Q
大学3年生
男性
「非上場企業はやめとけ」と言われる理由を知りたいです。
就活中の大学生です。ある企業から内定をいただいたのですが、そこは非上場の企業のため、親や友人に「やめといたほうが良いんじゃない?」と言わます。
ネットでも「いつ経営が悪化するかわからない」「労働環境が悪い」といった意見を目にしますが、実際のところどうなのでしょうか?
そもそも非上場と上場は何がどう違うのか何となく理解できていないので、その違いについても簡単に解説していただけると嬉しいです。
その他、非上場でも良い会社の見分け方や、気をつけるべきポイントがあれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
不明瞭な部分が多いがすべての企業が当てはまるわけではない
非上場企業が「やめとけ」と言われるのは、おもにネガティブなイメージや不安要素があるためですが、すべての非上場企業に当てはまるわけではありません。
おもな理由としては、「上場企業と比べて経営の透明性が低いこと」「福利厚生や制度面が未整備な場合があること」「コンプライアンス意識が緩い可能性があること」そして「ネームバリューやブランド力が低いこと」などが挙げられます。
優良企業を見抜く! 経営状況や諸条件を確認しよう
しかし、非上場企業のなかにも健全な経営をおこない、社員を大切にする優良企業は多数存在します。
見極めるためには、経営者のビジョンや社員への姿勢、財務状況、離職率、また残業時間、休日、育休制度などの労働条件、そして口コミサイトの評判などを徹底的に調べることが重要です。
思い込みは危険! 企業ごとに詳細な状況を調べよう
「非上場企業はやめとけ」というのは非常に抽象的な示唆であり、それよりは個別企業の状況を見るほうが妥当です。
たとえば、誰もがよく知るサントリーなども非上場企業ですが、経営悪化や労働環境などの印象は、あまりないのではないでしょうか。
非上場企業となると確かに開示義務が限定的ですが、帝国データバンクなどの信用調査会社のレポートや、官報での決算公告から、売上推移や利益率を3年分収集できます。
資本や管理体制を確認! 総合的な視点で判断しよう
自己資本比率が30%以上かつ営業キャッシュフローが黒字を維持していれば、財務基盤は比較的安定していると判断できます。
ガバナンス面では就業規則と評価制度の整合性を面接で確認し、労基署の是正勧告履歴がないかも検索すると良いでしょう。
一般的には、上場企業より裁量が大きく経営層への距離が近いメリットがあるため、自身が挑戦したい業務範囲と合致するなら、上場の有無だけで判断するのは早計です。
上場企業と非上場企業の違いが分からないという人は、こちらの記事をチェックしてみてください。非上場企業の魅力も紹介しています。
こちらの記事では、上場企業の見つけ方・調べ方を解説しています。どちらに就職するか迷っている人は目を通しておくとよいでしょう。
あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
簡単な質問に答えて、あなたの強み弱みを分析しよう。
今すぐ診断スタート(無料)
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人







