周りが次々と内定を取っていく中、自分だけ取り残されたような気持ちになりますよね。その焦り、とても自然な感情です。まずは、そんな自分を責めないであげてください。就活で焦る必要はないのです。

就活は「早く決まる＝成功」ではありません。むしろ、焦って選んだ企業が「なんか違った……」と感じて、結局早期離職につながるケースもあります。

じっくり企業を選ぶことのメリットは、自分の価値観に合った場所を選べること。その結果、働くモチベーションや定着率にもつながり、自分らしく働くことができるのです。

小さな行動の積み重ねが、納得できる就活への第一歩

とはいえ、焦りをゼロにするのは難しいですよね。そんなときは今できることを小さく設定するのがコツ。

たとえば、「今日は1社だけ企業研究してみよう」「自己PRの1パターンを見直そう」など、具体的で達成しやすい行動に変えると、自然と気持ちが前向きになります。

私がこれまでかかわった学生でも、春以降に自分に合った企業に出会い、納得感のある就活を終えた人がたくさんいます。

焦らずに、自分の選ぶ力を信じてあげてください。あなたの就活は、あなたが主役です。ゴールのタイミングも、進め方も、みんな違って当たり前です。

大丈夫です。ちゃんと道は開けていきますよ。

結論からいうと、焦る必要はまったくありません。なぜなら就活において、内定の早い遅いは企業や業界によって異なるため、内定があるから優秀、内定が出ていないから優秀ではないとは一概には言えないためです。

また他人と比較しても意味はありません。他人と比較して焦ってしまったり、自分の考えを企業に寄せたりすることは、最終的にミスマッチにもつながってしまうので控えた方が良いでしょう。

過去の自分と比べる視点が冷静さと成長を生む

もし比べるとすれば、他人と比較するのではなく、自分と比較することが良いです。昨日の自分、先週の自分、先月の自分と比べて、今自分がどこまで成長できているか、どれほど行動できてるかという形で過去の自分を比較することによって現状を客観視することができます。

それでも不安や心配でいっぱいになってしまうのであれば、第三者のキャリアコンサルタントや就活エージェント、就活塾などに頼ることも一つの手段だといえます。

就活への焦りは、デメリットは数多くあれど、メリットはほとんどありません。就活で焦る必要はないのです。

焦る気持ちはわかりますが、過去の自分を振り返ったり、第三者を頼ったりしながら、今やるべきことに集中することこそが就活成功への一番の近道といえます。