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正社員のメリットってなくなるんですか?
最近、正社員のメリットが少なくなってきているという話を聞いて、不安を感じています。
終身雇用制度も崩壊しつつあると言われていますし、非正規雇用でも自由に働く人が増えているように思います。
就職活動を進めるうえで、正社員を目指すことが本当に良い選択なのかどうか、迷い始めています。正社員は安定しているというイメージもありますが、実際はどうなのでしょうか?
正社員のメリットが今後なくなるとしたら、どのような考え方や基準で仕事選びをしたら良いのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
メリットがなくならないとは言い切れない......安定観を更新しよう
正社員のメリットがこれまでと同じかといえば、異なると言わざるをえないでしょう。
国が副業を推進していることからも、終身雇用制度は崩壊し、自分の身は自分で守らなければならない時代がやってきたことを物語っています。
大手企業でもリストラが横行し、運よく会社に残れたとしても、吸収合併により肩身が狭い状態となることも少なくありません。
そのようなことを考えると、正社員だから安定、非正規雇用だから不安定といった考え方は、改める必要があるかもしれません。
3つの要素で仕事選びをすると真の安定につながる
これらのことを鑑みると、仕事選びの基準は3つ。
①強み:会社という後ろ盾がなくても勝負できる
②関心:人に言われなくても学び続けられる分野
③価値観:これだけは譲れないが叶う環境
上記の3拍子が揃っていることが、「安心」にも「安定」にもつながると考えられます。
新しい時代の到来によって、会社依存が主流だったこれまでと違い、「個人の力量」で、いかようにでも収入を向上できる可能性が出てきました。
ぜひ、これをチャンスととらえ、最良の選択をしてください。
メリットはデメリットにもなるため一概には言えない! 慎重に判断しよう
たとえば、フリーランスの人や、派遣の企業で勤める人であれば「正社員のメリットは薄れる」と主張するでしょうし、正社員を斡旋する企業であれば「正社員のメリットは依然として大きい」と説明するでしょう。
私が就職市場にいるなかで感じるのは、どちらが絶対的に正しいという状況ではないということです。つまり、正社員のメリットはありつつも、ほかの見方をすればそれはデメリットにもなりうるということです。
とは言え、手放しで業務委託やフリーランスを推奨することは慎重になるべきだと私は考えています。
いきなり個人事業主として独立するのではなく、まずは複数の安定した収入源を確保したり、一定期間継続して仕事が見込める状態になってからの方が賢明でしょう。
私の周囲や指導ケースでも、安易に独立して仕事が途切れ、結果的に会社員に戻る人もいるため、現実的には積極的に独立をおすすめしづらい面があります。
多様な雇用形態の現実を把握し選択していこう
私自身、アルバイト、業務委託、正社員とさまざまな雇用形態のスタッフを抱えていますが、率直に言うと、アルバイトの場合はパフォーマンスが期待に応えられなければ雇用契約を終了することもあります。
そういった経営者としての経験も踏まえると、特に若い人たちには慎重なキャリア選択を促したいと私は考えています。
正社員で働くメリットについては以下の記事でも解説しているので、併せて確認してみてください。
正社員とフリーターの違いを知りたい人は、以下の記事も確認してみてください。






