現代はIT社会と言われるくらい人々の生活にソフトウェアサービスが身近なものとなり、就職や転職においてもIT企業はいっそう注目されるようになりました。
今回は、特に未経験の人がIT業界に転職する際に役立つIT業界に関する情報をわかりやすく紹介しています。
業界の仕事の流れや職種の紹介といった基本的なことから、転職を成功させるためのアドバイスなどまで詳しく解説しているので、ぜひ参考にして転職活動に役立ててください。
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IT業界の特徴4選
IT業界の特徴4選
- 材料の要らない製造業
- 利用者の声が近いサービス業
- 実力のある人が活躍する社会
- 人材不足が続く業界で転職は今が好機
IT業界への転職についていろいろと行動を始める前に、まずはIT業界のことを正しく理解しておきましょう。自分が目指す業界のことをしっかりと理解して、自分の活躍するイメージや実現したいことを明確にしていくことが大切です。
ここでは、IT業界の代表的な特徴について紹介しています。最先端技術を使った業界であることからも非常に革新的で夢があり、とてもやりがいのある業界です。
①材料の要らない製造業
IT業界は業務の分類としてはサービス業に分類されますが、IT業界でおこなわれるソフトウェア制作は、新しい製品を生み出すという意味では紛れもなく製造業です。
他の製造業と大きく異なるのは、ソフトウェア制作には特殊な材料を必要としないということです。アイデアとパソコンさえあれば新しい製品を生み出すことができるため、夢がある仕事だといえるでしょう。
ソフトウェア制作コストのほとんどが人件費となっていることは、他の業界から転職すると驚くかもしれません。ソフトウェア制作は人の技術力でおこなわれるため、多くのIT企業は優秀な人材を確保するために採用活動や社員教育へ力を入れています。
②利用者の声が近いサービス業
IT業界では新しいソフトウェアを作ることで、社会にさまざまなサービスを提供します。他の製造業などでは利用者の声を聞く機会は少ない場合も多いですが、ソフトウェアサービスについては近年のインターネットの利用が浸透したこともあって、利用者の声を聞く機会が非常に多くなっています。
利用者の良い評価を実際に聞く機会があることで、サービスを提供するうえで、やりがいを感じることができるでしょう。
利用者からは良い評価だけではなく悪い評価も当然受けることとなり、その声に落胆することもありますが、ソフトウェアを改善して評価が改まるのも早いので、日々の仕事に達成感も得られる仕事です。
③実力のある人が活躍する社会
IT業界は技術力や知識のある人が活躍できる実力社会です。業界としても全体的に若く、役職も年功序列ではなく、若くても実力がある人が重要な役目を担うことが多いので、高い年収を目指す人などにとっては、とてもやりがいのある業界です。
IT業界の実力というとコンピューターに関する技術力だけと思われてしまいそうですが、実際には人とのコミュニケーションや人脈、他の業種への理解や知識なども重要な要素で、IT業界が未経験で転職して技術的な知識が少ない人でも、前職の経験や人脈など評価される要素は多くあります。
ITに関して興味があって向上心がある人は、よりいっそう仕事を楽しみながら高い収入を得られるようになるでしょう。
④人材不足が続く業界で転職は今が好機
IT業界は、就職や採用に関する話題にあがることも多いので、とても人気の業界で人材も溢れていると誤解されがちですが、実際には人材不足が深刻で、これから長期間にわたってIT人材の不足をどう解決していくかが業界の大きな問題でもあります。
経済産業省の報告によると、これから30年程度はこの不足の状態が継続すると見込まれていて、各企業では人材の争奪戦も激化しており、社内での教育制度の充実などで人材不足への対策をしている企業も多くなっています。IT企業では、人材の質も量も不足しているという状況が続いています。
現在のIT企業への就職状況は紛れもなく売り手市場で、自分に合った企業を選んで就職や転職ができるとても良い時期といえます。
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転職に役立つ! 意外と知らないIT業界の5つの実情
転職に役立つ! 意外と知らないIT業界の5つの実情
- Web業界は変化が多く活躍できるチャンスも多い
- 制作はチームでおこなう共同作業
- インフラ業界は特に将来性が非常に高い
- 意外と30代や40代が業界の原動力
- 転職前の知識が意外と活かせる業界
IT業界については、書籍やインターネットなどでさまざまな解説がされているので、業界外の人でもある程度どのような業界なのかを知ることができます。一般的なイメージとしては、最先端の技術を活用した将来性が豊かな業界といったイメージであることが多いでしょう。
ここでは、一般的なイメージやよくある業界の解説で語られることが少ないIT業界の一面について紹介しています。特にこれからIT業界に入っていこうと考えている人は、表面的なイメージだけではなく、自分の目指す業界の実情をぜひ確認してみてください。
①Web業界は変化が多く活躍できるチャンスも多い
IT業界内には扱うソフトウェアや対象とする業務分野などで細かな分類があり、特にインターネットのWebサイトに関するソフトウェアを専門に扱うIT企業などを「Web業界」と分類します。
Web業界はIT業界の中でも特に技術の変化が激しいという特徴があるので、未経験の人であっても経験者との差がつきにくく、最先端で活躍できるチャンスが多い業界の一つです。新しい技術に詳しい人は経験が浅く若い人でも、プロジェクトマネージャーなどの重要な役職に抜擢されることも多いので、とてもやりがいのある業界です。
また、Web業界では技術だけでなくデザインに関する仕事の比重も大きいので、IT企業の中でも女性の割合が比較的多いのも特徴の一つです。Web業界では、エンジニアはデザインを、デザイナーは技術も学びながら、協力して一つのWebサービスを作っていきます。
②制作はチームでおこなう共同作業
ソフトウェア制作はプロジェクトという形でまとめられて進められるのが通例です。プロジェクトでは、目標とする制作物に対して必要な人員を構成してチームを編成して、人員それぞれに担当する作業を割り当てて、所定の期間内にすべての必要な作業をします。
プロジェクトへの人員選出方法は企業によってもさまざまですが、営業や経営に近い役職の人によって最初にプロジェクトリーダーが決定され、プロジェクトリーダーが予算や期間などから必要な人員を選ぶことが多いです。
未経験でIT企業に入った場合もプロジェクトに参加しますが、最初のうちは先輩や教育担当の上司などと一緒に参加して、経験を積むことになるでしょう。将来のことも考えながら、自分のできることを増やしつつ、その能力があることをしっかりとアピールしていきましょう。
③インフラ業界は特に将来性が高い
現代社会はIT社会と言われるくらいソフトウェアの活用が進んでおり、IT業界は全体的に将来性が非常に高い状況ですが、その中でも特に「インフラ業界」の将来性は抜群です。インフラというと、水道や道路などの生活インフラを想像してしまいそうですが、IT業界の中でのインフラは主にネットワークのことを意味します。
ネットワークはインターネットを含んだ通信技術の総称で、複数のコンピューター機器を接続して相互にデータ交換できるようにする経路を提供します。ネットワーク分野の技術は他の分野に比べて変化が穏やかで、安定してキャリアを築きやすいのが最大の特徴です。
また、ネットワークは広い業界や分野で使われるため、インフラ業界で働く人たちは幅広い人脈を形成しやすいといった特徴もあります。
④意外と30代や40代が業界の原動力
IT業界というと若い人が中心となって仕事をしているイメージを持つ人も多いかもしれませんが、実際には30代や40代といった少し経験を積んだ人達が原動力となり、若手を率いてさまざまなサービスを生み出している業界です。
最新技術を活用したソフトウェアを作るために技術の習得は必須で、若い人たちの方が新しい技術の習得など有利な面はありますが、便利なサービスを作るためには、技術を利用者に最適な形で提供する必要があります。
そのため、新しい製品の企画やソフトウェアの設計という上流工程では、特に中高年層の経験豊かな人達が活躍していることが多いので、IT業界が未経験で転職した場合も、そういった分野で前職の経験を活かせる機会も多いでしょう。
⑤転職前の知識が意外と活かせる業界
IT業界で作られたソフトウェアやサービスは、IT業界以外で使われることの方が多く、社会的には業務をITの活用による効率化などを推し進める動きが活発です。
利用者が便利なソフトウェアを作るためには、利用者側の業務などについて十分理解する必要があります。特に設計や営業など顧客に近い仕事では、その業界で働いた経験がある人は、利用者側の立場に立って知識を仕事に活かしやすいという特徴があります。
まったく同じ業界でなくとも、類似した経験から顧客へ配慮した設計や提案などができるので、それは結果としてより使いやすいソフトウェアを作ることにつながります。IT業界は、企業が提供するソフトウェアの種類にもよりますが、前職の経験を活かしやすい業界といえます。
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どんな仕事があるのかを知ろう! IT業界の主な職種
IT業界というとプログラマーなどパソコンを使った技術的な仕事というイメージがある人も多いかも知れませんが、実際にはさまざまな仕事があり、多くの職種がある業界です。
ソフトウェア生産の過程には、技術に直接関係した仕事だけでなく、必要な素材を作ったり、もちろん他の業種でもある営業のような仕事も必要になります。ここでは、代表的なIT業界内での職種を紹介しているので、転職活動をする前にぜひ参考にしてください。
IT業界の主な職種
- エンジニア
技術力を使ってソフトウェア制作をおこなう - 品質管理・テスト
制作物が正しく動作することを確認する - グラフィック・デザイン
ソフトウェアで使用する画像等を制作する - 営業
他企業に対してIT活用を提案して受注する
エンジニア
IT業界といえば、最初に思いつく職種はやはりエンジニアでしょう。エンジニアには、一般的に有名なプログラマーからITサービスの土台を支えるインフラエンジニアまで、実にさまざまな種類があります。エンジニアは、ソフトウェア制作の中で技術的な知識を使って、実際の制作作業やさまざまな判断をする非常に重要な役目を担います。
エンジニアの仕事の基本は、目標となる制作物と期間を与えられてそれをおこなっていく作業となりますが、制作するものを決定する段階や制作が終わった後の確認作業など、制作以外の作業も比較的多くおこなう職種です。
個人で作業する時間もありますが、打ち合わせなどで人と接する機会は多いので、人とのコミュニケーションも重要な仕事です。
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未経験からエンジニアへの転職は不安なことも多いはず。ITスクールに通えば、わからないことをすぐに聞いて解決することも可能です。今の仕事を続けながらエンジニアの勉強をしたいという人は、オンライン受講もできます。
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品質管理・テスト
物を作る業界では品質管理は非常に重要な役目です。IT業界でもソフトウェアの品質は非常に重要視されており、企業によってはエンジニアよりも品質管理部門の方が権力や役職が高い場合もあるほどです。
品質管理の方法にはさまざまな手法があり、対象とする製品によってどのように試験をしていくか慎重に検討されます。元エンジニアの人や技術的な知識がある人が担当することも多い仕事です。
計画された試験の実施は単純作業となることもあるので、アルバイトやパートを臨時募集する企業もあるなど、短期の採用募集なども比較的多い仕事です。エンジニア志望で入社した場合でも、まずは最初に人の作ったソフトウェアをテストして現場に慣れるという教育がおこなわれる場合もあります。
グラフィック・デザイン
IT企業でのソフトウェア制作における見た目や外観に関する分野では、とても多くのデザイナーが活躍しています。
特にWebサイト関連ではデザインの比重は多くなりますが、ゲームやスマートフォンアプリなどでも外観に関する仕事は多いので、ソフトウェア制作はエンジニアとデザイナーの共同作業で進められることが非常に多いです。
最近は、キャラクターや背景画像などだけではなく、より使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を作ることにもデザイナーが活躍している場面も多いので、デザインという分野そのものの定義が広くなっているとも言えるでしょう。
他の業界からデザイナーとしてIT企業へ転職する場合は、制作したデザインが印刷物などではなく、ソフトウェアで利用することに対しての理解や応用する知識が求められます。
営業
ソフトウェアを制作するIT企業は、自社のアイデアを形にする自社開発を進めている企業も多くありますが、他の企業から依頼を受けてソフトウェアを提供する受託開発を進めている企業もとても多く存在しています。
顧客がどのようなソフトウェアを求めているのかを聞き出して、期間や予算などに折り合いをつけて受注に結び付けるまでの仕事は、他の業界と同じようにIT業界でも営業担当者がおこないます。
IT企業の中での営業は、技術的に不可能な仕事を安請け合いしないためにも、ある程度技術的な知識が必要なので、営業志望で転職した場合でも、研修として一定期間はエンジニアの業務を経験する場合もあります。
IT業界の代表的な開発の進め方
エンジニアという仕事は、技術的な知識が必要なコンピューターに関する仕事であると知られていますが、実際のソフトウェア制作の流れについてはあまり知られていないかもしれません。IT業界を目指す人にとっては、自分の仕事に関することなので転職活動前に確認しておきたいでしょう。
ここでは、ソフトウェア制作の代表的な進め方を紹介しています。全体的な仕事の流れを知ることで、IT企業の中で働く自分の将来のイメージを明確にして、安心して転職活動に集中するのに役立ててください。
工程で管理される一般的なソフトウェア開発
ソフトウェア開発を進める手法にはいろいろな形式がありますが、「ウォーターフォール開発」という形式で進められるのが一般的です。
ウォーターフォール開発とは?
ウォーターフォールとは英語で滝のことですが、この形式での開発は、設計から製造、上から下へ滝の水が落ちていくように、逆行することなく作業が進められていきます。
進め方について特に説明などがない場合はこのウォーターフォール開発というくらい、IT業界での一般的な進め方となっています。
上流の工程ほど下流工程に大きな影響があることを決定する必要があるので、知識や経験が少ない人や未経験でIT企業に転職したばかりの人は、まずは下流の工程から担当することが多いでしょう。
ここではウォーターフォール開発における、重要な工程について紹介します。
設計
設計工程では、最終的に目標とするソフトウェアをどのように実現するのかを具体的に決定します。顧客にソフトウェアを提供する場合には、営業担当者も交えながら予算や期間を考慮しつつ最善の方法を検討します。制作にかかわるエンジニアは打ち合わせに参加して意見を出し合い、システムエンジニアが調整を取りながら最終決定をしていくのが一般的です。
設計作業では、後の工程で使うことになる仕様書や設計書といった文書を作るのが通例です。規模が大きなソフトウェアの設計では、書籍のような分厚い文書が複数冊となることも珍しくないほどですが、一方予算が少なかったり期間が短い場合などは、簡易的に大筋だけを決めるといった場合もあります。
設計次第で将来的な機能拡張などの柔軟性も決まるため、すべての工程の中でも特にビジネスとして非常に重要な意味を持つ工程です。
製造
設計工程で作られた文書に基づいて、担当ごとにそれぞれが実際の作業をするのが製造工程です。
プログラマーなどのエンジニアがプログラミングなどの技術知識を使ってソフトウェア部品を作る一方で、デザイナーは画像素材などの制作とともに、拡販のためのWebサイト制作や印刷物、動画制作なども並行しておこないます。
個別の作業で作られた各部品は、完成したものから順次結合作業をしていって、最終的な目的のソフトウェアを組み立てます。
各製造作業はチームで作業がおこなわれることが多いので、能力が不足している場合には同じチームの上司や先輩にカバーしてもらいやすいため、未経験の人も担当しやすい工程でもあります。
テスト
制作が完了したソフトウェアは、一般に公開したり顧客に納品する前に必ずテストします。テスト工程では、設計工程で作った文書と製造工程で作られた成果物を比較しながら、設計通りのソフトウェアになっていることを確認します。
テスト工程の進め方にはいろいろな手法がありますが、経験豊かな品質管理部門の人が具体的なテスト計画を立て、作業担当者がそのテストを実施していくことが多いです。テストで不合格となった場合は、制作を担当したエンジニアやデザイナーが修正をした後、再テストします。
技術的な知識があるとテストの精度や効率を向上できるため、研修として経験の浅いエンジニアが担当することもあります。未経験でエンジニア志望で転職した場合にも、最初の仕事はテスト工程の仕事であることもあるでしょう。
工程管理を省略して制作期間を短縮するアジャイル開発
近年では制作期間をできるだけ短縮化するために「アジャイル開発」という手法が用いられることもあります。「アジャイル開発」では、プログラマーなどの制作担当者に対して制作目標だけが割り当てられ、設計書がない状態で各担当者が独自の判断で一斉に制作作業を進めていきます。
すぐに制作に取り掛かるため完成までの期間が短くなるのが最大の特徴で、中小規模のソフトウェアでは絶大な効果がありますが、各部品が担当者の判断で作られるため統一性がなくなってしまうので、仕様変更やバージョンアップに弱いソフトウェアになりやすいという欠点もあります。
未経験でIT企業に入ってアジャイル開発のプロジェクトに参加することになると、進め方などの指針や参考になる情報も少ないため苦労することもありますが、あせらず先輩や上司などに相談しながら与えられた仕事を進めていきましょう。
IT業界への転職はエンジニアがイチオシな理由
IT業界にはさまざまな職種があり、ソフトウェア制作の中でどの仕事も重要で欠かすことはできません。その中でも特にエンジニアは、技術的なスキルを習得する必要があるなど大変なこともありますが、苦労に見合うだけの価値がある仕事です。
ここではエンジニア転職のメリットについて3つ紹介しているので、ぜひ職種を決める際の参考にしてみてください。
エンジニアがイチオシな理由
- キャリアアップの幅が広い
- 今後の社会で注目されるITインフラ
- AIなど技術革新が進み発展途上の業界
①キャリアアップの幅が広い
IT企業のエンジニアは、キャリアアップの幅が非常に広いという特徴があります。キャリアアップの方向性としては、より専門性の高い技術職になっていくパターンと、技術力を活かしながら人やチームをまとめる職種へと進むパターンに大きく分類されます。
少し特殊ではありますが、エンジニアは仕事をしながらさまざまな業界のソフトウェアを手がけるため、IT業界以外の業務知識を得る機会に恵まれています。経験を活かして、他の業界で技術的な知識を活かしてITの活用をサポートするITコンサルタントのような道もありえます。
IT業界は実力が評価されやすい環境なので、高度な技術力や豊富な経験のあるエンジニアは、多くの人に頼られ高額な収入を得られるようにもなり、とてもやりがいに溢れた仕事です。
②今後の社会で注目されるITインフラ
IT業界の中でも、特に注目されているのがITインフラ業界です。インターネットの活用はますます進み、人々の生活にはスマートフォンなどの端末とともにネットワークが必要不可欠なものとなりつつあります。
近年では電子決済や仮想通貨などの活用についても研究が進み、これまで以上に堅牢なセキュリティに守られた通信経路が必要とされる時代となってきています。高度な技術力をもった技術者を確保するため、各IT企業は高額な条件での採用や、社内技術者の教育制度の整備などに力を入れています。
IT業界のエンジニアの中でも、インフラエンジニアと呼ばれるITインフラを担当する技術者は、特に今後の社会で安定性や将来性の高い注目の職種です。
インフラエンジニアの職種
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
③AIなど技術革新が進み発展途上の業界
IT業界は注目されている業界ではありますが、歴史的には非常に浅く、まだまだ発展途上の業界でもあります。使用される技術は日々進化を続け、仕事の進め方の工夫や改善もおこなわれ続けています。
これからのIT業界では、AIなどの最新技術の研究も進められ、新しいソフトウェア開発や運用などの方式も模索されており、未経験の人もアイデア次第で第一人者になれる可能性に満ちています。
IT業界は、未成熟な業界ならではの新しいビジネスチャンスが多い状況で、その中でもエンジニアは技術に関する知識を使って新しいことを仕掛けやすいので、IT業界の数ある職種の中で最も将来に対する可能性に満ちた職種です。
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今の仕事に不安を感じていて、手に職をつけたい人はITエンジニアへの転職がおすすめです。「ネットビジョンアカデミー」なら、就職率98%・完全無料で転職サポートまで受けられます。
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未経験者にオススメのエンジニア職
IT業界のエンジニア職にはさまざまな職種があります。ここでは未経験の人にもおすすめの代表的なエンジニア職について、仕事の内容なども併せて簡単に紹介しているので、自分にあったエンジニア職を探すのに役立ててください。
また、それぞれのエンジニア職について、年収や必要なスキルなども詳しく解説した記事も紹介しているので、興味のある職種についてはぜひ確認してみてください。
以下の記事では、たくさんあってここでは紹介しきれないIT業界のほかのエンジニア職についても紹介しているので、ぜひ参考にしましょう。
プログラマー
IT企業のエンジニア職で、最も有名で人数が多い職種は間違いなくプログラマーです。プログラマーは、プログラミング技術を使うことで、実際にソフトウェアを作る技術者です。
プログラミングから、ソフトウェアやコンピューターの動作原理を理解できることもあり、最も基本となるエンジニア職といえます。対象となるソフトウェアなどによって使うプログラミング言語が異なるため、複数のプログラミング言語を習得している人も少なくありません。
ソフトウェアの制作に携わりながら、他の業種の人や高度な技術職の人とかかわり合いになる機会が多く、仕事をしながら幅広い知識を増やすことができるため、未経験でIT業界に入る人にもオススメの職種です。
システムエンジニア
システムエンジニアは技術力を持った営業のような仕事で、ソフトウェア制作の工程における設計を担当します。設計業務では、ソフトウェアを使う顧客の業務を理解して、技術的な解決方法を提示します。
具体的にどのように製造を進めていくのかをまとめた設計書や仕様書という文書を作ることが多い職種ですが、システムエンジニア自身がプログラミングなどの制作作業をすることも珍しくありません。
システムエンジニアには顧客や制作担当者との円滑なコミュニケーションによる取りまとめ能力が重要なので、採用では何よりも適性が重視される傾向にあるため、IT業界が未経験の人を対象とした募集も比較的多い職種です。
チームの中心で制作を成功に導く達成感を味わうことができるとても楽しい仕事です。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、現在非常に注目されているインフラエンジニアの職種の一つで、インターネットを含んだネットワーク全般を専門に扱う技術職です。
インフラに関する仕事には、新しいサービスやシステムを構築する仕事のほかに、すでに稼働状態のシステムが正しく動き続けるようにサポートする運用保守の仕事があります。
運用保守の仕事は、システムの設計や構築作業とは違って新しい技術の知識などは必要なく、使われている技術を正しく理解して決められた作業をすることが重要なため、経験の少ない人も担当しやすいという特徴があります。
ネットワークエンジニアの運用保守の仕事の中では、実際の技術の使われ方などを学べる機会も多く、安定してキャリアを伸ばしやすいため、未経験でIT業界へ転職する場合にもオススメの職種です。
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Webエンジニア
Webエンジニアは、Webを中心としたソフトウェアやサービスの制作・運用にかかわる技術職です。Webサービスの提供には、インターネットやサーバーといったインフラが必要なので、Webエンジニアには表面的なアプリケーションとともにインフラやセキュリティに関する技術的な知識が必要です。
Web業界は他の業界に比べて小規模なソフトウェア制作が多く、使われる技術の進歩も早いという特徴があるので、とても革新的で動きの速い業界となっています。
新しいものが次々と登場する業界では経験による能力の影響が少ないので、未経験の人でも活躍しやすい業界でもあり、これからIT業界を目指そうという人にもWebエンジニアはオススメの職種です。
未経験の方必見! IT企業の4つの選び方
未経験の方必見! IT企業の4つの選び方
- 教育制度で選ぶ
- 企業規模で選ぶ
- 扱うソフトウェアの種類で選ぶ
- 自社製品への力の入れ方で選ぶ
できるだけ自分にあった企業に転職するために、企業の情報はできるだけ入念に調べるようにしましょう。IT業界で働いた経験がないと、どういった情報を確認すればよいのかわからないこともあるかもしれません。
ここでは、IT企業のホームページなどから得られる情報から、その企業に転職した後どのような仕事になり、将来的にどのようなキャリアを築くことができるのかを簡単に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
①教育制度で選ぶ
IT企業の採用では、募集要項などに社員教育ありといった情報が記載されていることも多いので、未経験でIT企業に転職しようと考えている人は、そういった教育制度が明記されている企業から選ぶのも一つの方法です。
IT業界では、採用時点で明記されていない場合でも、社員教育や研修はよくおこなわれます。エンジニアの場合は、コーディング規約といった企業ごとのプログラミングの決まりごとのようなことを新人研修などで学ぶことも多いです。
教育制度が明記されていない場合でも、最低限業務に必要なことは先輩や上司などから教わることになるので、過度に不安に考える必要はありません。インフラ関係の運用保守業務などでは、教育過程で使われている技術などの知識を得られるチャンスも多いでしょう。
②企業規模で選ぶ
企業を選ぶ際に、その企業の規模は判断しやすい情報の一つでしょう。資本金や従業員の数といった情報は、企業のホームページなどで公開されていることも多いので、比較的簡単に知ることができます。
IT業界は少人数でアイデア勝負を仕掛けているベンチャー企業も多く、中小企業も活気があってエネルギーに満ちています。規模の大きな企業では、安心できる福利厚生制度があったり、新しい分野に大きなチャレンジをできる資金や人材が十分にあるなど、魅力的な点も多いでしょう。
安定した生活を優先するならできるだけ規模の大きな企業を選ぶべきですが、ITという革新的な業界で何かおもしろいことを成し遂げたいと考えるのであれば中小企業も有効な選択肢の一つです。
③扱うソフトウェアの種類で選ぶ
IT業界で作られるソフトウェアにはさまざまな分類方法がありますが、ソフトウェアの利用のされ方による分類によって、仕事の内容や将来的なキャリアの形成などが大きく異なってきます。転職先を選ぶ際には、その企業が扱っているソフトウェアの種類を調べることで、自身が転職後にどのように成長していくことができるのか、ある程度把握できます。
ここでは、代表的なソフトウェアの種類について紹介するとともに、それらのソフトウェアを扱うIT企業での経験が、どのように将来活かしていけるのかを解説しているので、ぜひ転職先を検討する際に参考にしてみてください。
ソフトウェアの種類
- 最も身近なソフトウェアで理解しやすい「オープン系」
- 特定環境に特化して安定したキャリアを伸ばせる「汎用系」
- 新しいソフトウェアの形を提供する「組み込み系・IoT」
- 他業種の生産効率を向上するソフトウェア「工場・FA系」
最も身近なソフトウェアで理解しやすい「オープン系」
オープン系とは、一般的なコンピューター環境上で動くソフトウェアの総称です。私たちが普段の生活で利用しているパソコンやスマートフォン上で動くソフトウェアは、すべてこのオープン系に分類されます。
オープン系のソフトウェアを提供するIT企業は非常に多く、ゲームのような娯楽から業務で使うWebシステムまで幅広い用途のソフトウェアが日々作られています。
私たちが普段の生活で使う身近な製品の制作に携わることができるため、経験のない人も業務を理解しやすい特徴があります。よく使うアプリケーションの制作会社だったり、好きなゲームの開発会社など、企業の情報も比較的入手しやすいでしょう。
特定環境に特化して安定したキャリアを伸ばせる「汎用系」
企業内の特殊な環境などで動くソフトウェアを、オープン系と区別して汎用系ソフトウェアと呼びます。汎用系ソフトウェアは、利用される業務に密接に関係しており、開発に携わるエンジニアにも、対象業務の知識が欠かせません。
転職前の仕事で扱っていたソフトウェアの開発元に就職できれば、利用者側の業務経験を活かせる場面も多いでしょう。転職先を選ぶ場合には、取引先企業が特定の業種に偏っていたり、実績が業務関連のものが多いなどから判断できる場合もあります。
汎用系のソフトウェア開発は、同じ業務を対象にした仕事で変化が少ない反面、流行に左右されることが少なく安定しているのが最大の特徴で、地道にしっかりとしたキャリアを築けるのが強みです。
新しいソフトウェアの形を提供する「組み込み系・IoT」
近年では、洗濯機のような家電から腕時計のような身近な電子機器まで、さまざまなところでソフトウェアが活用されるようになっており、そういった特定の機器へのソフトウェアは組み込み系と分類されます。
最近ではソフトウェアの組み込まれた機器をインターネットに接続して、さらに多くの機能を提供するようになってきており、IoT(Internet of Things)という言葉も使われます。
組み込み系ソフトウェアは非常に注目されている業界の一つで、これまでの生活をさらに快適にするため、多くの人達が日々アイデアを出して実現に向けて努力している業界です。
ソフトウェアだけでなくハードウェアにも密接に関係した仕事で、IT企業だけでなくハードウェアメーカーの中にソフトウェア部門が設けられていることもあります。組み込み系エンジニアを目指す場合はIT企業だけに絞らず、機器開発を進める企業の技術者募集についてもしっかり確認しましょう。
他業種の生産効率を向上するソフトウェア「工場・FA系」
ソフトウェアの利用は工場の生産現場でも進んでおり、ラインの自動化やロボット制御など、工場の自動化(Factory Automation)に関するソフトウェアを扱う仕事もあります。
力の強いロボットなどの制御もするので、数あるソフトウェアの分類の中でも人命にかかわる重大な動作をプログラミングなどでおこなうことがある業界です。
エンジニアの仕事の成果が直接工場の生産効率に結びつきやすく、実績が数字として見えやすいため、非常にやりがいがある仕事です。工場を抱える企業がIT部門を持っている場合と、外部に委託している場合があり、転職でFA系エンジニアを目指す場合は両方の情報を収拾しましょう。
④自社製品への力の入れ方で選ぶ
企業のホームページなどで、リリースされている製品の情報や実績が紹介されていることは多いですが、その情報の中身からも、転職後のエンジニアとしてどのように成長していくことができるか、ある程度判断できます。
特に注目すべき点は自社製品への力の入れ方です。その企業が自分たちの理想を社会に送り出すことを目的としているのか、他企業に対するIT活用をサポートする役目に徹しているのかを見極めることは非常に重要な要素です。
ここでは、自社製品への力の入れ方によって、その企業に転職した場合にどのように自身の成長に影響があるのかをかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
人脈が増える受託開発
自社製品を積極的に作るのではなく、他企業からの相談に対してITの活用やソフトウェアによる解決を提供するというIT企業は多くあります。こういった受託開発を中心におこなう企業で働くエンジニアは、経験とともに人脈がとても広くなる傾向にあります。
受託開発とは?
顧客からの発注を受けて、ソフトウェアなどを開発することをいいます。
受託開発の仕事では、さまざまなソフトウェア制作の経験をしていく中で、非常に広い業種の人と知り合いになる機会があります。他のIT企業の人と共同開発することもあるので、技術的な刺激にも恵まれています。
エンジニアとしては、広い技術的な知識と多くの業務に関する知識が得られ、専門的な技術職から人を束ねる管理職まで幅広いキャリアアップの可能性に満ちています。
専門技術を伸ばせる自社開発
自社製品の開発に力を入れているIT企業で働くエンジニアは、受託開発と比較すると外部との接触は少なめで人脈はそれほど広くなりませんが、注力している分野における専門的な技術知識が深まりやすいので、専門分野が明確な技術者へと成長しやすい特徴があります。
自社開発とは?
受託開発の対義語。自社で企画したソフトウェアなどを外部に委託せず、自社で開発することを指します。
相手の業務に合わせて苦手分野を克服する必要が少なく、得意分野を活かしたソフトウェアの制作に携わる機会が多いため、専門分野に集中して自己投資しやすい環境にあります。
将来的には自信をもって得意分野をアピールできるので、自己肯定感や充足感が高いエンジニアへと成長できるでしょう。
未経験からIT業界への転職で知っておきたい3つのポイント
未経験からIT業界への転職で知っておきたい3つのポイント
- IT企業では論理的な思考力が求められる
- IT分野全般についての熱意や興味が重要
- IT業界でもコミュニケーション能力は大事
IT業界での採用試験では筆記試験と面接試験がおこなわれることが多く、エンジニアの採用では特に面接が重視される傾向にあります。エンジニア職の適性については筆記試験では確認することが難しいため、面接での質問に対する回答やその考え方などが重要な判断基準となります。
ここでは、IT業界の人材に対して求められる代表的な要素について紹介しているので、特に未経験でIT業界に入ろうと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
①IT企業では論理的な思考力が求められる
IT企業で働く人には、エンジニアを含めてすべての人に論理的な思考力が求められます。ソフトウェア制作で対象とするコンピューターには曖昧な判断が苦手で、必ず明示的な指示や回答が必要なので、直接操作指示にかかわるエンジニアには特に重要な要素です。
また、製造業の一面があるソフトウェア制作では納期に対する意識は高いので、決められた期間の中で目的の作業を完了するための計画性や実行力も求められます。
面接試験において、IT企業の転職という一つの目的に対して努力や工夫をしたというアピールは、論理的な思考力と実行力を伝えることができるため、面接試験の対策としてオススメです。取り組みやすい努力や工夫の例としては、資格取得やアルバイト経験などが挙げられます。
②IT分野全般についての熱意や興味が重要
IT業界は技術の進歩が早い業界の一つです。特にWeb業界などオープン系に分類されるエンジニア職では、社会的な流行も含めて最新技術などに興味がある人の方が、より最先端の仕事で活躍できるでしょう。
採用試験においてもIT分野に関する興味についての質問がされることは多く、特に注目が集まる技術についての関心やその技術の応用案などから、業界についての熱意や真剣さといった適性を判断されます。
最近ではAIや仮想通貨、ドローンなどのように、ニュースで取り上げられることが多いIT技術については質問される可能性も高いため、興味を持って自分なりにその技術の応用案を考えてみたり、人の意見を発展・改善させた案を持つなど、事前にできる対策をしておくのがよいでしょう。
③IT業界でもコミュニケーション能力は大事
ソフトウェア制作という仕事は、コンピューターを相手に黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、実際には人と協力して作っていくことがとても重要な仕事です。
ITに限らず一つのことに特化して詳しい人は得意な分野を活かして素晴らしい活躍をすることも多いですが、優れた能力を発揮するためにはコミュニケーション能力も必要です。物事をまとめて伝えることや、協力し合うために情報を整理して交換するなど、円滑なコミュニケーションができる人はIT業界ではとても評価されます。
人と触れ合わずコンピューターを相手に自分の能力を発揮したいという考え方はIT業界でも通用せず、むしろチームでの開発に支障があると判断される可能性すらあります。自分の能力を使って仲間や企業にどのように貢献するのかを考えて、しっかりとアピールしましょう。
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年代別で紹介! 未経験者へのIT転職アドバイス
IT企業に限らず、企業の採用では人材の年代は非常に重要視される要素の一つです。企業側も、採用する人材の年代によって期待する能力や将来的な育成の計画などが異なってきます。
ここでは、IT企業に転職を考える場合の「年代」に注目して、各年代ごとに注意すべき点など簡単なアドバイスを記載しています。企業側がどのようなことを望んでいて、転職試験ではどのようなことに気を付けるべきか、ぜひ参考にしてみてください。
年代別アドバイス
- 20代
やる気と向上心をアピールして若さを武器にしよう - 30代
実力や経験を示して成し遂げたいことを具体的に提示しよう - 40代
IT業界への志望動機を明確にし企業利益へ貢献する力を示そう
20代:やる気と向上心をアピールしよう
20代での転職は、短い前職の経験よりも、将来的に本気でIT業界で活躍するというやる気や向上心をアピールするのが効果的です。採用する企業としても、20代であれば採用後の教育や経験させる実務の計画を立てやすいので、新卒に近い判断で採用してもらえる可能性もあります。
転職であることを活かすのであれば、前職の仕事の中で論理的な思考に基づく行動として業務改善の提案や売り上げ改善提案などの努力や工夫があると、新卒と違って別の業界での経験があることを有効にアピールすることができます。
若い人の採用では、即戦力としての技術力はあまり期待されない傾向にはありますが、能力が低いことに対して開き直るのは厳禁です。能力が低いことを自覚して、技術力や知識を習得していく長期計画を持つなど、若さをポジティブな条件に転換する努力をしましょう。
30代:実力も示して、将来のビジョンを明確に伝えよう
30代でIT業界に転職する場合は、新しい業界で成し遂げたい将来のビジョンを持ちましょう。
将来のビジョンは人それぞれで明確な正解はないため、技術者としてのキャリアを積み上げたい、人に喜ばれるソフトウェアの制作に携わりたいといった代表的なものから、純粋に高額な給与をもらえるようになりたかったりと、人それぞれです。そのうえで「どのように成しとげるか」をできるだけ具体的に考えましょう。
目標に向けて一つずつ積み上げていく人生計画は論理的な思考そのもので、どのような目標であっても具体的な計画を示すことができれば、面接試験などで興味を持たれて有利となります。未経験でわからないことが多くても、自分なりの考えをまとめて挑みましょう。
40代:企業を支える力を示して、ITへの志望動機は明確に!
40代でIT業界に未経験で転職する場合は、IT業界である必要性や志望動機については特に明確にしておきましょう。前職の業界からIT業界に転職することについて、採用する企業側としても純粋に疑問が生じるので、間違いなく面接で質問されます。
志望動機についてはどの年代でも質問されることが多いので、面接の対策として悩む人もいるかもしれませんが、他の企業での勤務経験が十分にある場合は、貴重な自己アピールのチャンスでもあります。
ITについて未経験であっても、チームをまとめて大きな仕事を成し遂げるリーダーシップや、広い人脈で新しい受託案件を引き込む営業力などは、IT企業でも必要とされる能力です。前職の経験の中で類似した成果がある場合は積極的にアピールしましょう。
転職の成功率を高める方法3選
転職の成功率を高める方法3選
- 独学で技術を学んで資格を取得する
- 就職支援付きプログラミングスクールを利用する
- アルバイトやインターンに応募して社員登用を狙う
未経験でIT業界へ転職する場合の準備としては、プログラミングの勉強をしたり資格を取得するなど、とても有名で定番の方法があり、それらはどれも有効なものです。採用時点での初期スキルとして評価されるとともに、IT企業への就職に向けての努力という行動力や考え方も評価されるでしょう。
勉強方法にはさまざまありますが、ここでは転職の成功率を高めるために有効な方法を3つ紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
①独学で技術を学んで資格を取得する
最も簡単でお手軽な勉強方法は、書籍やネットの情報などを活用しながら独学で勉強する方法です。独学で勉強を進める場合は、転職前の仕事をしながら自分の時間で勉強を進めることができるなど、時間的な自由が利くのが最大の利点ですが、勉強にかかる時間が比較的長期間になりやすく、目標も曖昧になりがちなので注意しましょう。
独学での勉強の場合は、IT系の資格の取得を目標とするのがオススメです。
資格取得を目標にすることで、何から勉強していけばよいのかという悩みが解消され、試験範囲の内容について調べながら勉強するという手順が明確になります。勉強する期間についても、試験日から逆算して計画を立てやすく、資格取得を成し遂げることで自信もついて、転職に対して気持ちの切り替えもしやすくなるでしょう。
②就職支援付きプログラミングスクールを利用する
エンジニアになる目標が明確なのであれば、プログラミングスクールの活用も検討しましょう。プログラミングスクールではプロの指導によって、IT企業での業務に役立つ技術やIT資格取得のために必要となる知識を学ぶことができるので、独学での勉強よりも圧倒的に時間効率に優れています。
また、プログラミングスクールの中には就職先について相談に乗ってもらえたり、就職先を斡旋してもらえるなど、就職に関する支援サービスが付いている場合もあるので、自分に合ったスクールを選びましょう。
面接試験のロールプレイなど、IT業界が未経験の人が特に不安に感じるような部分をカバーしてくれるサービスも多いので、転職という大きな目標に対して安心して努力できる環境を得られるでしょう。
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③アルバイトやインターンに応募して社員登用を狙う
技術的な知識などを習得するのも重要ですが、IT業界での実際の仕事を経験できるアルバイトやインターンシップの経験はとても貴重で、チャンスがあれば勇気を出して挑戦してみましょう。
アルバイトやインターンシップでは、社員採用に比べて給与などの待遇は期待できませんが、収入を得ながら勉強させてもらえる環境と考え、仕事をしながら貪欲に自分の技術力や知識を増やしていきましょう。
企業にもよりますが、向上心を認められればアルバイトやインターンシップから正社員に採用してくれる場合もあるので、アルバイトだからと割り切った仕事ではなく、与えられた仕事以上の成果を出してアピールしていきましょう。
エンジニア転職に有利となるIT資格
エンジニア転職に有利となるIT資格
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- CISCO認定資格
- Oracle Master
エンジニアの仕事では、国や一部の高度な仕事など特殊な場合は除き、基本的に業務に資格は必要ありません。無資格で活躍しているエンジニアも多いです。
就職においても資格は必須条件ではありませんが、短い時間の中で自分の技術力をアピールする必要がある場合に、資格はとても強力な武器になります。採用試験だけでなく、業務の中で初対面の人と挨拶する場合などでも、資格は技術力を証明したり保証するといった効果があります。
ここでは特に未経験の人にオススメのIT資格を紹介しているので、ぜひ取得を検討してみてください。
ITパスポート
ITパスポートは、IPAの実施しているIT系国家資格の中では最も簡単なレベル1に該当し、広くIT産業について理解していることが証明できる資格となっています。未経験でIT業界に転職する場合は、IT業界がどのような仕事をする業界であるか基本的なことを理解していることが証明できます。
また、IT系の資格を取得していると、ITに関する興味や向上心といったエンジニアに必要とされる適性の一つを示すことにもなり、採用試験で適性を示す効果が期待できます。
IT業界への転職を決めて、IT系資格に挑戦してみようと考える人は、まずはITパスポートの取得を目標にしてみると良いでしょう。
基本情報技術者試験
IPAの実施しているIT系国家資格の中で、ITパスポートの上位資格にあたるのが基本情報技術者試験です。ITパスポートよりも歴史が古いためIT業界の認知度は高く、資格の内容としても技術者としての基本的な要素が含まれているため、エンジニアの資格として信頼度の高い有名な資格です。
試験にはプログラミングやデータベースなど、業務で使うような実用的な内容が含まれるようになりますが、すべて選択形式の設問で難易度はそれほど高くないため、エンジニアだけでなくIT業界を目指す人に広くオススメの資格です。
IT業界での実務全般で役立つ知識が習得できるだけでなく、就職した後でもチーム編成での人選や初対面の人への技術力の証明など、IT業界内での業務にも効果が期待できます。
CISCO認定資格
IT業界の中でも特に将来性の高いネットワークなどのインフラ分野については、国家資格ではネットワークスペシャリストという資格がありますが、実務経験者でも合格が難しい高難易度資格となっています。
IT業界が未経験の人が、ITインフラ関係の企業や職種を目指すのであれば、CISCOの認定資格がオススメです。CISCO社のネットワーク機器はIT業界では使われる機会も多いので、ベンダー資格でありながら業界の認知度や信頼性がとても高い資格です。試験範囲の知識は業務で役立つ実用的なものが多いので、インフラ関係に限らずエンジニアを目指す人は取得して損のない資格です。
未経験者の人は、まずはCISCOの認定試験の中でも入門に位置づけされているCCNAの取得を目指すのが良いでしょう。
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Oracle Master
近年のソフトウェアやサービスでは、インターネットとデータベースを使ったものが非常に多くなっています。データベースとは、データを効率的に管理することに特化したソフトウェアやシステムのことで、プログラミング言語とは違ったSQLという特殊な管理言語を使って制御します。
データベースシステムの提供元でもあるOracle社は、データベースシステムを扱う技術が証明できるOracle Masterの認定試験を実施しています。
データベースを扱うことができるエンジニアは、幅広い分野で即戦力として活躍できることをアピールできるので、採用試験などではとても有利となるので、未経験者にもオススメの資格です。
上記のほかにも就活に有利な資格が気になる人は以下の記事を参考にしてくださいね。資格取得で見落としがちな注意点もまとめています。
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必要なスキルを習得してIT企業への転職を成功させよう
今後の社会ではソフトウェアの活用はますます進むことが予想され、IT業界自体の将来性が高いことは疑いようがありません。
IT業界のエンジニア職は特にキャリアや人脈構築などに優れていて、努力次第でどこまでも上を目指していける実力社会はやりがいに溢れています。人材不足が続くIT企業への転職は、今が間違いなく絶好のタイミングです。
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
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