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理系が文系就職すると後悔しますか?
私は理系学生なのですが、自分の専攻している分野を仕事にしたいとまでは思っていないので、文系就職を検討しています。
しかし周りやネット上からは、理系が文系職に就くのはもったいない、後悔する、などといった声も聞くため、自分の選択はこのままで大丈夫なのか不安です。理系学生が文系就職をすると後悔してしまうような結果になりやすいのでしょうか?
世間でそうしたマイナスな意見が挙がっている理由についても教えていただきたいです。また逆に理系学生が文系の仕事に就職する際に、メリットになるようなことはあるのでしょうか?
意思決定のために、アドバイスいただきたいです。よろしくお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
研究内容を活かせない分もったいないが身に付けた力は強みになる!
一般的にマイナスにとらえられる理由としては、文系の学生よりも理系の学生の方が、大学時代に専門分野を深く追求しているため、その時間が無駄になってしまうという意味で「もったいない」といわれることがあるのだと思います。
しかし実際には、理系出身者の持つ論理的思考力、事実を検証する力、データ分析力といったものは、文系職種のなかで文系の学生があまり経験してこなかった思考法やスキルであるため、活かせる場面が多いと考えています。
研究分野でやり残したことがあるなら可能性を閉ざさないように
そのため、文系出身者よりも早期に活躍できる可能性や、大学院卒の人が学部卒の人と同時期に入社した場合、約2年間の経験の差から早期に成果を出すケースもよく見られます。
私自身、新卒で人材紹介会社に勤務していましたが、理系出身で人材会社の営業職に就いた同僚や同期も何人かおり、その後IT系のシステム部門へ異動したり、持ち前の優秀さから経営企画部門へ進んだりする例もありましたので、十分に活かせると思います。
理系の学生が最終的な進路を決定する際に後悔のない選択をするためには、自身が学んできたことへの未練がないかどうかという点が重要です。
もし、これまで突き詰めてきた分野に対して「もっとやりたい」という気持ちが少しでもあるのであれば、その可能性を自ら閉ざしてしまうのはもったいないと思います。
キャリアを限定しないで! 自信を持ってやりたい仕事を目指そう
物事の考え方やロジックの組み立て方が理系と文系で異なるため、最初は戸惑うことがあるかもしれません。
しかし、それが後悔につながるかは本人次第です。大切なのは、学部でキャリアを限定するのではなく、「自分が本当に就きたい職業は何か」を明確にすることです。
理系ならではの構造的把握力は文系職でも高く評価される
理系で培った論理的思考力は、どの分野でも通用する強力な武器になります。
特に近年はAI(人工知能)の活用が進んでいて、物事を構造的にとらえられる理系出身者の能力は、むしろ文系職においても高く評価される可能性があります。
やりたい仕事に挑戦すべきです。
以下の記事では理系の文系就職の方法について解説しています。就職を有利に進めるための方法も解説しているので、文系就職を目指す理系の人は、就活を本格的に始める前にチェックしておきましょう。
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