この記事のまとめ
- 仕事に慣れれば誰しも飽きたと感じやすくなる
- 仕事に飽きたときの10個の対処法を解説
- 仕事に飽きても安易に転職せず長期的な目線で慎重に判断することが重要
入社してしばらく経って仕事に慣れてくると、「業務に飽きて出勤するのが嫌になった」「仕事に対して以前ほどやる気が湧かない」とモチベーションの低下に悩み出す人がいます。中には、「飽きるってことは向いていないのかな」「ほかの仕事の方が楽しそう」などと思い、転職を考える人も。
仕事に飽きる時期は、誰にだって訪れる可能性があります。ただその時期を乗り越えられれば、さらなるやりがいや満足感を得ながら仕事ができるようになる可能性もあります。
この記事では、キャリアアドバイザーの小峰さん、平井さん、若林さんのアドバイスを交えつつ、仕事に飽きる原因から対処法まで徹底解説します。仕事に飽きた人や転職を考えている人は、ぜひ最後まで確認してくださいね。
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仕事に飽きたら改めて自分のキャリアと向き合う機会だと捉えよう
仕事に飽きるのは悪いことばかりではありません。飽きるほど難なく仕事をこなせるようになったということは、それだけ成長できたのだといえます。仕事に飽きたならぜひ、自分の成長や能力を認めたうえで、改めてキャリアについて考える機会にしましょう。
記事ではまず、「仕事に飽きた」と感じる主な原因を解説。どのような心理の変化を経て、仕事に対するモチベーションが下がってしまうのかを確認しましょう。そして飽きたときの対処法を10個説明します。自分にとって効果が高そうな方法を見つけて実践してくださいね。
記事後半では、仕事に飽きたことを理由に転職を検討している人に向けて、判断する基準や転職活動を成功させる方法を紹介しています。
仕事への「飽き」は、ちょっとした工夫ですぐに解消されることもあります。今、仕事に飽きた原因や対処法を調べようとしている時点で、あなたはすでに一歩踏み出せています。記事を参考にして、ぜひ実際の行動につなげてくださいね。
仕事というのは、自分が生み出す価値によって誰かの役に立つことです。自分の価値が感じられなかったり、役に立っていると実感できない状態になると、仕事に飽きてしまいます。
しかしそれは、自分の価値を高めて、さらに役立つ仕事ができるようになるための成長への転機が訪れたのだと思います。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。
誰でも通る道? 「仕事に飽きた」と感じる主な原因

今は仕事に飽きている人も、最初からずっとモチベーションが低かったわけではありませんよね。新入社員の頃は、仕事のやり方がよくわからず、不安や疑問を抱えながらなんとか一つひとつの仕事を完了させていたのではないでしょうか。
取り組む過程の心労が大きいほど達成感を感じやすく、それがモチベーションになっていたはずです。
一方仕事を始めてからしばらく経つと、一つひとつの仕事を完了させるまでに何をどうすれば良いのか明確に推測できるようになります。経験を重ねるほどさまざまなヒントを得るので、失敗をするリスクが少なくなるのです。そうすると少ない負荷で仕事をできるようになり、完了させても特に何も思わなくなります。
この状態が続くと、「仕事に飽きた」と思うようになります。今の仕事をつまらないと思ったり、ほかの仕事が楽しそうに思えてくるのです。
以上のことを踏まえると、仕事に飽きる時期は誰にでも訪れる可能性があることがわかります。飽きること自体を避けるための工夫は大事ですが、飽きたときにどう行動するかも非常に大切です。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る「仕事に飽きた」は「熟達」と「馴化」の結果
「熟達」とは「熟練して上達すること」(weblio辞書より)で、「馴化」は「ある刺激がくり返し提示されることによって、その刺激に対する反応が徐々に見られなくなっていく現象」(wikipediaより)です。
任された仕事に取り組んでいるうちに熟練して上達し、周囲も自分もできて当たり前と見るようになって、段々と刺激を感じなくなったときにどうしても飽きたと感じてしまいます。当然とはいえないにしても、無理のないことだと思います。
人間は飽きた状態から抜け出せる特性も持っている
一方で、人間には「好奇心」も備わっています。仕事に飽きたなと思ったら、もう一度好奇心を持って仕事のやり方を見直すと良いかもしれません。
「もっと効率的なやり方はないか」「もっとアウトプットの質を上げるやり方はないか」、さらには「この仕事自体をなくしてしまうような根本的な仕事の変革はできないか」と考え直して、仕事に新たな課題を設定してみてはいかがでしょうか。
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仕事に飽きたときの10個の対処法
仕事に飽きたときの10個の対処法
仕事に飽きるのは仕方ないとはいえ、ずっとモチベーションが低い状態で仕事を続けるのはつらいですよね。仕事に飽きている状態は自分に負荷がほぼかかっていないので、スキルアップもしにくくなってしまいます。
仕事に前向きに取り組み、充実したキャリアを築くためにも、仕事に飽きている状態から抜け出しましょう。ここからは10個の対処法を解説します。
仕事に飽きている状態で働き続けるのはつらいのではないでしょうか。こちらの記事も併せてチェックしましょう。
仕事がつらいときに自分を責めないで! 心が楽になる10の対処法
①ハードルが高い目標を設定する
目標が明確でなかったり、課されるノルマが楽にこなせる内容だと、取り組む際に緊張感が生じにくく、仕事に飽きやすくなってしまいます。そこで、自分で自分にハードルの高い目標を課して、仕事への集中力や工夫が必要な状況を作りましょう。
たとえば、タスクごとに「2時間で終わらせる」「今月は対応本数30件」というように、実現できるかギリギリでかつ達成の定義が明確な目標だと効果的です。
目標を達成するために集中して業務に取り組めるうえに、試行錯誤して有意義な時間の過ごし方ができるようになりますよ。
高い目標設定は素晴らしいですが、長期的な目標だと実現までの時間が長くなり、さらに飽きてしまうことも。
同時に、実現する可能性がほぼ見込めないほど高すぎる目標は、モチベーションアップにはつながりにくいので、「頑張ればできる」適度な目標を設定しましょう。
②各タスクの目的を改めて認識する
仕事に慣れてくると、「タスクを完了させること」が目的になって、本来の目的を意識しなくなりがちです。もし仕事をただの作業だと感じるようになっていたら、自分が担当する仕事の目的を改めて理解しましょう。自分の仕事が誰かの役に立っていたり、メリットをもたらせていることがわかればモチベーションが上がりますよ。
貢献性が低いと感じるような仕事も、気付きにくいだけで誰かの役に立っているはずです。
たとえば、廃棄物をまとめる雑務。毎日繰り返しおこなっていて、「飽きた」「めんどくさいな」と思う人もいるでしょう。しかし、誰もやらなければデスクの周りに不要なものが置きっぱなしになってしまい、重要な書類を紛失するリスクが高まります。
このように、雑務も含めてさまざまなタスクの目的を改めて認識すると、仕事に対して前向きに取り組めるようになり、「飽きた」と感じにくくなります。
毎日同じ雑務を繰り返していると、次第にめんどくさいと思ってしまう人もいますよね。こちらの記事も併せてチェックしましょう。
仕事がめんどくさいと感じたときの対処法12選! 休む基準も解説
目的を理解したものの、どうしても仕事内容に興味が持てず、意欲的になれない人もいるでしょう。その場合、こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが仕事に興味が持てない人にアドバイスをしているので、ぜひ参考にしてください。
③仕事に役立つスキルを身に付ける
仕事を始めた最初の頃は、自分の成長を実感するとうれしくてモチベーションが上がることもあったのではないでしょうか。対して飽きるほどスムーズに仕事をこなせるようになると、成長を実感する機会はほとんどなくなってしまいます。
ただ、難なく仕事をこなせていたとしても、まだスキルアップする余地はあるかもしれません。顧客の満足度を高める接客スキル、見やすい資料を作成するスキルなど、自分の仕事のクオリティをさらに高めるのに必要なスキルはありませんか。
書籍やネットで勉強してスキルが身に付けられると、仕事の中で自分の成長を実感して新鮮な気持ちで取り組めるようになります。
- 仕事に飽きるぐらい慣れてしまったので、新しいことを勉強してみようかと思います。何から始めるべきでしょうか?
目標と現状のギャップを埋めるのに必要なスキルや知識を見出そう
新しく何に取り組むかを考えるには、自分のキャリアビジョンに基づいて考えてみましょう。
あなたがキャリアにおいて、目標としていることは何でしょうか。その目標を達成するために必要なこと、たとえばスキルや知識を洗い出して、現状をチェックします。今の自分に足りないことがわかりますね。
次に、その足りないところを今の仕事を通して習得できないか、検討してみてください。今のやり方をそのまま続けるのではなく、どこかを変えてみたり、より難易度の高い成果に挑戦する発想で考えます。
意外と今の仕事でやり残していることを、見つけられるかもしれませんよ。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。
④メリハリを持った働き方をする
仕事とプライベートでうまく気持ちを切り替えられず、メリハリのない働き方になると「飽きた」と感じやすくなってしまいます。仕事中にプライベートなことを考えて集中できていなかったり、逆に休日に仕事のことを考えてしまっていませんか。
うまく切り替えができていない人は、まずは勤務時間は仕事のことだけに集中できるようにしましょう。
仕事に集中する方法
- デスク周りを整理する
- 仕事中に適度に休憩を取る
- タスクごとの優先順位を設定する
さらにプライベートも充実させると、休日に仕事のことを考えないようになりますよ。
プライベートを充実させる方法
- 楽しめる趣味を持つ
- 習い事をする
仕事にメリハリを持たせると、集中力が上がるので効率も上がります。コツとしては、スケジュールや目標をきっちり決めると良いでしょう。「今日は〇時までにここまでやる」ということを決めて仕事に臨むと集中しやすくなります。
仕事を効率的に進める方法や今よりも高い成果を出す方法は、こちらの記事でも解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
仕事がうまくいかないあなたに|状況別の対策と心を休めるコツを解説
⑤上司に相談して仕事内容を見直してもらう
自分の成長やスキルアップに合わせて、任される仕事量が増えたり内容も変化すれば、飽きたと感じずに緊張感ややりがいを持続させながら働けます。多くの現場ではそのように、本人のキャパシティに合わせて上司が仕事を割り振ります。
もしかすると上司は、あなたの仕事の許容量や処理能力を正しく把握できておらず、割り振る仕事が適切ではないのかもしれません。
特に仕事が楽すぎたり暇で飽きたと感じる人は、上司に相談することによって状況が改善される可能性が高いです。充実したキャリアを築きたいという気持ちと併せて相談すると、上司が根本的な打開策を提示してくれるかもしれませんよ。
- 上司に「仕事に飽きたので異動したい」と相談しても良いのでしょうか。
まずは上司が自分に何を期待しているのかを聞いてみよう
「異動したい」ではなく、「上司や会社の期待を聞かせてほしい」と相談してみてはどうでしょうか。自分では、今の仕事を十分こなせていると思っていても、上司からの期待と食い違っているケースはよくあります。
上司や会社が期待していることがわかれば、自分のキャリアビジョンややりたいことと照らし合わせて、今の仕事の目標が再設定できる可能性もあります。
もし、あなたがもうすでに上司や会社の期待を超えていることが認められれば、あなたのキャリアビジョンややりたいことを伝えて、今後の仕事についての相談に切り替えましょう。
⑥休暇を取って仕事からしばらく離れてみる
飽きるほど仕事をしている人は、仕事での疲労が回復しないうちにまた仕事に取り組んでいるため、意欲やモチベーションを取り戻せずにいるのかもしれません。この場合、少し長めの休暇を取って、心身を回復させるのが効果的です。
上司に前もって相談し有給休暇を利用すれば、4〜5日のまとまった休暇を取れる会社が多いはずです。連休を取得して仕事からしばらく離れてリフレッシュができれば、休み明けからはモチベーション高く仕事に取り組めるようになるでしょう。
仕事から完全に離れられる休暇は、気分転換にぴったりです。私の場合、休暇は離島に行くことが多いのですが、パソコンやスマホからなるべく離れ、日常から強引に切り離して仕事を考えない環境にし、リフレッシュしています。
⑦同僚とコミュニケーションをとる
仕事内容に不満があっても、一緒に働く同僚や上司と良い関係が築ければ、それが仕事へのモチベーションになります。「チームに貢献できるように頑張ろう」という気持ちが湧き、意欲的に仕事に取り組めるのです。
良い関係を築くには、まずはコミュニケーションをとらなければなりません。普段、同僚や上司と必要最低限の会話しかしていないなら、仕事に支障のないタイミングで話しかけてみましょう。
上司や同僚と仲良くなる方法
- 相手の趣味や関心事について質問する
- 相手のこだわりや仕事での成果を褒める
- 相手との共通点を探す
- 自分の悩みや弱みを打ち明ける
⑧ほかの企業や業種について調べてみる
転職は考えていないとしても、視野を広げる目的でほかの企業や業種について調べてみることをおすすめします。視野が広がると、自分に合いそうな仕事や興味がある仕事が見つかることもあれば、今の仕事の良さややりがいを相対的に評価できるようになります。
また、将来自分がどんなキャリアを築きたいか考え直すきっかけにもなります。自分が将来ありたい姿を見すえ、そのために今必要な経験をしていると思えば、仕事に取り組む活力が湧きます。
ほかの企業や業種について調べてみると、自分のスキルや知識のうち、ほかの仕事でも通用するものが何かを理解できるメリットもあります。
気になるキーワードがある場合はjob tag、カテゴリや分野から調べたいときは13歳のハローワークがおすすめです。
⑨副業を始める
副業は、本業以外の時間を充実させてメリハリのある働き方を実現させるだけでなく、新しいスキルや能力を身に付けて自分のキャリアの可能性を広げることにもつながります。
ただ、社員の副業を禁止している企業も多いため、始める前に就業規則を必ず確認しましょう。
副業を探す際は、KROWやCrowdWorksなどのマッチングサイトを利用すると、希望の働き方に合った仕事が見つけやすくなりますよ。
➉現状の問題の改善策や新規提案を考えてみる
未経験の業務や前例がない仕事に取り組むときは、誰も「飽きた」とは感じません。緊張や不安を感じる一方で、「成功させたい」「成果を出そう」と前向きな気持ちもあるのではないでしょうか。
そのような機会を会社側から与えられるのを待つだけでなく、自分から生み出そうとすることも飽きずに仕事に取り組み続けるために重要です。一社員でも、新しい仕事を生み出すことは可能です。
たとえば、ルーティン化している業務をさらに効率良くおこなう方法を考えて提案してみてはどうでしょうか。考えるだけでも頭を動かすきっかけになり、さらに提案が通れば責任者に任命されて、新しい経験ができるかもしれません。
また規模を大きくして、部署や会社全体を巻き込むような新規事業も考えてみるのも良いでしょう。ビジネスモデルを作る考え方が身に付き、社会人としてのスキルアップにつながります。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る仕事から離れた自分の居場所を作るのもおすすめ
「仕事に飽きたことがない」という人は少数派。誰しも多かれ少なかれ「仕事に飽きる」瞬間は訪れます。もちろん私もその中の一人です。
仕事に飽きてしまったときは、仕事の何に飽きているのか分析するのも必要ですが、仕事から離れた場所に自分の居場所を見つける方法もあります。
私が実際におこなっているのはボランティア。自分の資格やキャリアを活かしたキャリア相談のボランティアであったり、仕事とは全然関係のない友人のイベントを手伝ったりしています。
いつもとは違う環境にいると、仕事とは違った人間関係から新しい価値観を知ったり、友人が増えたりしてプライベートが充実し、結果的に自分自身の内面を変えられることもあります。
会社の制度を利用したり上司に相談して現状打破を図ろう
会社や仕事自体に変化を求めるなら、社内公募制度や社内FA制度などを利用し、思い切って別部署への異動を願い出る方法も。自ら希望する部署に行ける可能性もあるため、モチベーションアップに直接的につながるのではないでしょうか。
ただしこうした制度がない会社も多いので、その場合は上司や同僚とのコミュニケーションを図り、意欲を向上させるようにしてみても良いかもしれませんね。
社内公募制度とは
人員を補充したい部署が社内で異動希望者を募集し、希望する社員が応募する制度
社内FA制度とは
社員が自ら希望の部署に対して働きかけて、人事異動を可能にする制度
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活では、限られた選択肢の中から自分に合った仕事を見つけることが重要です。しかし、本当に自分に合った仕事とは何か、見つけるのは簡単ではありませんよね?
そこでおすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの個性や強みに最適な仕事、そして、あなたが就活でアピールできるポイントが分かります。
自分に合った仕事を見つけ、自信を持って就活を進めるためにも、 ぜひ就活を始める前に「適職診断」を試してみてください。
キャリアコンサルタントが答える! 仕事に飽きたら転職してもいいのか
「仕事に飽きた」と感じている人の中には、転職を検討している人もいますよね。ただ簡単に仕事を辞めるべきではないと思うからこそ、「飽きたことを理由に辞めても良いのだろうか」「飽きたから転職して後悔しないだろうか」と悩んでいる人も多いはずです。
仕事に飽きて転職するのはありなのか。さまざまな労働者のキャリアや能力活溌の相談に乗り、満足感を持ってキャリアを歩めるよう導いてきたキャリアコンサルタントが回答します。
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見る仕事に飽きたら転職してもいいのかは根本要因による
たとえば、「今の仕事に向いていない」とか、「楽しさややりがいを一つも感じない」ということであれば、ほかに向いている仕事や興味を持てる仕事へのキャリアチェンジとして、転職を一つの選択肢として検討していくことはありだと思います。
一方、自身の成長により仕事に慣れてしまったといった状態であれば、転職して違うことをやっても、また仕事に慣れてくれば飽きてしまい、転職を繰り返すことになりかねません。
自己分析をして中長期的なキャリアビジョンから転職の妥当性を判断しよう
より自身の成長につながるように、仕事のステージを上げていくためのキャリアアップの方向性について考えていくことが先決だと思います。
そのためにも、まずはこれまでのキャリアの棚卸しやアセスメントツールにより自己分析をおこない自己理解を深めていくこと、その結果を踏まえた中長期的なキャリアビジョンを描いていくことが大切です。
キャリアビジョンを描くことにより、今後進みたい方向性が見えてくると思うので、その段階で転職を含めた方策を考えるといったステップを踏むべきだと思います。
仕事に飽きて転職しようか迷っている人は、こちらの記事も併せてチェックしましょう。キャリアビジョンを明確にする方法や、転職活動の進め方を解説しています。
第二新卒の転職必勝法|納得のいくキャリアを見つける3つのコツ
こちらは新卒向けの記事ですが、社会人にもおすすめのアセスメントツールを紹介しているので、ぜひチェックしてください。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
仕事に飽きて転職する前に! 後悔しないための判断基準
仕事に飽きて転職する前に! 後悔しないための判断基準
- 異動や昇進で「飽き」が解消される可能性はないか
- 今の仕事以上に向いている仕事ややりたい仕事に就けるのか
- 転職しても同じ問題の繰り返しにならないか
「仕事に飽きた」という理由だけで安易に転職するのはおすすめできません。「どうしても今の仕事は続けたくない」と思うほど飽きてしまった人も、転職した後で「前の仕事を続けた方が良かった」と後悔する可能性はあります。
ここで取り上げる3つの判断基準に照らして、自分が転職するべきか慎重に判断しましょう。
キャリアコンサルティングで相談に来る人の中には、選択肢が二択になる傾向があります。「飽きたから、辞めるか辞めないか」といった感じです。
転職に踏み切る前に、選択肢を増やせないかを検討してみましょう。今の会社でできることは、全てやり切ってますか。
異動や昇進で「飽き」が解消される可能性はないか
同じ企業にいても、ずっと同じ職務にだけ取り組む人はほとんどいません。誰しも、在籍中に異動や昇進を経験してさまざまな業務に取り組みます。マンネリ化していたとしても、新しい職務に取り組まなければならない際は、飽きている場合ではなくなります。
今の業務には飽きていたとしても、しばらくすれば異動や昇進の機会があるのではないでしょうか。異動や昇進によって今とは異なる職務に取り組む可能性があるなら、仕事に対して飽きたという不満は解消され、転職する必要はなくなるでしょう。
目の前の職務だけを見て判断するのではなく、今在籍している企業でのキャリアパスを知り、長期的な目線で判断することが重要です。
- 社内のキャリアパスはどのように調べられますか。また、長期的な目線でキャリアを考える方法を教えてください。
先輩社員の築いたキャリアを参考にしよう
目標とする職務やポストへの道筋をキャリアパスといいますが、キャリアパスを明確に示したキャリアパス制度がある会社はまだ少ないかもしれません。
会社でのキャリアパスがわからないときは、先輩や上司が歩んできた道筋を教えてもらうと良いですよ。
長期的な目線でキャリアを考えたいときには、5年後・10年後・15年後と5年刻みで自分のキャリアプランを考えてみましょう。
こちらの記事では、キャリアパスやキャリアプランの言葉の定義について、新卒向けにわかりやすく解説しています。後悔しないキャリアを築いていくために必要な知識なので、必ず押さえましょう。
キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
今の仕事以上に向いている仕事ややりたい仕事に就けるのか
飽きていたとしても、仕事内容自体には満足しているケースもありますよね。自分の特技や強みを活かして働けたり、居心地の良い雰囲気の中で働けるのは、意外と当たり前ではありません。
転職して、「飽き」は解消されたとしても、苦手なことばかりしなければならなかったり、社風との相性が悪かったりなど、ほかのことに不満を持つようになる可能性もあります。それでもかまわないほど「やりたい」と思える仕事に就くのであれば、転職は意味があるといえるでしょう。
転職を検討するときは、「飽き」を解消させるだけでなく、新しく就く仕事が今の仕事以上に向いているのか、今以上に負荷がかかってもやりたいと思える仕事なのかも重視してくださいね。
自分に向いている仕事ややりたい仕事がわからない人もいますよね。以下の記事で対処法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
向いてる仕事がわからない……図解で読み解く適職の見つけ方
やりたいことがわからない人必見! 隠れた本心を見つける思考・行動
転職しても同じ問題の繰り返しにならないか
先述した通り、「仕事に飽きた」と感じる時期は、程度に差はあっても、誰でもどんな仕事をしていても訪れる可能性があります。
転職して最初は新鮮な気持ちで取り組めても、徐々に慣れて結局「飽きた」と感じるようになれば、同じ問題の繰り返しになってしまいます。
「新しい仕事もそのうち飽きるかもしれない」と思ううちは、転職するタイミングとしてベストとはいえません。まだ今の仕事でできることを見つけて、やりきったといえるまで粘ってみると、さらなるやりがいや楽しさを仕事で見出せる可能性がありますよ。
上記以外にも、いつ転職するべきか判断する基準は多数あります。こちらの記事を参考にして、自分にとってベストな転職のタイミングを見つけましょう。
転職のタイミングはいつが正解? 目的に合わせた最適な時期を解説
- 転職してもまた飽きて転職を繰り返すかどうか推測できません……。どのように見極めれば良いですか。
推測できない段階は転職するべきタイミングではない
推測できないということは、繰り返す可能性が高いと思った方が良いと思います。
推測できるようになるためには、飽きて転職したいと思った気持ちを深掘りして、その根本要因を明確にする必要があります。
次の転職先でその根本要因がクリアになるのであれば、同じように転職を繰り返す可能性は低くなると思います。
仕事に飽きたから転職したいなら飽きにくい仕事をチェックしてみよう
転職したいほど仕事に飽きてしまった人は、もしかすると何事に対しても飽きやすい性格なのかもしれません。飽き性な性格は、継続力や忍耐力に欠ける点では短所ですが、常に変化を求めて行動できる点では強みになります。
そのような飽き性な性格を活かして活躍できる仕事は多数あります。自分の強みを活かして働ければ、やりがいを感じる機会は多くなるはずです。転職する際は、自分にとって飽きにくい仕事を中心にチェックすると良いでしょう。
飽き性な人におすすめの業界や職種は、こちらの記事で詳しく解説しています。
飽き性に向いている仕事20選|長く続けられる仕事選びの秘訣とは?
珍しい仕事に就くことで、飽きずに仕事を続けていけるかもしれません。次の記事で珍しい仕事を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
珍しい仕事45選! 特徴別の仕事内容やメリット・デメリットを解説
仕事に飽きている状況から抜け出して充実した社会人生活を取り戻そう
仕事に飽きたことに悩んでいる人の根底には、「もっと自分を成長させたい」「さらにやりがいを感じたい」などの思いがあって、だからこそ現状を改善するために今行動を起こそうとしているのではないでしょうか。
仕事に対して前向きに取り組みたい気持ちがあるなら、後は実際に行動を起こすのみです。記事で解説した対処法を参考にして、気持ちのリセットやモチベーションの向上を実現させ、充実した社会人生活を取り戻してくださいね。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る仕事に飽きたときこそ自己理解を深めてキャリアを考えるチャンス
仕事に慣れてきた、同じ仕事の繰り返しでやりがいを感じなくなったなど、人によって理由は違いますが、仕事に飽きる人は意外と多いです。
さまざまな努力をしてみても「どうしても飽きたからもう働きたくない」となってしまったなら、転職するのも一つの方法だと思います。
理由がネガティブだと転職で問題が解決しない可能性が高い
ただし私個人の意見ですが、転職という大きな決断をするときにはポジティブな感情が上回ったときが良いと思います。
ただ飽きてしまっただけなら、次の会社でも飽きてしまう可能性が高いのではないでしょうか。飽きた、仕事が楽しくないなどのネガティブな感情で転職する人は、同じ不満が出たときにネガティブな転職でしか問題が解決できず、結果的に自分のキャリアプランを構築できません。
転職自体は決して悪いことではありません。「スキルアップしたい」「もっと自分を評価してくれる会社がいい」など、ポジティブな理由の方が上回るなら、転職活動がうまくいく人は多くいます。
飽きるのは悪いことではありません。自分がどういった環境なら働きやすいのか、何に関心があるのかを知る一助にもなるからです。
皆さんがポジティブなキャリアプランを練り、今後に活かせるように、この記事をぜひ参考にしてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント / システムエンジニア
Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細