Q
その他
回答しない
SPIができないのは発達障害だからですか?
軽度の発達障害の診断を受けている大学生です。就職活動でSPIを受験しているのですが、時間内に問題を解きれたことがなく、結果も毎回良くありません。
周りの友人は「簡単だよ」と言っているのに、自分だけが全然できなくて、自分の能力に絶望しています。もしかして、発達障害の特性がSPIの苦手さに関係しているのでしょうか?
SPIの対策をしたいと思っているのですが、どんな対策をすれば良いかわかりません。発達障害の特性を考慮しSPIの対策方法や、就活の進め方について、専門家の方にアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
SPIがその人のスキルを正確に示しているとは限らない
発達障害の有無に関係なく、SPIのスコアだけでスキルや能力を判断することはできません。まずは自己否定をなるべくやめて、作戦を変えましょう。
私が普段アドバイスしているSPI対策のポイントは、以下の3つです。
①領域分解:非言語(割合・推論・表/グラフ)と言語(語句・長文)で得点源と撤退分野を決める
②タイムボックス:1問15〜25秒で見切る訓練をする
③視覚的手がかり:図を描く・色ペンで情報を分離する
もし、受験にあたって配慮が必要なら、大学の障害学生支援室や受検事務局に受検配慮(時間延長・別室など)の可否を早めに相談をしておきましょう。
戦いやすい土俵を選ぶことも意識してみよう
並行して「SPIを課さない企業」や「Webテスト代替(玉手箱、GAB、CAB、筆記なし)」の選択肢も広げておきましょう。
就職活動はマッチングであるため、あなたが力を出せる土俵を選ぶことも重要な戦略だと覚えておきましょう。
特性によるものとは言い切れない
SPIができない理由が適応障害によるものかどうかは、一概には言えません。
SPIは出題形式が独特で、厳しい時間制限があるため、慣れていないと誰でも最初は苦手だと感じます。
特に、普段の学習スタイルがじっくり考えるタイプの人にとっては、テンポの速さがストレスになることもあります。
もちろん、発達障害の特性が影響している可能性もゼロではありませんが、「SPIが苦手=発達障害」と短絡的に結び付けるのは適切ではありません。
対策は「慣れ」が一番! 参考書の反復と時間管理を徹底しよう
対策としては、まず参考書を1冊決めて繰り返し解き、出題パターンに慣れることが最も重要です。苦手の原因を正しく見極め、対策の方向性を考えることが大切だといえます。
練習の段階から常に時間を計り、本番同様の環境で取り組むことをおすすめします。
SPIに苦手意識を持っている人は次の記事もチェックしてみてください。SPIが難しいと感じる原因をみつけて対策を取っていきましょう。
SPIはSPI3とも呼ばれることがあります。SPI3については、次の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてみましょう。
次のQ&AではSPIがボロボロでも通過することはあるか? の疑問にキャリアコンサルタントが回答しています。SPIが苦手な人は参考にしてみてください。
時間がない人におすすめ!
無料でSPI問題集&模試が受けられます
志望度が高い企業にSPIで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
そこで「SPIパーフェクト問題集&模試」を活用しましょう。この問題集を使えば解く上で重要なポイントの解説を見ながら効率よく勉強することができます。
また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
ぜひ活用してSPIを突破しましょう。