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面接で挫折経験がないと答えると不利になりますか?

就職面接で「これまでの挫折経験について教えてください」と聞かれたのですが、振り返ってみても、これといった挫折経験がありません。小さな失敗はありますが、乗り越えられないような大きな壁にぶつかった記憶はないのです。

面接で正直に「挫折経験はありません」と答えるのは、企業にとってマイナスな印象になるでしょうか? 成長意欲がないとか、困難に弱いと思われるのではないかと心配です。

もし挫折経験がない場合、どのようにこの質問に答えるのが適切なのか教えていただきたいです。小さな失敗談でも大きく盛って話すべきでしょうか? それとも、挫折経験がないことを別の言葉で言い換えるべきでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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「挫折なし」も伝え方次第ではマイナス評価を回避できる!

面接で「特に挫折経験はありません」と正直に答えること自体が、直接的に選考の不利につながるわけではありません。

しかし伝え方によっては、「困難な状況に立ち向かった経験が少ないのではないか」「成長意欲やチャレンジ精神に欠ける」といったマイナスの印象を残してしまう可能性も否定できないと思います。そのため、少し工夫が必要です。

そもそも面接官が「挫折経験はありますか」と質問するのには、応募者が過去の困難な状況にどのように向き合い、そこから何を学んで乗り越えてきたのか、という課題解決能力や成長のポテンシャルを知りたいという意図があります。

小さな困難でもそれに対処した過程や成長意欲を示そう

そのため、必ずしも人生を左右するような大きな挫折経験である必要はないのです。

たとえば、学業で目標としていた成績に届かなかった経験や、サークル活動やアルバイト先などの集団のなかで意見が衝突し、それを乗り越えるために努力した経験など、日常生活において直面した小さな失敗や課題でも構いません。

大切なのは、それらの経験を自分のなかでどのようにとらえ、その状況を改善するためにどのような行動を起こし、そこからどのような教訓を得て次に活かそうとしているのかを、具体的に説明することです。

もし、どうしても「これだ」という明確な挫折経験が見当たらない場合は、「大きな挫折と呼べるほどの経験は、幸いありませんでしたが、日頃から常に自分自身の行動や結果を振り返り、改善すべき点はないかを考え、自己成長につなげる努力を継続しています」と伝えるのが良いと思います。

困難を未然に防ぐための前向きな姿勢や、継続的な自己研鑽の習慣を強調することが、好印象を残す有効な答え方です。

キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

秋田 拓也

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挫折経験がないことを前置きして面接官との認識を合わせよう

「挫折経験はありますか?」 という質問は、面接では確かによく聞かれる質問の一つですね。

皆さんもまだ短い人生経験のなかで、それほど大きな挫折を経験しているという人は、実際のところほとんどいらっしゃらないのではないかと私は思っています。
ですから、面接の場で学生の人からお聞きする「挫折経験」のなかには、「うーん、それは挫折経験と呼べるのかな?」と感じてしまうような回答が非常に多いのも事実です。

もし、本当に「これといった挫折経験がない」という場合、私が学生の人によくアドバイスしているのは、「挫折とまではいきませんが」というような前置きをしてから話し始めるという方法です。

こうして前置きをすることで、面接官も「これから話すことは、本人が言うように厳密な意味での挫折経験ではないのだな」と理解したうえで話を聞いてくれるので、話の内容に対して「期待外れだ」と落胆するようなことは少なくなると思います。ぜひ使ってみてください。

大切なのは挫折経験の大きさではなく乗り越えた過程や学び

挫折経験に関する質問から面接官が本当に聞きたいのは、「その経験から何を学び、どう乗り越えたのか」という点です。

そのため、あなたにとってつらかった出来事に対して、どのような気持ちや考え方で、どのように向き合ったのか、そしてその出来事をきっかけに自分がどう変わったのか、という結果まで含めて具体的に伝えてみてください。

挫折経験は、あなたの魅力をアピールするチャンスです。以下の記事では挫折経験の回答で採用担当者を惹き付ける方法を解説しています。

挫折経験と近い意味合いで、失敗談を聞かれることもあります。以下の記事では、例文付きで失敗談の答え方を解説しています。

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