる必要はないため、内定後のキャリアの話を提示しないことがほとんどです。また、内定だと勘違いし、学生から企業への印象が悪くなってしまい評判も悪化する可能性がありますよね。
入社後のキャリアの話は、内定予定の学生にのみする可能性が多いことを認識して、内定かどうかの判断に役立てましょう。
面接で手応えがないと判断できる基準5選
面接で手応えがないと判断できる基準5選
- 自分が言ったことを否定された
- 質問を深掘りされなかった
- うまく質問に答えられなかった
- 会社に合わないと言われた
- 逆質問の回答が適当だった
手応えがある面接がある一方で、手応えがないと判断できるものもあります。これから解説するのは、一般的に不合格フラグとなるもので、当てはまると選考に落ちる可能性が高いと言えます。
こちらも同様に、あくまでも傾向による話であり、当てはまるから100%落ちるというわけではないので、「不合格の可能性が高くなる」くらいの感覚で読むようにしてください。
39点以下は要注意!
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①自分が言ったことを否定された
企業は採用をしたいと考える人材に対して、ポジティブな言葉をかけたり、企業の魅力を伝えたいと考えるものです。逆に言えば、採用する気がない学生に対しては、少しマイナスな言葉をかけて、不採用であるのを匂わせるケースもあるようです。
企業の理解度を確かめるために、「他の企業でも同じことができませんか?」といった質問をぶつけるケースもあるため、否定される質問が必ずしも不合格につながるというわけではありません。
しかし、言う内容の多くが否定されてしまったり、まったく肯定されずただ聞いているだけといった状況の場合は、手応えがないと判断できるケースが多くあります。
②質問を深掘りされなかった
採用面接では、限られた時間内で学生の人柄について理解しなければいけません。そのため、興味のある学生に対しては、多く質問するだけでなく、一つの質問を深掘りしていく傾向にあります。
逆に深掘りの質問をしないということは、学生に対して興味を示していない可能性が高く、手応えがないと言えるでしょう。ただ、最終面接など選考の終盤に関しては、それまでの面接から学生について深く理解しているため、簡単な確認事項で終わるケースもあるようです。
- 志望理由に関する質問を深掘りされなかったのですが、企業に合わない人材だと判断されたのでしょうか?
深掘りされなくても選考に通る可能性はある
志望理由を深掘りされなかったからといって、必ずしも企業に合わない人材だと判断したわけではありません。
志望理由を深掘りする場合、突っ込んだ質問をおこない入社意欲などを見極めています。
また仕事で実現したいことがあいまいな場合も、自社で何がやりたいのかといった突っ込んだ質問をおこないます。
回答に関心がなく深掘りしないこともありますが、最初の回答が納得を得られるものだと深掘りをしないこともあります。
最終面接があっさり終わり手応えを感じない人は、以下のQ&Aでキャリアコンサルタントがその悩みに回答しているので、ぜひチェックしてください。
③うまく質問に答えられなかった
面接官の質問にうまく答えられない場合、「この学生は面接の準備をしてこなかったのかな?」とマイナスな印象を持たれる可能性が高くなります。
質問にうまく答えられなかったり、面接官が想定していないような回答をしたりすると、コミュニケーションが成り立たないため手応えを感じるのは難しいでしょう。
面接は、学生と面接官による質問と回答で成り立っていくものなので、準備不足で臨んだ面接は面接官もすぐ気づきます。
面接官は学生が理由や根拠を答えられるかどうかで、面接の準備をしたか判断しています。
準備をしていないと、原体験となる理由を答えられないことが多いです。あなたの考えや意見を原体験を交えて答えられるように準備しましょう。
④会社に合わないと言われた
企業から「うちの企業では活躍が難しいと思う」「あなたの性格ではうちの社風に合わない」などと言われてしまった場合、面接に通る可能性は低いといえるでしょう。
採用したい人材にそのような言葉をかけた場合、その後内定を出したとしても、マイナスなイメージが先行して内定辞退につながる可能性が高いため、リスクが大きいのです。
このような背景もあり、会社に合わないと直接言われてしまった面接は、手応えがないと判断できるでしょう。
⑤逆質問の回答が適当だった
逆質問は学生の知りたいことに対して回答する場です。採用したいと考えている学生からの質問には細かく丁寧に回答するケースが多く、相手の理解が深まるための情報を伝える場合もあります。
一方で、採用する気のない応募者からの質問への答えは最低限の回答で留めるケースが多く、詳細の情報を聞き出せないケースが多いです。
逆質問の回答が適当な例
- 社員はどのような人が多いですか?
→明るい人が多いですかね。 - 入社までにさらに勉強をしておくことはありますか?
→〇〇の資格の勉強をしておくと良いでしょう。
上記のように、最低限の答えしかもらえない面接は手応えがないと判断してもいいでしょう。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る会社に合わないと言われたケースは逆転がかなり難しい
「会社に合わない」とわざわざ突き放すような言葉をなぜ学生にいうのか、企業側の視点に立つと以下4つが考えられます。
①本当に社風に合わないと感じた
(ほぼ逆転できない)
➁改善してほしい要素がある
(気づいて次で言ってくれるかどうか最後のチャンス)
③採用してもすぐ辞めるのではないか
(入社後のリアリティ・ショックに対して釘を刺しておきたい)
④自社の基準以上に優秀だと感じた
(他の大手や良い会社に取られてしまいそうだが、本音では残ってほしい)
合わないと言われたら入社後の満足度が低いと考え割り切ろう
大まかに4つ挙げましたが、④は実は高い評価をされていて、会社側が自虐的に「うちに合わない」と言ってしまうのです。信じられないかもしれませんが、実際にこういうことを言う面接官は存在します。
ただし、こういう会社は上司の能力が低い場合が多く、学生側としてみたら、実は避けた方が良い会社です。
つまるところ「会社に合わない」と言われたら、「入れない」または「入らない方が良い」可能性が高い会社ということになるのではないかと思います。
これだけではわからない! 面接の手応えを判断しにくいケース
これだけではわからない! 面接の手応えを判断しにくいケース
- 面接時間の長短
- 面接の盛り上がり
- 合否連絡のスピード
- 圧迫面接の有無
合格なのか不合格なのか、手応えがわからないケースも面接には存在します。学生が「手応えを感じた」と思っていても、企業側から見たときに学生が手応えを感じた項目が評価対象になっていないケースがあるからです。
ここからは、手応えを判断しづらい面接の特徴を4つほど紹介していくので、参考にしてみてください。
面接時間の長短
よく面接時間が想定より長いと合格フラグ、短いと不合格フラグと言われるケースが多いですが、これは場合によるため、面接時間だけで手応えを判断するのは難しいと言えます。なぜなら、学生の受け答えによってかかる時間が変わっていくからです。
企業はあらかじめ質問する内容をある程度決めているケースが多いですが、質問への答え方は学生によって異なり、話が長い人もいれば端的に話せる人もいます。面接官も学生の話によって、深掘りをする質問を変えていくので多少時間が前後するケースもあります。
また、逆質問の数も学生によって違います。多く質問すればその分長くなり、少なければ面接時間は短くなるので、面接時間だけで手応えを判断するのは難しいと言えるのです。
企業によっては、最終面接を簡単な確認事項の場としているところもあり、案内には30分と記載してあったものの、15分で終わって内定をもらえたというケースもあるので、面接時間はあまり気にする必要はないでしょう。
応募者の回答が長すぎて面接時間が想定より長くなる場合は、手応えありではなくマイナス評価につながることがあります。
また採否の判断がつかないため多くの質問をおこない、面接時間が長くなることもあるでしょう。
就活の面接時間について気になる人は、こちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
面接の時間はどれくらい? 選考別の時間を把握して対策を効率化しよう
面接の盛り上がり
「面接官と話が盛り上がった」「良い雰囲気で面接ができた」などから、面接の手応えを感じる人もいますが、こちらも一概に判断できません。なぜなら、面接官も人間であり性格が人によって異なるからです。
明るい人や聞き上手の面接官であれば、話を盛り上げてくれるケースもありますが、それはあなただけでなく、ほかの学生にも同じような対応をしている可能性が高いでしょう。
仮に淡々と面接を進めていく面接官であっても、受け答えがしっかりできていれば、評価をされて内定をもらえる可能性もあるので、話が盛り上がったから手応えがあると考えるのはやめたほうが良いでしょう。
合否連絡のスピード
面接後の合否連絡が遅いと選考に落ちている可能性が高いと考える人も多くいますが、こちらも一概には言えません。
たとえば、応募者が100人いて採用人数が10人だった場合、最初に面接を受けた学生に対してすぐ合否の連絡をするのは難しいですよね。残りの99人と比べたうえで採用する人を決めたいと考えるはずなので、そういったときは、合格になったとしても、連絡に時間がかかるケースがあるのです。
しかし、企業側から「1週間以内に合否の連絡をします」などと合格通知日の案内をされているにもかかわらず連絡が来ない場合は、サイレントお祈りをされている可能性があります。
サイレントお祈りとは
書類選考や面接などで不合格となった学生に連絡をしないこと
- 早い場合どれくらいで合否連絡をもらえますか?
早い場合は当日に来るケースもある
面接の手応えを合否連絡のスピードで判断しづらいとはいえ、早い企業はどれくらいで連絡が来るのか気になりますよね。
企業や選考ステップによりますが、早い企業は最短で当日に連絡が来ることもありますよ。
実際に、わたしが受けたとある人材業界の一次選考は、当日に合格連絡が来たこともあります。
ただし、企業によっては合格であっても1週間以上かかることもあります。合否連絡の早さはあくまでも企業に依存することを覚えておきましょう。
企業によっては、「合格者のみに連絡します」と事前に伝えているときもあるので、期限内に連絡が来なかったら不採用を受け入れましょう。
事前に何も伝えられていないときは、企業に連絡をして合否について聞いてみてください。単純に連絡を忘れている可能性もあるからです。
合否連絡が来ないときの電話での質問例
お世話になっております。〇〇大学の××です。先日は、選考のお時間をいただきありがとうございました。
お忙しい中大変恐縮なのですが、先日の選考の合否結果はいつ頃ご連絡いただけそうでしょうか?
合否連絡目安の1週間が経過したので、申し訳ないのですが教えていただきたく連絡させていただきました。メールなどでご連絡をいただき行き違いとなっておりましたら申し訳ございません。
サイレントお祈りの詳細についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、気になる人はぜひ参考にしてください。
サイレントお祈りの実態|合否を判断する方法と割り切る3つのコツ
圧迫面接の有無
企業によっては、学生のストレス耐性を測るために圧迫面接をおこなう場合があります。
圧迫面接
面接官が意図的に答えにくい質問をしたり、高圧的な態度をとる面接。面接官が学生の発言を否定し続けたり、無視をしたり、怒鳴ったりと、学生に必要以上に圧力をかけることがある
圧迫面接では、学生を一切肯定せずに厳しい状況に置いた際どのような対応を取るのかを見て、社会人として必要なストレス耐性があるかを判断しています。
今現在はわかりませんが、昔は警察官採用試験での圧迫面接の話をよく聞きました。
これは犯罪を取り締まるうえで、犯罪者と対峙する業務上の必要性があるからと解釈しています。
同様の理由で、問題のある人とかかわる業種では可能性が高いでしょう。
学生からすれば常に高圧的な態度をとられるため、手応えを感じるのは難しいかもしれません。しかし、圧迫面接は企業が意図的におこなっているものであるため、そこで毅然とした対応ができた学生は選考通過となる可能性が高いと言えます。
圧迫面接は企業にとってリスクもあるため、実施する企業は減ってきていますが、少なからずそういった面接をする企業があることは知っておきましょう。
企業が圧迫面接をするリスク
- 内定を出しても辞退される可能性が高くなる
- 企業の対してのイメージが下がる可能性がある
- 精神的苦痛を受けたことによる損害賠償請求の訴訟を起こされる可能性がある
圧迫面接の概要や具体的な対策についてはこちらで詳しく解説しているので、気になる人は参考にしてください。
圧迫面接とは? どんな圧力も切り抜ける予防・対処法18選を解説
こちらのQ&Aでは圧迫面接の対処法をキャリアコンサルタントが回答しています。ぜひ、参考にしてみてください。
公務員の圧迫面接についてはこちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しているので参考にしてみてください。
切り替えが重要! 面接の手応えに左右されてはいけない4つの理由
面接の手応えに左右されてはいけない4つの理由
- 手応えはあくまで主観的な判断だから
- 面接官との相性もあるから
- 手応えを感じた面接に落ちるとダメージが大きくなるから
- 面接官の顔色ばかり気にするようになるから
面接の手応えから合否を自主的に判断したくなる気持ちはわかりますが、そこにばかり気をとられてはいけません。次々と面接の予定がやってくるので、次の選考に向けて早く切り替える必要があるのです。
ここからは、面接の手応えに気を取られてはいけない理由を4つ解説していくので、手応えばかり気にしてしまう人や、これから就活を始める人は、こちらを読んで心構えをしておきましょう。
①手応えはあくまで主観的な判断だから
面接の手応えは企業ではなく、自分が主観的に見て勝手に判断しているにすぎません。もちろん、面接の練習や対策をしてその成果を出せたというのであれば自信を持っても良いでしょう。
しかし、面接の評価ポイントは企業によって違います。たとえば、面接官に多く質問をされたことから手応えを感じたとします。ただ、面接官はどの学生に対しても同じ量の質問をしている可能性もあるため、その質問量が当たり前の可能性もあるのです。
このように企業の評価ポイントが明確に見えない以上、手応えは主観的なものに過ぎないので、あまり気にしてもしょうがないのです。
②面接官との相性もあるから
人間関係には必ず相性があり、これは就活においても同じです。学生は面接官を指名できるわけではないので、相性が悪い面接官と当たる可能性があります。
相性の良い面接官であれば、話しやすく手応えを感じられますが、悪ければ手応えを感じるのは難しいでしょう。
面接官との相性が悪い例
- 会話がうまく噛み合わない
- テンションの高さが合わない
- 自分と意見が合わない
上記のような面接官に当たっても、相性は学生がコントロールできる部分ではないので、質問に対してしっかり回答することだけに集中をしましょう。
相性が悪い面接官と当たってしまったときには、質問をきちんと聞いて面接官が求める回答を丁寧にすることを心がけましょう。
入社した後に相性が悪いクライアントの対応をするときの訓練と考えてください。
相性の悪い面接官と当たってしまったら、「運が悪かったんだな」ぐらいの心構えでいて、次の選考に向けて準備することが大切です。
③手応えを感じた面接に落ちるとダメージが大きくなるから
面接の手応えから「これは絶対に合格だな」と判断すると、落ちたときの精神的なダメージが大きくなってしまいます。うまく受け答えができたときは必然的に手応えは感じるものですが、落ちる可能性もあることは頭に入れておきましょう。
合格した気でいるとほかの面接準備が疎かになってしまうので、落ちたときのダメージが必要以上に大きくなり、動き出しが遅くなるリスクもあります。
④面接官の顔色ばかり気にするようになるから
面接の手応えばかり気にするようになると、評価されたい気持ちが先行して、面接官の顔色ばかり気にするようになってしまいます。
面接官ばかり気にしてしまうと、自分の考えを伝えるよりも評価してもらうための回答になってしまうため、本来言いたい内容を伝えられなくなるリスクがあります。つまり、偽った姿で面接を受けることになるため、仮に内定を取れたとしても、入社後にミスマッチが起こる可能性があります。
一方で、自分の考えや意見をしっかり伝えたうえで採用する企業は、あなたの価値観に賛同しているということなので、入社後のミスマッチが起きづらいといえます。
面接官に評価されたい気持ちはわかりますが、それで自分を偽ってしまったら本末転倒なので、ありのままの姿で自分をアピールするように心掛けましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る面接の手応えばかり気にすると就活の結果に影響してしまう可能性がある
面接に手応えがあったからといって、採用につながらないケースもあれば、手応えがなくても採用されることもあります。
感じが良い面接官が必ずしも高評価をするわけではなく、誰にでも厳しく面接をおこなう面接官もいます。わからないことに対してあれこれ悩むと、就活に身が入らなくなります。
面接官の顔色を気にしすぎると評価されるための回答をするようになり、本来の自分自身の回答ではないため、採用されてもミスマッチングが生じる可能性もあります。
また手応えがあったと感じていてうまくいかなければ、面接官に対して不信感を抱くようになるでしょう。面接の手応えを気にしすぎると、就活に悪影響を及ぼし良くありません。
面接経験を次につなげる
面接で聞かれた質問に的確に対応できたか、話すときのテンポに問題がなかったかなど、面接を振り返り、次につなげることが大切です。
たとえば、回答時間が長くなってしまい、面接官の表情が良くなかったと感じたならば、次の面接で改善することもできます。
面接官が評価した回答があれば、次の面接でも強調して伝えることもできます。
面接官の手応えを気にする時間があるならば、面接を振り返り次の面接で活かしていくことを考えましょう。
手応えを気にするより面接の反省や対策をした方が内定に近づく
面接の手応えばかり気にするのは良くありませんが、面接の振り返りをして反省点を洗いだすのは重要です。何も気にせず次の面接を受けてしまうと同じ失敗を繰り返してしまうからです。
面接を受けた後は、以下の内容で必ず振り返りをして次の面接の対策を進めておきましょう。
次の面接に活かせる振り返り
- 面接で聞かれた質問は何だったか
→その面接で何を聞かれたか、そしてどう答えたのかを振り返ることが重要。質問にしっかり答えられていない場合は、同じ質問をされた時に対応できるように答えを考えておく。 - 声のトーンや話すテンポ
→面接官から何回も聞き返されている場合、声が小さかったり、話すスピードが早くて聞き取りづらいと思われている可能性がある。話している様子を録画するなどして、聞きやすい声に修正していくことが重要。 - 清潔感に問題はなかったか
→スーツやシャツにシワ、靴の手入れ、寝癖など、身だしなみの部分は企業もしっかり見ているため、気になる点があったら次回までに整えておく。 - 逆質問について
→逆質問を有効に活用できたかを考える。知りたいことが聞き出せたかどうかを思い出して必要に応じて変えていく。
このように、面接の手応えについてではなく、改善点について考えていき、次の面接に活かしていくことが大切です。
振り返りをした後に時間がある場合は、面接の練習をして準備をしていければ、内定獲得に近づけますよ。
面接練習の有効な方法
- 大学のキャリアセンターで模擬面接をしてもらう
- 就活セミナーに参加して模擬面接をしてもらう
- 友達に模擬面接をしてもらう
- 面接練習の様子を録画して確認する
何か問題があったとしても、ほとんどの人は慣れ親しんだ自分の言動の問題にその場で気づくことはできません。
時間と場所を変えた状態で確認する、第三者の目と耳でチェックしてもらうなど、工夫して振り返らないと改善できないのです。
面接に向けてどんな準備をするのかがわからない人は、この記事を参考にして準備ができれば不安なく面接に臨むことができますよ。
面接の準備完全版|あなたを最大限に魅せる17の土台作り
就活の服装や身だしなみについて知りたい人は、こちらの記事で詳しく解説しているので面接に参加する前に確認しておきましょう。
面接の服装に迷う学生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
企業にどんな逆質問をすれば有効なのか想像がつかない人は、こちらの記事に有効な逆質問が載っているので、参考にして考えてみてください。
一次面接の逆質問例
一次面接の逆質問例60選|4つのポイントを押さえて好印象をつかもう
最終面接の逆質問例
最終面接の逆質問30選! 内定をつかむ必須準備と差別化のコツを解説
「面接の練習をどうすればいいかわからない」という人は、以下の記事を参考にしましょう。一人でできる練習方法についても説明しているので、すぐに実践することができますよ。
効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介
一人でできる面接練習の方法|効果を劇的に高めるコツ6選
面接の手応えは気にしすぎないで! 振り返りを優先して次の選考に備えよう
面接が終わった後に手応えを気にしてしまう気持ちはわかりますが、手応えの良し悪しはあくまで主観的なものであり、面接の結果を保証するものではありません。
手応えがあっても面接に落ちることはある一方で、手応えがなくても選考に通るケースもあるので、あまり気にしすぎないようにすることが大切です。
必要以上に期待をしてしまうと、落ちたときに立ち直れなくなってしまうため、手応えはあくまでも参考程度に捉えるようにしてください。
面接が終わった後は手応えについて考えるのではなく、振り返りをおこなって反省点を洗い出しましょう。課題を克服するために努力をしていき、次の面接に活かしていく方が選考突破に近づけるので、手応えは気にせず面接の振り返りに時間を割くようにしてくださいね。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る面接の手応えを意識しすぎずに自分ができる対策に力を入れよう
面接の手応えがわからないと、別の企業の対策に力を入れるべきか、エントリーする企業を増やすべきか悩みますよね。内定のサインがあれば、精神的に落ち着くこともできるため、できればわかりやすい手応えが欲しいですよね。
しかし、残念ながら100%確信できる手応えはありません。どんなに自分で考えてもわからないものにとらわれるのではなく、面接で「できたこと」と「できなかったこと」を振り返って次の面接に活かすことが大切です。
自責思考で面接を改善し力を付けていこう
面接はテストのように点数化されるものではないため、自分が理不尽に感じる評価も残念ながらあります。これは入社後も同じです。
たとえば営業職の場合、自社の商品がどんなに優れていてプレゼンがうまくいったとしても、他社の商品が採用されてしまうこともあるのです。しかし、相手の評価を変えることはできず、変えられるのは自分の行動だけです。
このようにできるだけ自責で物事を捉えることで、面接力が上がるだけでなく、入社後にも活かせるスキルが身に付きます。手応えの有無にとらわれず、自分ができることに着目して納得感あるキャリアを歩みましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
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