Q

大学3年生
男性

就活で「自分を1から9で表すと?」と聞かれたら、どのように答えれば良いですか?

先日受けた面接で「自分を1から9で表すと、いくつですか?」と聞かれ、とっさに答えられず、うまく話せませんでした。

正直、質問の意図がまったくわからず、なぜこのような質問をされるのか疑問に思っています。

この質問にはどのように答えるのが正解なのでしょうか? 質問の意図と、数字ごとの回答例や考え方について教えていただきたいです。

次に同じような質問をされた時に、自信を持って答えられるようになりたいので、アドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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あなたらしさが鍵! 自己分析と結び付けて答えよう

面接で「自分を1から9で表すと?」と問われた際、「正解の数字」はありません。

この一見トリッキーな質問は、実は絶好の自己PRチャンスなのです。なぜなら、変化の激しい現代において、答えのない問いに自分なりの答えを出す能力が求められているからです。

採用担当者は、抽象的な問いに対し、あなたが独自の論理や根拠を付け、一貫した発想力と表現力を見ようとしています。また、その数字が入社後に発揮できる「強み」や「個性」、つまり自己分析の結果と一致しているかを確認しています。

漠然と答えるのではなく、論理的に「意味付け」をすることが重要です。

強みと数字を結び付けて貢献できる姿を語ろう

回答の説得力を高めるには、数字の持つイメージと強みを結び付け、具体的な貢献につなげることです。

たとえば、数字「3」を選ぶ場合、「三位一体の調整役」と意味付け、立場の異なる三者(例:顧客、同僚、上司)間のバランスを取り、プロジェクトを円滑に進める協調性をアピールします。

数字「9」を選ぶ場合、「九転十起」の精神で、失敗を恐れず挑戦し続ける粘り強さをアピールできます。

数字「1」を選ぶ場合、「必ず一つ抜きんでた専門性を持つ」と目標を定義し、「AI(人工知能)活用技術」など具体的な分野を挙げ、目標達成への集中力とパイオニア精神をアピールします。

この質問は自己PRと同じです。「この数字を選んだ理由は、入社後にこう貢献できるからです」というロジックを確立し、あなたの個性を際立たせる武器として活用しましょう。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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正解はない! 直感で数字を選んでから理由を考えよう

この質問は、あなたの回答のセンスを見るためのものです。そのため、この質問に正解はありません。

どうとでも解釈できる曖昧な質問に対し、瞬時にどのような意味を見出だし、自分なりの答えを論理的に説明できるかが評価されます。

気負わずに、思い付いた数字とその理由を答えてください。

まず直感で数字を答えてしまい、そのあとに「なぜその数字を選んだのか」を考えるのが重要です。そのほうが、面接官が求めている「直感力」や「思考の瞬発力」に沿った回答がしやすくなります。

発想を巡らせる! 自己PRにつながる想像力を示そう

たとえば、もし私の頭に「4」という数字が浮かんだら、次のように理由を説明します。

「『4』という数字がまっさきに頭に浮かびました。これはおそらく、『将来は御社にとっての4番バッターになりたい』という思いがあるからだと思います。また、野球の『4』はセカンドで守備の要です。御社をトラブルから未然に防ぐ役割を、将来担っていきたいです。」

このように、数字から自由に発想を広げ、自己PRにつなげる想像力が試されているのかもしれません。

こちらの記事では面接で聞かれる鋭い質問への対策を解説しています。どのような質問があっても対処したいと考えている人はぜひチェックしてみてください。

自己分析の効果を高めたい人は、次の記事もぜひ読んでみてください。自己分析で自分に投げかけるべき質問や質問の活用方法しています。

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