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留年して大学5年生になると、就活で不利になりますか?

大学で留年してしまい、計算上では大学5年生として、就職活動を控えています。

留年した理由は、病気で単位を落としてしまったためで、サボっていたわけではありません。ただ、企業の採用担当者から見れば、留年=自己管理能力がない、と判断されるのではないかと不安です。

友人たちは内定をもらい始めているので、焦りも感じています。留年したことで、やはり選考で不利になってしまうのでしょうか?

面接で留年の理由を聞かれた場合、どのように伝えれば良いでしょうか? また、留年を乗り越えて就活を成功させるために、今から特に力を入れるべきことがあれば、アドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

増田 和芳

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病気での留年は不利にはならない! 誠実な説明が重要

病気が理由であれば、それによって留年したことが、選考でひどく問題視されることはないと思います。

何かに打ち込んでいた、熱中していたという理由なら問題ない、とよく言われますが、病気も仕方ありません。

ですから、その部分はあまり気にしなくても良いと思います。

ただ、やはり企業からすると、病気になったということに対して「健康面は大丈夫なのか」ということを心配するわけです。

そのため、たとえば「現在は主治医から就業に問題ないと言われています」という旨を伝えましょう。

あるいは再発などが心配されるような病気であるならば、「自分の健康管理をどのようにしておこなっているのか」といった、企業側が安心できるようなことを、ちゃんと伝えられるかどうかが大切です。

留年の理由を嘘つくことはNG

また、一番良くないのは嘘です。

嘘をつくのが一番不誠実ですし、ご自身もあとで嫌な気持ちになるでしょうし、いずれ嘘はバレるものなので、ちゃんと正直に話したほうが良いです。

同年代との差を意識してマナーなどの準備は必須!

なお、留年をされているということは、同年代の人は社会人として1年間進んでいるということになります。

たとえば、ビジネスマナーなど、社会人としての常識といった部分は先取りしてご自身から準備して臨むことが、留年の場合には必要かなと思います。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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不利とは限らない! 健康状態を正直に伝えるのがカギ

留年という事実一点だけで、就職活動において不利になるとは限りません。特に質問者さんの場合は、体調を崩したという理由がはっきりしているため、これだけで不利になることはないでしょう。

不利にならないためには、留年の理由を正直に話すことが大切です。

病気が理由であると伝えつつ、最も重要な注意点として「今は健康であり、働くうえで何も支障がない」ということを合わせて明確に伝えてください。

そうすれば、やむをえない理由での留年だったと理解され、それが選考の支障になることはないでしょう。

留年を乗り越えた経験を強みとして活かそう!

留年したかどうかにかかわらず、就職活動の基本として、自己分析をしっかりとおこない、自分の興味や特徴を、相手に伝わる言葉で説明できるように準備しておくことが重要です。

しかし、質問者さんは病気によって単位を落としたという苦労を乗り越えてきた経験があります。この苦労をどう乗り越えたかというストーリーは、むしろアピール材料になると考えます。

たとえば、「病気によりやむをえず留年してしまった。しかし、これを自分の頑張る機会だととらえ直し、学生生活の最後のテストを頑張り抜いた」といった形です。

このように留年の経験を自分が奮起した理由の根拠、または材料として、選考で戦えば良いと思います。

「留年すると就職できないのではないか」と不安を抱える人もいると思います。以下の記事では留年した場合の就活への影響や内定を得るための対策方法などを解説しています。留年の可能性がある人、確定している人はチェックしておきましょう。

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