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工学部出身の女子の就職先はどんなところが多いですか?
私は現在工学部に通う女子大学生で、将来の就職先について考えています。
工学部は男性が多いイメージがあり、卒業後、どのような企業や職種に就職できるのか、女性にとって働きやすい環境はあるのかなど、不安を感じています。理系の知識を活かしたい気持ちはあるのですが、具体的にどのような選択肢があるのか、あまりイメージが湧きません。
工学部出身の女子学生が活躍できる業界や職種、また、女性が働きやすい企業の特徴などについて、具体的なアドバイスをいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
工学部女子の就職は専門性を活かせる多様な選択肢がある
工学部出身の女性の就職先としては、ご自身の研究領域やそこで用いた専門知識・スキルを直接活かせる、メーカーや製造業が挙げられます。
特に、半導体や自動車といった業界の研究開発職や品質保証部門で多くの女性が活躍しています。
また、論理的思考能力が評価され、IT系SIerでのシステム開発職や、課題解決能力を活かせるコンサルティングファームも人気の選択肢です。
ワークライフバランスを重視する場合には、電力・ガスなどインフラ企業の設備保全職も有力な候補となります。
インフラ業界は、特定の法人顧客の厳しい納期に左右されるビジネスモデルではないため、比較的スケジュールの柔軟性が高く、業務計画が立てやすいという特徴があります。
万が一、業務に遅れが生じた場合でも会社のなかでの調整がしやすいため、残業が少なく定時で退社しやすい傾向にあり、仕事と私生活の両立がしやすい環境と言えます。
働きやすさの質問はOK! ただし繰り返しは避ける配慮を
就職活動を進めるうえでは、OB・OG訪問などを活用し、志望する企業に女性技術者の採用実績がどのくらいあるか、また産休・育休からの復帰率はどのくらいかといったリアルな情報を確認しておくと、入社後の働き方を具体的にイメージでき安心です。
面接の場で「女性の働きやすさ」について質問することに不安を感じるかもしれませんが、一度質問するだけであれば特に問題ありません。
工学部の技術系職種を目指す場合、女性社員に関する情報が少ないことも多く、「女性が長く活躍できる環境か」という視点で質問をすることは、ご自身のキャリアを真剣に考えている証として、採用側も自然なことととらえています。
ただし、注意点として、選考の各段階で何度も執拗に同じ質問を繰り返すのは避けるべきです。
あまりにその点ばかりを気にしていると、「ライフイベントを機に、すぐに離職してしまうのではないか」という懸念を採用担当者に抱かせてしまう可能性があります。
結論として、ご自身のキャリアプランを考えるうえで必要な情報を得るために、選考過程のどこかで一度質問するのはまったく問題ありませんが、繰り返しにならないよう注意することが望ましいです。
OB・OG訪問のアポの取り方や実際の流れなどについては以下の記事で解説しています。「どのような流れで進めれば良いかわからない」と疑問を持つ人は、事前にチェックしておきましょう。
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工学部女子活躍の場は広く進路も多彩
近年は理系分野で活躍する女性が増えており、活躍の場は非常に広がっています。
研究開発職や生産技術職といった専門職は、地道な取り組みや丁寧さが求められるため、女性に向いているというイメージも定着しつつあるのです。
もちろん、工学の知識はIT、食品、化粧品、金融など、さまざまな業界で求められています。
自分の「好き」を軸に、情報収集を始めよう!
大切なのは、性別にかかわらず、ご自身が大学で何を学び、何に興味を持っているかです。まずはご自身の専門性や「好き」という気持ちを活かせる分野を軸に考えましょう。
そのうえで、大学のキャリアセンターに相談したり、同じ研究室の先輩たちがどのような進路に進んでいるかを調べ、OG訪問をしたりするなど、具体的な進路の情報を積極的に集めてみることを勧めます。
工学部卒におすすめの就職先は以下の記事で解説しています。「工学部で学んだことを活かしたい」「どのようにして仕事を選べば良いかわからない」と悩む工学部出身の人はぜひ参考にしてください。
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