Q

大学を留年したらどうなりますか?

大学を留年してしまいました……。どうなるのでしょうか。とりあえず経歴に傷が付くわけだし、就職への影響は避けられませんよね。そのほかどんなデメリットがあるのでしょうか。

いっそのこと留年せずに中退して就職しようかなとも考えていますが、リスキーな気がして決めきれません。そこで、留年と中退のメリットとデメリットをお聞きしたいです。

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質問日 :

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キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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留年の最も大きなデメリットは自分自身に対して否定的になること

社会人として働いている中で、留年が大きなネックになってキャリアに変化が出ている人をほぼ見たことがありません。質問者さんは「経歴に傷がつくのでは」と心配していますが、経歴だけでキャリアが決まることはほぼないので、心配はいりません。

留年したことのデメリットですが「就職活動」ということに限定すると、留年した理由を聞かれる可能性が高いので、相手に納得できる説明を考えなければならないということがあります。ただし、これもさほど大きなデメリットともいえません。

捉え方次第では中退も自分にとって有益な選択

最も大きなデメリットは「留年してしまった」と自分自身に対して否定的になり、就職活動に対して自信を失ってしまうことです。逆に言えば、これは自分の考え方次第で変わるものでもあります。

留年しても浪人しても、そのときの自分自身に対して肯定的に捉え、自信を持つことが社会に出るうえで重要です。自分自身のことを他人に伝えるときは、堂々と自信を持って説明できることが大切なのです。

もしそれができるのであれば、中退しても構わないと思います。留年したうえで卒業をするのか、中退をするのか、どちらの方が自分のことを人に説明するときに自信を持って話せるのかという視点で決めるのが良いかと思います。

中退も留年も絶対的なメリットやデメリットがあるわけではなく、自分がどう考えるかによって変わってくる相対的な要素がとても強いことなのです。

以下の記事では、留年や浪人、休学などパターンごとの最終学歴の書き方を解説しています。履歴書を作成するときにミスがないようにチェックしてくださいね。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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留年生の就活上の主なデメリットは情報交換がしにくくなること

まず留年について考えてみると、たしかに留年は経歴に一つの傷として残る可能性がありますが、それが必ずしも就職活動における大きなデメリットとは限りません。

留年の理由やその間に何を学び、どのように成長したのかをしっかりと伝えることができれば、むしろ強みとして活かすこともできます。一方でデメリットとしては、同級生とのつながりが薄れてしまうことや学費が増加するなどの面が挙げられます。

中退しても本当に後悔しないかは自己分析で明らかにしよう

次に中退について考えてみると、中退は留年よりもさらに大きな決断となります。中退のメリットとしては、「早期に社会経験を積むことができる」「自分の興味や適性に合わせたキャリアを選ぶことができる」などが挙げられます。

一方でデメリットとしては、「学歴が求められる企業への就職が難しくなる」「中退の理由をしっかりと説明する必要がある」などが挙げられます。

最終的には、自分の価値観や将来のビジョン、現在の状況をしっかりと考慮して、どちらの選択が自分にとって最適かを判断することが大切です。どちらの選択も一長一短がありますが、自分の選択を後悔しないように十分な情報収集と自己分析をおこなって最良の選択をしてください。

内定獲得後に留年が決まってしまった場合、こちらのQ&Aを参考にしてください。

単位が取得できずに留年しそうで、中退を検討している人はこちらの記事を参考にしてください。中退者の就職活動の実態を解説しています。

就職のためにあえて留年しようと考えている人は、こちらのQ&Aをぜひ確認してください。

大学を留年した就活生は、履歴書の書き方に悩むケースが多くあります。こちらの記事で履歴書の学歴欄の書き方を解説しているので参考にしてください。

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