Q

大学3年生
男性

飛び込み営業はメンタル的につらい職業でしょうか?

現在就職をしている大学生です。営業職に興味がありますが、飛び込み営業にも興味があります! ただ断られることが多く、メンタル的にきついという話もよく耳にします。

私は人と話すことは好きですが、断られ続けると落ち込んでしまうと思うので本当にやっていけるのか不安です。

飛び込み営業はこんな私でもできるのでしょうか? またどのような考え方でメンタルを保つと良いのでしょうか?

モチベーションを維持するための具体的な工夫や、先輩社員がどうやって苦しい時期を乗り越えているのかも知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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断られるのが基本! 割り切りと改善で乗り越えよう

断られるのが基本の仕事なので、精神的にはつらい側面があります。目の前で名刺を破られたり、ゴミ箱に捨てられたりすることも珍しくありません。

成果を出す人は、まず「100件訪問して1件契約できれば良い」というように、断られることを前提として割り切っています。

そして、ただ数をこなすのではなく、「次はどうアプローチしようか」と常に工夫と改善を繰り返しているのです。私も営業時代は、ビルごとに攻略法を考えるなど、ゲーム感覚で取り組んでいました。

アルバイトで営業の疑似体験をしながら工夫をこらそう

もし興味があるなら、学生のうちにティッシュ配りやチラシ配りのアルバイトをしてみてください。ほとんど断られるなかで、どうすれば受け取ってもらえるかを工夫する経験は、営業のリアルな疑似体験になります。飲食店で推奨商品を提案してみるのも良いでしょう。

飛び込み営業で最も精神的に厳しいのは最初の1週間といわれますが、そこを乗り越えられるかどうかが一つの分岐点になります。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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営業はつらい! 仕組みを考えて精神的負荷を減らそう

飛び込み営業は断られる前提の仕事なので、メンタル的に負荷が大きいのは事実です。しかし、仕組みで軽減することは可能です。以下のような例が挙げられます。

①ターゲティング:業種・規模・課題仮説を絞る
②目的別スクリプト:初回接触は、あくまで次アポ獲得に特化してスクリプトを作成する
③KPI分解:訪問→会話→アポ→受注のなかで、どこの数値に改善余地があるのかを探る

目標設定やマインドセットで気持ちを保っていこう

毎日「話を聞いてもらう」「名刺をもらう」など小さな目標を設定し、達成感を積み重ねていくことで、自己肯定感を高められます。

また、飛び込み営業では断られることが当たり前だと受け入れるマインドセットを持ち、断りは個人否定ではなく条件が不一致だっただけととらえましょう。

仕事のなかでの工夫だけでなく、ストレス管理のための生活習慣を身に付けたり、相談できる同僚や上司を確保したりすることも同様に大切です。

苦しい時期にスケジュールを工夫して解決した先輩社員もいます。

たとえば、訪問相手が対応しやすい時間帯を狙うことで、効率を上げ、心理的な負担を減らしたり、午前中はテレアポや準備、午後は訪問など、メリハリを付けて行動するといったことです。

日報は「学びと次の仮説」に寄せ、週単位で成功パターンを検証します。休息・運動・同僚との共有で回復力を高めれば、未経験でも十分やっていけますよ。

こちらの記事では営業職のキャリアプランを立てるコツについて詳しく解説しています。営業のキャリアプランで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

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