Q
人とのかかわりに適性がなくても就職できますか?
協調性、語彙力、コミュニケーション能力といった人とのかかわりに関してまったくと言って良いほど適性がありません。それなのに、いろいろな企業の求人を見ると、人柄が良い人、コミニュケーションができる人、ポジティブなどといった人とうまくかかわれる人材が求められています。
それらの性格にまったく当てはまらないどころか真反対な私は内定をもらえず、自信なんてものは元よりないですがこのままだとまともに生活すらできなくなってしまいます。
こんな私でも就職出来るのでしょうか? また、可能性があるのでしたらどんな職種かお聞きしたく思います。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
まずは自分にできることや興味のあることをリストアップしよう
就活を進める中で自分には良いところがないと感じ、不安に思うときはあります。特に、自分の性格が多くの企業が求める人材像に合わないと感じると、不安はさらに増すと思います。
しかし、あなたが感じているように協調性やコミュニケーション能力が求められる職種は多いですが、それがすべてではありません。世の中には多様な職種があり、それぞれの職種で求められるスキルや人材像は異なります。
協調性やコミュニケーション能力をそれほど必要としない職種もある
まず、自分にできることや興味があることをリストアップしてみましょう。それが、データ分析やプログラミング、デザイン、研究開発など、人とのかかわりが少ない職種であれば、向いている可能性があります。
また、自分を知ることは就活だけでなく将来的なキャリアデザインにもつながるので、自分の強みや弱み、興味を知ることは大切です。
次に、自分に合った職種を探しましょう。たとえば、IT関連の職種ではプログラミングスキルが求められることが多く、人とのコミュニケーション能力があまり求められない場合があります。また、研究開発の職種では、専門知識や技術力が求められます。
最後に、自分に合った企業を探しましょう。企業によっては、人とのコミュニケーション能力を重視するところもあれば、技術力を重視するところもあります。企業のホームページ(HP)や過去の採用情報を調べて、自分に合った企業を見つけましょう。
自分に自信が持てないと感じることは、就活を進めるうえで大きな障壁になりますが、自分にできることや興味があることを知って、それに合った職種や企業を探すことで就職活動は進められます。
まずは自分をしっかりと知ることから始めて、自信を持って就職活動を進められるように準備しましょう。
企業はコミュニケーション能力の高い人だけを求めているわけではない
話が上手くないからコミュニケーション能力がないと考える人がいますが、話が上手くなくても相手の話を聞いて対応できればコミュニケーション能力があるといえます。
企業はポジティブな人ばかりを必要としているわけではありません。ポジティブではなくても、慎重に物事を進めていける人を評価する企業もあるのです。
一度、応募企業が求めている人材について考えてみてください。自分にはないものだと簡単にあきらめるのではなく、求めている人材に自ら近づいていくことも大切です。コミュニケーション能力が不足しているならば、書籍を読んでスキルアップを図りましょう。
人柄が良い人やコミュニケーション能力がある人、ポジティブな人だけを企業が求めているわけではありません。たとえばITの知識が活かせる企業ならば、IT知識を強みとしてアピールできます。コミュニケーション能力がやや不足していても、活かせる知識や技術があれば採用につながる仕事もあるでしょう。
介護職やIT系の仕事、ドライバーの仕事がおすすめ
就職しやすい職種は、人材が不足している職種です。具体的には高齢化社会でより多くの人材を必要そしている介護職や、IT業界でプログラミングの仕事などが挙げられます。プログラミングの経験がなくても未経験者を採用している企業も多くあります。
また運送業のドライバーの仕事も、2024年の働き方改革により人材を必要としているのでチェックしてみてください。
あまり人とかかわらない仕事は、以下の記事で詳しく解説しています。人とかかわることに苦手意識を持っている人はチェックしてみると視野が広がるかもしれません。
自分を深く知るための自己分析の方法は以下の記事で解説しています。自分に合った方法を見つけ、自分の得意分野や好きなことを見つけてみましょう。
IT業界については以下の記事で徹底解説しています。将来性やトレンドも紹介しているので、興味のある方はぜひチェックしてくださいね。
プログラマーの仕事内容や適性は、以下の記事で解説しています。適性チェックリストで自分に向いているのかどうか確認してみてください。
あなたが受けない方がいい企業を今すぐ知りましょう。
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人