この記事のまとめ
- テストセンターではSPIかC-GABが出題される
- SPIは65分間、C-GABは30分間で問題を解答する
- テストセンターでの試験を時間内に解き終えるには練習が鍵!
選考過程の一つである筆記試験には、テストセンターで受験するものもあります。皆さんのなかには初めてのテストセンターでの筆記試験を控え、「時間配分はどうすれば良いのか」、「適性検査ごとの制限時間はどうなっているのか」など、気になっている人もいるのではないでしょうか。
テストセンター受験は、自宅で受けるオンラインの筆記試験よりも緊張しやすい傾向があります。そのため、落ち着いてしっかり時間を管理しなければ思うように点数を取れず、合否に影響が出る可能性があるのです。
この記事ではキャリアアドバイザーの西さん、加藤さん、SPI講師の中村と一緒に、テストセンターの時間配分や対策方法などについて解説します。記事最後まで読んで、テストセンターでの試験対策で何をすべきか明確な状態にし、試験に備えましょう。
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テストセンターでの試験は時間内にどれだけ解けるかが通過の鍵!
就職の選考時には企業から筆記試験の受験を求められることがあり、テストセンターで実施される場合も多くあります。
テストセンター型を含む適性検査では、ただ問題に正解できるかだけでなく、時間内にどれだけ問題を解けるかも評価項目の一つです。出題内容への対策だけでなく、時間配分のコツをしっかり押さえておくことで、筆記試験の合格率を高めることにつながります。
この記事では、前半でテストセンターの所要時間や時間配分について述べ、後半ではテストセンターの試験を時間内に解き終えるためのコツや注意点について解説します。
この記事を最後まで読み、テストセンターの試験対策はどのようなことをすれば良いのか明確にしましょう。
テストセンターでは、1問ごとに制限時間が設けられています。時間内に回答できなければ、勝手に次の問題へと移ってしまいます。つまり、素早くかつ正確に解答していくことが求められます。
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テストセンターの所要時間は60〜80分! 自分が受ける検査の時間を把握しよう
テストセンターの試験は制限時間が決まっており、約60~80分とされています。この制限時間内に問題を解き終えられないと、未解答の分の点数が得られず、筆記試験の突破が難しくなるのです。
ここからはテストセンターで実施している適性検査の種類別の制限時間について解説します。まずは自分がどの適性検査を受けるのかを知り、それぞれのテストでの所要時間がどの程度なのかをしっかりと把握しておきましょう。
SPI:能力検査と性格検査で65分
テストセンターで受ける可能性がある試験の一つがSPIです。SPIは国内で最も多くの企業が採用している試験であるため、テストセンターで受験する機会も十分にあるといえます。
SPIの検査の種類は能力検査と性格検査の2つで、具体的な時間配分は以下のとおりです。
制限時間 | 科目 | |
能力検査 | 35分 | 言語 |
非言語 | ||
約20分 | 英語(実施されるかは企業による) | |
約20分 | 構造的把握力(実施されるかは企業による) | |
性格検査 | 30分(テストセンター予約に受検) | – |
能力検査は言語と非言語が一般的な出題分野ですが、企業によっては英語や構造的把握力などの分野も出題される場合があります。
SPIの問題の難易度は中学~高校卒業レベルとそこまで高くないですが、1問ごとに制限時間が設けられているため、スピードを意識して解いていくことが重要です。
また、テストセンターのSPIは、1問ごとの解答内容に応じて問題の難易度や数が変化します。つまり、早く解ければそれだけ問題数が増え、正答率が高ければ次の問題の難易度が上がる可能性があるのです。
SPIではより具体的にどのような問題が出題されるのか、どのような対策をおこなえば良いのかはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
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C-GAB:知的能力検査が40分
新卒の総合職採用を目的として作られた適性検査にGABがあります。C-GABとは、そのGABのテストセンターで受検するタイプの検査のことを指します。C-GABの検査の種類もSPIと似た構成で、具体的な制限時間は以下のとおりです。
科目 | 制限時間 | |
知的能力検査 | 40分 | 言語理解(15分) |
計数理解(15分) | ||
英語(10分) | ||
パーソナリティ検査 | 15分(テストセンター予約時に受検) |
SPIと異なる点として、C-GABの知的能力検査は言語理解と計数理解のほかに、英語が必ず出題されるほか、問題数は決まっています。
またC-GABは、適性検査のなかでも問題の難易度が高く、制限時間に対しての問題数も多いことも特徴の一つです。そのため、問題内容に対する入念な対策はもちろん、しっかりと時間配分をおこなわなければ、最後の問題まで解き切れない可能性があります。
性格適性検査は事前に受験する
適性検査を受ける際は、多くの場合、能力検査のほかに性格検査も一緒におこなわれます。しかし、テストセンターの会場では性格検査は受けません。
SPI、C-GABともに、性格検査はテストセンターでの受検を予約するときにWeb上で各自で受けておきます。性格検査の回答時間は、SPIで30分、C-GABでは15分です。
期日までに性格検査を受けなければ、テストセンターでの能力検査の受検予約ができないため、企業から適性検査の案内が来たら期日を守って性格検査を受検しましょう。
- SPIとC-GABの2つのうちどちらの時間配分のほうが難易度が高いですか?
SPIの方が時間配分的に難易度が高い
SPIは「適性検査30分・能力検査35分」で、1問ずつ制限時間があります。回答が終わっていなくても自動的に次の問題に進みます。
一方、C-GABは「言語理解15分、計数理解15分、英語10分」です。C-GABは1問に2分程度かけることができるので、スピードが求められるSPIよりもゆっくり回答を考えられます。
そのため、時間配分的に見るとSPIのほうが難易度が高いと考えています。
私の場合、大学ではSPI対策の授業をおこなっていますが、C-GABについては特に対策をおこなっていません。SPI対策のほうが重要だと大学側も考えているからだと思われます。
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テストセンターで時間内に問題を解く2つのコツ
先でも解説したように、テストセンターで実施している適性検査には制限時間が設けられているため、時間配分について不安を感じている人もいるかもしれません。
SPIやC-GABなどの能力検査は、受検者の基礎知識の有無を見るためだけではなく、論理的思考力の高さを測る目的もあるため、制限時間内にどれだけ回答できるかも重要になるのです。
制限時間に間に合わず無回答が多くなってしまうと、それだけ点数を取り逃がしてしまううえに、問題を論理的に考える力が低いと評価されてしまうかもしれません。
ここからは、テストセンターでの試験で制限時間内にすべての問題を解くための2つのコツについて解説します。時間内にすべての問題を解き切って少しでも正答率を高めたい人は、受検中にこのコツを意識しながら問題を問いてみましょう。
①難しい問題に時間をかけず1問30秒~1分と割り切って解く
テストセンターでの試験問題をすべて回答するためには、難しい問題には時間をかけないことを意識しましょう。
確かに難しい問題を解けることは、企業へのアピールにもなり得るため重要です。しかし、難しい問題に時間をかけすぎたがために、残りの問題に着手できなかったり、焦って解いてケアレスミスをしたりしてしまっては、全体の点数を下げてしまうかもしれません。
難しい、時間がかかると感じた問題に関しては、深追いせずに直感で回答して次の問題に進みましょう。
②メモ用紙に計算や図を書きながら解く
SPIやC-GABでは、ただ公式を暗算したり頭のなかだけで考えたりするだけではスムーズに解くことが難しい問題も出題されます。制限時間が限られていると、つい頭のなかだけで問題を解こうと思ってしまいますが、慌てて回答して間違ってしまっては意味がありません。
スピードは意識しつつも、1問1問確実に正解していくことが重要です。そのため、テストセンターで試験を受ける際は、メモ用紙に計算や図を書きながら、効率良く問題内容を整理しながら解いていきましょう。
頭のなかだけで計算してしまうと、どこまで計算できたのかを忘れたり、計算にミスがあっても気付けなかったりする可能性があります。そうなると、紙に書くよりも正答率が下がったり、時間を取られたりするかもしれません。
急がば回れと言いますが、制限時間が限られているからこそ落ち着いて1問ずつ着実に進めていきましょう。
特にSPIで制限時間内に問題を解き終えるためにほかに意識しておきたいことはこちらの記事にもまとまっているので、併せて参考にしてください。
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上記の①でもお伝えしていますが、1つの問題に時間をかけずに、1問1分以内で解いていくことを推奨しています。
一問一問を丁寧に答えたい気持ちがあるのはわかりますが、時間内に解き終えるためにも、時間管理を徹底して解答しましょう。
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しっかり対策しよう! テストセンターで時間内に問題を解き終える練習方法
しっかり対策しよう! テストセンターで時間内に問題を解き終える練習方法
ここまでは、テストセンターでの受検中に時間をうまく管理して問題を解き切るコツを解説してきましたが、当日それを意識しながら解くだけで時間内に問題が解き切れるわけではありません。
何事も練習あるのみであり、事前の適性検査対策から時間配分を意識しながら練習をおこなうことで、スピーディーに、かつ適切な答えを導く力が付いてきます。
それでは、テストセンターの問題を時間内に解き終えるためには具体的にどのような練習をおこなえば良いのでしょうか。練習方法はいくつかのステップに分かれているので、それぞれの段階ごとに詳しく解説します。
時間を気にせず問題を解いて時間のかかる項目を洗い出す
適性検査の問題対策をする場合は、まずは制限時間を気にせずにすべての問題を解いていきましょう。
それぞれの問題の解答時間を計りながらすべての問題を解き、時間がかかった問題と間違えた問題、解けなかった問題を明確にすることで、これから自分がどんな問題を重点的に対策していくべきかが明らかになります。
解けなかった問題や、解答に時間のかかった問題は、そもそもの解き方から頭に入っていない可能性があります。そのため2回目以降の練習では、わからない問題は解説を見ながら問いていきましょう。
自分が苦手な問題や時間のかかる問題を把握したうえで、解き方を落とし込みながら対策を進めることで、本番でも解き方のプロセスをすぐに思いつくことができるため、スムーズに解答できるようになるのです。
間違えた原因と自分の苦手な項目を明らかにする
間違えた問題や解けなかった問題、時間がかかってしまった問題をピックアップしたら、次は制限時間内に解ききるうえで足を引っ張っている部分を克服していきましょう。
どうしてその問題を解くのに時間がかかっているのか、時間をかけたにもかかわらずミスをしてしまっているのはなぜかなど、一問ごとにうまくいかなかった原因を明らかにしていきます。
この作業をおこなうことで、不足していた知識や間違って覚えていた公式などが明確になります。そうして見えてきた苦手分野を重点的に勉強することで、苦手な問題でも徐々にミスを減らせたり、解くスピードを上げられたりすることができるのです。
基本的な公式や出題パターンを理解して効率的に解答できるようにする
テストセンターで出題された過去問を解いていると、過去の出題パターンが徐々に見えてくるはずです。そうした各分野の問題の傾向を理解しつつ、頻出の公式も事前に覚えておくことで、本番の解答スピードを早めることにつながります。
適性検査の問題のなかには、基本的な公式や出題パターンが見えてくると、そこに当てはめるだけで解けるようになる問題もあります。そのため、そうした問題を早く解けるようにすることで、ほかの難易度の高い問題に割く時間を捻出でき、試験全体の時間配分に余裕を持たせることができます。
過去問を解く際に公式を活用しながら解く練習を繰り返しおこなうことで、苦手な問題はもちろん、正解していた問題でも効率的に解答できるようにしましょう。
- テストセンターで時間内に問題を解くために、特に覚えておいたほうが良い公式や頻出問題はありますか?
確率と推論は押さえておきたい分野
SPIにおいては、「確率」の余事象は特に覚えておくべき公式の1つです。すべての場合の確率を求めるよりも、余事象の考え方で問題を解いた方がはるかに早く解けます。
頻出問題はやはり「推論」です。時間を意識するあまり、図や記号で整理せずに解く人もいますが、間違ってしまっては意味がありません。きれいに書く必要はないので、素早く条件を簡略化して整理していきましょう。
C-GABにおいては、公式というよりも、いかに素早く問題の内容を理解できるか、必要な数値を抜き出せるか、などが求められます。問題形式に慣れておくことも素早く解くためには必要なので、さまざまな問題のタイプに触れておきましょう。
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WEBテスト対策問題集&模試が受け取れます
志望度が高い企業にWEBテストで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
そこで「WEBテストパーフェクト問題集」を活用しましょう。この問題集を使えば解く上で重要なポイントの解説を見ながら効率よく勉強することができます。
また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
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それぞれの問題で目安の時間を決めて解く
問題の出題パターンが見えてきて、網羅的に問題を解けるようになってきたら、いよいよ制限時間を意識した練習で時間の感覚をつかんでいきましょう。
出題パターンや問題数はある程度決まっているので、それぞれの問題でどのくらいの時間配分で解くか目安を決めて過去問に挑戦しましょう。SPI、C-GABのそれぞれの制限時間と問題数は以下のとおりです。1問ごとに30秒~1分以内を目安に定めるのが望ましいでしょう。
制限時間 | 問題数 | |
言語・非言語 | 35分 | 約40問 |
英語 | 約20分 | 30問 |
構造把握 | 約20分 | 20問 |
制限時間 | 問題数 | |
言語理解 | 15分 | 32問 |
計数理解 | 15分 | 29問 |
英語 | 10分 | 24問 |
目標とする解答時間と、実際に解いてみたときにかかった時間を見比べて、時間をかけすぎている部分があれば、その問題の分野をよりスピーディーに解けるように練習を重ねましょう。
目標と実際の時間のギャップが最も大きかった部分から優先的に取りかかると、対策も効率的に進めやすくなります。
人により得意不得意がありますが、理系の大学で教えていたときに学生が困っていたのが「言語分野」です。非言語分野に関してはものすごいスピードで解いていました。おそらく文系学生の場合は、「非言語分野」に時間がかかると思われます。
模擬試験などで時間内に解けるように練習する
適性検査の対策は、問題集などでコツコツ練習することも重要ですが、テストセンターでは独特の雰囲気のなかで問題を解かなければならないため、本番の雰囲気にも慣れておく必要があります。緊張する環境のなかで練習のときのようにスピーディーに問題を解いていくために、模擬試験も事前に受講しておくのがおすすめです。
模擬試験では、本番の試験さながらの状態で臨みましょう。ただ同じ制限時間下で問題を解くのではなく、本番と同じようにメモ用紙と文房具しか使わないようにし、落ち着いて問題を解ける静かな場所で模擬試験に臨みましょう。
一度こうした形で模擬試験を受けておくと、テストセンターの試験時にも会場の空気に飲まれることなく、普段の実力を発揮して問題を解くことができます。
- 苦手な問題はどうしても目安の時間をオーバーしてしまうのですが、どうすれば良いですか?
あらかじめ時間配分を決めて取り組もう
苦手な問題を何度も練習し早く解けるようにしていくことも必要ですが、どのようにテストに取り組んでいくかを自分のなかで明確にして取り組むことも重要です。
苦手な問題でもしっかりと時間をかけて解いていき、ほかの問題にかける時間を調整していくか、苦手な問題は割り切ってテストを進めていくかなども事前に固めて取り組んでいくと良いでしょう。
テストセンターと同じ制限時間で模擬試験を受けたい場合は、こちらのサイトが良いでしょう。
SPI対策模試
ほかにも、YouTubeで時間制限ありの模擬試験動画もあります。
【実力アップ】SPI確認テスト 全40問〔言語・非言語〕制限時間付き! |テストセンター・WEBテスティング
問題集を解く際にも、スマホで時間を計りながら解くことで十分対策になります。自分自身に合ったやり方で良いので、日ごろから時間を意識しておくことが大切です。
自己分析で性格検査のスピードを上げる
テストセンターで適性検査を受ける場合、受検予約をおこなう際に性格検査を受けることになりますが、これにも制限時間が設けられているため、時間内に答えられるように準備しておく必要があります。
性格検査には正解がないため、事前対策をしなくても良いと思われることが多いです。しかし性格検査では、受検者の特性をあらゆる視点から分析しているため、自分が本当は思ってもいない選択肢を選んだり見栄を張って噓をついたりすると、企業側にそのことがわかるような仕組みになっています。
そのため、自己分析をしっかりおこない「自分はこういう人だ」とはっきり伝えられるようにしておきましょう。そうすることで、性格検査の回答でも迷う時間を少なくできるうえに、質問ごとの回答がズレてしまうことを防げます。
もし自分の価値観が明確になっていなかったり、自己分析をやり切れていなかったりする人は、性格検査のスピードを上げるためだけでなく、今後の面接対策にも活かすためにも、筆記試験の段階で自己分析をおこないましょう。
そのうえで、性格検査の模擬試験も受験してみて、時間内にすべて回答できるかどうかチェックしておくと安心です。
性格検査をスピーディーに解けるかどうかは、どの程度自己分析を深くおこなえているかと関係します。自己分析の具体的にやり方についてはこちらの記事を併せて参考にしてください。
関連記事
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
記事を読む

性格検査は300問あります。時間は30分です。そのため、1問を6秒以内で答えていかないとタイムアップになってしまいます。じっくりと考えることは避け、直感でスムーズに答えていきましょう。
選考に悪影響を及ぼす可能性も! テストセンターで試験を受ける際の注意点
皆さんのなかには、テストセンターで問題を解くのは初めてという人も多いかもしれません。
テストセンター受験では、時間に関する部分で2つの注意点があり、これらを知らずに試験に臨むと、試験の時間配分がうまくいかなかったり、そもそも試験が受けられなかったりなど、もったいない結果に終わってしまう可能性があります。
そのため、試験中の時間配分のコツと併せて注意点も把握しておきましょう。
予約時刻から15分以上遅刻するとキャンセル扱いになる
テストセンターで受験する際、時間厳守で会場に向かうのは当然ですが、テスト開始の直前の時間に入室すると、気持ちも慌てた状態で試験に臨むことになるため、本来の力を発揮できない可能性があります。そのため、余裕を持って会場に向かうようにしましょう。
また、予約した時刻から15分以上遅刻した場合は、キャンセル扱いになってしまいます。せっかく会場に向かったとしてもテストを受けられずに帰ることになるため、時間を無駄にしてしまいます。
就職活動が本格化してくると、テストセンターで試験を受ける就活生も増えてきます。そうなると受付に時間がかかってしまい、直前に会場に到着すると受付が間に合わず試験を受けられないというケースも発生してしまいます。
会場には余裕をもって到着できるように、早めに家を出るよう心掛けてください。
- 予約時間に遅れた場合、自分の試験時間は短くなってしまうのでしょうか?
遅刻したら受験できないため、余裕を持って行動しよう
予約時間に15分以上遅れた場合は、適性検査の受検ができません。ただし、当日受検開始時間の1時間前までであれば、予約の変更が可能です。逆に、1時間前を過ぎてしまうと予約を取り消すことはできません。
電車の遅延など、やむを得ない事情で遅れる場合は、すぐに電話はメールでテストセンターに連絡して、事情を説明してください。そうすることで何か別の対応をしてくれる可能性があります。
受検日までに、会場の下見をしたり、電車のルートを確認したり、万が一のために別の手段を考えたりしておくことが重要です。
ギリギリに受験会場に到着するのではなく、30分前には到着して手続きなどを済ませておくように心掛けましょう。
試験会場に時計は持ち込めない
テストセンターでの試験は、不正防止の意味合いも兼ねて、会場内に時計を持ち込めません。アナログの時計も持ち込めないので注意しましょう。
時計を持ち込めないことを直前に知ることで、人によっては動揺してしまい、時間配分を意識しながら冷静に問題を解くことができず、せっかくの対策の成果を100%出しきれないかもしれません。
テストセンターの試験はパソコンを使用して解くことになり、時間はパソコンの画面に表示されています。試験中はパソコンの時計で時間を管理するようにしてください。
普段から時計を使い慣れている人は、練習や模擬試験の際もパソコンの画面で時間を確認するようにして癖をつけておくのがおすすめです。
テストセンター試験は徹底した時間管理と事前の対策で後悔なく突破しよう!
この記事では、テストセンターでの試験は一体どのような問題が出題され、時間配分はどのようになっているのか、制限時間内にすべての問題を解き終えるには何を意識すれば良いのかを解説してきました。
テストセンターではSPIとC-GABの2種類の試験が出題されます。それぞれ65分、30分という制限時間内に問題を解くことが求められます。
まずはすべての問題を間違いなく解けるよう、間違えた問題をピックアップして知識や公式を詰め込むことから始め、出題パターンを把握しながらそれぞれの問題でどのくらい時間がかかっているのかを測定しましょう。時間がかかる問題を重点的に対策することで、時間内にスピーディーに問題を解けるようになっていきます。
テストセンターでの試験は多くの学生が通る道です。希望の就職先に行けるかどうかの別れ道の1つなので、紹介した練習方法をおこない、しっかり対策したうえで本番の試験に臨み、希望の就職先への内定を勝ち取りましょう。
アドバイザーコメント
中村 彰
プロフィールを見るテストセンターの受検は入念な下準備と時間配分が結果を左右する
制限時間内に解くためには次のことが大切です。
①試験の概要を理解しておく
②問題集などを利用して勉強する
③時間を計りながら問題を解くことに慣れておく
①試験の概要を理解しておく
まずは受検する試験の概要についてしっかり理解しておきましょう。どんな問題が出題され、制限時間がどのくらいなのかなど、知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれます。
②問題集などを利用して勉強する
次に、問題集で勉強しましょう。当たり前ですが、勉強しないと解けません。ネットでもYouTubeでも何でも良いのですが、1番効率の良い方法は、問題集で勉強することです。体系立てて説明されているので、比較的理解しやすく、短時間で対策できます。
③時間を計りながら問題を解くことに慣れておく
最後に、時間を計りながら問題を解きましょう。本番と同じように時間制限を設けた環境下で問題を解く練習をしてください。日頃から時間を計りながら問題を解くことに慣れておけば、実際のテストセンターでも動揺することなく、普段通りの力を発揮できます。
就活は不安や悩みはつきものです。ただ、それを解消するためには努力する以外方法はありません。日々努力を続けている自分をどうか誇りに思ってくださいね。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
適性検査対策講師
Akira Nakamura〇学校事務や大学講座運営などの企業にて、営業や講師、キャリア相談など幅広い業務を担当。現在はフリーランスとして、面接指導や適性検査「SPI」の講師を務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/西雄一教育研究所代表
Yuichi Nishi〇大学では就活に関するスキルを身に付けられる実践中心の授業を展開。また、講師として企業で新人や中堅社員に向けてコミュニケーション研修、キャリアコンサルティングをおこなっている
プロフィール詳細