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回答しない
「どんな社会人になりたいですか?」という質問にはどう答えれば良いでしょうか?
就職活動中の大学生です。面接で「どんな社会人になりたいですか?」と聞かれて、うまく答えることができませんでした。
たとえば「成長し続けられる社会人になりたい」といったフレーズでは抽象的すぎると指摘されそうですし、一方であまりに具体的な内容を答えると、視野が狭いと捉えられそうで悩んでいます。
理想の社会人像をどのように言語化すれば、自分らしさを出しつつ好印象につなげられるのか、考え方のヒントや具体例がほしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「何をするか」より「どうありたいか」で語ろう!
これはあなたの仕事に対する価値観や軸、つまり「人となり」を問う最も基本的な質問であり、明確な正解はありません。
抽象的すぎても、具体的すぎても伝わりにくいため、「あり方(Being)」で答えることをおすすめします。
キャリアには3つの視点(Having/Doing/Being)があるといわれます。
Having: 何を持っているか(資格・経験)
Doing: 何をするか(業務内容)
Being: どんな存在でありたいか(あり方・価値観)
「〇〇の仕事がしたい(Doing)」という答えは、希望の部署に配属されなかった場合に軸がぶれてしまいます。
しかし、「〇〇という価値を社会に提供できる存在になりたい(Being)」という軸であれば、どんな部署や仕事内容でも一貫性を保てます。
このあり方は、あなたの人間性や仕事への向き合い方を示すものであり、異動や転勤があっても変わらない自分の軸になるので、入社後も役立つ考え方です。
自分の価値観と企業の方向性を結び付けよう!
たとえば、「周囲の人から信頼され、チームに良い影響を残せる人間になりたい」や、「常に挑戦する姿勢を忘れず、新しい価値を創造できる社会人になりたい」といったように、まずはあなた自身の価値観を表現することが大切です。
さらに、そのあり方が、応募先企業の理念や事業内容とどのように結びつくかを具体的に述べられると、単なる理想論ではない、その会社で働きたいという強い意志を示すことができます。
価値観を明確にし仕事への解像度を上げて考えよう
この質問に対しては、あなたの価値観や仕事への解像度を見きわめようとしています。
①提供価値、②行動スタイル、③成長の方向性といった視点を盛り込み、具体的な姿を言語化すると良いでしょう。
回答が大きく合否に影響することは少ないが企業とのミスマッチには注意
回答の具体性の度合い自体が合否に大きく影響することは少ないようです。
企業側は「将来的な目標や意志(Will)の有無」を見ているため、「将来的にはこのようなことを実現したいと考えています」といった内容でも問題ありません。
ただし、あまりに具体的すぎる目標が、その企業のキャリアパスとかけ離れている場合は、ミスマッチと判断される可能性があるので注意が必要です。
「どんな社会人になりたいか」と聞かれた際の答え方について、以下の記事では例文付きで対処法を解説しています。「どう回答したら良いかわからない」と悩む人は、ぜひ参考にしてください。
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