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面接で「御社は第一志望群です」と答えても良いのでしょうか?

面接で採用担当者に「弊社は第一志望ですか?」と聞かれた際、第一志望ではないときにどう答えるべきか迷います。「御社は第一志望群です」と答えるのは、印象が良くないでしょうか?

嘘をついて「第一志望です」と言うのは気が引けますし、かといって「第一志望ではありません」と正直に答えるのも合否に影響を与えるのではないかと不安です。

第一志望群と答えるべきか、あるいはより良い言い回しがあるのか、アドバイスいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

百田 千穂

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言葉の裏にある「本気度」を伝えよう

面接で「御社は第一志望群です」と回答すること自体は問題ありませんが、伝え方には注意が必要です。曖昧に聞こえる可能性があるため注意して回答しましょう。

企業側が本当に知りたいのは、「内定を出した場合、辞退されないか」という点であり、「第一志望群」という表現は、企業によっては「ほかにも本命がいるのでは」と解釈され、コミットメントの度合いを測りかねる可能性があります。

誠意と熱意でコミットを示そう

この質問は、応募者の本気度を確かめるためのものです。単に「第一志望群です」とだけ伝えると、志望度が低いと受け取られる懸念があります。

そのため、「志望度が高い複数企業があり、そのなかでも御社は特に〇〇の点で強く惹かれています」というように、具体的な理由や熱意を補足することをおすすめします。

それでもなお、より明確に熱意を伝えるためには、「第一志望です」と断言するか、あるいは「御社への入社を、非常に前向きに検討させていただいております」といった言葉で、入社意欲の高さを強調するのが望ましいでしょう。

曖昧な表現は避け、誠意と熱意を持って答えることが大切です。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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曖昧に答えること自体は直接的に大きなマイナス評価ではない

結論から申しあげると、曖昧に答えること自体が直接的に大きなマイナス評価につながることは少ないと、私のこれまでの経験から考えています。

学生の皆さんが複数の企業を比較検討するのは当然のことですから、企業側もある程度理解しています。

しかし、その言葉が採用担当者にどのようなニュアンスで伝わる可能性があるのか、そして企業側が志望度をたずねる際にどのような情報を得ようとしているのかを理解しておくことは非常に大切です。

私がこれまで多くの面接を見てきたなかで感じるのは、特に新卒採用の場面では、企業側も「第一志望です」という熱意ある言葉を期待している側面があるということです。

相手に与える印象も考慮しながら言葉を選んで伝えよう

企業が面接で志望度を確認する最も大きな理由は、「内定を出した場合、本当に入社してくれるのか」という点を確認したいからです。つまり、内定辞退のリスクを少しでも減らしたいと考えています。

その観点からすると、「第一志望群です」という表現は、「第一志望です」と断言するのに比べて、入社への熱意や意思の確固たる度合いがやや低いと受け取られる可能性は否定できません。もちろん、嘘をつく必要はありませんし、正直に状況を伝える誠実さも大切です。

ただ、もし本当にその企業への入社を強く望んでいるのであれば、「第一志望です」と明確に伝えるか、それに近い熱意を示す言葉(たとえば、「御社が第一志望であり、強く入社を希望しております」など)を選ぶ方が、企業側の安心感や期待感につながりやすいでしょう。

もし複数の企業で迷っている状況で、正直に「第一志望群です」と伝えたい場合は、なぜそのように考えているのか、その企業にどのような点に特に強く惹かれているのかを具体的に補足すると、誤解を招きにくいと私は思います。

たとえば、「現時点では〇〇業界を中心に複数の企業を検討しており、その中でも御社の〇〇という点に特に強い魅力を感じ、第一志望の一つとして真剣に考えさせていただいています」といった伝えかたです。

最終的には、自分の状況と気持ちに正直に、しかし相手に与える印象も考慮しながら、言葉を選ぶことが肝心だと、私は多くの学生にアドバイスしています。

面接で「第一志望は」と聞かれたとき、堂々と回答するために準備することを以下の記事で解説しています。説明できるように準備しておきましょう。

この記事を読んでいる人の中で、「第一志望はゆずれない」という気持ちが強い人もいるでしょう。以下の記事も併せて読んで見てください。

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