Q
大学3年生
女性
第一希望でない病院見学の場合、お礼状を出さないのもありですか?
先日、いくつか病院見学に参加しました。そのうちの一つの病院が、正直なところ第一希望ではありません。本命の病院の選考が先に進んでいるため、そちらの準備に集中したいと思っています。
病院見学に参加したら、基本的にはお礼状を出すべきだと聞いているのですが、志望度の高くない病院にまで丁寧なお礼状を書くのは、正直めんどくさいです。
この場合、お礼状を出さないという選択肢は、採用選考に影響を及ぼしますか? もし、お礼状を出さないとしたら、何か失礼にあたるでしょうか? どのような対応が適切か、アドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
お礼状は義務ではない! 自身で出すか出さないか決めてOK
病院見学後のお礼状についてですが、まずお礼状は義務的にやるものではないというふうに思ってほしいです。
お礼状は、相手に対してお礼を伝えたいという気持ちから、手紙またはメールといった形で出すという趣旨のものになります。
そのため、見学でさまざまなことに感謝しているという気持ちがあるのなら、出したほうが良いでしょうし、逆に出さないという選択肢もあって良いと思います。
出したほうが相手に礼儀を伝えるという意味で無難かもしれませんが、必ずしも出さなければいけないという義務ではありません。
義務感から出すと気持ちが伝わらない
義務感でお礼状を出すと、作業になってしまい気持ちが伝わらないと思います。それであれば、かえって出さないほうが良いのかもしれませんね。
なかには、「お礼は特にいいですよ」と実際におっしゃる病院もあるようですから、そのような場合は、無理して「ほかの人と差別化を図ろう」などと意気込んで出す必要はまったくありません。
採用選考において、お礼状を出したからこの人は一次選考通過と判断されることはないでしょう。
遅れて出すくらいなら出さないほうが良い
誰かと誰かで迷ったときに、「お礼状を出すくらいにきちんとしているな」という評価が入り、出してくれた人が選ばれるという可能性はゼロではありませんが、それは決まっているわけではありません。
確かに印象が良くなるかもしれませんが、ほかの活動などに影響が出てしまい、お礼状を出すのが遅くなってしまうのは問題です。たとえば、見学が終わってから一週間ぐらい経ってから出すくらいなら、もう出さないほうが良いです。
相手も忘れている可能性もありますので、遅くなってしまうぐらいだったら出さないほうが良いと考えるべきです。
志望度が低くてもお礼状は送付するべき! 短文でも問題ない
病院見学お疲れ様です。
第一希望でない病院の見学でも、不義理を避けるため、短文でも送るのが安全です。お礼は選考の可否だけでなく、紹介や横のつながりにも影響する可能性があるからです。
手書きの便箋でなくても、当日~翌営業日中の簡潔なメールでも十分です。
内容は、以下の3点で完了します。
①見学機会への感謝
②今回印象的だったシーンとそれを通じた学びの一言
③今後の連絡方針の明記
例文を参考に学びと感謝を簡潔に伝えよう
以下の例文を参考にしてみましょう。
「先日は見学の機会をいただき、誠にありがとうございました。外来・病棟のご案内や、〇〇科のカンファレンスまで拝見でき、現場の連携の速さと丁寧な患者対応を学びました。
特に〇〇の取り組みは大変勉強になりました。現在は他院の選考日程が進行中のため、応募については一旦検討します。今後状況が整いましたら、改めてご連絡します。
ご多用のところご対応くださった皆様にも御礼申し上げます。引き続きよろしくお願いします」
志望度を過剰に書かず、当日の学びと案内への感謝を丁寧に伝えるだけで印象は整います。 お礼を出さない選択は直接減点にならない可能性もありますが、同等評価なら差がつきます。
将来の選択肢を残す意味でも、礼儀の最小投資をしておくのが得策です。
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