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お笑いコンビ・アケガラスのメンバーとして活動しながら、自作のラップや「どんな曲もHIPHOP感出す男」など人気コンテンツを発信するクリエイターとしても活躍するKing Boyに、就活やキャリアについてたずねる連載企画。
第3回目となる本記事では、「やりたいこと」との向き合い方、怖くて一歩が踏み出せないときのマインドセットなど、「King Boy流」な就活アドバイスを伺いました。
※本記事は連載記事です。続編が公開され次第リンク先に飛べるようになります。
・1記事目:「どんな曲もHIPHOP感出す男」King Boyの就活論。「面接で自分を偽るのはフェイクじゃない」
・2記事目:「居場所も言葉もなかった」。アケガラス・King Boyがサンパチマイクの前に辿り着いた理由
・4記事目(6/1~公開予定)
| ▼King Boy(キングボーイ) プロフィール 神奈川県出身。吉本興業所属のお笑いコンビ「アケガラス」のメンバーで、相方のガネとは学生時代からの幼馴染。幼少期から慣れ親しんだラップを取り入れたコンテンツを個人でも発信し、SNS総フォロワーは約14万人と現在進行形で人気を集めている。自身でもリリックを書くなど音楽活動も精力的におこなう SNS:YouTube / X(旧Twitter) / Instagram / TikTok |
【特別インタビュー企画】
「あの人」に聞く未来の“出会い方”社会という広い海へ漕ぎ出す就職活動。
地図も決まった航路もないなかで、
どうやって自分の進むべき道を決断すればいいのでしょうか。
必要なのは、誰かが作った正解ではなく、自分が納得して進むための「羅針盤」。
本企画では、自分だけの羅針盤をもって
オリジナルの道を歩む人たちにインタビュー。
迷いながらも進み続けた人生ストーリーから、
明日からの就活がちょっと楽しみになるヒントをお届けします。
肩書は任せる。俺は好きにやってる

──多角的に活動をされていますが、King Boyさんとしては「芸人」として見られたいとか、こだわりはあるのでしょうか?
King Boy)ぶっちゃけないですね。芸人でも、ラッパーでも、好きな方の肩書で呼んでくれて構わないです。見てくれるみんなにお任せです。
僕自身、そういった枠組みをあまり意識していないんですよね。芸人だからこう、ラッパーだからこう、という枠を作っていない。
どの活動もやりたいからやっているだけなので、見られ方への強いこだわりはないんです。
「スーパースターになるよ」
──芸人の道はガネさんからの誘いだったそうですが、もともとやってみたい気持ちはあったのでしょうか?
King Boy)全然なかったですね、マジで。テレビでお笑い見るのは好きでしたし、サンドウィッチマンさんとかめちゃくちゃ大好きでしたが、「よし、俺も芸人になるぞ」とは一切思わなかったです。
ただ、「テレビには出たいな」とは思っていました。

King Boy)役者、モデル、ラッパー、芸人。いろいろな職種もあると思いますが、テレビに出て活躍している人、ステージの上できらきら輝いている人への憧れがあったんですね。
それが特定の職種に結びついているわけではなかったので、とりあえずどっかの事務所に履歴書でも送ってみようかなって。でも、それくらいの粒度の目標です。当時はね。
そうして高校中退して働いているとき、ガネも進路を考え出す時期がきて。「お前これからどうすんの」って連絡が来たんで、「あ、俺スーパースターになるよ」って言いました。

──「スーパースター」! 良いですね。
King Boy)で、その連絡がまさに芸人になる誘いの連絡でした。渡りに船。芸人になればテレビに出られるってことで受けたんですね。
それに、僕はガネが世界で一番面白いヤツだと思っているので、そいつと芸人をやるんだったら夢もリアルになるだろうって思ったのもあります。
「好きならやっちゃえばいいじゃん」

──そんなKing Boyさんにお聞きしたいのですが、「好きを仕事にすること」で悩んでいる人に一言アドバイスするとしたら?
King Boy)「やっちゃえ」の一言ですね。やりたいならやっちゃった方が良いですよ。
やりたいことがあるのに尻込みするのって「うまくいくかわからない」という不安があるからですよね。それで諦める理由もよくわかります。
でもね、飛び込んでみたら意外となんとかなるもんです。特に年齢が若いうちだったらいくらでも手段はあるし、現に僕もやりたいことに向き合って飛び込んだ先でいま、楽しく暮らしています。

別に辞めてもいい
King Boy)それに、好きでやったことなんだから一生続けなければならない、なんてこともないです。
やめたくなったらやめればいいし、その選択権は常に自分にある。そんなふうに思ってみたら、意外と飛び込んでみるのも悪くないって思えてきませんか?

King Boy)小さいころの自分を思い浮かべてみてください。明日なにするって考えたときに、あえて嫌なことを選ぶなんてしませんよね。
そのときの気持ちを思い出してほしいというか、ときめいた方へ向かっていく心をどうか持ってほしいですね。
「好き」をやっていれば「嫌い」とも仲良し

King Boy)やりたいこと、好きなことを仕事にすると、「嫌い」とも仲良しになれるのも良いところですね。
アルバイトでもあると思うんですよ、「これめんどいなあ」みたいな仕事。「自分がやる必要ある?」って疑問に思ってしまう仕事。モチベーション高く取り組むなんて難しいですよね。
でも、それが大好きな、やりたい仕事の一部だったら? ネガティブな感情ってあんまり抱かないと思うんですよね。だってそれが好きなこと、やりたいことにつながっているから。
そう思いながら仕事ができたら、めっちゃハッピーですよね。

飛び込めないなら馬鹿になろう
──ただ、学生からすれば「そうは言っても怖い」と思ってしまうかもしれません。
King Boy)そうですね……。そんなときは「馬鹿になる」ってのはどうでしょう?
そもそも先々のことまで考えすぎてしまうから怖くなるわけで。でも未来のことって何もわからないし、不安な予測をすれば怖くなるのは当たり前です。
それなら、「いっちょやったるか!」って、ある種楽観的に「今何がしたいのか」にフォーカスして飛び込んでみるのが良いと思うんですね。
そのときって多分、もう怖くなくなっているので。先のことは、飛び込んだ後で考えれば良くないですか?

「止まっているほうが怖い」
King Boy)そもそも僕はやりたいことをやれなくなっている状況のほうが怖いんですね。いま、自分の人生が停滞しているような実感を得たくないというか。
止まっている間に、気持ちも薄まっちゃう。バイブスも弱くなっていくんじゃないかって不安になるんです。

──逆に、どんな状態だったら充実を感じるのでしょうか?
King Boy)一日を終えて振り返った時、「褒められる自分」だと感じられたときですね。
一日の最後、風呂に浸かって「ああ~もっと頑張ればよかった」って思いたくないんです。毎晩「今日はやってやったでしょ!」と満足していたいというか(笑)。
たとえばステージに立って、家に帰ってもコンテンツ作って配信とかもして。全部やり切ったうえでゆっくり一人で映画見たり、ゲームしたりする時間とか最高なんですよ。

King Boy)一日が終わるたびに自分で自分のことを認めてあげられる、褒められる。そんな生き方ほど充実した生き方ってないんじゃないかな。
人生は自分で選んでいくしかないし、何においても全部「自分」。だから、自分を大事にできる生き方こそが、僕は何よりも大切なんじゃないかなって思います。

取材・執筆・撮影:小林駿平
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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