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第二新卒、1カ月の職歴でも職務経歴書は必要ですか?
第二新卒で転職を考えていますが、前職の在籍期間が1カ月と非常に短く、職務経歴書に書くべき内容がほとんどないと感じています。正直なところ、このような短い期間の職歴をわざわざ書く必要があるのか疑問に思っています。
1カ月の職歴でも、職務経歴書には書いた方が良いのでしょうか? 書くとしたら、どのような点を記載すれば良いのでしょうか?
もし書く必要がない場合、面接などで職歴について聞かれた際には、どのように説明するのが適切でしょうか? 短い職歴でも、職務経歴書を作成するべきかどうか教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
短期離職の理由は選考での頻出事項! 1カ月間の経験と心情を整理しよう
募集要項に職務経歴書の提出が求められている場合、たとえ1カ月の職歴であっても必ず作成してください。
書くことがないからと自己判断で提出をしないと、企業側から「指示を守らない」「協調性に欠ける」と判断されかねません。
職務経歴書が不要な企業もありますが、1カ月間でどのような業務にかかわったのかは面接で質問されるはずです。そのための準備は必要なので、しっかり取り組みましょう。
1カ月の勤務経験から得たスキルと学びを書き出してみよう
1カ月しか職歴がないという場合、以下の点を具体的に記載するようにアドバイスしています。具体的には、入社後の研修やOJTの内容、配属後の業務に対する事前準備や実践内容についてです。
実際には「2週間の新入社員研修でマナー、コミュニケーション、商品知識を学ぶ」「業務および顧客取引先を理解するため、マニュアル作成や先輩への質問を意識した」と、具体的に取り組んだことを書いてください。
また、短期間での離職となった理由も、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
以前に比べて短期離職も珍しくなくなりました。
とは言え「仕事内容や勤務地など事前の理解と異なっていた」「改めて気づきを得て、自らの方向性を見直して今に至る」など、離職をしたという事実に対して納得感のある説明ができるよう整理しておくことが大切です。
1カ月の社会人経験から前向きな評価を得られる可能性もある
第二新卒で在籍期間が1カ月と短い場合でも、基本的に職務経歴書は作成することをおすすめします。たとえ記載の内容が少なくても、履歴書の内容との整合性を保つことで、選考時にあなた自身の誠実さが伝わりやすくなるからです。
逆に、書類に空白があると、「何か隠しているのでは?」 と不安に思われるケースもあります。
実際に私が支援をした人のなかにも、入社後すぐに退職した人がいました。
それでも、「研修を通じてビジネスマナーや社会人としての意識を学んだ」「仕事への向き合い方を見直すきっかけになった」といった短期間での気づきを書いたことで、転職先で評価されたというケースがありました。
得たことと今後の展望を書こう! 前向きな姿勢が面接官の心を動かす
そのため、職務経歴書には「勤務期間」「配属先」「担当業務」「簡潔な退職理由」に加え、経験から得たことや、今後のキャリアに活かす方法も書き添えると好印象です。
どうしても書くことが難しい場合でも、「短期離職のため簡略記載」と一言入れておくだけでも印象が違います。
大切なのは、短い経験でも自分と向き合い、その経験を成長の材料として受け止めているという姿勢を伝えることです。それが面接官にも伝わり、あなた自身の信頼につながるでしょう。
第二新卒の職務経歴書の書き方は、以下の記事も参考にしてみましょう。採用担当者が第二新卒の職務経歴書で何を見ているかも解説しています。
職務経歴書のなかでも自己PRは非常に大事な箇所です。以下の記事では第二新卒で自己PRを作成する方法を解説しているので、一緒に確認してみてください。
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