この記事のまとめ
- ゲーム業界の志望動機は「好き」を深掘りして差別化しよう
- ゲーム業界の志望動機に必要な基礎知識は4ステップで理解しよう
- 3つのポイントを押さえてライバルとはひと味違う志望動機を作成しよう
- 志望動機作成ツール
たった3分で選考通過率の高い志望動機が完成!
この記事を読んでいる人に
おすすめな作成ツール(無料)
ゲーム業界での就職を目指している人の中にはゲームに対して強い興味や好感を持っていて、その想いを志望動機にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、ただ「ゲームが好きだから」というだけの志望動機では、人事に刺さる志望動機とはいえません。そのため、さらに深掘りされた自分なりの志望動機を見つけることが大切です。
この記事ではキャリアアドバイザーの若林さん、瀧本さん、田邉さんとともにゲーム業界の志望動機の基本のステップとライバルと差をつけるポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
本選考や秋インターンの志望動機作成に最適!
ゲーム業界の志望動機は「好き」を深掘りして書くべし
日々多くの作品が生み出されているゲーム業界は、就職でも人気の業界の一つです。ゲーム業界で働くためには、「ゲームが好き」というだけの志望動機では突破が難しいでしょう。
そこでまずは、ゲーム業界の志望動機を作成するうえで押さえておきたい業界の基本情報を、4つのステップで解説していきます。志望動機を考える前にゲーム業界について詳しく理解していきましょう。
次に自分に合ったゲーム会社の見つけ方を解説します。どんなに良い志望動機が書けても自分に合っていなければ入社後のミスマッチにつながってしまうため、企業を選ぶときの参考にしてみてください。
最後はほかのライバルと差をつけるための志望動機のポイントについて、ゲーム業界の職種別の例文とともに説明するため、参考にして人事の目を引く志望動機を作成してみましょう。
ゲーム業界は好きなことを仕事にしたい熱意がある学生が多いため、ほかの業界に比べると好印象な志望動機が多い印象があります。ほかの学生と差別化をするためにも、事前の準備に徹底的に取り組み、魅力的な志望動機を作りましょう。
ESや面接でそのまま使える
ツールを使えば、志望動機が3分で完成します
「この仕事に就きたい!」と思っていても、 なぜそうなのかをうまく説明できないと悩む学生は多いです。
無料の「 志望動機作成ツール 」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけ で、熱意がなくても、強みが伝わり 採用したいと思わせる志望動機 が完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
簡単な質問に答えて、 あなたの強みが伝わる志望動機 を完成させましょう
作成スタート(無料)
(IT業界の場合)
ゲーム業界の志望動機は準備が大切! 4ステップで業界理解を深めよう
- ゲーム業界の仕事内容を理解して働くイメージを具体化しよう
- ゲーム業界の構造を理解して何に携わりたいか考えよう
- ゲーム業界の動向から今後の業界で求められることをイメージしよう
- ゲーム業界に向いている人の特徴と自分を照らし合わせよう
ゲーム業界と一口にいってもさまざまなゲーム会社が存在しています。ゲーム業界の仕事内容や全体像が見えていなければ、志望動機を魅力的にする以前に自分に合ったゲーム会社を見つけることができません。
ここからはゲーム業界の基礎知識や向いている人物像などを4つに分けて解説していきます。参考にして、ゲーム会社で働く自分のイメージを具体的にしてみましょう。
①ゲーム業界の仕事内容を理解して働くイメージを具体化しよう
ゲームはその内容や映像、音楽など多くの人がかかわって生み出されています。ゲーム業界に限らず、業界への憧れや関心以外に仕事への意欲や理解がなければ、人事の印象に残る志望動機は書けません。
ゲームが作られて販売されるまでに必要となる仕事を把握して、改めて自分がゲーム業界でどんなことがしたいのか考えてみましょう。
企画職
どんなゲームを作るかの大枠を企画し、そこから制作されたゲームの宣伝などをおこなうのが企画職で、ゲームパブリッシャーとも呼ばれる職種です。
企画職のおもな仕事内容
- 市場やトレンドのリサーチ
- ゲームの概要やコンセプト決め
- 制作スケジュールや予算・工数の割り振り
- 完成したゲームのリリース・宣伝
ターゲットとする人がどんなコンテンツを求めているのかを予測できなければ、「売れるゲーム」を作ることはできません。そのため、企画職は常に最先端の情報やトレンドを追い、ターゲットのニーズを分析することが求められます。
また、どんなに良いゲームができあがっても、宣伝が上手くいかなければ他社との競争に勝てません。ゲームに関する情報収集だけでなく、広告や宣伝などのマーケティングの知識や情報も必要となるでしょう。
- ゲーム業界の企画職でリサーチする内容にはどんなものがありますか?
他社のゲームをプレイしたりターゲットの声を調査したりする
実弟がゲーム業界で起業しているため、今回は実弟にいろいろ話を聞いてみました。
ゲームの企画職には、どういった会社に就職するかによって差がありますが、実弟が仕事にしている「ゲームの概要やコンセプトを決める」点にフォーカスして解説しますね。
・今、流行しているゲームを把握し、実際にプレイする
・ゲームのターゲットとなる層の声を拾う
・ゲーム業界だけでなく多方面にアンテナを張り、自分の思考の引き出しを増やす
上記3つのような方法でリサーチし、企画しているそうです。このように、他社のゲームの分析やターゲットのニーズの調査など新しいゲームのアイデアを引き出すために多くの情報収集が必要となります。
AIツールなら業界・業種に合わせた
志望動機が簡単に作れます!
「この職種に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのかを明確な根拠をもとに考え、伝えることが苦手な学生は多いです。
無料の「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、志望する業界・職種ごとに選考通過率が高い志望動機が作れます!
たったの3分で作成可能なので、まずは試してみてください
エンジニア職
企画職が決定したゲームの概要をもとに、ゲームの機能や操作面の開発をおこなうのがエンジニア職です。
エンジニア職のおもな仕事内容
- ゲームのプログラム作成
- コーディング作業
- ゲームのバグ調整やメンテナンス
プログラミングのスキルが必要なことはもちろんですが、制作するゲームが対応するゲーム機本体の構造なども理解して、ゲーム画面の操作性などを考えていくことが求められます。
またエンジニア職は、ゲームを作って終わりではなく、バグの微調整やリリース後のゲームの定期的なメンテナンスなどの役割も担う重要な職種です。
ゲーム業界では、自分の手掛けた作品が世に出る喜びに加え、ユーザーから評価されることや技術が社内外で認められること、好きなタイトルやビッグプロジェクトにかかわる機会があることなど、多くのやりがいがあります。
デザイナー職
ゲームの中の背景やキャラクターの動きやエフェクトなど、細部を作りこんでいくのがデザイナー職です。
デザイナー職のおもな仕事内容
- 背景やキャラクター、モーションなどの3DCGのデザイン
- エフェクトのデザイン
- 文字や操作機能などのUIデザイン
ゲームデザイナーは、キャラクターなのか背景グラフィックなのか、またはゲームの操作性にかかわることなのかで担当する業務が異なります。デザイナーだけでも多くのメンバーで役割を分担し、そのほかの部署とも協力しながら仕事を進めていく必要があります。
ゲームにおけるこれらのデザインは、プレイヤーの目に一番触れる身近なポイントのため、プレイヤーからの反応が得られやすい職種といえます。
- 専門学校などに行かなければゲーム業界のデザイナーになるのは難しいですか?
専門学校に行かなくてもなれるがまったくの初心者では難しい
結論から言うと、専門学校などに行かなくてもデザイナーとして採用されるケースはあるそうです。
ただし、会社側は採用コストを下げたいので、高卒では書類選考で落とされてしまう場合もあるでしょう。また能力主義の会社が多く、専門知識がないとやはり専門職への採用は難しい傾向にあります。
そうした中でデザイナーを志望する場合は、これまでの自分の作品がわかるポートフォリオの提出を求められたときのための準備は必要不可欠です。まったくの初心者で知識もない状態では、デザイナー職への就職は少し難しいのが現状といえます。
まだ志望動機で悩んでいる人はAIツールを活用して完成させよう!
「この業界に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのか相手により伝わるように説明できないと悩む学生は多いです。
そのなときは無料の「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、納得感のある志望動機が完成します。
ぜひ活用して、志望業界の選考を突破しましょう。
サウンド制作職
キャラクターや背景などの視覚的な部分が形になってきたら、サウンド制作職が音楽や効果音でゲームのクオリティを高めていきます。
サウンド制作職のおもな仕事内容
- キャラクターの声やセリフの録音
- 背景音や動きに対する効果音の作成
- オープニングやエンディングなどのゲーム中の音楽制作
ゲームにはそのコンセプトやストーリーを表現するために、音楽やキャラクターが必要となります。キャラクターの声は声優が担当したり、オープニングは作曲家に依頼したりする場合もあるので、社外の人とのかかわりも多い職種です。
このように、声優や音楽業界とのかかわりが多いからこそ、音楽の流行りやアニメ、映画などの最新情報にもアンテナを張り、ゲーム作品に反映させることが求められるでしょう。
サウンド制作職は納期に追われることが多いため、計画的に物事に取り組むことが苦手だと大変に感じる仕事です。さらに、複数の案件を抱えていると、優先度を決めてマルチタスクをこなすことも求められます。
営業職
完成したゲームを販売店やオンラインショップでの売り上げにつなげる仕事は、営業職が担当します。
営業職のおもな仕事内容
- 販売店で自社のゲーム商品の取り扱い交渉
- 新作ゲームの認知拡大のためのメディアへの営業
- 新規ゲーム化に向けたコネクション作り
ゲーム業界は次々に新しいゲームがリリースされているため、他社との競争に勝たなければいけません。だからこそ、営業職は販売店に自社のゲームが売れると思ってもらうための営業力が求められます。
また、人気の漫画やアニメなどのコンテンツがゲーム化できればそれだけゲームの売り上げも見込めるため、ゲーム業界以外でのコネクション作りもとても重要なのです。
- 新作ゲームはどこの販売店でもあるのに営業が必要な理由はなんですか?
新作ゲームを営業が売り込むことで開発資金を早期に回収できるため
新作ゲームの販売において、営業が重要な理由は複数あります。
ダウンロード版の販売はメーカーにとって利益率が高いですが、パッケージ版の販売は中小メーカーにとって特に重要な収入源となります。パッケージ版の発注がおこなわれると、その時点でメーカーの収入が確定し、開発資金の早期回収が可能になるため、パッケージ版を売り込む営業が必要です。
また、小売店との関係維持にも寄与します。小売店は、中古品や既存品の販売で利益を得るため、新作ゲームの販売を通じて集客をおこなうことがとても重要となり、営業はその集客サポートをおこなって信頼関係を築くのです。
このように、新作ゲームのパッケージ版の販売とそれにともなう営業活動は、メーカーの収益確保、資金の流れの最適化、そして小売店との良好な関係維持に寄与するため、必要不可欠なのです。
特別な動機がなくても大丈夫!
ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます
「この職種に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのか学生時代に培ったスキル・経験を踏まえて伝えるのに苦戦する学生は多いです。
無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、自分の強みをいかして採用したいと思わせる志望動機が3分で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
(IT業界の場合)
②ゲーム業界の構造を理解して何に携わりたいか考えよう
ゲーム会社と一口にいってもゲーム機本体を扱う企業やゲームソフトを扱う企業など、その種類はさまざまです。各企業は「ゲームパブリッシャー」と呼ばれる企画部門にてゲームの大枠を作り、「ゲームディベロッパー」と呼ばれる開発部門と協力することで商品を作ります。
同じ企画や開発とはいえ、扱うゲーム商品によって業務内容も変化するため、ゲームの種類や業界の全体像を理解しておかなければ、志望動機で自分が話す内容と応募する企業の仕事をマッチさせられません。
ここからは各ゲーム事業を3つに分けて説明していくため、改めて自分が「ゲーム」というカテゴリーの中のどこに携わりたいのかイメージを具体化させましょう。
ゲームハードメーカー
おもに家庭用のゲーム機本体を開発している会社をゲームハードメーカーといい、有名なものでは任天堂やソニーなどがあります。
最近ではVRゲームの注目も高まってきているため、ゲーム機開発はさらに成長していく事業といえるでしょう。
また、このようなゲーム機本体を販売するハードメーカーは、自社のゲーム機に対応したゲームソフトの開発・販売も自社でおこなっている場合が多く、ゲーム機とソフトどちらにも携われるチャンスがあります。
ゲームソフトメーカー
ゲーム機に対応するソフトウェアの開発・販売をおこなっているのがゲームソフトメーカーです。企業例としてはバンダイナムコエンターテインメントやスクウェア・エニックスなどがあります。
ハードメーカーが自社のゲーム機に対応するソフトしか制作しないのに対し、ゲームソフトメーカーはさまざまなゲーム機に対応するゲームソフトを作ることができる点が強みといえます。
アプリゲームメーカー
近年は、スマートフォンアプリのゲーム開発を主体としておこなう企業も増えています。ガンホー・オンライン・エンタテインメントやMIXIなどがアプリゲームメーカーの一つとして有名です。
スマホの機能の進歩は注目度も高いため、上記のようなゲームアプリ専門の企業以外からもアプリゲーム事業に参入する企業は多く、年々競争が激しくなっています。
家庭用ゲーム機とは違い、多くの人が常に持っている携帯電話で楽しめるゲームを作れるため、ユーザーにとって身近なツールでのゲームを作れることは強みの一つであるといえるでしょう。
- どのメーカーも魅力的で企業を上手く絞れない場合はどうしたら良いでしょうか?
企業を見る前にまずは自分がしたい仕事を絞り込もう
まずは自分がどのような仕事をしたいのかを考えてみましょう。実際にゲーム業界で働く人に話を聞いて各メーカーでの企業選びのポイントを挙げてみたので参考にしてくださいね。
①ゲームハードメーカー
ハード開発を手掛けたいなら、特殊な技量や機械系の技術が必要です。
ゲームプログラムとは別物の業種で、ゲームにかかわる仕事の中でも総合職を目指したい人に向いています。
②ゲームソフトメーカー
気を付けたいのは自社で開発しているか、していないかです。
社内で開発スタッフを抱えるのは会社としてコストがかかるため、大手では開発を外注している場合が多いので開発に携わりたい場合は注意しましょう。
③アプリゲームメーカー
アプリメーカーはリリース後にゲームを運営していくという仕事がメインとなります。
そのため他のゲーム会社とは異なり、業務はIT企業に近いと考えておいたほうが良いでしょう。
③ゲーム業界の動向から今後の業界で求められることをイメージしよう
ゲーム業界の動向
- コロナ禍による需要の高まり:多様化するニーズに合った提案が必要
- eスポーツの発展:新たな市場でのゲームの価値提供が重要
- VRコンテンツの増加:最新技術のキャッチアップが必須
ゲーム業界はゲーム機本体の機能やゲームソフトのクオリティなど、常に最新技術が取り入れられているため、業界全体のトレンドや動向も変化しやすいといえます。
そのため、ゲーム業界への理解の深さを志望動機でアピールするためには、ゲーム業界の動向を押さえておくことが大切です。
これから解説する業界動向から、これからのゲーム業界に求められていることを自分なりに考えてみましょう。
ゲーム業界の動向を理解することで、志望動機の「入社後に実現したいこと」でミスマッチを防ぐことにつながります。業界全体の展望を踏まえて実現したいことを伝えることで、業界に対する理解度の深さや働く熱意をアピールしていきましょう。
コロナ禍による需要の高まり:多様化するニーズに合った提案が必要
ゲーム業界の大きな変化のきっかけの一つに、新型コロナウイルス感染症の蔓延が挙げられます。ロックダウンやリモートワークなどの影響で在宅時間が増えたことで、家庭用ゲームへの需要が高まり、子どもだけでなくさまざまな年代の人がゲームをする機会が増えました。
特に任天堂がコロナ禍に発売した「Nintendo Switch」は、一時入手困難になるなど大きな反響があったことを覚えている人も多いのではないでしょうか。
ゲーム業界では、このような社会環境の変化によって多様化するユーザーのニーズに、いかに応えられるかどうかが成功の秘訣といえるでしょう。
eスポーツの発展:新たな市場でのゲームの価値提供が重要
ゲームの発展とともに新たに成長してきているのがeスポーツ市場です。日本eスポーツ連合のホームページ(HP)によると、2021年の国内eスポーツの市場規模は78.4億円とあります。
eスポーツへはゲーム業界だけにとどまらず、スポンサーとして多くの業界が参入している注目度の高い事業といえます。
ゲーム業界は、eスポーツという新たな市場で、ゲームの機能性や新商品の開発といった価値提供が求められることになるでしょう。
eスポーツは、5Gの普及による競技形態や視聴方法の変化、教育や文化への社会的影響の拡大、そしてスポンサーシップや放映権の増加による市場規模の成長なども期待されている分野です。
これらの要素が組み合わさることで、今後数年間での市場の大きな変貌が予測されます。
VRコンテンツの増加:最新技術のキャッチアップが必須
VRとはVirtual Reality(仮想現実)という意味で、近年ではこのVR機能が搭載されたゲーム機が開発されるなど、ゲーム業界で注目度の高いトレンドの一つです。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントのHPのビジネス経緯によると、2016年10月13日に発売された「PlayStation VR」は2023年の12月9日時点で500万台以上売り上げているとあります。
このようにゲーム業界では常に最新技術が取り入れられた商品がリリースされ続けているのです。売れるゲームを制作するためにも、業界の最新トレンドの情報収集をおこない、新しい技術を取り入れていく必要があるでしょう。
いわゆるソシャゲバブルが弾けたことで、ゲーム業界(特に小規模な会社)は倒産が増え、ゲーム業界は不況に陥っています。
そんな中でゲーム業界を目指すなら、自主的に行動できる、アプリで自主ゲームを開発するぐらいの行動力がある人でないと生き残るのは厳しい業界になりつつあるのです。
④ゲーム業界に向いている人の特徴と自分を照らし合わせよう
ゲーム業界に向いている人の特徴
- 協調性がある
- 情報収集力がある
- 提案力がある
- コミュニケーション能力がある
志望動機を魅力的に伝えられることは、言い換えれば人事に「この人ならうちの企業に合っていそう」と思わせることです。
「企業と合っている」ということを企業に伝えて納得してもらうためにも、以下を参考にゲーム業界に向いている人物像と自分の特性を照らし合わせていきましょう。
協調性がある
ゲーム業界ではチームで役割を分担しながらゲームを制作するため、個々の協調性が必要となります。
ここでの協調性は、ただ言われたとおりにしたり周囲に合わせるのではなく、自分で考えて周囲やゲーム制作の目的のための行動がとれることです。
自分の意見や考えは持ちつつも「良いゲームを作る」というチーム全体の目的を見失わずに協力できれば、仕事の成功だけでなく、周囲の人と良好な人間関係を築けるでしょう。
情報収集力がある
ゲーム業界は常に変化する動向やトレンドを読み解き、それに対応したゲームを作らなければ売り上げを積むことはできません。そのため、どんな職種においてもさまざまな情報にアンテナを張れる人は向いている人材といえます。
特に、ゲーム業界はアニメや漫画といった別ジャンルのコンテンツからゲーム化されるビジネス展開も多いため、ゲーム以外のジャンルにも広い視野を持つことが求められるでしょう。
常にいろいろなことに興味を持って情報収集することで、良いゲームを作るためのアイデアやひらめきのきっかけになります。
- 情報収集力を客観的にアピールするにはどうしたら良いですか?
情報収集力は結果を伝えてアピールしよう
情報収集力をアピールしたいと思っても、主観的にならないか不安に感じている学生が多いのではないでしょうか。
情報収集力を主観的にならずにアピールするためには、情報収集した結果を伝えましょう。結果を伝えることで、情報収集をしたというプロセスを客観的にアピールできますよ。
たとえば、「適切な情報を収集する力を活かして、SNSで1カ月でフォロワー1,000人を獲得したこと」などは情報収集したことが客観的に伝わります。具体的な情報収集方法について説明すれば、より説得力が増しますよね。
情報収集をした結果をアピールして、強みに説得力が生まれるようにしましょう。
情報収集力の自己法はこちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが詳しく解説しているので、併せてチェックしてください。
提案力がある
ゲームはストーリーやキャラクター、グラフィックなどのさまざまな点で細部までこだわって作られるため、その内容を決めたりゲームを売り込むときには高い提案力が求められます。
ゲームがどんなに素晴らしくても、ゲームの魅力を詳細に発信できなければユーザーには買ってもらえません。また、ただ一方的に情報発信するのではなく、相手のニーズに応えられることも求められるでしょう。
このような提案力は商品開発でのアイデアを出すときや、自社のゲームの売り場獲得のために交渉するときなど、ゲーム会社でのさまざま場面で活かせる力といえます。
コミュニケーション能力がある
ゲーム機のような精密機器やゲームソフトの制作には、多くの専門的な知識と技術を駆使するため、仕事上のコミュニケーションは正確かつスムーズにおこなわなければいけません。
具体的には、難しいゲームの話がわかることに加え、質問の仕方や答え方など仕事上での効率を高めるための会話ができるコミュニケーション能力が必要となります。
相手からどんな返答が欲しいかを意識して質問や提案の言葉選びを考えたり、難しい内容をわかりやすく説明できたりすることで、仕事の効率化だけでなく自分自身のスキルアップを早めることにもつながるでしょう。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見るゲーム業界のニーズを考えることに時間をかけよう
ゲーム業界の志望動機を作成する際に一番時間をかけたいのは「ゲーム業界の動向から今後の業界で求められることをイメージする」ことです。この業界は技術革新と市場動向の変化が速いため、現在のトレンドと将来の展望を理解することが求められます。
ゲーム業界はAR(拡張現実)・VR(仮想現実)ゲームの普及、eスポーツ市場の拡大、そしてスマホゲームからクラウドゲームへの移行という大きな動きが見られます。これらの動向を踏まえ、自分がどのように業界に貢献できるかを考えることが重要です。
たとえば、AR・VR技術への関心があれば、その分野のスキルや知識を身に付けることが望ましいでしょう。また、eスポーツ市場の成長を考慮して、ゲーム開発だけでなくイベント企画やマーケティングのスキルを磨くのも良いアプローチです。
ゲーム業界の将来や自分のキャリアへの熱意も明確にしよう
業界の動向を理解することで、自分のキャリアパスを明確にし、企業に対して具体的で魅力的な志望動機を提示できます。
さらに、業界の将来性や自分のキャリアに対する熱意をアピールすることで、採用担当者に強い印象を与えることが可能になります。これらの点を踏まえてゲーム業界への志望動機を練りあげることが、志望動機作成の鍵となるでしょう。
志望動機の質もアップ! 自分に合ったゲーム会社を見つける3つのポイント
自分に合ったゲーム会社を見つける3つのポイント
- 自己分析でゲーム事業への興味の理由を深掘りする
- ゲーム会社の特色や社風について調べる
- 自分の特性とゲーム会社の特性を照らし合わせる
応募する企業が、自分とどのくらいマッチしている企業なのかわからないまま志望動機を伝えてしまっては、企業側もあなたと自分の会社が合っているのか判断できません。
ここからは自分に合ったゲーム会社を見つける3つのポイントについて解説するので、企業選びの参考にしてみてください。
①自己分析でゲーム事業への興味の理由を深掘りする
自分に合ったゲーム会社を見つけるためには、「なぜそのゲーム事業なのか」を明確にすることがとても大切です。そのためには自己分析を徹底しておこない、自分が志望するゲーム会社の事業に対する興味を深掘りしていきましょう。
たとえば、ゲームソフトメーカーで働きたい自分に対して、「なぜハードやアプリではなくソフトメーカーがいいのか」「ほかのメーカーよりもこのソフトメーカーのどんな部分を魅力に感じたのか」という質問を重ねてみましょう。
自分自身に問いかけて興味の根幹の理由を深堀りすることで、志望動機での「そのゲーム事業で働きたい」という意欲に説得力を持たせることができます。
ゲーム業界の志望動機で多いのは「ゲームが好きだから」ですが、「ゲームで遊ぶのが好き」と「ゲームを作るのが好き」には大きな違いがあります。
もし「作るのが好き」なら開発系を、「遊ぶのが好き」なら一般職を志望するなど、「好き」のベクトルが向いている仕事内容をしっかりと分析しておきましょう。
②ゲーム会社の特色や社風について調べる
その企業が自分に合っているのかを判断するために、企業研究は外すことができません。そしてこれは企業に響く志望動機を書くためにも大切なポイントです。
まずは「自分がどんな企業で働きたいと思うのか」という軸をもとに、各ゲーム会社が得意とする分野や企業の特色などを企業HPなどで調べてみましょう。ゲーム会社が主催するイベントに参加したり、ゲーム会社の商品であるゲームをほかの企業と比較してみたりすることもおすすめです。
それぞれの企業の特色は、企業側が見てほしいポイントでもあるため、そこを理解することで志望動機でも自分なりに考えた「企業の魅力」を伝えることができます。
- 各ゲーム会社の特色は結局ゲームの特徴になってしまうと思うのですが、それ以外の特色を見つけるポイントはありますか?
各ゲーム会社の違いは組織風土やビジョンにも注目しよう
たしかに、それぞれのゲーム会社の違いを把握するために、開発したゲームについて調べることも重要です。しかし、ゲームだけでなく組織風土やビジョンに着目すると、他社との違いを理解することができます。
たとえば、同じゲーム会社であっても「上昇志向がある社員が活躍している企業」と「協調性がある社員が活躍している企業」では社風が異なりますよね。
このようにゲーム以外でも他社には当てはまらない特徴が必ずあります。OB・OG訪問なども活用して、徹底的に企業を分析しましょう。
ゲーム業界の社風を志望動機の一つとして選んでいる人も多いのではないでしょうか。以下の記事では、志望動機に企業の社風を挙げる際の注意点や差別化のポイントについてキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
「社風の志望動機」は注意が必要! 例文付きで受かるコツを伝授
③自分の特性とゲーム会社の特性を照らし合わせる
企業研究や自分の興味の深掘りによって志望するゲーム会社が絞れてきたら、今度は自分のどの部分がその企業とマッチしているのかを見つけていきます。
たとえば、絵が得意、ファッションでの自己表現が好きという特色を持つ人はゲームサウンドにこだわる会社よりも、ゲームのキャラクター制作に力を入れている企業が合っている可能性が高いです。
このように、自分の特色とゲーム会社の特色を比較してみることで、どの部分で相性が良いのか判断でき、それは志望動機でも自分と企業とのマッチ度を明確に伝えるためにも役立ちます。
職種別! ゲーム業界の志望動機例文5選
職種別! ゲーム業界の志望動機例文5選
- 例文①企画職
- 例文②エンジニア職
- 例文③デザイナー職
- 例文④サウンド制作職
- 例文⑤営業職
ゲーム業界の志望動機は、事前の準備をしっかりおこないポイントを押さえることで、具体的でより人事の印象に残る志望動機になります。
ここからの職種別の志望動機の例文を参考にして、自分なりにオリジナリティと具体性に溢れる志望動機を書いてみましょう。
例文①企画職
例文①企画職
私はゲームの唯一無二の強みを通じて人を感動させたいと思い、ゲーム業界を志望しています。
ゲームは、ほかのエンタメと比べても総合的な芸術であると私は思います。音楽やグラフィック、体験度の高さやストーリー性など、さまざまな要素が合わさってこそ生み出せる価値がゲームだけの強みだと感じています。
特に御社の企画職を志望する理由についても、御社の○○シリーズをプレイした際、そのストーリー性の高さや音楽での世界観の表現に感動し、こんなゲームを作ってみたいと思ったことがきっかけです。
私は大学でのアカペラサークルで学外の社会人の方々と協力して関東最大規模のイベントの企画運営に携わりました。そこで得た人を感動させるために何ができるかを考え、行動できる力は御社の企画チームでも活かせると考えています。
ゲームが総合的な芸術であるという深い理解と情熱を示していて、具体的なゲーム体験を通じてその影響を語っています。また、大学でのアカペラサークルでの企画運営経験が、ゲーム企画職に直接関連するスキルとなっているところが良いですね。
例文②エンジニア職
例文②エンジニア職
私はプログラミングスクールでのゲーム制作の経験から、最先端の技術を駆使したゲーム機やソフトを作りたいと考えこの業界を志望しています。各種ゲーム機の市場価値が高まってきていますが、中でも御社はVRゲーム機やソフトの開発に力を入れているため、ぜひ御社でゲーム機の制作に携わりたいと考えています。
私の強みはプログラミング経験と学び続ける意欲の高さです。昔から新しい物事に触れるともっと知りたいとわくわくするため、あらゆる情報収集をおこない、その過程で経験したゲーム制作で新しいものを生み出す楽しさを知りました。
御社に入社できた際にはこの好奇心と学び続ける姿勢を忘れずに最新トレンドを取り入れた商品開発に寄与していきたいです。
- ゲームエンジニア職の志望動機でプログラミングなどの専門的な経験がない場合はどうすればいいですか?
未経験でもプログラム作品のポートフォリオの提出が必要となる
エンジニア職を希望する際にほぼ必須で提出しなくてはいけないのが、プログラム作品のポートフォリオです。
未経験者歓迎の業種ですが、「こういうコンセプトで、こういうゲームを作りました」と説明できるポートフォリオがないと、採用側も検討材料がなさすぎて困ってしまい、不採用につながりやすくなってしまいます。
ポートフォリオを提出することで、経験がなくても「ゲームのセオリーを理解している点」をアピールすることができるでしょう。つまり未経験でも、事前に勉強は必須の職種だという点を理解しておいてくださいね(もちろん、中には完全に未経験で採用されたケースもあります)。
ゲーム業界の他に、ものを作る仕事は以下の記事でまとめています。ものを作る仕事に興味がある人は参考にしてみてください。
関連記事
ものを作る仕事20選を5種類のジャンル別に紹介!
ものを作る仕事を5ジャンルで20種類紹介。ものを作る仕事はスキル面でも待遇面でもメリットが多いですが、選び方が大切です。良い選択をして社会人としてのスタートを切れるように、キャリアコンサルタント目線から選び方のポイントを解説しています。
記事を読む
例文③デザイナー職
例文③デザイナー職
私はゲームの魅力を存分に活かしたキャラクターデザインに携わりたく、御社を志望しています。
御社の○○というゲームのキャラクターは、見た目や色使い、声や人格設定に至るまでこだわり抜かれており、私がゲームを好きになったきっかけとなるキャラクターの一人です。その好きが派生して初めは独学でパソコンを使って絵を描いていて、そこから専門学校でデザインを学んできました。
ゲームには魅力的なキャラクターに自分自身を投影し、ストーリーを楽しめるというほかのエンタメにはない独自の魅力があると思います。
私の考える御社の強みは、個性的なキャラクターの数々に加え、ゲーム内のアバタークリエイト機能の高さだと考えており、ゲームならではの魅力を活かしてユーザーを引き込むための工夫が詰まっていると感じました。
御社に入社できたら、今度は私がデザイン制作を通じてユーザーを引き込み、ゲームならではの魅力をよりいっそう発信していきたいです。
この例文のように、企業の強みを志望動機で言語化していると、志望度が高いことをアピールできます。実際にゲームをプレイしたことやプレイして感じたことを具体的に伝えて、熱意をアピールしましょう。
例文④サウンド制作職
例文④サウンド制作職
私が御社を志望する理由は、誰かの思い出に長く残るゲームサウンドを手がけたいと思ったからです。
私は小さい頃から○○シリーズのゲームをずっとプレイしてきて、このゲームシリーズには子ども時代の思い出が詰まっています。
あるとき、御社が発売した○○シリーズの△△でのオープニング曲を東京都交響楽団が演奏していると知り、懐かしい思い出がそのオープニング曲で思い返されたと同時に、御社のゲームサウンドへのこだわりに驚いてこの職種に興味を持ちました。
私は御社の○○社長のお言葉の「一人ひとりの思い出作りに貢献する」という理念にも強く共感しています。御社に入社できたら、大学の音楽サークルで培ったチームワークを活かして、プレイする人にとって温かい思い出になるようなサウンド制作に携わりたいと考えています。
サウンド職は、ゲームの世界観やストーリーに合致したサウンドデザイン能力、最新のオーディオ技術への精通、そしてチームワークとコミュニケーション能力などが求められます。音楽経験以外にもこれらの能力はプレイヤーの没入感を高めるため、プロジェクトの成功に貢献できる力としてアピールできるでしょう。
例文⑤営業職
例文⑤営業職
私は、ゲームそのものや作る人の想いを多くの人に広めるための仕事がしたいと思いこの職種を志望しています。
御社は漫画やアニメが原作のゲームの中にも魅力的な作品はありますが、○○のようなオリジナルのゲーム作品が特に魅力だと考えています。御社のゲームが多くの人に愛されるのは、御社の「遊び」を通じて心を揺さぶる体験を届けるという使命を実現しているからだと思います。
大学では演劇部に所属し、明るい性格を活かして団員で協力しやすい雰囲気作りに努め、活動中だけでなく日々のコミュニケーションでも表現力を高めることを意識してきました。
御社に入社できた暁には、これらの経験で培った表現力やコミュニケーション能力を活かして、自社ゲームの魅力を多くの顧客に深く理解してもらえるように尽力していく所存です。
企業のビジョンと自分のエピソードを交えて志望動機をつくっている点が、採用担当者からは好印象になります。さらに具体的な経験を交えて説明することができれば、熱意のアピールにつながるでしょう。
人事の目を引く! ゲーム業界の志望動機を光らせる3つのポイント
ゲーム業界の志望動機を光らせる3つのポイント
- 「ゲームが好き」だけではない深掘りした理由を述べる
- 「人を笑顔にできる」以外のゲームだけの強みを理解する
- チームで何かを成し遂げた経験でアピールする
業界理解や企業研究、そして自己分析をおこなうことでゲーム業界の志望動機を書くことはできますが、さらに3つのコツを意識することでより他のライバルとはひと味違う志望動機になります。
ゲーム業界の志望動機を書くときにプラスαで押さえておきたいテクニックを意識して、さらに志望動機に磨きをかけていきましょう。
①「ゲームが好き」だけではない深掘りした理由を述べる
一般的にゲーム業界で働く人のほとんどは、「ゲームが好き」でその業界を選んだはずです。だからといって「ゲームが好き」というだけの志望動機では、誰にでも言えてしまう理由のため、自分の「好き」をさらに深掘りして述べることがポイントとなります。
抽象的な答えを具体化するためには、その答えに対して「なぜ」や「何」などの質問を繰り返してみましょう。「なぜゲームが好きなのか」「ゲームの何が好きなのか」などで答えの抽象的な部分がなくなるまで自問自答を繰り返すことで、「好き」が深掘りされた自分だけの理由が明確にできます。
企業も、同じ「ゲームが好き」という志望動機なら、好きの理由にその人なりのエピソードや背景が見える人の方が、その人のことを理解できるため印象に残りやすいでしょう。
- ゲームが好きな気持ちは誰にも負けないと言っても意欲の強さは伝わりませんか?
同じくらい意欲的な人が集まるゲーム業界では強い動機にはならない
志望する人はもちろん、採用する会社側の社員もほとんどが「ゲーム好き」です。
そのため「ゲームが好きな気持ちは誰にも負けない」と思っている人がたくさんいて、そうしたアピールでは意欲はあまり伝わりません。
ではどうすれば意欲が伝わるのか?それには、ゲームが好きであることで自分がどうポジティブに変わったかを深掘りして伝えることがポイントなのです。
たとえば「内気だったが、ゲームで仲間がたくさんできた」として、自分がしたポジティブな経験を、ゲーム会社で働くことで同じような人を増やしたいと伝える、などが有効でしょう。
自分本意な動機よりも、ユーザーや企業のことを考えた志望動機は採用担当の目を引きます。
②「人を笑顔にできる」以外のゲームだけの強みを理解する
ゲーム以外にも世の中には人を笑顔にできるコンテンツが溢れているため、ゲーム業界を志望する動機が「人を笑顔にできるから」というだけでは不十分です。
この場合は「ゲームを通じてどんな人を笑顔にしたいのか」「なぜ人を笑顔にするのがゲームでなければいけないのか」などを自分に問いかけ、ゲームだけの強みを深掘りしていきましょう。
大元となる理由がほかの人と似ていても、その理由を細分化して自分の中に落とし込めていれば、同じような志望動機として埋もれることがなく、人事の目を引く志望動機になります。
③チームで何かを成し遂げた経験でアピールする
ゲーム会社では多くのチームが協力して一つのゲームを作っています。そのため企業は、チームで何かを成し遂げた経験があるかを重要視しています。
そのため、志望動機でもチームでの活動のエピソードを具体的にアピールできることが大切です。その際は、ただその活動の事実を述べるだけではなく「自分がそのチームでどういう立ち回りをしたか」「大変なことや困難をどうやって乗り越えたのか」などまで伝えましょう。
自分がチームで何かを達成するために何ができるのかを明確にすることで、人事にゲーム会社で働くあなたを具体的にイメージさせることができます。
- チームでの活動や制作経験がない場合のエピソード探しはどうすればいいですか?
過去の個人の活動からの具体的な学びや成果を見つけよう
まず、個人でおこなったプロジェクトや趣味の活動を振り返り、そこでの学びや成果を具体的に示しましょう。
たとえば、オンラインコミュニティでの活動などが挙げられます。また、大学の授業やサークル活動でのプロジェクト経験も、チームワークやコミュニケーション能力を示すエピソードとして活用できます。
重要なのは自分がどのように貢献し、何を学んだかを明確に伝えることです。これらの経験を通じて、ゲーム業界で活躍するための基礎的なスキルやマインドセットを身に付けていることをアピールしましょう。
ゲーム業界の志望動機は3つのポイントを押さえて選考を突破しよう
ゲーム業界の志望動機は、ゲームが好きな人が多く応募する業界だからこそ、「ゲームが好き」というだけの理由は人事も聞き飽きている可能性が高いです。そのため、いかに「好き」の理由ややりたいことを深掘りして具体的にできるかが、魅力的な志望動機を書くコツとなります。
また、チームでの共同作業やほかの部署との連携が必要不可欠なのもゲーム業界の特徴です。与えられた目標に対してチームの中でどう行動できるかに焦点をあててアピールすることで、応募する企業でのあなたの可能性を示すことができるでしょう。
この記事を参考に正しい知識と気を付けるポイントを押さえて、ほかの誰にも負けないオリジナリティのある志望動機で選考突破を目指してくださいね。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見るゲーム業界の新卒採用では経験より熱意が大切
ゲーム業界を志望する学生の中には、ゲーム開発経験がなくて入社できないのではと不安を感じているかもしれません。
たしかに、専門学校や授業、アルバイトなどでゲーム開発経験がある学生もいます。企業によっては開発経験者を優遇することもあります。
しかし、新卒採用で大切なことは熱意があることのアピールです。新卒入社すると研修が用意されていることも多いため、入社前の経験で差がつくことはほとんどありません。そのため、採用担当者は入社する熱意があるかどうかを重視しているのです。
ゲーム業界の志望動機は実現したいことから熱意をアピールしよう
熱意をアピールするためには「ゲームが好きであること」だけでなく、「ゲームを通じて実現したいこと」を伝えましょう。
たとえば、「御社のゲームを通じて家族との時間を増やす一助になりたい」などです。このように伝えると、ゲームが好きなことだけでなく、入社して何のために働きたいのかという想いが伝わりますよね。
そして、このような自分の主観的な願望だけではない志望動機をつくる学生は少ないので、ほかの学生との差別化にもつながるでしょう。
自分の経験やゲーム好きである想いを言語化してほかの学生との差別化をし、自分の志望度の高いゲーム会社からの内定を狙ってください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細