Q

大学3年生
女性

早期選考と本選考の違いは何ですか?

現在就職活動を控えている大学3年生です。最近「早期選考」という言葉をよく聞くのですが、一般的な「本選考」と具体的に何が違うのかがわかりません。

単に時期が早いだけなのでしょうか? 選考の流れなど、ほかにも違いがあるのなら知りたいです。

これから就活を本格的に始めるにあたり、両者の違いを理解して、戦略的に進めていきたいです。全体的なアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

プロフィールを見る

早期選考は早くはじまるだけ! 情報収集の視点が重要

早期選考とは、その名のとおり、一般的なスケジュールよりも早く開始される選考のことです。

外資系企業やベンチャー企業など、経団連の定めたスケジュールに縛られない企業が実施することが多いです。

一般的なスケジュールでの選考と比べて、選考プロセスがスピーディーなケースもあります。たとえば、書類選考が通ったら、いきなり役員面接という企業もないとは言いきれません。

あるいは、独自の選考方法を用いる企業もあります。

また、早期選考はあくまでも早く開始される選考のことを指すもので、本選考と対比で使う単語ではないことを覚えておきましょう。

早期選考のフローのなかにも、通常通りのスケジュールと同様に、インターンシップやオープンカンパニー、エントリーシート(ES)、面接などのフローが存在します。

このような順序のうち、面接からのフローを早期選考のなかの本選考、とする企業もあるのです。

早期選考についての情報を集めよう

早期選考を狙うのであれば、情報収集が欠かせません。

早期選考に参加する人は、「早期選考を実施している企業を探す」という特徴があります。

多くの人がインターンを探しているときに、早期選考がすでに始まっている企業を見つけることがライバルと差を付けるコツです。

インターネットなどを利用して情報収集をおこないましょう。

早期選考でされる質問を理解しよう

また、早期選考をおこなう企業側の背景には、「優秀な学生を厳選し、他社に取られる前に確保したい」という思いがあります。

そのため、一般的なスケジュールの選考と比べて、深掘った質問が飛んでくる可能性が高いです。

たとえば「なぜこの業界を志望しているのですか」だけでなく「今後、この業界でどのようなことが求められると考えますか」や「業界の動向として気になるニュースと、なぜ気になったか、その理由を教えてください」などの質問が挙げられます。

企業が見極めたいのは「志望度の高さ」「企業や業界に対する理解度」「仕事に対するマッチング度合い」などです。一段階深い質問をすることで、早期に採用すべき優秀な人材かどうかを判断します。

ちなみに、早期選考は3年生の9~10月頃には開始されているケースが多いです。そのため、その時期にはすでに業界研究や志望動機・自己PRなどがほぼ仕上がっていなければなりません。

戦略的な就活には自己分析が欠かせない

上記の理由もあり、戦略的に就活を進めるのなら、やみくもに探すのではなく、まずは自己分析をする必要があります。

早期選考をおこなっている企業を広く探すと、ミスマッチを起こすおそれがあります。

自分の興味がある分野を絞り込んでから、その分野で早期選考をおこなっている企業を探す、という順番で進めることが大切です。

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

プロフィールを見る

時期と進め方が違う! 早期選考と本選考を理解しよう!

早期選考と本選考の大きな違いは、実施される「時期」と「進め方」にあります。

早期選考は、その名のとおり通常の選考よりも前倒しで、大学3年生の夏から冬ごろにかけておこなわれることが多いです。

企業側としては優秀な学生を早期に確保したいという狙いがあるため、一部の選考プロセスが省略されます。たとえば、面接回数が少なかったり、グループワークがなかったりします。

一方、本選考は大学3年生の冬から4年生の春にかけて本格化し、より丁寧なステップを踏んで進められるのが一般的です。本選考では、書類選考や、SPIという適性検査などがおこなわれます。

自分の準備状況に合わせて、戦略を立てよう!

選考を戦略的に進めるためには、自分の準備状況を把握することが必要です。

すでに行きたい業界や企業がある程度定まっており、自己分析や志望動機が固まっている学生であれば、早期選考に挑戦する価値は十分にあります。

逆に、まだ自己分析や企業研究が不十分な場合は、焦って応募するよりも、本選考に向けてじっくりと準備を進めるのが賢明です。

いずれにしても、自分の現在地を把握し、どのタイミングで就職活動を進めていくかを判断することが大切です。

自分のやりたいことが決まったら、さまざまな社会人や業界の人と話すことも意識しましょう。

こちらの記事では、早期選考の合格率や落ちた場合の対策方法を解説しています。これから早期選考を受ける人は、ぜひ参考にしてみてください。

こちらの記事では、早期選考をおこなう企業の目的やポイントを解説しています。どのような企業が早期選考を実施しているのか抑えておきましょう。

早期選考のSPIに落ちてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。こちらのQ&Aでアドバイザーが解説しています。

自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください

自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「これ、本当に強みって言えるのかな?」と悩んでいる人は多いはず。

そんな時は「My Analytics」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。

無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。

自分の長所を分析するなら「My Analytics」がオススメ
今すぐあなたの強みを診断する【無料】

こんな人に「My Analytics」はおすすめ!
・自分の強み・弱みが分からない人
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア