「ネイリストは男性でも就職できる?」「男性でもうまくやっていける?」
手に職をつけられる仕事として人気のネイリストですが、男性としての就職イメージがなかなかつかず、どう行動指針を立てればいいのか、悩むケースも少なくありません。
この記事では、政府発行の一次情報などをベースに、男性の割合や給与、残業時間など、男性がネイリストとして働くうえで気になるポイントを解説していきます。
※近年、ダイバーシティ&インクルージョンやジェンダー尊重の考え方が重視されています。PORTキャリアも、就職・転職活動においてこれらを大切にしています。
本コンテンツで紹介するノウハウやマナーは、特定の価値観を押し付けるものではありません。あくまで情報や選択肢の一例として、ご自身の考えやスタイルに合うものを参考にしてください。
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男性がネイリストとして働くメリット・デメリット
ネイリストは資格がなくても就ける職種です。その分、技術と実績が評価の軸になります。一方で、働く人の多くが女性であり、お客様も女性が中心という構造があります。
男性がネイリストとして働く場合、どんな場面で経験が活き、どんな点を事前に確かめておく必要があるのか。両方を把握しておくと、サロン見学や面接で確認すべき点が決まります。
ここでは、男性がネイリストとして働くメリットと、確認しておきたい注意点を順に見ていきましょう。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
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メリット
男性がネイリストとして働くメリット
- 男性客が相談しやすい存在になれる
- 数が少ない分、認知されやすい
- メンズネイル市場の広がりに乗りやすい
ビジネスパーソンを中心に、男性のネイルケアを扱うサロンが増えています。女性ネイリストに手を触れられることに抵抗を感じる男性客にとって、同性のネイリストは選びやすい選択肢になるでしょう。
また、男性ネイリストの数が限られているため、SNSでの発信や作品の公開を通じて認知を得やすい面もあります。同じ技術水準でも、覚えてもらえるまでの時間が短くなります。
メンズネイルの提案を自分の感覚をもとにおこなえる点も強みです。ただし、男性客をおもな対象とするサロンはまだ限られるため、就職先の候補も絞られることは注意しましょう。
デメリット
男性がネイリストとして働く際のデメリット
- 女性客が中心のサロンでは採用されにくい場合がある
- 至近距離で長時間、手に触れる施術への心理的な負担がある
- 更衣室やスタッフルームが男性用に分かれていない場合がある
男性がネイリストとして働くことにはメリットがある一方で、就職の段階でハードルが生じる場合があります。サロンの人員構成と客層に、男性を前提としていない環境があるためです。
一般的なネイルサロンはスタッフもお客様も女性が中心です。男性の採用実績がないサロンでは受け入れ体制が整っていないこともあります。
施術は1〜2時間、至近距離でおこないます。この距離感に自分が慣れられるかは、実習や見学の段階で確かめておきましょう。スクールの実習でモデルを担当した経験があれば、そのときの感覚が判断材料になります。
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ネイリストの男性の割合
ネイリストの男性の割合
そもそも、ネイリストとして働く男性はどれくらいいるのでしょうか。統計データから実態を確認していきましょう。
ただし、官公庁の公的統計において「ネイリスト」単体の職種分類は集計・公表されていません。職種として独立した統計が存在しないこと自体が、働く人の数が限られていることを示しています。
そのため、ネイリストが含まれる「美容サービス・浴場従事者(美容師を除く)」という職種分類の数値を参考として掲載します。
男性労働者の割合

ネイリストが含まれる美容サービス・浴場従事者のうち、男性が占める割合は約22.2%です。労働者全体の男性割合が約54.7%であることと比べると、数値としては低い傾向にあります。
近い職種である理容・美容師では、男性の割合は約38.8%です。同じ美容業界でも、職種によって男女の構成は異なります。
ただし、この22.2%にはエステティシャンや浴場の従事者も含まれます。ネイリストに限った割合はこれより低いと考えられますが、公表されたデータがないため確認はできません。
就職先を選ぶときは、統計ではなく個別のサロンを見る必要があります。求人サイトやSNSで、男性スタッフが在籍しているサロンを探すところから始めましょう。
参考:
ネイリスト(男性)の割合: 【該当データなし】
・※官公庁の公的統計調査において「ネイリスト」単体での職種分類・数値データは集計・公表されていません。
対比・参考データ(近隣職種・全体):
・美容サービス・浴場従事者(美容師を除く・男性)の割合: 約22.2%(労働者数:男性 5,610人/全体 25,240人)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・理容・美容師(男性)の割合: 約38.8%(労働者数:男性 19,290人/全体 49,670人)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・労働者全体(有業者全体)の男性割合: 約54.7%(男性 3,670.6万人/全体 6,706.0万人)(令和4年就業構造基本調査より)
男性ネイリストは着実に増えつつあり、男性客の獲得を狙うサロンなどから歓迎されるケースも増えているかと思います。
美容業界全体のメンズ需要増加に伴い、男性ネイリストの活躍の場も今後さらに広がっていくと予測します。
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
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早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。
男性正社員の割合

ネイリストが所属する生活関連サービス業、娯楽業の男性の正社員割合は56.5%です。全産業の男性の一般労働者率が約76.8%であることと比べると、数値としては低い傾向にあります。
サービス職業従事者(男性)に絞ると、正社員割合は42.3%です。業務委託やアルバイトからスタートするケースがあることが、数値にも表れています。
参考:
ネイリスト単体(男性正社員の割合): 【該当データなし】
・※官公庁一次統計にネイリスト単体の雇用形態別データは存在しません。
対比・参考データ(近隣職種・関連産業・全体):
・美容サービス・浴場従事者(美容師を除く・男性)の一般労働者率(フルタイム正社員相当): 約98%〜※
※賃金構造基本統計調査における男性一般労働者数 5,610人に対し、男性短時間労働者数は極めて少数(パート・短時間は女性が主流)となっており、男性労働者の大半がフルタイム稼働となっている構造です(令和7年賃金構造基本統計調査の労働者数より算出)。
・生活関連サービス業,娯楽業(男性)の正社員割合: 56.5%(雇用者 59.2万人のうち正社員 33.4万人)(令和4年就業構造基本調査より)
・サービス職業従事者(男性)の正社員割合: 42.3%(令和4年就業構造基本調査より)
・全産業(男性)の正社員割合(一般労働者率): 76.1%(令和5年)/ 約76.8%(令和7年賃金構造基本統計調査より算出)
ネイリストの資格取得と共に、SNSに作品を投稿したり、ポートフォリオを整えたうえで、未経験正社員採用の実績がある大手チェーンサロンを中心に就職活動をおこないましょう。
男性の採用実績や、既に男性スタッフが在籍しているサロンを探しましょう。
男性管理職(※店長・エリアマネージャーなど)の割合

ネイリストが含まれる生活関連サービス業、娯楽業における男性管理職の割合は73.5%相当、全産業では86.9%相当です。
生活関連サービス業、娯楽業は、全産業と比べて男性管理職の割合が低い分野であることがわかります。
ただしこれは産業全体の数値で、旅行業や冠婚葬祭業なども含みます。ネイルサロンの管理職割合を示すものではありません。
参考:
ネイリスト単体(男性管理職の割合): 【該当データなし】
・※官公庁一次統計に職種別の役職・管理職割合(店長・エリアマネージャー等含む)のデータは存在しません。
対比・参考データ(関連産業・全体): 【同一統計内での対比不可】
・生活関連サービス業,娯楽業における男性管理職の割合: 73.5%相当(女性管理職割合 26.5%の裏返し)(令和6年度雇用均等基本調査より)
・全産業(企業全体)における男性管理職の割合: 86.9%相当(課長相当職以上の女性管理職割合 13.1%の裏返し)(令和6年度雇用均等基本調査より)
男性がネイリストとしてキャリアアップを目指すこと自体は十分に現実的です。
近しいものの分野は変わりますが、私が化粧品会社で見た男性リーダーは、数字に強く、状況を客観視して合理的に判断していました。女性が多い職場ではありましたが、その冷静な視点が店舗運営で活かされていました。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
男性のネイリストの働きやすさ
ここでは、男性ネイリストの平均給与額、平均勤続年数、平均残業時間の3つについて確認していきます。ネイリスト単体のデータがないため、ネイリストが含まれる美容サービス・浴場従事者の数値を掲載します。
なお、いずれも統計上の平均です。実際の条件はサロンごとに異なるため、応募前に求人票でも確認しておきましょう。
※以下の給与・勤続年数・残業時間については、すべて「令和7年賃金構造基本統計調査」という同一の統計調査データ内から抽出して対比しています。
平均給与額

ネイリストが含まれる美容サービス・浴場従事者(男性)の所定内給与額は月28万円です。全産業・一般労働者(男性)の平均が37万3,400円であることと比べると、数値としては低い傾向にあります。
一方で、同じ職種の全体(男女計)は月26万8,900円です。職種のなかで比べると、男性のほうが月給は高くなっています。
年間賞与は31万400円で、月給に対して賞与の水準が低い構造です。年収に占める賞与の割合が小さい分、月々の支給額と歩合給が収入を左右します。
参考:
ネイリスト(男性): 【該当データなし】
・※「ネイリスト」単体での賃金統計データは存在しません。
美容サービス・浴場従事者(男性):
・きまって支給する現金給与額(月額): 285.7千円(28万5,700円)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・所定内給与額(月額): 280.0千円(28万0,000円)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・年間賞与その他特別給与額: 310.4千円(31万0,400円)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
美容サービス・浴場従事者(全体・男女計):
・きまって支給する現金給与額(月額): 276.2千円(27万6,200円)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・所定内給与額(月額): 268.9千円(26万8,900円)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・年間賞与その他特別給与額: 224.3千円(22万4,300円)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
全産業・一般労働者(男性平均): 所定内給与額 373.4千円(37万3,400円)(令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況より)
所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
平均勤続年数

ネイリストが含まれる美容サービス・浴場従事者(男性)の平均勤続年数は6.0年です。全産業・一般労働者(男性)の平均が14.2年であることと比べると、数値としては短い傾向にあります。
同じ職種の全体(男女計)では6.6年です。男性のほうがやや短い結果となっています。
ただしこの職種は、独立や面貸しへの移行が勤続年数に表れにくい点に注意が必要です。サロンを辞めた人がすべて離職したわけではなく、フリーランスとして続けているケースもあります。
長く働く前提でサロンを選ぶなら、在籍スタッフの勤続年数と、独立した人がどのくらいいるかをあわせて確認しましょう。独立者が多いサロンは、技術が身に付く環境だと判断できます。
参考:
ネイリスト(男性): 【該当データなし】
対比・参考データ(近隣職種:美容サービス・浴場従事者(美容師を除く)):
・美容サービス・浴場従事者(男性): 6.0年(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・美容サービス・浴場従事者(全体・男女計): 6.6年(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・全産業・一般労働者(男性平均): 14.2年(令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況より)
ネイリストは近距離で細かい作業が多く、目を酷使してしまうので、定期的に目を休めることを意識しましょう。体をしっかり労わることも長く働くコツです。
女性同僚との関係は、施術の技術的な話題と、お客様の喜んでいた話など仕事ベースで繋がると関係は安定します。早い段階で専門領域を持ちましょう。
平均残業時間

ネイリストが含まれる美容サービス・浴場従事者(男性)の超過実労働時間数は月1時間です。一般労働者(男性)の平均が月12〜16時間程度であることと比べると、数値としては短い傾向にあります。
一方で、所定内実労働時間数は月174時間です。全体の168時間より長く、残業以外の勤務時間が長い構造になっています。
ここで押さえておきたいのは、営業時間外の練習が統計に含まれない点です。新人のうちは、閉店後や出勤前に技術の練習時間を設けるサロンもあります。統計上の残業が少なくても、拘束される時間はこれより長くなることがあります。
参考:
ネイリスト(男性): 【該当データなし】
対比・参考データ(近隣職種:美容サービス・浴場従事者(美容師を除く)): (※同一統計『令和7年賃金構造基本統計調査』で対比)
・美容サービス・浴場従事者(男性)の超過実労働時間数(残業時間): 月 1時間(所定内実労働時間数:月 174時間)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
・美容サービス・浴場従事者(全体・男女計)の超過実労働時間数(残業時間): 月 3時間(所定内実労働時間数:月 168時間)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
平均残業時間(超過実労働時間): 月 12〜16時間程度(一般労働者男性平均)(令和7年賃金構造基本統計調査より)
練習には、自主的なものと、同調圧力などそうでないものもあるでしょう。
実際、サロンで働き始めると技術向上を切望する人が多く、自ら望んで打ち込む練習は苦になりません。
ただし、大切なのは本人の思いです。そこまでやりたくない人がいても当然。プライベートを優先することや、身体を休めることも大事です。自分がどう思うかで行動を決めましょう。
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ネイリストの男性のキャリア例
ここからは、ネイリストとして働く男性の働き方・キャリア例を、実際の企業から3つ紹介します。一つのロールモデルとしてチェックしてください。
オトコネイル(メンズネイル専門サロン)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | メンズネイルケア専門店「オトコネイル」 |
| 現在の仕事 | 男性客への手爪・足爪のケア。複数のケアコースを提供 |
| 働き方・今後のキャリア | 東京4店舗・大阪1店舗を展開。客層は男性のみで、ネイルアートではなくケアに特化 |
客層が男性のみという点が一般的なネイルサロンとの最大の違いです。同店の公式サイトでは、メンズネイルケア専門店として、手爪・足爪のケアメニューが公開されています。
いわば「異性客の手に長時間触れることへの抵抗」という課題が生じない環境です。至近距離での施術に不安がある場合、最初の就職先として検討できます。
一方で、施術メニューはケアが中心です。ネイルアートの技術を磨きたい場合は習得できる範囲が限られる可能性があります。
参考:
店舗・施術メニュー:【公式】オトコネイル|男性専用のメンズネイルケア専門店
採用情報:オトコネイル 求人サイト
GO TODAY SHAiRE SALON(シェアサロンでの独立開業)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | シェアサロン利用者(業務委託・面貸し) |
| 現在の仕事 | サロンの設備を借りて施術。メニュー料金と施術時間を自分で設定する |
| 働き方・今後のキャリア | 初期費用は事務手数料2万2,000円(税込)、月額は売上歩合方式、最低利用期間3カ月。ネイルデスク、UV/LEDライト、消耗品は無料で使用可能 |
雇用されるのではなく、自分で顧客を持って働く形です。同社の公式サイトでは、全国50店舗以上を展開し、累計1,700人以上がフリーランスになったと公開されています。
ただし、収入は自分の顧客数に直結します。一定の顧客を確保してから移る前提で、キャリアの後半の選択肢として考えるのが現実的です。
参考:
サービス内容・料金体系・設備・サポート:【ネイルシェアサロン】ネイリストの独立開業ならGO TODAY シェアサロン
会社概要:会社概要|株式会社 GO TODAY SHAiRE SALON
TAT(ネイル商材メーカー・スクール運営)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | TAT(ネイル用品の卸・OEM製造、ネイルサロン、ネイルスクールを運営) |
| 現在の仕事 | ネイル商材の卸・通販、オリジナル商品の開発、ネイルサロンの運営、スクールでの指導、ネイル関連企業へのコンサルティング |
| 働き方・今後のキャリア | 「ネイルの知識がない方も大歓迎」という方針で、新入社員向けのセミナー・研修を実施 |
施術者ではなく、業界を支える側で働く進路です。同社の公式サイトでは、サロン運営、スクール、OEM製造、コンサルティングという複数の事業が公開されています。
社員インタビューには男性社員も掲載されています。2012年入社と2013年入社の社員が紹介されており、男性の在籍実績が公式に確認できます。
ネイルの知識がない状態からの入社も想定されているため、技術職としてではなく、業界で働く選択肢として検討できます。
参考:
事業内容・研修制度・社員インタビュー:採用情報|プロ用のネイル用品卸通販|Nail ティーエーティー
男性のネイリストの就職についてよくある質問に回答
男性のネイリストの就職についてよくある質問に回答
ここまでデータをもとに実態を確認してきましたが、それでも判断に迷う点は残るものです。人間関係や収入の見通し、お客様からの受け止め方など、数値では測れない不安もあるのではないでしょうか。
ここからは、男性がネイリストを目指す際に多く寄せられる4つの疑問に現場を知るキャリアコンサルタントが回答します。
自分が気になっている項目から読み、就職先を選ぶ際の判断材料にしてみてください。
Q.女性が圧倒的に多い職場で人間関係がうまくいくか不安
A.役割を持つことで居場所は作れます
最初の段階で、「この人がいてくれると助かる」というポジションを獲得すると職場でうまく馴染むことができるようになります。
荷物の搬入など、重いものを運んだり、棚の上の在庫管理など、高い場所や業者対応など男性が担いやすい動きを習慣化していくことで居場所を作っていきましょう。
Q.給料や待遇は安定している?
A.指名による歩合給を積み上げることが第一歩です
美容業界、特に新人時代の待遇の厳しさは、サロン経営の利益構造が背景にあります。まずは現場で技術と接客力を徹底的に磨き、指名による歩合給で着実に稼ぐ実績を作ることが第一歩です。
その上で、「手に職」を活かして高収入を目指すには長期的な視点が欠かせません。
プレイヤーとして雇用され続けるのか、面貸しフリーランスになるのか、あるいは独立開業して需要が高まるメンズ専門店を立ち上げるなど経営側に回るのか。
最終的なゴールを見据え、そこから逆算して戦略的に自身のキャリアプランを描くことが重要です。
Q.女性のお客様から男性に手を触れられるのを嫌がられないか
A.意識しすぎず、清潔感を保つことが大切です
性別にかかわらず、至近距離での接客業で何より大切なのは清潔感です。
見た目だけでなく、お客様に触れる手の乾燥ケアや、口臭・体臭などのにおいケアまで、細部への意識が信頼につながります。
整体師、美容師、メイクアップアーティストなど、男性が女性に至近距離で触れる仕事は、世の中に数多くあります。施術側が意識しすぎると、かえってぎこちない雰囲気になるものです。
必要以上に気にせず、プロの技術者として堂々と振る舞うことが大切です。
Q.男性ネイリストならではの強みや求められる役割はある?
A.男性客の心理的なハードルを下げられます
ネイルケア、甘皮処理、ハンドケアに興味はあっても女性ネイリストに手を握られることに抵抗を感じるビジネスマンも一定数います。
男性ネイリストがいるだけで男性客の心理的ハードルが下がります。男性目線でのメンズネイルを提案することもできます。
男性のネイリストの働きやすさを押さえてベストな選択肢を見極めよう
今回紹介したデータはあくまで統計に過ぎず、実際の働きやすさやキャリア例はそれぞれのサロンで異なります。そもそもネイリスト単体の公的統計は存在せず、職種として独立した集計がないこと自体が、働く人の数が限られていることを示しています。
重要なのは、こういった前提を踏まえたうえで、自分が求める条件や要素は何かを明確にすることです。メンズ専門店で経験を積むのか、雇用されて技術を磨くのか、将来的な独立を見据えるのかで、選ぶべき就職先は変わります。
まずは、気になるサロンの求人や公式サイトを確認し、男性スタッフの在籍状況と採用実績を調べるところから始めてみてください。
本コンテンツにおける編集方針
近年では「ダイバーシティー&インクルージョン(D&I=多様性と社会的包摂)」およびジェンダー尊重の重要性が増しており、PORTキャリアでは、就職活動・転職活動においてそうした取り組みを推進する立場をとっています。
本コンテンツでご紹介する就職活動、転職活動に関連するノウハウ、マナー、対策等の情報は、特定の価値観を押し付けたり個性を損なわせる目的でなく、情報提供及び選択肢の提示であることをご理解いただき、情報の取捨選択については、あくまでそれぞれの価値観ないし個性に基づいて判断いただければ幸いです。
※PORTキャリアのダイバーシティ&インクルージョンな 就活を推進する取り組みについてはこちらにて詳しく説明しています
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi






アドバイザーのリアル・アドバイス!男性客に安心して施術できる希少な存在になれる
キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
板谷 侑香里
プロフィールを見る男性でもネイルケアをする人が増加していることに伴い、男性ネイリストも増えています。
男性客に安心して施術できる男性ネイリストはまだまだ希少であり、SNSでの発信などでブランディングをおこなうことで一定の地位を確立する可能性はあります。
ビジネスパーソンや美容業界の男性顧客に加え、女性客からも一定の信頼を得ることができれば、ネイリストとして続けていくことが可能ではないでしょうか。
継続的な顧客を確保したうえで参入する覚悟を持とう
一方で、「至近距離で女性客の手に長時間触れることへのハードル」は確かにあります。また、一般的なネイルサロンでは、女性従業員と女性客が多いため、採用されにくい可能性もあります。
初期費用は比較的低いので資格取得後、自宅やシェアサロンで始めるなど、参入障壁は低いです。
ただ、ネイリストとしてスタートしても2年以内で辞めてしまう人も多いです。男性ネイリストとして働くのであれば、継続的な顧客をある程度確保したうえで参入する覚悟を持つことをおすすめします。