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潰れない会社の特徴って何ですか?

一般的に「潰れない会社」といわれる企業には、どのような特徴があるのでしょうか?

私は安定している企業で長く働きたいと思っているため、ぜひ専門家の皆さんのアドバイスをいただきたいです。

ちなみに、その企業が潰れないかどうかを、就活のなかで判断するためのコツなどはありますか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

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潰れにくい会社の特徴は3つある

「潰れない会社を選びたい」という気持ち、非常によくわかります。私がこれまで相談を受けた多くの学生も、「安定した会社」が良いと希望していましたし、安定性は企業選びにおいて重要な要素の一つと言えるでしょう。

しかしながら、「潰れない会社」に明確な定義があるわけではなく、私の経験上、業種や企業の規模によってその見方は異なってきます。一般的に、「潰れにくい」と言える企業の一つの目安としては、以下が例として挙げられます。

・景気の変動を受けにくい業界に属している
・独自の強みや技術を持っている
・ニッチな分野で安定した顧客基盤を築いている

「自分らしく働けるか」が重要! 会社のリアルな雰囲気をつかもう

企業という枠組みではありませんが、安定性を重視するのであれば、公務員という選択肢も視野に入れるのは良いかもしれません。また、財務状況が健全であり、無理な事業拡大をおこなっていない企業も、安心して働ける要素の一つとなるでしょう。

ただし、どんなに「安定した会社」であっても、その会社の社風や仕事内容、働き方などが自身の価値観やライフスタイルに合致していなければ、長く働き続けることは難しいものです。

「安定」という要素だけで企業を選ぶのではなく、「自分らしく働けそうか」という視点を持つことの方が、より重要なポイントだと考えます。

会社説明会やインターンシップ、OB・OG訪問などを通じて、ぜひその会社のリアルな雰囲気を肌で感じてみてください。自身に合う場所をじっくりと探していくことで、きっと納得のいく就職先が見つかるはずです。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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既存のスタイルにとらわれない柔軟な企業は潰れにくい

「絶対に潰れない会社」というものは存在しませんが、「時代の変化に合わせて柔軟に進化できる会社」は、そうでない会社に比べて潰れにくく、市場で生き残りやすいといえるでしょう。

もちろん、会社が経営破綻に至る要因は一つではありませんが、時代の変化に対応できなかったことが原因で衰退していった大企業は数多く存在します。

その一方で、社会の変化に柔軟に対応できた企業は、大きな成長を遂げています。たとえば、富士フイルムは、フィルムカメラの市場規模が縮小するなかで、それまで培ってきた高度な技術を活かしてヘルスケア事業に積極的に参入し、結果として大きな成長を達成しました。

反対に、変化に対応できずに衰退した企業としてよく知られている例はシャープです。同社がそれまで大きな成功を収めていた液晶事業に過度に依存しすぎたことや、海外企業との激しい価格競争への対応が遅れたことなどが、衰退の大きな要因といわれています。

4つのポイントに着目して潰れない企業かどうか見極めよう

このように、多くの人が知っているような有名企業であっても、社会の変化に柔軟に対応できなければ、経営状況が大きく左右される可能性があるのです。

柔軟に変化できる会社かどうかを見極めるためのポイントとしては以下の4点が挙げられます。

・新しい事業や市場への投資状況
・デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進状況
・多様な働き方を積極的に取り入れているかどうか
・社員の新しいアイデアや挑戦を後押しするような企業文化があるか

もちろん、これらがすべてではありませんが、「この会社は変化に柔軟に対応できる体質を持っているのだろうか」という視点を持って企業研究を進めていくと、その会社の本質的な部分が見えてくるはずです。

もし就職先を選ぶうえで「潰れにくい」という点を最優先に考えているのであれば、「公務員」という選択肢も検討してみる価値はあるかもしれません。改めて、会社を選ぶ際の優先事項を考えて取り組んでみましょう。

次の記事では、反対に潰れる会社の特徴をまとめています。併せて参考にしてみてください。

安定した職業は次の記事で解説しています。「安定性」を重視して仕事を選びたい人はこちらもチェックしてみてください。

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