Q
大学3年生
男性
自己PRでGPAをアピールするのはありですか?
現在就職活動中で、自己PRの作成に悩んでいます。大学でのGPAが比較的高いのですが、これを自己PRでアピールしても良いものなのでしょうか?
GPAが高いこと自体は努力した証拠だと思っていますが、企業の方に「ただ勉強だけしてきた人」と思われないか不安です。
GPAをアピールする際に、どのような内容を盛り込めば、企業の方に好印象を残せるでしょうか?
具体的にどのようなエピソードを加えて説得力を持たせれば良いか、また、GPAの具体的な数値は記載すべきかなど、何かアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
高いGPAは武器になる! 努力の証明としてアピールしよう
GPAを自己PRに使うことは有効でしょう。特に3.5以上など高いGPAは、継続的な努力ができる力や自己管理能力の客観的な証明となり、「与えられたことをきちんとやり抜く力」の表れとして評価されやすいです。
ほかの学生と経験面で差を付けにくいとき、学業への真摯な姿勢はあなただけの誠実さを示す強力な根拠となります。
企業によっては、この「学業成績」を、物事に真面目に取り組む姿勢をはかる重要な指標としてみているケースもあるのです。
数字+αが重要! 努力のプロセスを具体的に語ろう
ただし、その数字に至るまでの工夫や姿勢を一緒に伝えることがポイントとなります。なぜその成績を収めることができたのか、あなたなりの取り組みを交えて語ることで、単なる数字に説得力が生まれるのです。
たとえば、「得意科目だけでなく苦手科目にも粘り強く取り組んだ」という姿勢や、「〇〇の授業で学んだ△△は、貴社の□□事業で活かせると考えています」というように、得た学びと企業への貢献意欲をつなげて語るのも良い方法です。
学業と両立した活動があれば、それもバランス感覚のアピールになります。
GPAを自己PRに活用するのはOK! 実績やプロセスを示そう
自己PRにおいてGPAをアピールすることは、伝え方次第で非常に有効です。
高いGPAを単に「学業成績が優秀である」という事実として提示するだけでなく、そこから読み取れる「課題を設定し、自律的に改善サイクルを回せる能力」として文脈付けすることで、採用担当者からの評価を高めることができます。
たとえば、「GPA 3.8」という数値を提示する際には、その成果に至るまでのプロセスを具体的に語ることが重要です。自身の学修計画を可視化し、学期ごとに弱点科目を特定して復習プロセスを設計・実行してきた経験を語ります。
また、ゼミでの研究活動が学外コンテストでの入賞といった具体的な成果に結び付いた実績などを加えることで、主体的にPDCAサイクルを実践できる人物として説得力を持たせることが可能となるでしょう。
学業のほかに頑張ったことがあれば両面からのアピールが最適である
さらに、学業と並行してアルバイトや留学準備といった活動にも取り組んでいた場合、その「時間的な制約がある中で高い成果を達成した」という背景を語ります。
そうすることで、単なる学業能力だけでなく、「高い負荷がかかる状況下でも成果を出せるストレス耐性やタイムマネジメント能力」という、より実践的な強みとしてアピールできるのです。
このように、GPAという具体的な数値を提示しつつも、それを「地頭の良さ」といった一面的な能力に矮小化しません。計画性や実行力、成果創出能力の証明として多角的にアピールする構成が、評価を得るための鍵となります。
こちらの記事では、大学生に向けた自己PRの作り方を解説しています。自己PRを書くための事前準備やアピールしやすい強みを説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
GPAが就職にどのように影響するのか気になる人は、次の記事もチェックしてみましょう。GPAの実態や就活に及ぼす影響だけでなく、選考で役立つアピール方法も解説しています。
ガクチカで学業をアピールしようとしている人は、次のQ&Aも確認しておきましょう。GPAはどのくらい必要か? の疑問にキャリアコンサルタントが回答しています。
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