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「憧れ」をメインにした志望動機ってアリですか? 

憧れは志望動機としてありですか?

親戚の職業を昔から傍で見ていたことから、親戚と同じ職業に就くことに昔から憧れています。そのため、昔から憧れていたことを志望動機で伝えたいです。

志望動機は具体性を含めることが大切だということを知ったのですが、「憧れ」をどのように具体的な文章にすれば良いのかわかりません。

「昔から憧れを抱いている」ことに具体性を持たせるコツを教えてください。できれば例文も教えてほしいです!

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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憧れを志望動機にするには「感情・考え」「エピソード」を深掘りしよう

まずは「憧れている」とはどのような感情で、どのような考えが浮かぶのか、これを言葉にしましょう。「かっこいいと思う」「やりがいがありそうでワクワクする」のように感情や考えを言葉にして書き出すのです。

次にその感情・考えのもととなる出来事を書き出しましょう。質問内容に「親戚の職業を昔から傍でみていた」とあるので、印象に残っている具体的なエピソードを書き出してください。

エピソードを書くときのコツは人の言葉、そのときの喜怒哀楽の感情を加えることです。この2つがないとエピソードではなく単なる説明になってしまい、具体性を持たせる効果は半減します。

「憧れ」のみの志望動機では不十分

たとえばA社に入りたい人が10人いたとします。10人全員が「憧れ」を持っていたとしたらどうでしょうか。どこかで差別化を図らなくてはなりません。一方、A社に入りたい人が1人だとしたら「昔から憧れていた」だけでも採用される可能性は10人のときよりは高くなるでしょう。

考えなければならないのは、限られた採用枠に複数の人が応募しているということです。ほかの人たちと比べられて、自分を選んでもらうために「憧れてます」だけでは十分とは言えません。

「具体性を持たせて伝えること」プラス「自分の良さを用いてどのように仕事で成果を出すか」を伝えるように意識しましょう。これが差別化ポイントになります。

少し厳しい言い方になりますが、会社は学生の憧れを満たすために採用するのではなく、成果をあげて会社に利益をもたらしてもらうために採用するのです。この「相手(会社)側の視点」を決して忘れてはいけません。

ここを考えないまま「私はこの仕事に昔から憧れているんです!」をさまざまな角度から伝えても、会社側は「それはわかったけど、あなたを採用するこちら側のメリットは何か」を冷静に考えるでしょう。

「憧れ」はあなた自身の熱意や想いとしてはとても大切な部分で、それは伝えるべきものです。しかしもう一方の相手(会社)側の視点も踏まえてアピールすることで、採用される確率がぐっと高くなります。ぜひ意識してみてください。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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「憧れ」の志望動機は具体的に言語化すればアリ

志望動機に「憧れ」を取り入れることはありです。

親戚の人と同じ職業に就くことに昔から憧れていて、それを目指すというのは素敵ですね。具体的な文章にするためのポイントとしては、親戚の職業に触れた出来事や職業の詳細、その職業を通しての憧れやキャリアパスにつながることを言語化することを意識してください。

例文を参考に実際に作成してみよう

医師に憧れた事例で例文を作成しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

「子どもの頃から親戚と同じ医師という職業に強い憧れを抱いています。

子どもだった私を連れて、週末、退院した患者の往診に連れていってくれた際、患者の痛みや困りごとにじっくり話を聞いて解決へ向けた事柄を伝えている親戚を見て、こんなふうに頼りになる医師になりたいとずっと思ってきました。

大学では医療の勉強に加え、カウンセリングなども学んでいます。今後は、知識や技術を磨きながら、患者さんの話をしっかり聞くことのできる医師になれるように努力していきたいと考えています」

憧れを具体的な経験や学び、未来の目標と結びつけて、志望動機を作成してくださいね。

志望動機は、構成を意識することも大切です。こちらの記事で志望動機の構成について詳しく解説しているので参考にしてくださいね。

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