本企画について
「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。
「あまり給料が良くない」「頑張っても評価されにくい」
BREXA Advan(旧アドバンテック)を検討中にそんな評価を耳にし、不安になる人もいるのではないでしょうか。とはいえ、そうした評判がすべて本当なのかはわかりません。根拠のない噂レベルの情報や、単なる先入観に基づく情報であるケースも多くあります。
この記事では、BREXA Advanを検討している人たちに向けて、「やばい」「やめとけ」といわれる理由と、企業の実態や入社判断のポイントについて、プロの意見を交えながら解説します。
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1分でわかるBREXA Advan
BREXA Advan(ブレクサアドバン)とは
BREXA Advan (旧アドバンテック)は1998年の会社設立以来、技術者専門の人材サービス企業として事業を拡大。現在はおもに研究開発に特化した人材サービスを手掛けている。
2018年8月にアウトソーシングがアドバンテックの全株式を取得し子会社化。2019年1月に今度はアウトソーシングが同社子会社のアウトソーシングテクノロジーにアドバンテックの株式を譲渡。
アドバンテックの親会社となったアウトソーシングテクノロジーグループが2025年に持株体制へ移行。グループのブランディングを「BREXA」に統一したのに伴い2026年1月にはアドバンテックも社名をBREXA Advanに変更。
| 会社名 | BREXA Advan(BREXA Advan Inc.) |
| 従業員数(単体) | 1,334人(2025年9月現在) |
| 本社所在地 | 大阪市淀川区 |
| おもな事業 | バイオ・医薬品、食品・化粧品、化学・材料などの研究開発分野に特化した人材派遣サービスを提供しており、理系の学部出身者を数多く雇用。 派遣先には大手製薬会社や大学、各種研究所なども数多く抱えており、取引企業数は2,800社に及ぶ。 また人材派遣関連事業のほかにも、医薬品・化粧品等の研究に必要となる病理検査の受託事業も展開 |
| 資本金 | 9,400万円 |
| 純利益 | 4億786万5,000円前年同期比12.07%減)(2025年12月期) |
| 企業HP | https://advan.brexa.com |
| 新卒採用HP | https://www.advan-t.com/recruitment |
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「BREXA Advanはやばい」と言われる4つの理由|プロが読み解く
「BREXA Advanはやばい」と言われる4つの理由
「BREXA Advanはやばい」といわれる理由を客観的なデータから紐解きます。キャリアコンサルタントが読み方も解説するので、対象企業が自身とマッチするのかを考えながら読み進めてください。
①給料があまり良くないから
2025年の新規学卒者の平均初任給は、大学卒が26万2,300円、大学院卒が29万9,000円です(※1)。これに対してBREXA Advanは2027年卒の募集要項によると、大学卒が20万5,000円、大学院卒については修士が21万5,000円、博士が22万5,000円(※2)となっており、2年前の全体平均を下回っています。
また年収については、同社の公表データ(※3)によれば、研究職(創薬研究)に従事する経験2年の29歳で380万円、研究職(化学分析)に従事する経験半年の24歳で315万円となっています。
年収のうち賞与を除く毎月決まって支給される月給額は、経験2年の29歳が27万円、経験半年の24歳が22万5,000円です(※3)。これを産業別統計(※1)の「学術研究/専門・技術サービス業」の20歳~24歳の平均28万100円、あるいは25歳~29歳の平均33万5,800円と比較すると、やはり低いという印象は拭えません。
※1 厚労省 令和7年賃金構造基本統計調査
※2 同社HP採用ページ(新卒)
※3 同社HP採用ページ(キャリア採用)
プロのアドバイザーはこう分析!給与は構造上開きが出てしまうことがある
「学術研究/専門・技術サービス業」の平均値と、BREXA Advanの給与に開きがあるのは、同社の待遇が悪いからというより、「メーカー直雇用の正社員」と「派遣会社の正社員」における明確な構造の違いによるものです。
産業別の平均値には、JASDAQ上場クラスの大手製薬・化学メーカーなどのプロパー(生え抜き)正社員の給与が大きく反映されています。
未経験から成長する土台が整っていると理解しよう
一方で、BREXA Advanのような研究職派遣は、「実務未経験からスタートする若手」が圧倒的多数を占めるため、平均値としてはどうしても低く出ます。
また、派遣ビジネスの仕組み上、会社の運営費や教育費としてのマージンが発生する点も給与に影響しています。
そのため、これを「直雇用のメーカー」と並べて一喜一憂するのはナンセンスです。
むしろ、狭き門である研究職のキャリアを、未経験から大手企業の実験室で始めさせてもらうための投資期間の給与と割り切ってとらえられるかが、最初のステップを成功させる鍵になりますよ。
あなたが受けないほうがいい職業を診断しましょう
就活を進めていると、自分に合う職業がわからず悩んでしまうことも多いでしょう。
そんな時は「適職診断」がおすすめです。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格、価値観を分析して適職や適さない職業を特定してくれます。
自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。
➁正社員型派遣は仕事が選べないから
BREXA Advanは研究開発分野に特化した人材派遣サービスをさまざまな形で提供していますが、同社が強みとしているのは正社員型派遣です。
BREXA Advanの正社員として派遣先企業に配属される就労形態で、登録型派遣のように3年ごとに有期雇用契約を結ぶ必要がなく、安定した就労環境を確保できます。
正社員型派遣は次の仕事に就くまでの待機期間中も給与が支払われるため、収入が安定するメリットもあります。また無期雇用なので長期間にわたって研究開発関連の仕事に携わりスキルを蓄積していくことが可能です。
その一方で、BREXA Advanの正社員として同社が指定する配属先企業で働くのが基本となるため、登録型派遣と比べて仕事内容や勤務時間、勤務地などを選ぶ自由度が低い点がデメリットといえるかもしれません。
仕事選びに関して希望が受け入れられる自由度がどの程度あるのか確認しておくことが必要でしょう。
アドバイザーからワンポイントアドバイス正社員派遣は早期成長の場所ととらえよう
正社員型派遣のメリットは、配属先を変えながら複数の研究現場を経験できる点にもあります。
一社のやり方だけに染まらず、分析機器、品質管理、研究補助、報告書作成など、現場ごとの進め方を吸収できれば、若手のうちは視野が広がります。
派遣元に雇用されているため、配属先で困ったときに相談できる窓口があることも安心材料です。
環境が変わっても自主性は保っておこう
一方で、配属先のルールに適応し続ける負荷はあります。
上司、評価者、日常の指示者が分かれるため、自分の成長課題や希望を言語化できない人は不満を抱えやすい働き方です。
配属先の評価だけでなく、派遣元への報告や面談も意識し、経験を記録しておく姿勢が欠かせません。安定だけでなく「環境変化を学びに変える力」といった柔軟性が求められる点は理解しておきたいところです。
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。
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早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。
➂仕事を頑張っても評価されにくいから
正社員型派遣の場合、実際に仕事をする場所は派遣先企業であり、最終的に仕事ぶりを評価してボーナス額や昇給を決めるのは派遣元のBREXA Advanという形になります。
仕事の現場と評価者が別組織にまたがるため、「仕事を頑張っても評価されにくい」「評価方法がわからない」といった不満や不信が生まれやすい構造であるという側面は否定できません。
カギを握るのは定期的に面談する専任コーディネーターや、配属先企業との間に立つBREXA Advanの営業担当者の能力、さらには彼らと適切な情報交換をおこなうための自分自身のコミュニケーション能力となりそうです。
プロのアドバイザーならこうアドバイス!派遣という形式を知ることから始めよう
ここで言うコミュニケーションとは、職場の人と仲良くなることではありません。「配属先での業務上の情報共有」と「派遣元への報連相」という、ビジネスの基本動作を指します。
なぜ正社員型派遣の依頼が来るのかについてです。
企業側には人件費抑制の目的があり、簡単に評価や単価が上がる人材なら派遣を依頼しません。元から評価が上がりにくい構造なのです。
派遣先と派遣元は単価交渉のために必ず情報を共有しており、正当に評価されないと嘆く人は、単に仕組みを理解していないだけです。
派遣先での「君は優秀だ」という甘言を真に受け、自分の実力を過信していませんか。正社員型派遣のビジネスモデルを理解しましょう。
派遣として評価されるには2つの方法がある
評価されたいなら、道は二つです。一つは派遣先で唯一無二の存在となり、直雇用の正社員へ転籍することです。
もう一つは、「あそこの実験室、人手が足りないようです」「うちからもう一人呼べますよ」など、現場での営業マンとして派遣元に利益をもたらし、単価アップや追加派遣を提案できる立ち位置を築くことです。
自分が社員型派遣で働く目的を今一度振り返ってみましょう。
④転籍できるかは運次第だから
BREXA Advanの正社員として働く人のなかには、配属先の研究機関や企業の研究部門に直接雇用される「転籍」を最終目標とする人も数多くいます。
とはいえ配属先のすべてに転籍を受け入れる制度があるとは限らず、配属先で働いている期間内に正社員の欠員が生じるかはわかりません。「転籍できるかは運次第」という不安を感じるのはもっともなことです。
それでもBREXA Advanは、将来的には派遣先への転籍を見据えて、実務経験やスキルの獲得を支援する体制を整えています。専任コーディネーターのアドバイスや技術スキル研修などがその例ですが、その結果、毎年社員数の10~13%に相当する140人以上(※4)、累積では1,000人以上が転籍をかなえています(※5)。
※4 Wantedly アドバンテック株式会社「転籍制度について」
※5 Wantedly アドバンテック株式会社ホーム
アドバイザーのリアル・アドバイス!研修は転籍のための最高の場所となる
結論から言うと、派遣先への転籍(引き抜き)を本気で狙うなら、同社の研修体制は強力な効果を発揮すると言えます。
というのも、派遣先の大手メーカーや研究所が「この人をうちの直接雇用に切り替えたい」と決断する理由はただ一つ、「自社のプロパー社員と同等、あるいはそれ以上の即戦力となる技術や知識を持っているから」です。
BREXA Advanの専門的な技術スキル研修は、まさにその「現場で今すぐ使える実践力」をピンポイントで補填・強化するために設計されています。
自主的な学習姿勢が研修の価値を最大化する
毎年140人以上、累積1,000人以上という驚異的な転籍実績は、同社の研修制度と現場での実務経験が、派遣先から「本物」として高く評価されている動かぬエビデンスです。
ただし、研修を「会社が用意してくれたから受ける」という受け身の姿勢では本当に「運次第」で終わってしまいます。
派遣先の研究所がどんな技術を欲しているかを自ら察知し、それを同社の研修制度を使って先回りして盗み(学び)にいくことです。そんなしたたかで能動的なスタンスがあって初めて、この研修体制は最大の効果を発揮するでしょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
個別要素の比較だけでなく総合的な評価軸も大切にしよう
たとえば転籍を積極的に支援するBREXA Advanは、待遇や評価制度のあり方、ワークライフバランス等の比較だけでは計れない魅力を感じる人もいるのではないでしょうか。
個別の要素ごとに企業を比較することも重要ですが、自分のキャリアプランから逆算しつつ各企業を総合的に評価してみる姿勢も必要です。
アドバイザーからあなたにエールエンジニアとしての進路が明確な人は適性がある
研究職への入口を広げたい人、実務経験を積みながら専門性を固めたい人、将来的に派遣先への転籍も視野に入れたい人には合いやすい会社だと考えます。
特に、最初から待遇だけで比較するのではなく、どの技術を身に付け、次のキャリアにどうつなげるかを自分で考えられる人は、正社員型派遣の仕組みを前向きに活用できます。
また、配属先ごとに求められる役割が変わるため、変化を負担ではなく成長機会と捉えられる人にも向いています。経験を振り返り、派遣元との面談で自分の希望や課題を伝え続ける姿勢も重要です。
ミスマッチとなる要素も照らし合わせよう
一方で、入社時点から勤務地や仕事内容を細かく選びたい人、同じ組織で長く人間関係を築きたい人、短期間で高い給与水準を求める人にはミスマッチが起きやすいでしょう。
企業選びでは「やばいかどうか」ではなく、自分が重視するものが、安定、専門性、自由度、待遇のどれなのかを先に整理することが大切です。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi






3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Hiroshi Sakai〇大手ICT企業で人事部長・人材開発部長として採用・育成・制度・労務を統括。面接は5,000人超。国家資格キャリアコンサルタントとして就労支援・研修講師も担当。
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
プロフィール詳細