Q

大学2年生
女性

外資系CAになるには何から始めれば良いですか?

将来、キャビンアテンダント(CA)になりたいと考えている大学生です。幼いころからCAになりたくて、その中でも特に、海外を飛び回る外資系航空会社に憧れています。

ただ、外資系CAになるための明確なルートや必要なスキル、選考スケジュールの情報が少なくわかりません。特に実際の生の情報が欲しいと思っているのですが、周りにそういった友人や知人もいないため困っています。

日本の航空会社とは採用方法や求められる条件が異なるという話も耳にし、不安を感じています。

外資系CAになるためには、どのようなスキルを身につければ良いのでしょうか? また、日系航空会社との違いや、就職活動で注意すべき点についても具体的に知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/交流分析士インストラクタ―

小山 亜矢子

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外資系CAを目指すなら「なぜ外資なのか」を明確に言語化すべき

外資系CAを志望しているとのこと。日系のCAではなくなぜ外資系なのか、そのあたりを自分の言葉で説明できるようにする必要があります。

外資系CAになるためのルートやスキルがわからないとのことですが、外資系に関しては選考スケジュールが日本の新卒採用とは異なり不定期です。

各航空会社のHPやSNSをフォローしてこまめにチェックし、選考スケジュールを確認するようにしましょう。過去の選考経験者のブログやSNSも貴重な情報源です。

多文化適応力と情報収集の習慣を同時に磨くことが第一歩になる

日系航空会社では「協調性」「気配り」などが評価、重視されるのに対し、外資系では「個人としての考え」「自立性」が重視されます。

多文化環境の中で働くことになりますから、自分自身が外資系CAに向いているのかという自己分析もしっかりおこないましょう。

「多様な文化・価値観」を理解できるか、ということも重視されます。留学や外国人との交流などを通して異文化コミュケーションを積み上げておくことも必要です。

同じCAでも日系と外資系では給与形態、雇用形態も異なることが多く、また現地ベースでの就職になる場合も多いです。

繰り返しになりますが、「なぜ外資系航空会社のCAとして働きたいのか」を自分の言葉で語ることができるようにしておきましょう。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

佐藤 恭子

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外資系CAを目指すなら「語学力+自己理解」を最優先で磨くべき

まず英語力が求められます。TOEIC800点以上を目指しましょう。

TOEICの点数が高いだけでなく、面接でスムーズに話せることが大切です。ワーキングホリデーや留学先で英語での接客経験があるとアピールにつながります。

航空機内で起こるイレギュラーな出来事に対し、しっかり言葉でコミュニケーションを取れるかどうかを見られています。語学力の強化に時間を使うことは必須です。

主体性がありつつも、柔軟な対応力が必要

また、求められている人物像や価値観もさまざまです。

共通して言えるのは、自分の意見を持ってそれを伝えられる、文化の違いを受け入れ柔軟に対応できる、自分で判断をし行動できる人であることが望ましいということです。

強みとして落とし込むのなら、笑顔、判断力、問題解決能力、多様性、論理性などと表現できます。

面接では「ロジカルに答える」「考えをはっきりと言葉にする」なども意識しましょう。

専門のスクールなどに登録して志望する会社の情報を得よう

さらに、外資系CAを志す方のなかには、専門のスクールに登録して情報を得て、各エアラインごとの特徴をつかむ人も多くいます。

これは、世界中のエアラインの採用情報をタイムリーに掴むことが難しいから、というのが理由の一つです。

採用試験は、航空会社ごとに条件があり、身長や視力なども定められていることがあります。自分の目指す航空会社の情報を読んで、条件が自分に合っているのか、どのような準備をおこなったら良いか、しっかりと確認しましょう。

外資系CAは専門性を高めていきたい人におすすめ

日系航空会社の場合は、CAという専門職での適性はもちろんですが、その企業の社員であるという側面もあり、社員として企業全体を見ながら航空機を降りた後も業務や努力が求められます。

将来的には、CA職から総合職への配置転換なども可能です。

一方、外資系の場合は、役割としては限定的になります。多くは、日本と海外の都市を結ぶ路線に乗務する事になり、日本人の乗客への対応を特に期待されています。

そのため、日本人らしい丁寧な対応やホスピタリティなども期待されている部分になるでしょう。

航空機を降りた後は、必要な報告などは必要ですが、社員としての業務などは無く、オフになることが多いでしょう。

そのためCAとしての乗務に集中したい方、専門性をより高めていきたい方には合っているといえます。

入社時の契約や採用時期には注意しよう!

入社時の契約は企業ごとに様々ですが、過去には日本への乗り入れを中止したエアラインで、日本採用のCAが一斉に解雇になったという事例もありましたので、注意が必要です。

採用時期も、日本の企業とは違います。入社時期も卒業後の4月を選べるとは限りません。希望する航空会社の情報をチェックする癖をつけましょう。

以下の記事では航空会社の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。航空会社への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。

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