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早稲田大学生は卒業後、どのような進路に就くのでしょうか。この記事では、早稲田普段学生の求職者支援をしているキャリアコンサルタントの高尾さん、市川さん、鈴木さんに早稲田大学生の就職先について聞きました。
就活を控えている学生、学部を決めたい早稲田志望の高校生などにも役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてください。
早稲田大学の就職事情の全体像

参考データ:2025年度 早稲田大学進路状況
キャリアセンターによる詳細解説
・2,500の多方面にわたる企業・団体へ就職
・進学者は文系学部が約1割、理系学部が約7割(うち8割が早稲田大学大学院に進学)
・学部別の傾向はあれど偏りが大きいわけではなく、進路は多様
早稲田出身のキャリアコンサルタントからのリアル・アドバイス!
アドバイザーからあなたにエール主体的に道を切り拓く人が多い! 長期目線で選択しよう
最初の日本企業から海外、外資系企業へと環境を変えてきたのは、常に「自分はどういう生き方をしたいか」を基準に据え、そのための挑戦や努力を厭わなかったからです。
周囲の早稲田卒のキャリアを見ても、一つの会社で着実に昇進する人だけでなく、国内外での転職を重ねてステップアップする人など、それぞれが望む生き方に合わせて主体的に道を切り拓いている人が多い印象です 。
就活生の皆さんに伝えたいのは、最初の就職先はゴールではなくスタート地点に過ぎないということです。
5年後、10年後に、仕事だけでなく、自分はどうありたいか、どんな生き方をしたいかを見据え、そこをイメージしながら、ファーストキャリアを選ぶ視点を持つと、目の前の選択肢がより広がるはずです。
学部別の就職先
参考データ:2025年度 学部別進路状況
文系学部

文系学部に人気の3業界と就職先
- 専門サービス(経営コンサル・監査法人など)
主な就職先: アクセンチュア、デロイト トーマツ、ベイカレント・コンサルティング、アビームコンサルティングなど - 金融(銀行・保険・証券)
主な就職先: 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険、三菱UFJ信託銀行など - 情報通信(IT・インフラ・Webサービス)
主な就職先: NTTデータ、楽天グループ、NTTドコモなど
早めに行動した人は幅広く内定を得ている傾向
早稲田文系は学歴フィルターを突破できる一方、学生数が多いため早期に動く層と出遅れる層の二極化がリアルです。
動く層は高い行動力を活かして人気のIT・コンサルやメーカー、金融など幅広い業界の内定を獲得しています。
政治経済学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| 三井住友銀行 | 21 |
| デロイトトーマツ | 17 |
| アクセンチュア | 13 |
| 三菱UFJ銀行 | 12 |
| ベイカレント・ベイカレントコンサルティング | 各11 |
法学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| 東京都職員I類 | 24 |
| 三菱UFJ信託銀行 | 14 |
| 国家公務員総合職 | 11 |
| 国家公務員一般職 | 10 |
| りそなグループ | 9 |
文化構想学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| NTTデータ | 21 |
| アクセンチュア | 10 |
| 東京都職員I類 | 10 |
| 日本IBM | 9 |
| 電通 | 8 |
文学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| 楽天グループ | 6 |
| 三菱UFJ信託銀行 | 5 |
| NTTドコモ | 5 |
| NTTデータ | 5 |
| アクセンチュア | 5 |
教育学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| ベイカレント | 15 |
| NTTデータ | 13 |
| 東京都職員Ⅰ類 | 11 |
| アクセンチュア | 10 |
| 東京都教員 | 9 |
商学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| アクセンチュア | 20 |
| デロイトトーマツ | 19 |
| 三菱UFJ銀行 | 18 |
| ベイカレント・ベイカレントコンサルティング | 16・14 |
| NTTデータ | 14 |
社会科学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| アクセンチュア | 13 |
| NTTデータ | 12 |
| 東京海上日動火災保険 | 11 |
| 三菱UFJ銀行 | 8 |
| レバレジーズ | 8 |
国際教養学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| アクセンチュア | 13 |
| 楽天グループ | 9 |
| 三菱UFJ銀行 | 6 |
| 伊藤忠商事 | 5 |
| ファーストリテイリンググループ | 5 |
人間科学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| アクセンチュア | 10 |
| NTTデータ | 8 |
| ベイカレントコンサルティング | 7 |
| 三菱UFJ銀行 | 5 |
| 日本生命保険 | 5 |
スポーツ科学部

| 企業 | 人数 |
|---|---|
| 東京海上日動火災保険 | 7 |
| サントリーホールディングス | 4 |
| ファーストリテイリンググループ | 4 |
| 三井住友海上火災保険 | 4 |
| りそなグループ | 3 |
理系学部

※理工3学部は卒業生の約7割が大学院(同名研究科)へ進学するため 、学部卒のデータに加えて、実際の主な進路となる大学院(研究科)修了生のデータも併記しています。
POINT
理系3学部(基幹・創造・先進)の学部卒は、約7割が大学院へ進学するため就職する人数自体は少なくあります。就職を選ぶ学生のトレンドは文系にやや近く、ITやコンサルが上位を占めます。
理系学部に人気の3業界と就職先
- 情報通信(IT・通信・システム開発)
主な就職先: NTTデータなど - 専門サービス(経営コンサル・ITコンサルなど)
主な就職先: アクセンチュア、ベイカレント・コンサルティング、合同会社デロイトトーマツなど - 不動産・建設(ゼネコン・都市開発)
主な就職先: 大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設など

理系大学院に人気の3業界と就職先
- メーカー(自動車・重工・電機・化学・製薬など)
主な就職先: トヨタ自動車、三菱重工業、日立製作所、中外製薬、富士フイルム、本田技研工業、キヤノンなど - 専門サービス(シンクタンク・技術/経営コンサルなど)
主な就職先: 野村総合研究所、アクセンチュア、PwCコンサルティング合同会社など - 情報通信(IT・通信・外資テックなど)
主な就職先: NTTデータ、NTTドコモ、日本アイ・ビー・エム、アマゾンウェブサービスジャパン、LINEヤフーなど
基幹理工学部

| 学部卒 | 研究科卒 | ||
|---|---|---|---|
| 企業 | 人数 | 企業 | 人数 |
| NTTデータ | 5 | 三菱重工業 | 16 |
| 野村総合研究所 | 3 | 野村総合研究所 | 13 |
| 日立製作所 | 10 | ||
| NTTデータ | 10 | ||
| 日本IBM | 6 |
創造理工学部

| 学部卒 | 研究科卒 | ||
|---|---|---|---|
| 企業 | 人数 | 企業 | 人数 |
| 大林組 | 5 | 日建設計 | 11 |
| 鹿島建設 | 4 | 清水建設 | 9 |
| NTTデータ | 4 | 大林組 | 8 |
| 東京電力ホールディングス | 4 | 竹中工務店 | 8 |
| ベイカレントコンサルティング | 4 | 鹿島建設 | 7 |
先進理工学部

| 学部卒 | 研究科卒 | ||
|---|---|---|---|
| 企業 | 人数 | 企業 | 人数 |
| NTTデータ | 4 | トヨタ自動車 | 7 |
| アクセンチュア | 3 | NTTデータ | 7 |
| 中外製薬 | 6 | ||
| 富士フィルム | 6 | ||
| 日本IBM | 6 |
早稲田生の就活事情
参考データ:2025年度 早稲田大学進路状況
就活をスタートした時期

最初に内定/内々定を得た時期

就活を終えた時期

インターンシップ等への参加状況
早稲田生のインターンシップ等への参加状況
インターン参加数

参加したインターンの期間

就職先のトレンド|5年前との違い
2020年から2025年、世間では新型コロナウイルス感染症や大多数の大手企業による賃上げ・初任給引き上げ、就活ではインターンの新ルール設置やジョブ型採用の浸透など、時勢も就活事情も大きく変わりました。具体的には以下の表をチェックしてみましょう。
| 特徴 | 企業例 | 20卒 | 25卒 | 推移 |
|---|---|---|---|---|
| コンサルの人気上昇 | アクセンチュア | 64人 | 133人 | 就職者数が倍増し、圧倒的な人気を集めている |
| デロイトトーマツ | 28人 | 90名 | 政経からの就職者が大きく増加し、2025年度には政経の上位就職先2位となった | |
| ベイカレント | 29人 | 139人 | 2020年度には少数であったが、2025年度は100人を超えている | |
| 特定の企業への認識増 | 三井住友銀行 | 47人 | 72人 | 2020年度はメガバンク間で分散していたが、2025年度は三井住友銀行に集中する傾向が見られている |
| 公務員・商社の人気低下 (政治経済学部) | 国家公務員総合職 | 政経 16人 | 政経 8人 | 2020年度は政経のトップ就職先(16人)でしたが、2025年度は半減し、上位10社から姿を消した |
| 三菱商事 | 政経 10人 | 政経 5人 | かつては政経から10人が就職し上位に位置していたが、2025年度は半減 | |
| IT系の不動の人気 | NTTデータ | 81人 | 126人 | 年次を問わず、安定してトップクラスの就職者数を維持 |
早稲田生の就職にまつわるQ&A
早稲田生の就職にまつわるQ&A
早稲田生でも就職できない人はどんな人ですか?
早稲田大学は難関私立大学として有名ではありますが、早稲田生だからといって内定をもらえるわけではありません。
大学のブランドがあったとしても、内定がない状態で卒業を迎える人、不本意な企業に就職する人ももちろんいます。
ここでは、リアルを知るキャリアコンサルタントから、早稲田生の就職に失敗する人はどんな人か聞いたので、参考にし対策を練っておきましょう。
アドバイザーのリアル・アドバイス!プライドにより視野が狭い・行動が遅い人
早稲田生が就活で失敗する原因で多いのは、「プライドの高さ」と「動き出しの遅さ」です。
「早稲田だから、最悪でもどこか大手が拾ってくれるだろう」と高を括り、自己分析やES対策を怠った結果、面接で「中身がない」と見抜かれて全落ちするケース。
あるいは、プライドが邪魔をして東証プライムの超有名企業ばかりをエントリーし、持ち駒が全滅した段階で初めて中小企業に目を向けるものの、時すでに遅しというパターンが典型例です。
周囲が優秀であるからこそ、慢心した人は一瞬で落ちこぼれてしまいます。
3年生の5月から動き出そう! 大学ブランド×圧倒的準備で万全になる
早稲田の就活シーンで勝ち組になるためには、周囲の「ハイキャリア層」のスピード感に合わせる必要があります。
具体的には、大学3年生の5月〜6月の段階でサマーインターンの選考にエントリーし、夏には大手企業や外資系の就業体験を積んでいるのが理想です。
秋以降は、学内のキャリアセンターやOB訪問をフル活用して企業の裏側に迫り、3年生の冬から始まる早期選考のルートにどれだけ乗れるかが勝負となります。
大学のブランドという「強力な盾」があるからこそ、そこに「圧倒的な準備量」という剣を組み合わせることで、初めて向かうところ敵なしの就活を展開できるのです。
以下は進路選択に満足できなかった早稲田生の声抜粋です。参考にして、どのように就活を進めるべきか考えてみましょう。
主体的に進路選択ができなかった理由
・就職活動の開始が遅すぎた
・やりたいことを明確にできなかった
・面接対策が不十分だった
・なんとなく進めていて情報量が足りなかった
・情報収集の重要性を軽視していた
・世間体や評価ばかり気にしていた
・途中で親の意見に翻弄された
・就活エージェントに言われるがまま就活していた
大学の就活サポート体制は充実していますか?
早稲田大学にはキャリアセンターがありますが、手取り足取り対応するというよりも、学生の自立した独自の活動のための、情報提供や支援を中心としています。早稲田大学のキャリアセンターの支援方針は以下となっています。
キャリアセンターの支援方針
- 個別の企業斡旋はおこなわない
就職活動に必要な情報を提供するが、特定の学生に個別の企業を斡旋することはしない。 - 自立した活動を促す
就職活動は、学生生活で培った力を活かし、学生自身が自分の目で仕事を選択する自立した独自の活動であるべき。キャリアセンターは、学生が自力で活躍の場を選ぶための手助けをする役割を担う。 - 低学年からの方向性見極めをサポート
入学後3年間(大学院は1年間)は進路の方向性を見極める期間とし、知的成長の場を紹介するなど、学生の志向に合った活動ができるようサポートする。
キャリアセンターのサポートが不十分というわけではなく、必要な情報提供や自力で選ぶための手助けは用意されているため、主体的に活動を進めつつ、必要に応じてキャリアセンターの持つ情報や支援を積極的に活用するのが良いと考えられます。
卒業生の就職先を参考に視野を広げよう
早稲田生の就職先を見ると、全体的に全学的に、アクセンチュア、NTTデータ、メガバンクなどに代表されるコンサルティング・IT・金融業界への就職が上位を占めていることがわかりました。
また、政経は金融、法学部は公務員、国際教養学部は総合商社、理工系学部はメーカーといったように、学部ごとに強みや特色が見られることも大きな特徴です。
学部や専攻が就職活動に大きな影響を与えるケースは多くはありませんが、OB・OGの就職先から自身の視野を広げておきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
国家資格キャリアコンサルタント/国際コーチング連盟(ICF)ACC
Atsushi Ikarashi〇欧州系日本法人の代表取締役。新卒で日本企業に5年、東南アジア現地法人に12年勤務し、帰国後外資企業に就職。経営者視点でキャリア形成の支援をする。MBA(海外)取得済
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
プロフィール詳細2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級
Tomohiro Morita〇理系大学院修了後に企業で勤務。その後、キャリア支援・セミナー講師・文章制作などマルチに活躍。就職・転職に関する情報整理や書類作成、意思決定支援をおこなう
プロフィール詳細