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退職を引き止められないのは寂しい? 理由は何?
近々退職の意思を伝える予定ですが、絶対に引き止められたくありません。とはいえ、理由によっては「それなら残ってほしい」と言われてしまうこともあると聞き、どのような理由なら引き止められにくいのかを事前に知っておきたいと思っています。
会社側が引き止めづらいとされる理由にはどんなものがあるのでしょうか?
また、引き止められないようにするための伝え方や態度についても、工夫できる点があれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
退職の背景を誠実に話せば無理には引き止められない
少し複雑な心境ですね。基本的には引き止められたくないが、まったく引き止められないのも寂しい、ということでしょうか。
もし転職先が決まっているのであれば、自分自身の長い人生設計のなかで、次のステップに進むことを決断されたのだと思います。
その「なぜ次のステージに進みたいのか」「そこで何を得たいのか」といった自身のキャリアプランや将来像を誠実に伝えれば、会社側も無理に引き止めることはしないでしょう。個人の人生の選択に対して、会社が責任を取れるわけではありません。
ネガティブな理由はNG! 将来についての考えを伝えよう
一時の感情や、今の職場が嫌だからといった理由ではなく、真剣に考え抜いたうえでの決断であることを伝えれば、引き止めに合う可能性は低いと思います。
長い人生で見たときに、どのようなプランを想定しているのかということを伝えれば、一方的な引き止めにはなりにくいということですね。その場の好き嫌いで決めたことではない、ということをしっかりと伝えることが大切です。
退職理由によっては引き止めにくいことを認識しよう
退職の意思を伝えた際に、会社から強く引き止められないと、どこか寂しさを感じる人もいるかもしれません。しかし、会社側にも引き止めにくい退職理由というものがあります。
会社が引き止めにくいとされる主な退職理由には、まず、家族の介護や結婚といった個人的なライフイベントが挙げられます。特に、転居をともなうような場合は、会社としても本人の意思を尊重せざるをえない状況です。
次に、健康上の理由も引き止めが難しいケースです。日々の通勤や勤務時間が、本人の健康に悪影響を及ぼしていると判断される場合、会社は個人の健康を最優先に考える必要があります。
さらに、キャリアチェンジもその一つです。現職とはまったく異なる業界や職種へ挑戦したいという明確な意思がある場合、その前向きな決断を会社が無理に引き止めることは難しいです。
やむを得ない理由と退職意向の固さを伝えよう
退職の意思を伝える際には、いくつかの工夫をすることで、よりスムーズな手続きが期待できます。
まず、個人的かつ会社が介入できない理由を伝えることが有効です。これにより、会社側も反論の余地が少なくなります。
そして、はっきりと「再考の余地がない」という意思を伝えることも重要です。曖昧な態度では、会社側に引き止めの期待を持たせてしまう可能性があります。
もし、会社側が執拗に引き止めようとする場合は、「次のキャリアもすでに決まっている」などと伝えるのも一つの方法です。これにより、本人の決意が固いことを明確に示せます。
退職を引き止める会社側の心理は、以下の記事で解説しています。退職を検討している人は参考にしてみてください。
会社にとって辞められたら困る人の特徴については、次の記事でも詳しく解説しています。引き止められたときの対処法も紹介しているので、参考にしてみてください。
円満退職するための退職理由については、こちらのQ&Aでもキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
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