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働く本当の意味をどう見つければ良いですか?
転職を考えている社会人です。今の仕事にやりがいを感じられず、「何のために働いているんだろう」と考えることが増えました。正直、このまま働き続けるのは難しいと感じています。
一般的に言われる「働く本当の意味」とは何なのでしょうか? すごく抽象的な質問で申し訳ないのですが、皆さんのご意見をお聞きしたいです。
また、私のように働く意味を見出せない状況になってしまったときは、どうすれば良いのでしょうか?
具体的な考え方や、キャリアコンサルタントの方々が転職支援の際によく話されることなど、何かアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
働く意味は四層構造で考えよう! 自分の欲求を明確に
働く意味が見えず、虚しい気持ちになってしまう気持ち、とてもよくわかります。
そんなときは、自身の仕事を「稼ぐ」「学ぶ」「つながる」「遊ぶ(工夫する)」という4つの視点から、一度見つめ直してみましょう。
具体的には、まず現状の仕事が、この4つの要素をそれぞれ何%ずつ満たしているか、自身の感覚で円グラフのように可視化してみてください。
たとえば、「今の仕事は“稼ぐ”が9割を占めていて、“学ぶ”要素はほとんどないな」といった具合です。
足りない要素を見つける! 転職は最後の切り札に
次に、自身が理想とする割合も考えてみます。「本当は“つながり”の実感にもっと時間を使いたいのに、今は5%くらいしかない」など、現状と理想のギャップが見えてくるはずです。
この「満たされていない部分」こそが、虚しさの正体かもしれません。
このギャップを埋めるために、まずは副業や社外活動、学び直しなどで、不足している要素を補うというのも一つの手です。これだけで、仕事へのモチベーションが回復することも多いでしょう。
そのうえで、どうしても今の仕事で理想のバランスが実現できそうにないと感じたときに、初めてそのギャップを埋められるような転職を具体的に考えていくのが良いと思います。
この時間投資の割合は、月単位で変わることもあるため、月に一度など、定期的に自身の心の状態を可視化する習慣をつけてみると、キャリアの方向性が見えやすくなりますよ。
働く意味は心のなかに必ずある! 自分だけの価値観を見つけよう
「何のために働いているのだろう」と、仕事に意味を見出せなくなるとき、ありますよね。
その答えは、実は自身の心のなかにあります。
働く意味や、何にやりがいを感じるかは人それぞれで、その人が持つ「価値観」によってまったく異なるからです。
まずは自分を知る! それがやりがいを持つための第一歩となる
そのため、まずは一度立ち止まり、「自分は本当は何を大事にしたいのか」を深く見つめ直してみることをお勧めします。
たとえば、「人の役に立ち、喜んでもらうこと」に喜びを感じるのか、あるいは「ライバルと競い合い、成果を出すこと」に達成感を覚えるのかなどです。
このように、自身の心が動く瞬間を振り返ることで、大切にしたい価値観が見えてくるでしょう。
その価値観が明確になれば、次に見るべき道筋もはっきりします。
もしかしたら、今の会社のなかでも、部署を異動すればあなたの価値観に合う、やりがいを感じられる仕事が見つかるかもしれません。まず自分を知ることが、働く意味を見つけるための最も重要な第一歩です。
働く本当の意味は自分の経験から見えてくるもの
働く意味を就活前に立ち止まって考えるのは、とても大切なテーマですね。
私自身は「働く=傍(はた)を楽(らく)にすること」という語源の考え方がしっくりきています。
つまり、自分の得意や強みを活かして、目の前の誰かや社会を少しでも楽にすることです。そう考えると、働くってただ大変なことではなく、貢献することなんだなと前向きに感じられます。
自分の得意や強みを誰かのために活かせたとき、働く意味を実感できる
やりがいや成長も大切ですが、それが自分にとっての働く意味かは人それぞれです。
「どんなときに自分は力を発揮できそうか」「どんなときに人の役に立てていると感じるか」そんな視点で振り返ってみると、自分に合った働く意味が少しずつ見えてきます。
そしてもう一つ、働くこと=つらいことばかりではありません。
もちろん大変な瞬間もありますが、それを乗り越えた先に得られる達成感や、仲間との信頼関係、成長の実感は、働いてみないとわからない魅力でもあります。
もちろん、最初から明確な答えがなくても大丈夫。働きながら見つけていくことも多いです。焦らず、自分のペースで、自分なりの意味を探してみてくださいね。応援しています!
働く意味は人生の変化にあわせて育っていくもの
働く本当の意味は人それぞれで、かつ、ライフステージが変わるなかで変化していくものだと思います。
たとえば私の場合、20代のうちは、働く意味は自己成長のためでした。あえて厳しい環境や新しい領域へチャレンジを繰り返していた時期です。
結婚して子どもが小さいうちは社会とのつながりを持つためでした。働く時間は母としての役割から自分を取り戻す時間でした。今は、子どもたちにとって誇れる存在となるためです。
親が生き生きと働く姿を見て、子どもたちも自分のキャリアを築いてほしいと思っています。
自分の価値観やライフステージに応じて、働く意味は変わっていくことが自然
世間でいわれる働く意味が必ずしも自分の働く意味とは限りません。自分のなかでの納得感が持てるなら、それが働く意味です。
また、働くことにポジティブな感情が持てないのはどうしてなのか、一度考えてみてください。働くことを楽しんでいる社会人に話を聞くとだいぶ印象は変わると思います。
逆に、働かないとしたらどう感じるか考えてみるのも良いかもしれません。
働かない場合にはどういう生活がしたいか、将来どういう姿が想像できるか考えていくと、自分が大事にしたい価値観に気づけます。
以下の記事では働く意味について、その考え方を解説しています。「働くことに何の意味があるのだろう」と疑問を感じている人は、視野を広げるためにも、ぜひ参考にしてください。
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